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大学生編
2014.11.06(Thu) ストーカー
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【大学生編 09 ストーカー】
[2014年11月6日(木)]
「なあ、高峰ってK高だっけ?」
「そうだけど」
辰真のカメラに見覚えのある男の顔を見て、央弥は大学の友人に聞き込みをしていた。
「なんかさ、ひょろっと背の高い、根暗そうな奴いた?」
「なんだよそのフワッとした情報」
「図書委員で、帰宅部で…シンって名前だったハズ、いやシンイチとかかもしんねーけど」
半年ほど前、毎日のように聞かされていた名前や情報を思い出して絞り出す。
「それ深津じゃね?深津シンヤ」
「ああ、すんげー思い出した!この世の中のイケメンは全員敵みたいな奴な!」
「イケメンってか高身長?」
「とにかく少しでもカッコいい要素のある人間な」
「そんなの、無い方が少ないけどな」
その極端そうな性格にピンときた央弥は身を乗り出した。
「どういう事?」
「なんか、高2の終わりくらいに他校にすげぇ可愛い彼女が出来たんだよな。普通それで調子に乗る奴が多いと思うんだけど、あいつは不安で堪んなくなったみたいで」
「俺も思い出してきた。2年の時同じクラスだった」
――聞いた話をまとめたらこういう事だった。
深津 シンヤは特に目立つ所のない真面目で大人しい学生だったが、ある時、他校に可愛い彼女が出来たと噂が立ち、その話はジワジワとクラスに広まった。
弄られるような広まり方では無かったが、クラス全員が「他校に彼女がいるらしい」と知る頃には深津は「皆が自分の彼女を狙っている」と思い込み、すっかり疑心暗鬼の塊になり…。
彼女のタイプである、「背が高くて」「男らしくて」「明るい性格」の「顔立ちの整った」男…という要素のうち、どれかひとつでも当てはまる全ての人間を何の根拠もなく激しく憎む状態になっていたらしい。
……それであの束縛か、と呆れながら央弥はメッセンジャーアプリを立ち上げてリサの名前を探した。最近はあまり連絡を取ったりはしていなかったが、元気にしているだろうか。
「…なんで俺の名前を知ってる?」
央弥はふと、小さな声でそう呟いた。
3週間ほど前か、辰真にかかってきた無言電話に出た時だ。辰真には言わなかったが、電話の向こうから聞こえてきたのは本当は静寂では無かった。
『東丸央弥、東丸央弥、東丸央弥、東丸央弥』
不明瞭ではあったが、確実にそう繰り返していた。その時はなんのことやら、とピンと来なかったが、先週のカメラ事件の時にその姿を見て一気に全てが繋がった。
まだ恨んでいるのだ。おそらく、高3のあの時から今までずっと奴は央弥を恨んでいたのだ。しかし鈍感すぎる央弥はそれに一切気付かなかったわけだが、辰真との出会いで状況が変わった。
辰真は周囲にまで影響を及ぼすほどの霊感体質で、特に央弥とは波長が合うのか、反対に央弥からの影響も受けてしまうのだろう。無意識にその恨みを感じ取ってしまい、引き寄せてしまった。それはもはや本人たちにも無自覚のうちに。
怯えて、小さくなって、震えて、取り乱していた辰真の姿を思い出して舌打ちをする。
「関係ない葛西さんにまで迷惑かけてんじゃねーよ」
そうしてリサのメッセンジャーを開き、久々だというのに一切の躊躇もなく電話の発信ボタンを押した。しばらくの後、呼び出し音が途切れ、懐かしい声がする。
『もしもーし?久しぶりじゃん!どうしたの?』
「最近どうしてんのかなって思ったから」
『んー、元気だよ!もうすぐ引っ越す!』
「引っ越し?」
『そ、彼氏と同棲するの!』
「彼氏?」
『大学で出会った人!』
久しぶりという事もあってついつい話が盛り上がってしまったが、今の彼氏と幸せだと言う友人に元カレの話で水をさすことは出来ない。
『んで、何かあったんじゃないの?』
「いやホントになんでもねーから、声聞けて良かった」
『変なの!また電話しよーね!ばいばい!』
リサに奴の連絡先が聞ければ早かったが、そうしないと決めたからには諦めるしかない。央弥はその後も友人を辿りに辿って、友人の友人の友人という他人中の他人にまで行きつき、なんとか深津を呼び出すことに成功した。
交友関係の広さと無茶を聞いてもらえる人柄は大抵のことを可能にしてくれるものだ。例えば、2つも学年が上で学部もゼミも何ひとつ知らない辰真の名前さえ数日で聞き出せたくらいには。
