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第55話
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日が沈み、暗闇が広がる中松明がメラメラと燃え、数えるのもめんどうな数のテントが平原いっぱいに建てられている。何人かの兵士が交代で見張りを行い隙も無い雰囲気だ。流石南の大国ということだろう、兵士も相当な数居るようだし人材には困っていないらしいし、これならリザードマンの集落を支配する必要すらないじゃん。しかもなんの気まぐれか王様もここに来ているらしい、この世界の王様って何考えてるんだろ、活発なのは評価できるけどちょっとやりたい放題しすぎじゃない?
「始めようか……オメガバースト!!」
見張りの兵士は急な光に空を見る、そこには圧倒的な光、紅蓮の光が自分達の居る場所を、陣地を全てを飲み込んでいく。その瞬間思考も感覚もすべてを失った。
「本陣が……」
リザードマンを一か所に集めて管理している見張りの兵は光のドームが本陣を包む光景を目の当たりにして唖然としている。そして少し遅れて轟音と衝撃が彼らを襲った。
「お邪魔しますっと……」
俺は建設途中であろう砦を思いっきり蹴り飛ばし、踏み潰しながら着地した。
「黒い……ドラゴン……」
周りに居た兵士達が武器を構えてはいる、しかし顔は絶望しきった勝ち目のない相手を目にした表情をしているのが見て取れた。
「ファイヤーブレス」
一般兵には恨みとかなにもないけど、所属した場所の運がなかったね、可哀想って思う人も居るだろうけど全て焼き払わせてもらおう。流石に大騒ぎしていると眠っていたリザードマン達も起きてきだした。
「おお……大いなる漆黒の祖が降臨なされた」
口々に聞こえてくる。俺、リザードマン達になんか崇められてない? 君たちの祖はサラマンドラ的な奴じゃないの? ドラゴンなら何でもいい系?
「ご主人様~」
「ルーフェ、ここら辺の生き残りって居る?」
「いえ、さっきご主人様が焼き払ったので最後です」
一応ルーフェとレフィは襲撃について来てくれていたので撃ち漏らしの処理など露払いをお願いしていた。どうもドラゴンの戦いというのは雑になって一人二人と取り逃してしまうことがある、気を付けなければ。
「レフィ、リザードマン達の怪我見てあげて」
「は~い」
「おお、大いなる漆黒の使徒様でしょうか!」
「そうですよ~、怪我人は居ますか? 手当てしてあげますから並んでくださいな」
使徒様扱いなら悪い事にはならないだろうしレフィに任せていいかな。
「それよりもご主人様、しぶとく生き残ってる輩が居ますよ」
ルーフェが指差す奴らの本陣があった場所を見る。オメガバーストは俺の炎攻撃の中でもトップクラスの範囲と威力なんだけどそれに耐えるって普通にヤバくない? とりあえず処理しておかなきゃ後々後悔しそうだ。
「あれか、ルーフェ、行くよ」
「はいご主人様!」
爆煙の中、テントは全て吹き飛んでいるが結界のような何かに守られて薄紫に光っている場所が一か所目に入った。俺はルーフェを連れてその場所へと降り立つ。
「これは結界?」
「呪具の類ですね、見てください。恐らく触媒にされたのかと」
結界の中央で何か紫色に光っている宝珠のような物が置いてありその周辺に拘束されたリザードマンやボロボロの衣服の人間が倒れていて嫌でもわかる、死んでいる。まるで生命力を吸い取られたかのようにやつれ、白目を剥いて倒れているのだから。
「命を触媒にして発動する防御結界ねぇ」
「犠牲にする人数が多ければ多いほど強固な結界が張れるのかと。しかし、ご主人様の破壊力が想定外だったみたいですよ?」
奥の方に豪華な椅子、更に奥には野外には似つかわしくないほど豪華で立派なベッドが置いてある。
「生贄だけでは足りなかったのですね、無様ですね。呪具なんかに頼るからこうなるのです」
ベッドの上には高そうな寝間着を着たブタ、じゃない丸々と太っていたであろう偉そうに髭を蓄えたおっさんが白目を剥いて死んでいた。周囲に居る若い女性は身の回りのお世話をする侍女みたいな人達だったのであろうものが転がっている。
「自滅してたのね、あっけないというかなんというか……」
止めを刺す手間は省けたがこうもあっけないとなんともなぁ……
