旦那様に嫌われたい

宵ヰ

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プロローグ

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目が覚めると、私は違う世界にいたのです。


そこは

魔法も
ドレスも
苦手なお父様も
私よりも愛される可愛い妹も
私を嫌う婚約者も
貴族として役目も



何も、何も無いところでした。




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