「まじありがとう!持つべきものは友!」
「いいってそういうの」
果たして待ち合わせの場所に行くと、はじめましてだとは思えないほど見知った男がそこにいた。大学近くのカフェを指定してみたものの、まったりとお茶でもしながら話そうという雰囲気では到底ない。
央弥は席にはつかず立ったままその男に声をかけた。
「おう、待たせた」
「お前が時間にルーズな事は知っている」
「はあ?」
「まさかお前から呼び出してくるとは思ってもいなかったがな」
周りに人もいるというのに、出会い頭から非常に喧嘩腰である。まだたった二言交わしただけだが、その語気の強さに隣の席に座っていた学生は不穏さを感じとり、さっさと退散してしまったほどだ。
「どういう事?何言ってんの?」
「飲んだ次の日は平気で講義をサボり、周りの女子に不必要に愛想を振りまいてはその気にさせ、そのくせ部屋には家族さえ入れないほどの人嫌いのくせに」
「お前さぁ、そういうの…ストーカーって言うんだぜ」
見られていたのか。生活を。さすがの央弥も生きた人間のおかしな所業には少し背筋が冷えた。
「お前なんかのせいでリサと俺は…お前がリサを誑かしたせいで…」
「ちげーよ!俺とあいつは友達!別れたのはアンタがあいつを信じてやれなかったからだろ!」
ガタッ、と音を立てて深津が立ち上がり、不穏な会話を察していた周囲の視線が集中する。まさかな、と思っていたが100%の力で左頬を殴られて央弥は派手に転んだ。
「おま…暴力はやめとけ!?」
「とりあえず落ち着け」と深津の腕を押さえつけて、周りの客やスタッフに謝ってから央弥はとにかく店を出ようと深津に提案した。口の中が切れて血の味がする。
「ほら、ここじゃ迷惑だから」
頭に血が上っている深津は抑えられても尚、央弥を蹴ったり逃げようともがいたりと暴れている。カフェのスタッフは女性しかおらず、央弥も深津も高身長なのでおろおろと怯えているばかりだ。
「わかったから、な!まず店は出よう!」
「バカにするな!!」
思い切り太ももを蹴られ、痛みに手が緩みかけた瞬間に誰かが深津を後ろから捕まえてくれた。
「東丸!大丈夫か」
「えっ、葛西さん?何やってんの!?危ないって!」
「そっち押さえろ。とにかく出るぞ」
二人がかりで深津を押さえつけて引きずるようになんとか店から出ると、三人はごちゃごちゃと揉めながら公園のベンチにやってきた。
「離せ!!」
「わかったわかった」
ベンチに座らせて「落ち着いて話そう」「落ち着け」と央弥が繰り返すと段々冷静さを取り戻した深津はため息をついた。
「…で、何を話すんだよ」
「お前さ、俺が人嫌いだって知ってんのに、なんでリサの浮気相手だって決めつけんの?」
「……」
「俺のせいにして、怒りをぶつけたいだけだろ。それはわかるからストーカー行為についてはもういいよ。ただ…」
「おい東丸」
「え」
横から辰真に話の腰を折られてパッと振り返ると腕に何かが落ちた。
「お前大丈夫か、鼻血が」
「うわっ、時間差で来た!」
ティッシュとか持ってねえ、と慌てて手で押さえるがすぐに手が真っ赤になってしまう。実は血が苦手な央弥は少しドキリとしたが、状況が状況で自身も興奮状態のせいか、不思議と平気だった。
「これ、汚してもいいから使え」
使用後で悪いけど、と辰真はタオルを鞄から出した。
「まじでごめん、ありがと…」
央弥の態度は普段と変わらずケロッとしているが、その頬は痛々しく腫れている。
「とにかく!アンタ生き霊飛ばしてるって気付いてる?」
「はあ?何?」
「めっちゃ迷惑してるから!主にこの人が!」
「なんで。誰だよこの人」
央弥の説明に最初はにわかには信じがたいといった風の深津だったが、直接話をすると央弥の裏表のない性格に触れて、毒気を抜かれてしまったようだった。
「んじゃ、なんか気に食わねー事あったら直接言ってこいよ!」
「もう会う事は無いから」
「だといいけどな!」
振り返る事なく立ち去った深津の細長い背中を見送ってから辰真を振り返る。
「葛西さんありがと、ビックリした。まじ助かったし」
怪我してない?と聞かれて辰真は頷く。
「いくらお前だとはいえ、あんな本気で殴られてたらな…」
「別に痛くは無かったけど」
「鼻血は止まったか」
「あ、うん、このタオルごめん」
「いい、適当に捨てろ」
辰真はパッと時計を見やると慌てたようにカバンを持ち直した。
「じゃあ」
「え、何か用事だった?ホントごめん」
「よせ、らしくない」