「呪具は破壊したほうがいいよね?」
「はい、生贄を消費して防げるのは魔法だけみたいですし割に合いません」
「そうね」
俺はいまだに命を吸い取り光り続けている紫の宝珠を爪で砕く、命としては脆すぎだ。
「リザードマン達は返してあげよう」
「はい」
生贄にされたリザードマン達を回収し残りはブレスで焼き払った、一度レフィの元へと戻り返還しよう。
「大いなる漆黒の竜よ、助けてもらっただけではなく永久へと旅立った誇り高き戦士達をも連れ戻していただきなんと感謝すればよいか」
「礼はいい、お前たちの葬送で旅立たせてやれ」
「ありがたき、誠にありがたき!」
真夜中に起こしてしまったのは申し訳ないが、こちらも森で襲撃者を掃除してそのまま強襲している。平穏も取り戻したからそれで許してもらおう。
「感謝ならザウにするんだな、彼らの知らせが無ければもっと対応は遅かった」
「ジェダの長、そうか、無事に御身の元へたどり着いたのですね」
代表であろうリザードマンはすごく安心したよな顔をした。仲間だし心配していたんだろう。
「後のことはお前たちだけで大丈夫か?」
「はい、解放していただけで十分でございます」
その場に居たリザードマン全員が頭を下げていた。
「ほとんど炭になっているが残っている奴らの道具があったら好きにするといい。俺らは要らぬ」
「ははぁ! 感謝いたしまする」
「それでは機会があったらまた会おう、さらばだ」
「大いなる祖のご加護に感謝を!」
「「「感謝を!」」」
なんかすごく感謝されてむず痒い。
「ルーフェ、レフィ行こうか」
「はい!」
「は~い」
俺達はリザードマンの集落を後に、飛び立った。しかしまだ帰るわけではない、なにせ返還しなければいけないものがあるのだから。
「見えてきました、あれがグルグナハの王都です」
「結構デカいな」
「一応大国ですからね」
城壁に囲まれた巨大な都という感じだ、中央にあるデカいのが王城で間違いないかな。
「やっぱ挨拶は大事だよね」
「はい!」
上空から勢いよく王城目掛けてダイブする。一番高い塔を踏み倒し勢いのままに他の塔や壁をぶち抜いていく。
「お邪魔します!」
真夜中の王城は突然の崩壊に訳も分からずあっという間に大騒ぎだ。
「貴方が一番偉そうですね」
王城の中庭に避難したであろう人達が集まっていた。もちろん城を突き破って鎮座している俺の姿を見て全員面白い顔をしている。中でも位の高そうな人物をルーフェが見つけて話しかけている。
「黒き翼の使徒を連れた黒き魔竜……魔竜領域のヴリトラか……」
「知っているのなら貴方達が何をしてなぜこうなっているかお分かりですね?」
襲撃しに行って、結果失敗して報復を受けてます! とか口が裂けても言えないよなぁ……意地悪な質問だ。
「おい、あれを持ってこい……」
「しかしあれは王家のっ」
「この状況がすべてを語っている。我らに選択権はないのだ……」
「わかりました……」
何話してるのこの人達?
「お持ちしました」
しばらくすると兵士数人が何かデカい箱を二つ持ってきた。
「ヴリトラ様、此度の無礼深くお詫び申し上げます。こちらはお詫びの品ですどうかお持ちください」
なるほど、これをやるから勘弁してってことね……
「この度の件、王の一派による独断作戦であり国の総意ではございませぬ。寛大なる黒き竜よ、どうかお慈悲をっ!」
めっちゃ土下座してくる。正直何とでも言えるし信用なんかないけど、報復はこんなもんでいいかな。
「いいでしょう。今回の件これでヴリトラ様も怒りを鎮めてくださるでしょう」
そう言うと差し出された箱を取ってくださいとルーフェに目で合図されたので回収する。拾うために目の前に行ったら兵士達めっちゃビビってた。
「それではこちらもこれを返還いたします」
レフィが持っていた三つの布包みを代表者の正面に落とす。その内の一つがチラリとめくれ中身が姿を現す。
「王!?」
この三つの包みは早い話が首だ。焼却する前に回収してきた王、勇者、宰相のものだ、元々城を半壊させてこれを返すだけのつもりだったがなんかおまけを貰った感じになってしまった。
「それでは報復はこれまで、首謀者も返還いたしました。しかし次はありません、心してください」
「ははぁ……」
全員で土下座している人達を尻目に俺達は飛び立つ。今度こそ帰還だ、もう夜明けが近いし着いたころには完全に朝だろうなぁ……
