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「はぁ……ぁ、だい、じょ……ぅぶ」
なんとか、それだけを告げれば気づかわしげに見られた。笑みを作って頷けば、わかったというように頷き返された。そうして幸正は進み始め、私の顔が痛みでゆがむと止まった。そのたびに大丈夫だからと言って、唇を重ねあわせ、全てを受け止めて笑いあった。
「は、ぁ……ぁ、ゆ、きまさ――」
「ふ、ぅ……伊佐」
頭の先まで幸正に埋め尽くされている気がして、幸正を自分の内側で抱きしめているような感覚もあって、唇が持ち上がる。
「痛く、ねぇか」
荒く、熱い声を静かに響かせる幸正に頷けば、気遣うように腰を押し付けられた。
「ぁ――」
そこから、ゆらゆらと波間を漂うように幸正は私を揺らし、擦られるたびに湧き上がる熱と蜜に、身を委ねた。
「は、ぁ、ああ――ふ、ぁ」
痛みが全く去ったわけでは無い。けれど、それに勝る悦びが体内から、体外から全身に染み渡り、幸正の動きが激しくなればなるほど、熱く甘く意識をとろかせていく。
「っ、ふ……伊佐、はぁ」
せっぱつまったような幸正の声に、息に、体のすべてが歓喜を示す。
「ぁあ、ゆ、きまさ……っ、ぁあ――ああ」
何もかもが幸正で支配される。それが、愉悦の蜜となって溢れ、愛おしさが張り巡らされた媚肉が彼を包み込み求めているのを感じる。そして、共に同じ場所へと向かっていることを本能が教えてくる。
「っ、ふ、ぁあうっ、ぁ、ああ」
高く細い声を上げながら、必死に幸正にしがみついて顔を寄せれば唇をふさがれた。幾度も幾度も、飽きることなく湧き上がり続ける安堵と愛しさが生む幸福な熱に促されるまま、私は声を上げ続け幸正を求めた。
「っく」
強く抱きしめられ、その瞬間に胎内に今までとは比べ物にならないくらいの熱を感じて
「っ、あぁああああ――――っ!」
自分の中に、どこにそんな声が眠っていたのかと驚くほど、高く甘い叫びが口からほとばしった。
何もかもが弾けて、恐ろしいほどの解放感と喜びがあった。どうしてと考える間もなく、それに包まれたまま体力を使い果たし、意識を失った。
なんとか、それだけを告げれば気づかわしげに見られた。笑みを作って頷けば、わかったというように頷き返された。そうして幸正は進み始め、私の顔が痛みでゆがむと止まった。そのたびに大丈夫だからと言って、唇を重ねあわせ、全てを受け止めて笑いあった。
「は、ぁ……ぁ、ゆ、きまさ――」
「ふ、ぅ……伊佐」
頭の先まで幸正に埋め尽くされている気がして、幸正を自分の内側で抱きしめているような感覚もあって、唇が持ち上がる。
「痛く、ねぇか」
荒く、熱い声を静かに響かせる幸正に頷けば、気遣うように腰を押し付けられた。
「ぁ――」
そこから、ゆらゆらと波間を漂うように幸正は私を揺らし、擦られるたびに湧き上がる熱と蜜に、身を委ねた。
「は、ぁ、ああ――ふ、ぁ」
痛みが全く去ったわけでは無い。けれど、それに勝る悦びが体内から、体外から全身に染み渡り、幸正の動きが激しくなればなるほど、熱く甘く意識をとろかせていく。
「っ、ふ……伊佐、はぁ」
せっぱつまったような幸正の声に、息に、体のすべてが歓喜を示す。
「ぁあ、ゆ、きまさ……っ、ぁあ――ああ」
何もかもが幸正で支配される。それが、愉悦の蜜となって溢れ、愛おしさが張り巡らされた媚肉が彼を包み込み求めているのを感じる。そして、共に同じ場所へと向かっていることを本能が教えてくる。
「っ、ふ、ぁあうっ、ぁ、ああ」
高く細い声を上げながら、必死に幸正にしがみついて顔を寄せれば唇をふさがれた。幾度も幾度も、飽きることなく湧き上がり続ける安堵と愛しさが生む幸福な熱に促されるまま、私は声を上げ続け幸正を求めた。
「っく」
強く抱きしめられ、その瞬間に胎内に今までとは比べ物にならないくらいの熱を感じて
「っ、あぁああああ――――っ!」
自分の中に、どこにそんな声が眠っていたのかと驚くほど、高く甘い叫びが口からほとばしった。
何もかもが弾けて、恐ろしいほどの解放感と喜びがあった。どうしてと考える間もなく、それに包まれたまま体力を使い果たし、意識を失った。
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