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親友の姉フリソス
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『母君のことについては知りませんが、えぇ、アスィミは生きていますよ。』
私の言葉に、女王陛下はなんとも言えない、嬉しそうでいて悲しそうな顔をしました。
『………アスィミの元に、母はおらぬのだな。』
『えぇ、アスィミは勇者デイル・レイモンドと共に、酒屋にて暮らしています。看板娘をしていて、王都では知らない人がいないほどに有名な美少女なんですよ。あと、王女の友人として、王城にも週に1回登城しています。』
私は出来るだけアスィミが元気に暮らしているという内容が伝わるように言葉を選び、事実のみを伝えるように心がけます。
『そうか………。やっぱり、アスィミは妾の想像の遥か上を行くな………。さすがは妾の妹じゃ。可愛すぎる………!!』
花が綻ぶように、アスィミとそっくりな笑みを浮かべた女王陛下は、私に向けて穏やかに微笑みました。なんというか、最後の1言にやばいくらいにテンションが高そうなシスコンが見え隠れしていますが、危なくはないんですよね………?
『礼を言おう、ルグニカ王国第1王女、天才魔法使いシャルロッテ。妾の妹の友人となってくれたこと、心から礼を言う。本当に、ありがとう。』
………私、王女だとは名乗っていないのですが………。
まあ、加護持ち同士簡単に分かりますよね。ここでは王家の人間ではなくというのは、通用しなさそうです。
『いいえ、私は礼を言われるようなことは何もしておりませんわ。』
『よければじゃが、妾とも友人となってくれ。』
………アスィミの微笑みに弱い私は、フリソス女王陛下の微笑みにも弱いようです。
********************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
私の言葉に、女王陛下はなんとも言えない、嬉しそうでいて悲しそうな顔をしました。
『………アスィミの元に、母はおらぬのだな。』
『えぇ、アスィミは勇者デイル・レイモンドと共に、酒屋にて暮らしています。看板娘をしていて、王都では知らない人がいないほどに有名な美少女なんですよ。あと、王女の友人として、王城にも週に1回登城しています。』
私は出来るだけアスィミが元気に暮らしているという内容が伝わるように言葉を選び、事実のみを伝えるように心がけます。
『そうか………。やっぱり、アスィミは妾の想像の遥か上を行くな………。さすがは妾の妹じゃ。可愛すぎる………!!』
花が綻ぶように、アスィミとそっくりな笑みを浮かべた女王陛下は、私に向けて穏やかに微笑みました。なんというか、最後の1言にやばいくらいにテンションが高そうなシスコンが見え隠れしていますが、危なくはないんですよね………?
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………私、王女だとは名乗っていないのですが………。
まあ、加護持ち同士簡単に分かりますよね。ここでは王家の人間ではなくというのは、通用しなさそうです。
『いいえ、私は礼を言われるようなことは何もしておりませんわ。』
『よければじゃが、妾とも友人となってくれ。』
………アスィミの微笑みに弱い私は、フリソス女王陛下の微笑みにも弱いようです。
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