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おめでとう
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「国王陛下、王妃殿下、本日はお招きいただき感謝いたします。ロッテ、お誕生日おめでとう。また一緒に遊ぼうね。」
ちょっと拙めなこの国の言葉も、彼女が言えば、納得のいくものになってしまいます。可愛いとは罪なものですね。私はドレスのポケットに入れていたサファイアの華奢なブレスレットを取り出してアスィミに歩み寄りました。
「ありがとう、アスィミ。今日もとっても可愛いわ。あと、これはプレゼント。
………魔力を流し込めば、一時的に“角”を消せるわ。」
アスィミは確かに今日も可愛いです。淡い桃色のレースとパールがふんだんに使われたドレスに、ドレスより少しだけ濃い色合いの豪華なリボンで高い位置でのツインテール。靴も公爵家の人間に引けを取らないくらいに高いもので、彼女が勇者の愛娘であることがビシビシ伝わってきます。
だからこそ、可愛い彼女だからこそ、私はお節介を焼きたくなってしまい、後半は小さな声で彼女に魔道具を手渡しました。今現在ケイが使っている魔道具の改良版であり、王家の庇護下にある人間に手渡す王家の始祖が従えていたドラゴンの紋様が刻まれたブレスレットです。ケイよりは控えめな印象にしていますが、小花の連なったデザインは彼女の愛らしさを引き立てられます。
「!! ありがとう。大事にするね。」
「えぇ、そうしてちょうだい。
勇者デイル・レイモンド様、アスィミを私のお友達にすることをお許しいただき感謝いたします。格式ばったパーティーではありませんので、心ゆくまでお楽しみください。ルドルフ様とクロエーラ様も呼んでいます。どうぞ楽しんでいってください。」
私はにっこりと王女スマイルを浮かべました。我ながら完璧です。
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
ちょっと拙めなこの国の言葉も、彼女が言えば、納得のいくものになってしまいます。可愛いとは罪なものですね。私はドレスのポケットに入れていたサファイアの華奢なブレスレットを取り出してアスィミに歩み寄りました。
「ありがとう、アスィミ。今日もとっても可愛いわ。あと、これはプレゼント。
………魔力を流し込めば、一時的に“角”を消せるわ。」
アスィミは確かに今日も可愛いです。淡い桃色のレースとパールがふんだんに使われたドレスに、ドレスより少しだけ濃い色合いの豪華なリボンで高い位置でのツインテール。靴も公爵家の人間に引けを取らないくらいに高いもので、彼女が勇者の愛娘であることがビシビシ伝わってきます。
だからこそ、可愛い彼女だからこそ、私はお節介を焼きたくなってしまい、後半は小さな声で彼女に魔道具を手渡しました。今現在ケイが使っている魔道具の改良版であり、王家の庇護下にある人間に手渡す王家の始祖が従えていたドラゴンの紋様が刻まれたブレスレットです。ケイよりは控えめな印象にしていますが、小花の連なったデザインは彼女の愛らしさを引き立てられます。
「!! ありがとう。大事にするね。」
「えぇ、そうしてちょうだい。
勇者デイル・レイモンド様、アスィミを私のお友達にすることをお許しいただき感謝いたします。格式ばったパーティーではありませんので、心ゆくまでお楽しみください。ルドルフ様とクロエーラ様も呼んでいます。どうぞ楽しんでいってください。」
私はにっこりと王女スマイルを浮かべました。我ながら完璧です。
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