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登場!
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魔法が一切使えなくなったことで私は一旦起きることへの抵抗を諦めて、素直に起き上がりました。天蓋を開けて外に出るとやはりそこにはチリチリになってぼろぼろになったアルノルトお兄様が苛立たしげに、満身創痍で立っていました。そのぼろぼろさと言ったら、
「ぷぷっ。」
あら、ついつい笑ってしまいましたわね。ですが、室内は笑える状況ではありませんね。アルノルトお兄様の周りだけびっちゃんこです。最悪です。私がレムに怒られてしまいます。アルノルトお兄様のせいなのに……。悶々としていると、突然アルノルトお兄様が話しかけてきました
「お前がレムに怒られるのは自業自得だ。」
「はい?」
あろうことか突然に話しかけたので謝罪するかと思ったら、アルノルトお兄様は部屋が1部びっちゃんこなのは私の所為だと言いました。マジックキャンセルを使ったのはアルノルトお兄様ですし、使えばこうなってしまうことは簡単に予想できたでしょうに。こうなったら、愚痴でも叩きつけましょうか。
「それはそうと、こんな朝早くからノックもなしに妹の部屋に入ってきた挙句、部屋を荒らしたアルお兄様はどんな目的があって私の安眠を邪魔したのでしょうか?私寝不足なのですが。」
「あぁ!それな!変装用の魔道具を作ってくれ!あれだよ、あれ!ケイが持っているやつ。」
「あぁ。そんな し ょ う も な い ことですか……。」
えぇ、ほんっと、しょうもないことですね。私の睡眠時間削ってまで必要なことでしょうか。
えぇえぇ、本当に。
よし、強制退場していただきましょう!
*******************
読んでいただきありがとうございます😊😊😊
「ぷぷっ。」
あら、ついつい笑ってしまいましたわね。ですが、室内は笑える状況ではありませんね。アルノルトお兄様の周りだけびっちゃんこです。最悪です。私がレムに怒られてしまいます。アルノルトお兄様のせいなのに……。悶々としていると、突然アルノルトお兄様が話しかけてきました
「お前がレムに怒られるのは自業自得だ。」
「はい?」
あろうことか突然に話しかけたので謝罪するかと思ったら、アルノルトお兄様は部屋が1部びっちゃんこなのは私の所為だと言いました。マジックキャンセルを使ったのはアルノルトお兄様ですし、使えばこうなってしまうことは簡単に予想できたでしょうに。こうなったら、愚痴でも叩きつけましょうか。
「それはそうと、こんな朝早くからノックもなしに妹の部屋に入ってきた挙句、部屋を荒らしたアルお兄様はどんな目的があって私の安眠を邪魔したのでしょうか?私寝不足なのですが。」
「あぁ!それな!変装用の魔道具を作ってくれ!あれだよ、あれ!ケイが持っているやつ。」
「あぁ。そんな し ょ う も な い ことですか……。」
えぇ、ほんっと、しょうもないことですね。私の睡眠時間削ってまで必要なことでしょうか。
えぇえぇ、本当に。
よし、強制退場していただきましょう!
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読んでいただきありがとうございます😊😊😊
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