一条物語

いしぽよ

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第1章 序章

第14話 鷹

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頼経「皆の者、今帰ったぞ。」
「!?」
大けがを負い、ボロボロの第五小隊を見て、皆、言葉を失う。
「頼経様は、ご無事ですか?」
頼経「まぁ、かすり傷程度だ。あの娘が助けてくれなかったら、私は今頃死んでいた。」
「あの娘?」
頼経「今回の戦いで分かったことをまとめて話すから、皆集まってくれ。」
頼経の元へ皆が集まっていく。
頼経「良いか?我々の敵は”烏”という組織じゃ。奴らの正体は平家の残党で奴らは倒幕を狙っておる。そして昨今、
   私を襲ったのも烏の連中だ。そして、烏のメンバーの中には、なぜか、とっくに死んでいるはずの平重盛がい
   る。これについては私も理屈がよくわからん。そして、恐らく、我々の味方と思われる凄腕の女剣士が存在し
   ている。彼女は、身長160後半くらいの背丈で、年は20代前半くらいだ。そして、驚くことに彼女は我が父、
   道家の魂の一つである、あの珠を所有しておる。」
「ええええええ!!!」
「ちょっと、情報量多すぎて処理しきれません...」
頼経「無理もない。私も驚いた。とにかくわからんことが多すぎる。しかし、今回の戦いですこしずつ奴ら烏のこと
   がわかってきた。とにかく修行して前進あるのみだ!」
「おおおー!」
頼経「盛り上がっているところ悪いが、皆に1つお願いがある。私は、あの女の剣技を買っておる。是非ともあの女
   に我々の仲間になって頂き、第五小隊の小隊長になってほしいと考えておる。従って、それらしき人物を今後
   見かけたら教えてほしい。」
「わかりやしたぁ!頼もしい仲間が増えそうですね!」
頼経「それと、最後にもう一つ。奴らは組織名を"烏"というらしいので、今後、我々の組織名を"鷹"としたい。由来
   は、烏の天敵は鷹だからだ。どうであろう?」
「いいっすねぇ鷹!格好いい!さすが将軍!いいセンスしてるぜ!」
頼経「よかった。ありがとう。じゃあ、今より我々の組織名を鷹とする!」
「おおおー!」
こうして、組織名を正式に鷹とした頼経達は新たな一歩を踏み出していく。果たしてあの女は見つかるだろうか?(続く)
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