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第1章 序章
第19話 決勝戦、四つ巴の戦い
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そして日が明け、ついに決勝戦当日。
明朝にも関わらず、会場には決勝に出場する4名が既に集まり、体を動かしていた。試合は午前7時から行われるため、当然と言えば当然だが。熊吉は朝寝坊し、まだ来ていなかった。
熊吉を除く一行は、各ブロックの優勝者を観察する。
Aブロック優勝者(以後Aとする)は、極々平均的な体格の男。まゆほどではないが、あの体格でここまで勝ち上がってきたのには驚きを隠せない。
Bブロック優勝者(以後Bとする)は、いかにも空手家といった風貌の男だ。巨漢まではいかないが空手家として十分な体格・筋力を持っていると見受けられる。
Cブロック優勝者(以後Cとする)は、かなり異質なオーラを放っており、いわゆる歴戦の猛将といった風格だ。空手家というより武士のようなオーラを放っている。
Dブロック優勝者は、6人の巨漢を薙ぎ倒したあのまゆだ。ここへ来ても尚、いやより一層、あの可憐な小さき体でよくここまで勝ち上がったなという目で周りから見られている。
ABC各ブロック優勝者3人には、あの巨漢達のような獰猛しさはないが、彼らより数段上の強さを感じる。
そして時刻7:00。カンッ!試合のゴングがなった!ついに決勝戦の火ぶたが切って落とされた!
その瞬間、AとBは一気にまゆに襲い掛かる!やはり、一番弱そうなまゆを先に脱落させようという魂胆だろう。
まゆはさっと身構えるが、時すでに遅し。Aは既にまゆの背後を取っていた。
まゆ「さすがに速いわね」
A「頂きぃ!」
まゆ「ふん!」
あっさりとかわすまゆ。
A「え、、、」
B「まじ?」
まゆ「決勝戦っていったも大したことないのね笑」
その時、今までピクリとも動かなかったCがついに動き出す。一気に加速したCに一瞬で吹っ飛ばされるAとB。
AB「.............」
彼らは頭を強く打ち、気を失ってしまった。
一瞬の間にAとBを瞬殺したC。決勝戦、残すはまゆとCの一騎打ちだ。だがまゆはCの次元の違う強さにガクガクと震え上がる。
まゆ「こ、こんなの、手を合わせなくてもわかる、、、あたしにはこんなやつ絶対に倒せっこない!!それどころか、こんなのとまともに戦ったら、こ、殺される!!」
頼経「あああ!まゆ!よせ!」
まゆは棄権しようと審判に合図を出そうとしたその瞬間。まゆの体は宙に浮いていた。
まゆ「へ!?、、、うああああああ!!」
まゆは、一瞬のことで何が起こったのかさっぱりわからなかったが、気づくと自身の体は宙に浮き、時間差で後から顎に痛みが襲ってきた。
そのまま重力で地面に叩きつけられるまゆ。
まゆ「くああ!」
まゆは下からアッパーを受け、宙に舞いそのまま地面に叩きつけられたのであった。
まゆ「な、なんなのよこいつ!さ、さすがに強すぎる!ていうかほんとに人間なの!?」
Cの圧倒的な強さに怯えるまゆ。果たしてCを倒して優勝なるか!?(続く)
明朝にも関わらず、会場には決勝に出場する4名が既に集まり、体を動かしていた。試合は午前7時から行われるため、当然と言えば当然だが。熊吉は朝寝坊し、まだ来ていなかった。
熊吉を除く一行は、各ブロックの優勝者を観察する。
Aブロック優勝者(以後Aとする)は、極々平均的な体格の男。まゆほどではないが、あの体格でここまで勝ち上がってきたのには驚きを隠せない。
Bブロック優勝者(以後Bとする)は、いかにも空手家といった風貌の男だ。巨漢まではいかないが空手家として十分な体格・筋力を持っていると見受けられる。
Cブロック優勝者(以後Cとする)は、かなり異質なオーラを放っており、いわゆる歴戦の猛将といった風格だ。空手家というより武士のようなオーラを放っている。
Dブロック優勝者は、6人の巨漢を薙ぎ倒したあのまゆだ。ここへ来ても尚、いやより一層、あの可憐な小さき体でよくここまで勝ち上がったなという目で周りから見られている。
ABC各ブロック優勝者3人には、あの巨漢達のような獰猛しさはないが、彼らより数段上の強さを感じる。
そして時刻7:00。カンッ!試合のゴングがなった!ついに決勝戦の火ぶたが切って落とされた!
その瞬間、AとBは一気にまゆに襲い掛かる!やはり、一番弱そうなまゆを先に脱落させようという魂胆だろう。
まゆはさっと身構えるが、時すでに遅し。Aは既にまゆの背後を取っていた。
まゆ「さすがに速いわね」
A「頂きぃ!」
まゆ「ふん!」
あっさりとかわすまゆ。
A「え、、、」
B「まじ?」
まゆ「決勝戦っていったも大したことないのね笑」
その時、今までピクリとも動かなかったCがついに動き出す。一気に加速したCに一瞬で吹っ飛ばされるAとB。
AB「.............」
彼らは頭を強く打ち、気を失ってしまった。
一瞬の間にAとBを瞬殺したC。決勝戦、残すはまゆとCの一騎打ちだ。だがまゆはCの次元の違う強さにガクガクと震え上がる。
まゆ「こ、こんなの、手を合わせなくてもわかる、、、あたしにはこんなやつ絶対に倒せっこない!!それどころか、こんなのとまともに戦ったら、こ、殺される!!」
頼経「あああ!まゆ!よせ!」
まゆは棄権しようと審判に合図を出そうとしたその瞬間。まゆの体は宙に浮いていた。
まゆ「へ!?、、、うああああああ!!」
まゆは、一瞬のことで何が起こったのかさっぱりわからなかったが、気づくと自身の体は宙に浮き、時間差で後から顎に痛みが襲ってきた。
そのまま重力で地面に叩きつけられるまゆ。
まゆ「くああ!」
まゆは下からアッパーを受け、宙に舞いそのまま地面に叩きつけられたのであった。
まゆ「な、なんなのよこいつ!さ、さすがに強すぎる!ていうかほんとに人間なの!?」
Cの圧倒的な強さに怯えるまゆ。果たしてCを倒して優勝なるか!?(続く)
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