早足で駅の方に歩いて行った辰真に「逆に俺らしいってどんな感じ?」とJPOPの歌詞のような投げかけをしたが返事は無かった。
【ストーカー 完】
[2014年11月6日(木)]
「なあ、高峰ってK高だっけ?」
「そうだけど」
辰真のカメラに見覚えのある男の顔を見て、央弥は大学の友人に聞き込みをしていた。
「なんかさ、ひょろっと背の高い、根暗そうな奴いた?」
「なんだよそのフワッとした情報」
「図書委員で、帰宅部で…シンって名前だったハズ、いやシンイチとかかもしんねーけど」
半年ほど前、毎日のように聞かされていた名前や情報を思い出して絞り出す。
「それ深津じゃね?深津シンヤ」
「ああ、すんげー思い出した!この世の中のイケメンは全員敵みたいな奴な!」
「イケメンってか高身長?」
「とにかく少しでもカッコいい要素のある人間な」
「そんなの、無い方が少ないけどな」
その極端そうな性格にピンときた央弥は身を乗り出した。
「どういう事?」
「なんか、高2の終わりくらいに他校にすげぇ可愛い彼女が出来たんだよな。普通それで調子に乗る奴が多いと思うんだけど、あいつは不安で堪んなくなったみたいで」
「俺も思い出してきた。2年の時同じクラスだった」
――聞いた話をまとめたらこういう事だった。
深津 シンヤは特に目立つ所のない真面目で大人しい学生だったが、ある時、他校に可愛い彼女が出来たと噂が立ち、その話はジワジワとクラスに広まった。
弄られるような広まり方では無かったが、クラス全員が「他校に彼女がいるらしい」と知る頃には深津は「皆が自分の彼女を狙っている」と思い込み、すっかり疑心暗鬼の塊になり…。
彼女のタイプである、「背が高くて」「男らしくて」「明るい性格」の「顔立ちの整った」男…という要素のうち、どれかひとつでも当てはまる全ての人間を何の根拠もなく激しく憎む状態になっていたらしい。
……それであの束縛か、と呆れながら央弥はメッセンジャーアプリを立ち上げてリサの名前を探した。最近はあまり連絡を取ったりはしていなかったが、元気にしているだろうか。
「…なんで俺の名前を知ってる?」
央弥はふと、小さな声でそう呟いた。
3週間ほど前か、辰真にかかってきた無言電話に出た時だ。辰真には言わなかったが、電話の向こうから聞こえてきたのは本当は静寂では無かった。
『東丸央弥、東丸央弥、東丸央弥、東丸央弥』
不明瞭ではあったが、確実にそう繰り返していた。その時はなんのことやら、とピンと来なかったが、先週のカメラ事件の時にその姿を見て一気に全てが繋がった。
まだ恨んでいるのだ。おそらく、高3のあの時から今までずっと奴は央弥を恨んでいたのだ。しかし鈍感すぎる央弥はそれに一切気付かなかったわけだが、辰真との出会いで状況が変わった。
辰真は周囲にまで影響を及ぼすほどの霊感体質で、特に央弥とは波長が合うのか、反対に央弥からの影響も受けてしまうのだろう。無意識にその恨みを感じ取ってしまい、引き寄せてしまった。それはもはや本人たちにも無自覚のうちに。
怯えて、小さくなって、震えて、取り乱していた辰真の姿を思い出して舌打ちをする。
「関係ない葛西さんにまで迷惑かけてんじゃねーよ」
そうしてリサのメッセンジャーを開き、久々だというのに一切の躊躇もなく電話の発信ボタンを押した。しばらくの後、呼び出し音が途切れ、懐かしい声がする。
『もしもーし?久しぶりじゃん!どうしたの?』
「最近どうしてんのかなって思ったから」
『んー、元気だよ!もうすぐ引っ越す!』
「引っ越し?」
『そ、彼氏と同棲するの!』
「彼氏?」
『大学で出会った人!』
久しぶりという事もあってついつい話が盛り上がってしまったが、今の彼氏と幸せだと言う友人に元カレの話で水をさすことは出来ない。
『んで、何かあったんじゃないの?』
「いやホントになんでもねーから、声聞けて良かった」
『変なの!また電話しよーね!ばいばい!』
リサに奴の連絡先が聞ければ早かったが、そうしないと決めたからには諦めるしかない。央弥はその後も友人を辿りに辿って、友人の友人の友人という他人中の他人にまで行きつき、なんとか深津を呼び出すことに成功した。
交友関係の広さと無茶を聞いてもらえる人柄は大抵のことを可能にしてくれるものだ。例えば、2つも学年が上で学部もゼミも何ひとつ知らない辰真の名前さえ数日で聞き出せたくらいには。
「まじありがとう!持つべきものは友!」
「いいってそういうの」
果たして待ち合わせの場所に行くと、はじめましてだとは思えないほど見知った男がそこにいた。大学近くのカフェを指定してみたものの、まったりとお茶でもしながら話そうという雰囲気では到底ない。
