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「ああぁぁぁーーー!!悪いこと言わないから、この件はもう一旦忘れろ、シャーリー。後始末は俺と父上がやっとくから。」
「!! そのような訳には参りません!!これは私の問題ですわ!」
頭をガシガシと掻いたアルお兄様にビクッと身体を震わせた私は、その言葉に思わず大きな声を返してしまいました。
「この問題は十中八九お前が関わればややこしくなる。大人しく俺と父上に庇われておけ。」
「っ、………承知、いたしましたわ。」
そして、普段のアルお兄様からは考えられないような有無を言わせぬ強い口調で命じられ、まんまと頷いてしまいました。
「すまないな、シャーリー。俺が一緒に行っておけば、お前がゴタゴタに巻き込まれることもなかっただろうに。」
1度息を吐いて心身を落ち着かせたアルお兄様は、本当に申し訳なさそうに深く頭を下げられました。
「いえ、久しぶりに2人きりで愚痴がこぼせる………、ではなく、お話しできると舞い上がっていた私の責任ですわ。成人を迎えたにも関わらず、未だにお子様気分が向け切っていなかったようです。」
伏し目で小さくこぼすと、アルお兄様が目をまん丸に見開きました。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
「!! そのような訳には参りません!!これは私の問題ですわ!」
頭をガシガシと掻いたアルお兄様にビクッと身体を震わせた私は、その言葉に思わず大きな声を返してしまいました。
「この問題は十中八九お前が関わればややこしくなる。大人しく俺と父上に庇われておけ。」
「っ、………承知、いたしましたわ。」
そして、普段のアルお兄様からは考えられないような有無を言わせぬ強い口調で命じられ、まんまと頷いてしまいました。
「すまないな、シャーリー。俺が一緒に行っておけば、お前がゴタゴタに巻き込まれることもなかっただろうに。」
1度息を吐いて心身を落ち着かせたアルお兄様は、本当に申し訳なさそうに深く頭を下げられました。
「いえ、久しぶりに2人きりで愚痴がこぼせる………、ではなく、お話しできると舞い上がっていた私の責任ですわ。成人を迎えたにも関わらず、未だにお子様気分が向け切っていなかったようです。」
伏し目で小さくこぼすと、アルお兄様が目をまん丸に見開きました。
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