「ルーフェ、レフィ、二人ともお疲れさま」
「いいえ~」
「お土産もくれて案外話の分かる人たちでしたね」
「帰ったら確認しなきゃね」
「はい!」
そして俺達は家に帰っていくのであった。ちょっと張り切り過ぎた感は否めないけどね。
「始めようか……オメガバースト!!」
見張りの兵士は急な光に空を見る、そこには圧倒的な光、紅蓮の光が自分達の居る場所を、陣地を全てを飲み込んでいく。その瞬間思考も感覚もすべてを失った。
「本陣が……」
リザードマンを一か所に集めて管理している見張りの兵は光のドームが本陣を包む光景を目の当たりにして唖然としている。そして少し遅れて轟音と衝撃が彼らを襲った。
「お邪魔しますっと……」
俺は建設途中であろう砦を思いっきり蹴り飛ばし、踏み潰しながら着地した。
「黒い……ドラゴン……」
周りに居た兵士達が武器を構えてはいる、しかし顔は絶望しきった勝ち目のない相手を目にした表情をしているのが見て取れた。
「ファイヤーブレス」
一般兵には恨みとかなにもないけど、所属した場所の運がなかったね、可哀想って思う人も居るだろうけど全て焼き払わせてもらおう。流石に大騒ぎしていると眠っていたリザードマン達も起きてきだした。
「おお……大いなる漆黒の祖が降臨なされた」
口々に聞こえてくる。俺、リザードマン達になんか崇められてない? 君たちの祖はサラマンドラ的な奴じゃないの? ドラゴンなら何でもいい系?
「ご主人様~」
「ルーフェ、ここら辺の生き残りって居る?」
「いえ、さっきご主人様が焼き払ったので最後です」
一応ルーフェとレフィは襲撃について来てくれていたので撃ち漏らしの処理など露払いをお願いしていた。どうもドラゴンの戦いというのは雑になって一人二人と取り逃してしまうことがある、気を付けなければ。
「レフィ、リザードマン達の怪我見てあげて」
「は~い」
「おお、大いなる漆黒の使徒様でしょうか!」
「そうですよ~、怪我人は居ますか? 手当てしてあげますから並んでくださいな」
使徒様扱いなら悪い事にはならないだろうしレフィに任せていいかな。
「それよりもご主人様、しぶとく生き残ってる輩が居ますよ」
ルーフェが指差す奴らの本陣があった場所を見る。オメガバーストは俺の炎攻撃の中でもトップクラスの範囲と威力なんだけどそれに耐えるって普通にヤバくない? とりあえず処理しておかなきゃ後々後悔しそうだ。
「あれか、ルーフェ、行くよ」
「はいご主人様!」
爆煙の中、テントは全て吹き飛んでいるが結界のような何かに守られて薄紫に光っている場所が一か所目に入った。俺はルーフェを連れてその場所へと降り立つ。
「これは結界?」
「呪具の類ですね、見てください。恐らく触媒にされたのかと」
結界の中央で何か紫色に光っている宝珠のような物が置いてありその周辺に拘束されたリザードマンやボロボロの衣服の人間が倒れていて嫌でもわかる、死んでいる。まるで生命力を吸い取られたかのようにやつれ、白目を剥いて倒れているのだから。
「命を触媒にして発動する防御結界ねぇ」
「犠牲にする人数が多ければ多いほど強固な結界が張れるのかと。しかし、ご主人様の破壊力が想定外だったみたいですよ?」
奥の方に豪華な椅子、更に奥には野外には似つかわしくないほど豪華で立派なベッドが置いてある。
「生贄だけでは足りなかったのですね、無様ですね。呪具なんかに頼るからこうなるのです」
ベッドの上には高そうな寝間着を着たブタ、じゃない丸々と太っていたであろう偉そうに髭を蓄えたおっさんが白目を剥いて死んでいた。周囲に居る若い女性は身の回りのお世話をする侍女みたいな人達だったのであろうものが転がっている。
「自滅してたのね、あっけないというかなんというか……」
止めを刺す手間は省けたがこうもあっけないとなんともなぁ……
「呪具は破壊したほうがいいよね?」
「はい、生贄を消費して防げるのは魔法だけみたいですし割に合いません」
「そうね」
俺はいまだに命を吸い取り光り続けている紫の宝珠を爪で砕く、命としては脆すぎだ。
「リザードマン達は返してあげよう」
「はい」
生贄にされたリザードマン達を回収し残りはブレスで焼き払った、一度レフィの元へと戻り返還しよう。
