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恥ずかしい空気
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ぶくぶくぶくぶく………、
「ロッテ、火、止めないと牛乳が爆発するよ?」
クロエーラの苦笑しながらの何気ない言葉のように紡がれた言葉に、私はきょとんと首を傾げ、そしてものすごい勢いで沸騰しているお鍋に視線を向けました。
「ふぇ?………………ふっぎゃー!!」
「ふふふっ、ロッテって意外におっちょこちょいよね。ほらほら貸しなさい。火傷しちゃう。」
私の手から鍋をベリっと剥がさせたクロエーラは、鍋を手早く火から除けました。えぇ、火から離したのにまだお鍋さんがぐつぐつ文句を言っていますね。危ないです。
「ロッテ?大丈夫?すごい落としたけど………、」
「お鍋を火にかけすぎただけだから気にしないで。」
「あぁ、またぼーってしてたの?」
「………、」
図星を突かれてしまった私は、すぅっとケイからの視線から逃れました。
こういう時は、逃げるが勝ちです。
「はあぁー、ロッテは目が離せないな………。」
「………、」
本当に、私とケイ、どっちが末っ子なのでしょうか………?
「ーー、もう、ほらほらさっさとホットミルク飲む。馬鹿ルディと阿呆アスィミもそろそろ来るよ!!」
「………その前に渡すものがあるのだけれど………………、」
「何?」
私はローブの内ポケットから、アルノルトお兄様作の甘々溺愛ラブレターを取り出しました。
………本当は私だってこんなもの持ち歩きたくないのですよ?ですが、それもこれも美味しい美味しいお菓子のためです。我慢我慢。
「………どうぞ。」
「っ、………これ、どうしたらいいの?」
「………無視?」
私と真っ赤な顔のクロエーラの間に沈黙が訪れてしまいました。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
「ロッテ、火、止めないと牛乳が爆発するよ?」
クロエーラの苦笑しながらの何気ない言葉のように紡がれた言葉に、私はきょとんと首を傾げ、そしてものすごい勢いで沸騰しているお鍋に視線を向けました。
「ふぇ?………………ふっぎゃー!!」
「ふふふっ、ロッテって意外におっちょこちょいよね。ほらほら貸しなさい。火傷しちゃう。」
私の手から鍋をベリっと剥がさせたクロエーラは、鍋を手早く火から除けました。えぇ、火から離したのにまだお鍋さんがぐつぐつ文句を言っていますね。危ないです。
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「お鍋を火にかけすぎただけだから気にしないで。」
「あぁ、またぼーってしてたの?」
「………、」
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こういう時は、逃げるが勝ちです。
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本当に、私とケイ、どっちが末っ子なのでしょうか………?
「ーー、もう、ほらほらさっさとホットミルク飲む。馬鹿ルディと阿呆アスィミもそろそろ来るよ!!」
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………本当は私だってこんなもの持ち歩きたくないのですよ?ですが、それもこれも美味しい美味しいお菓子のためです。我慢我慢。
「………どうぞ。」
「っ、………これ、どうしたらいいの?」
「………無視?」
私と真っ赤な顔のクロエーラの間に沈黙が訪れてしまいました。
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