もふもふ好きのお姫様

自己紹介

「………ーールディ、いいと思う？」

「いいんじゃね。いいとこのお嬢さんにお坊ちゃんっぽいけど、怪我しても知んねーぞ！！」

赤毛の男の子ことルディは、悪戯っぽくワイルドに笑いました。
私たち、そんなにいいとこのお嬢さん、お坊ちゃん丸出しですかね？出してるつもりないんですが………。

「所作がキレイだかんな。分かりやすいよ。それに、服が卸したてだ。分かりやすすぎるぞ。」

「そんなに？」

「あぁ、そんなにだ。」

ルディは大きく頷きました。彼、とっても観察力が高いですね。気をつける必要がありそうです。

「俺の名前はルドルフだ。ルディって呼んでくれ。」

私はルディことルドルフに出された手に自分の手を重ねました。
こうやって対等な立場で握手をするのは初めてです。

「私はロッテ。しがない商人の娘でこっちは弟の、」

「ケイトじゃよ？」

「ぶふっ、なんで疑問系なんだよ。ちゃんと断言しねーとダメだろう。」

頭の回転が速そうな男の子にして、絶賛ケイの頭をわしわし撫でているルドルフは、ケイと私のお名前が偽名であることに早くも気がついている模様です。彼の服もそこそこ仕立ての良さそうなものですし、何より所々に出ている所作が1つ1つ美しいですからね。気がついているのは、私とケイくらいでしょうけれど。

「じゃあ、今は見ての通り鬼ごっこをしているから一緒に遊びましょう！鬼は必ずこの襷たすきをかけているから、鬼に捕まったら、鬼の子に襷たすきをもらってね。」

面倒見の良さそうなクロエは、私とケイににこっと笑いかけました。
お姐さまとお呼びしても？
と言ってしまいそうになったのは私だけの秘密です。

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明日からの朝6時から
『義弟と継母をいじめ倒したら溺愛ルートに入りました。何故に？』
を始めます。

昨日から
『義弟と継母をいじめ倒したら溺愛ルートに入りました。何故に？』
を始めました。
よろしくお願いします(๑>◡<๑)