「大いなる漆黒の竜よ、助けてもらっただけではなく永久へと旅立った誇り高き戦士達をも連れ戻していただきなんと感謝すればよいか」
「礼はいい、お前たちの葬送で旅立たせてやれ」
「ありがたき、誠にありがたき!」
真夜中に起こしてしまったのは申し訳ないが、こちらも森で襲撃者を掃除してそのまま強襲している。平穏も取り戻したからそれで許してもらおう。
「感謝ならザウにするんだな、彼らの知らせが無ければもっと対応は遅かった」
「ジェダの長、そうか、無事に御身の元へたどり着いたのですね」
代表であろうリザードマンはすごく安心したよな顔をした。仲間だし心配していたんだろう。
「後のことはお前たちだけで大丈夫か?」
「はい、解放していただけで十分でございます」
その場に居たリザードマン全員が頭を下げていた。
「ほとんど炭になっているが残っている奴らの道具があったら好きにするといい。俺らは要らぬ」
「ははぁ! 感謝いたしまする」
「それでは機会があったらまた会おう、さらばだ」
「大いなる祖のご加護に感謝を!」
「「「感謝を!」」」
なんかすごく感謝されてむず痒い。
「ルーフェ、レフィ行こうか」
「はい!」
「は~い」
俺達はリザードマンの集落を後に、飛び立った。しかしまだ帰るわけではない、なにせ返還しなければいけないものがあるのだから。
「見えてきました、あれがグルグナハの王都です」
「結構デカいな」
「一応大国ですからね」
城壁に囲まれた巨大な都という感じだ、中央にあるデカいのが王城で間違いないかな。
「やっぱ挨拶は大事だよね」
「はい!」
上空から勢いよく王城目掛けてダイブする。一番高い塔を踏み倒し勢いのままに他の塔や壁をぶち抜いていく。
「お邪魔します!」
真夜中の王城は突然の崩壊に訳も分からずあっという間に大騒ぎだ。
「貴方が一番偉そうですね」
王城の中庭に避難したであろう人達が集まっていた。もちろん城を突き破って鎮座している俺の姿を見て全員面白い顔をしている。中でも位の高そうな人物をルーフェが見つけて話しかけている。
「黒き翼の使徒を連れた黒き魔竜……魔竜領域のヴリトラか……」
「知っているのなら貴方達が何をしてなぜこうなっているかお分かりですね?」
襲撃しに行って、結果失敗して報復を受けてます! とか口が裂けても言えないよなぁ……意地悪な質問だ。
「おい、あれを持ってこい……」
「しかしあれは王家のっ」
「この状況がすべてを語っている。我らに選択権はないのだ……」
「わかりました……」
何話してるのこの人達?
「お持ちしました」
しばらくすると兵士数人が何かデカい箱を二つ持ってきた。
「ヴリトラ様、此度の無礼深くお詫び申し上げます。こちらはお詫びの品ですどうかお持ちください」
なるほど、これをやるから勘弁してってことね……
「この度の件、王の一派による独断作戦であり国の総意ではございませぬ。寛大なる黒き竜よ、どうかお慈悲をっ!」
めっちゃ土下座してくる。正直何とでも言えるし信用なんかないけど、報復はこんなもんでいいかな。
「いいでしょう。今回の件これでヴリトラ様も怒りを鎮めてくださるでしょう」
そう言うと差し出された箱を取ってくださいとルーフェに目で合図されたので回収する。拾うために目の前に行ったら兵士達めっちゃビビってた。
「それではこちらもこれを返還いたします」
レフィが持っていた三つの布包みを代表者の正面に落とす。その内の一つがチラリとめくれ中身が姿を現す。
「王!?」
この三つの包みは早い話が首だ。焼却する前に回収してきた王、勇者、宰相のものだ、元々城を半壊させてこれを返すだけのつもりだったがなんかおまけを貰った感じになってしまった。
「それでは報復はこれまで、首謀者も返還いたしました。しかし次はありません、心してください」
「ははぁ……」
全員で土下座している人達を尻目に俺達は飛び立つ。今度こそ帰還だ、もう夜明けが近いし着いたころには完全に朝だろうなぁ……
「ルーフェ、レフィ、二人ともお疲れさま」
「いいえ~」
「お土産もくれて案外話の分かる人たちでしたね」
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「はい!」
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