央弥は席にはつかず立ったままその男に声をかけた。
「おう、待たせた」
「お前が時間にルーズな事は知っている」
「はあ?」
「まさかお前から呼び出してくるとは思ってもいなかったがな」
周りに人もいるというのに、出会い頭から非常に喧嘩腰である。まだたった二言交わしただけだが、その語気の強さに隣の席に座っていた学生は不穏さを感じとり、さっさと退散してしまったほどだ。
「どういう事?何言ってんの?」
「飲んだ次の日は平気で講義をサボり、周りの女子に不必要に愛想を振りまいてはその気にさせ、そのくせ部屋には家族さえ入れないほどの人嫌いのくせに」
「お前さぁ、そういうの…ストーカーって言うんだぜ」
見られていたのか。生活を。さすがの央弥も生きた人間のおかしな所業には少し背筋が冷えた。
「お前なんかのせいでリサと俺は…お前がリサを誑かしたせいで…」
「ちげーよ!俺とあいつは友達!別れたのはアンタがあいつを信じてやれなかったからだろ!」
ガタッ、と音を立てて深津が立ち上がり、不穏な会話を察していた周囲の視線が集中する。まさかな、と思っていたが100%の力で左頬を殴られて央弥は派手に転んだ。
「おま…暴力はやめとけ!?」
「とりあえず落ち着け」と深津の腕を押さえつけて、周りの客やスタッフに謝ってから央弥はとにかく店を出ようと深津に提案した。口の中が切れて血の味がする。
「ほら、ここじゃ迷惑だから」
頭に血が上っている深津は抑えられても尚、央弥を蹴ったり逃げようともがいたりと暴れている。カフェのスタッフは女性しかおらず、央弥も深津も高身長なのでおろおろと怯えているばかりだ。
「わかったから、な!まず店は出よう!」
「バカにするな!!」
思い切り太ももを蹴られ、痛みに手が緩みかけた瞬間に誰かが深津を後ろから捕まえてくれた。
「東丸!大丈夫か」
「えっ、葛西さん?何やってんの!?危ないって!」
「そっち押さえろ。とにかく出るぞ」
二人がかりで深津を押さえつけて引きずるようになんとか店から出ると、三人はごちゃごちゃと揉めながら公園のベンチにやってきた。
「離せ!!」
「わかったわかった」
ベンチに座らせて「落ち着いて話そう」「落ち着け」と央弥が繰り返すと段々冷静さを取り戻した深津はため息をついた。
「…で、何を話すんだよ」
「お前さ、俺が人嫌いだって知ってんのに、なんでリサの浮気相手だって決めつけんの?」
「……」
「俺のせいにして、怒りをぶつけたいだけだろ。それはわかるからストーカー行為についてはもういいよ。ただ…」
「おい東丸」
「え」
横から辰真に話の腰を折られてパッと振り返ると腕に何かが落ちた。
「お前大丈夫か、鼻血が」
「うわっ、時間差で来た!」
ティッシュとか持ってねえ、と慌てて手で押さえるがすぐに手が真っ赤になってしまう。実は血が苦手な央弥は少しドキリとしたが、状況が状況で自身も興奮状態のせいか、不思議と平気だった。
「これ、汚してもいいから使え」
使用後で悪いけど、と辰真はタオルを鞄から出した。
「まじでごめん、ありがと…」
央弥の態度は普段と変わらずケロッとしているが、その頬は痛々しく腫れている。
「とにかく!アンタ生き霊飛ばしてるって気付いてる?」
「はあ?何?」
「めっちゃ迷惑してるから!主にこの人が!」
「なんで。誰だよこの人」
央弥の説明に最初はにわかには信じがたいといった風の深津だったが、直接話をすると央弥の裏表のない性格に触れて、毒気を抜かれてしまったようだった。
「んじゃ、なんか気に食わねー事あったら直接言ってこいよ!」
「もう会う事は無いから」
「だといいけどな!」
振り返る事なく立ち去った深津の細長い背中を見送ってから辰真を振り返る。
「葛西さんありがと、ビックリした。まじ助かったし」
怪我してない?と聞かれて辰真は頷く。
「いくらお前だとはいえ、あんな本気で殴られてたらな…」
「別に痛くは無かったけど」
「鼻血は止まったか」
「あ、うん、このタオルごめん」
「いい、適当に捨てろ」
辰真はパッと時計を見やると慌てたようにカバンを持ち直した。
「じゃあ」
「え、何か用事だった?ホントごめん」
「よせ、らしくない」
早足で駅の方に歩いて行った辰真に「逆に俺らしいってどんな感じ?」とJPOPの歌詞のような投げかけをしたが返事は無かった。
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