もふもふ好きのお姫様

桐生桜月姫

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自室にて

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 どう帰ってきたのか覚えていない位私はとても落ち込んでいました。お兄様達が何に対して怒ったのか見当も付かず、しまいには1時間も経ってしまいました。

分からない、分からない、分からない、分からない、分からない、分からない、わからない、わからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからないわからない……。

ずっと同じ事が頭を駆け巡り思考がショートして考えがまとまりません。こんな事になったのは初めてでどうしたらいいのかわからなくて、お兄様達に初めて怒られたのもショックでもうどうしたらいいのかさっぱりです。いつも心を助けてくれるケイも今回はお怒りの様で一言も口を聞いてくれません。癒し担当のケイが近くに居るのにかまってくれないのは思ったよりも辛く、悲しいことでした。同時にどれだけケイに依存しているのかを見せつけられる様で心に尚闇を灯します。

「たすけて…。」

ぽつりと言葉とともに涙が出てきてしまいました。今はそんな場合じゃないと分かっていてもどんどん涙が溢れてきます。

「うっ…う、うぅぅぅー、っ、ひっ、うぅぅぅー。」

嗚咽が漏れてきてもう感情の制御が効かない事がわかりました。冷静になれなくて、力が足りなくて、自分1とりじゃ肝心な時に何もできなくて、悔しくて、ただただ虚しくてもう何が何だかわからなくて…、誰でもいいから助けて欲しくて…、優しい言葉が欲しくて…、何が何なのか、感情が分からなくなっていきます。

「……しゃる、ぼくがなんでおこってるのかわかりゅ?……」

そんな分からなくて困っている時にケイは困っている原因を聞いてきました。

***********************

読んでいただきありがとうございます♪😊

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