19 / 506
自室にて
しおりを挟む
どう帰ってきたのか覚えていない位私はとても落ち込んでいました。お兄様達が何に対して怒ったのか見当も付かず、しまいには1時間も経ってしまいました。
分からない、分からない、分からない、分からない、分からない、分からない、わからない、わからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからない……。
ずっと同じ事が頭を駆け巡り思考がショートして考えがまとまりません。こんな事になったのは初めてでどうしたらいいのかわからなくて、お兄様達に初めて怒られたのもショックでもうどうしたらいいのかさっぱりです。いつも心を助けてくれるケイも今回はお怒りの様で一言も口を聞いてくれません。癒し担当のケイが近くに居るのにかまってくれないのは思ったよりも辛く、悲しいことでした。同時にどれだけケイに依存しているのかを見せつけられる様で心に尚闇を灯します。
「たすけて…。」
ぽつりと言葉とともに涙が出てきてしまいました。今はそんな場合じゃないと分かっていてもどんどん涙が溢れてきます。
「うっ…う、うぅぅぅー、っ、ひっ、うぅぅぅー。」
嗚咽が漏れてきてもう感情の制御が効かない事がわかりました。冷静になれなくて、力が足りなくて、自分1とりじゃ肝心な時に何もできなくて、悔しくて、ただただ虚しくてもう何が何だかわからなくて…、誰でもいいから助けて欲しくて…、優しい言葉が欲しくて…、何が何なのか、感情が分からなくなっていきます。
「……しゃる、ぼくがなんでおこってるのかわかりゅ?……」
そんな分からなくて困っている時にケイは困っている原因を聞いてきました。
***********************
読んでいただきありがとうございます♪😊
分からない、分からない、分からない、分からない、分からない、分からない、わからない、わからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからない……。
ずっと同じ事が頭を駆け巡り思考がショートして考えがまとまりません。こんな事になったのは初めてでどうしたらいいのかわからなくて、お兄様達に初めて怒られたのもショックでもうどうしたらいいのかさっぱりです。いつも心を助けてくれるケイも今回はお怒りの様で一言も口を聞いてくれません。癒し担当のケイが近くに居るのにかまってくれないのは思ったよりも辛く、悲しいことでした。同時にどれだけケイに依存しているのかを見せつけられる様で心に尚闇を灯します。
「たすけて…。」
ぽつりと言葉とともに涙が出てきてしまいました。今はそんな場合じゃないと分かっていてもどんどん涙が溢れてきます。
「うっ…う、うぅぅぅー、っ、ひっ、うぅぅぅー。」
嗚咽が漏れてきてもう感情の制御が効かない事がわかりました。冷静になれなくて、力が足りなくて、自分1とりじゃ肝心な時に何もできなくて、悔しくて、ただただ虚しくてもう何が何だかわからなくて…、誰でもいいから助けて欲しくて…、優しい言葉が欲しくて…、何が何なのか、感情が分からなくなっていきます。
「……しゃる、ぼくがなんでおこってるのかわかりゅ?……」
そんな分からなくて困っている時にケイは困っている原因を聞いてきました。
***********************
読んでいただきありがとうございます♪😊
0
お気に入りに追加
163
あなたにおすすめの小説
婚約者に消えろと言われたので湖に飛び込んだら、気づけば三年が経っていました。
束原ミヤコ
恋愛
公爵令嬢シャロンは、王太子オリバーの婚約者に選ばれてから、厳しい王妃教育に耐えていた。
だが、十六歳になり貴族学園に入学すると、オリバーはすでに子爵令嬢エミリアと浮気をしていた。
そしてある冬のこと。オリバーに「私の為に消えろ」というような意味のことを告げられる。
全てを諦めたシャロンは、精霊の湖と呼ばれている学園の裏庭にある湖に飛び込んだ。
気づくと、見知らぬ場所に寝かされていた。
そこにはかつて、病弱で体の小さかった辺境伯家の息子アダムがいた。
すっかり立派になったアダムは「あれから三年、君は目覚めなかった」と言った――。
「帰ったら、結婚しよう」と言った幼馴染みの勇者は、私ではなく王女と結婚するようです
しーしび
恋愛
「結婚しよう」
アリーチェにそう約束したアリーチェの幼馴染みで勇者のルッツ。
しかし、彼は旅の途中、激しい戦闘の中でアリーチェの記憶を失ってしまう。
それでも、アリーチェはルッツに会いたくて魔王討伐を果たした彼の帰還を祝う席に忍び込むも、そこでは彼と王女の婚約が発表されていた・・・
あなたが「消えてくれたらいいのに」と言ったから
ちくわぶ(まるどらむぎ)
恋愛
「消えてくれたらいいのに」
結婚式を終えたばかりの新郎の呟きに妻となった王女は……
短いお話です。
新郎→のち王女に視点を変えての数話予定。
4/16 一話目訂正しました。『一人娘』→『第一王女』
女嫌いな辺境伯と歴史狂いの子爵令嬢の、どうしようもなくマイペースな婚姻
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
恋愛
「友好と借金の形に、辺境伯家に嫁いでくれ」
行き遅れの私・マリーリーフに、突然婚約話が持ち上がった。
相手は女嫌いに社交嫌いな若き辺境伯。子爵令嬢の私にはまたとない好条件ではあるけど、相手の人柄が心配……と普通は思うでしょう。
でも私はそんな事より、嫁げば他に時間を取られて大好きな歴史研究に没頭できない事の方が問題!
それでも互いの領地の友好と借金の形として仕方がなく嫁いだ先で、「家の事には何も手出し・口出しするな」と言われて……。
え、「何もしなくていい」?!
じゃあ私、今まで通り、歴史研究してていいの?!
こうして始まる結婚(ただの同居)生活が、普通なわけはなく……?
どうやらプライベートな時間はずっと剣を振っていたい旦那様と、ずっと歴史に浸っていたい私。
二人が歩み寄る日は、来るのか。
得意分野が文と武でかけ離れている二人だけど、マイペース過ぎるところは、どこか似ている?
意外とお似合いなのかもしれません。笑
彼女が望むなら
mios
恋愛
公爵令嬢と王太子殿下の婚約は円満に解消された。揉めるかと思っていた男爵令嬢リリスは、拍子抜けした。男爵令嬢という身分でも、王妃になれるなんて、予定とは違うが高位貴族は皆好意的だし、王太子殿下の元婚約者も応援してくれている。
リリスは王太子妃教育を受ける為、王妃と会い、そこで常に身につけるようにと、ある首飾りを渡される。
行き場を失った恋の終わらせ方
当麻月菜
恋愛
「君との婚約を白紙に戻してほしい」
自分の全てだったアイザックから別れを切り出されたエステルは、どうしてもこの恋を終わらすことができなかった。
避け続ける彼を求めて、復縁を願って、あの日聞けなかった答えを得るために、エステルは王城の夜会に出席する。
しかしやっと再会できた、そこには見たくない現実が待っていて……
恋の終わりを見届ける貴族青年と、行き場を失った恋の中をさ迷う令嬢の終わりと始まりの物語。
※他のサイトにも重複投稿しています。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる