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書けなかったもの
なんだか奇妙な初体験
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「ふぎゅぅ!?」
練習だとかなんとか言って、ヘラヘラ笑った参宮くんは、私に抱きついて、耳元で「そんな怖がらなくてもいいですよ」と囁いた。怖い。怖いよぉ……。
「やめて!」
「なんで?」
「なんでって、だってぇ……こーゆーのは、好き同士でするものだと思うのん」
「俺は弐瓶教授のこと、好きですよ?」
そう言って私の着ているシャツをめくりあげて、ブラのホックを外してくる。参宮くんは好きかもしれないけどけど、私はそうじゃないよーん! こうやって、真尋さんとも無理矢理したんでしょー? 私はそう簡単にいかな
「ひゃっ!」
さらけ出された私の胸をフニフニと揉みしだいて「やわらか……」と感想を呟いてくる。もおー! 怒っちゃうぞ! 学生の分際で! 私は教授なんだからねっ!
「こんなことしていひゃぅうぅ」
「乳首弱いの?」
「ちが、違うもん! ぞくぞくしただけだもん!」
指先で乳首をコネまわされるたびに、背筋がぞくぞくする。これって、感じちゃってるってこと……? おっぱいいじられているだけで?
「教授さあ、一人でする時、どうしてんの?」
「ほぇ?」
「大好きな京壱くんとセックスする妄想でもしてんでしょ?」
「馬鹿っ! 私と京壱くんは、そーゆーのじゃないのんって言ってるじゃーん!」
「ふーん?」
京壱くん。高校二年生の時にいなくなった、私の幼馴染。私は京壱くんのことがずっと好きで……向こうも、私のことは好きだったと思う!
「こんな可愛い幼馴染、毎日オカズにしてたんじゃあないの? 京壱くん」
「京壱くんはそんな人じゃないのん! キミみたいな、えっちなことばーっかり考えているような馬鹿じゃないよーん!」
「ちょっと触っただけで乳首勃起させてるようなどすけべ教授も大概じゃん?」
「どすけべぇ!?」
「どうせ処女なんでしょ? ずっと彼氏いないって言ってたんだし」
「それは、そう……だけどけど! なぁんでキミとしないといけないのん!?」
おかしいおかしいおかしい。私はこんなところで、流れに任せて初体験するような軽い女じゃないよーん!
「あー、わかりました。過去に戻ったら、童貞の京壱くんを襲うおつもりで?」
「だからっ! 私は!」
「男子高校生を逆レイプするなんてすごいな。やっぱり淫乱女さんじゃん。まあ、そこまでしたら京壱くんは思いとどまるんじゃん?」
「そうなのん?」
マジ?
私が、あの頃の京壱くんと……?
「どんな男でも、弐瓶教授みたいな美人からなら『子作りしよ』って言われたいだろ」
「え、えっ、京壱くんも?」
「京壱くんがホモで男にしか興味ないってタイプじゃあなければさ。普通の健康的な男子なら、年上で経済力のある可愛い女の子から言い寄られたら嬉しいけど」
京壱くんの子どもかあ。きっと京壱くんみたいに優しくてかっこいいんだろうなあ。京壱くんと、その、……しちゃうのん? しないと産めないから、その時は、私が一人でも育てる覚悟を決めなきゃ。もちろん京壱くんも守るよん。京壱くんとの子どもも。
タイムマシンが使えない今は、夢物語だけどけど。
「だからさ弐瓶教授。俺ともしとこうよ」
「理論の飛躍!」
「初めて同士より、一回でもしといたほうがいいでしょ?」
「なんでそうなるのん!?」
「処女、挿れづらいって言うし。今のうちに開けておこうよ。なるべく痛くないようにするからさ」
「やだ! やだやだやーだー!」
駄々っ子みたいに暴れると、参宮くんから「黙れよ」という一言と平手打ちが飛んできた。ほっぺにパシッと。
「ひぅ!」
「ここで騒いでも誰も来ないとはいえ、うるさくされるのは萎えるんだよな」
非常時だから、みんな帰らせたんだった。
普段なら扉の外にみんないるのに、今はいない。
「なあ、弐瓶教授」
殴ったところを撫でながら、その逆の手で自分のズボンを下ろす。……怖くて、目を合わせられなくて、出てきたモノとご対面した。屹立したソレを見るのは初めてだけども、なんか、でっかい……?
「しゃぶらせて」
???
私が、その、おちんちんをしゃぶるのではなく?
誤解しないで! しゃぶりたいわけじゃないのん! 決してそうじゃなくて! そんな、汚いのを、口に入れたくないのん!
……そのぉ、ユニちゃんの、少ない性知識だとぉ……男の人のおちんちんをしゃぶったほうが挿れやすくなるから、こっちも痛くないしぃ、その、フェラしたほうがいいのかなーってかーんじ……?
したくないのん! したくないから!
私は戸惑っていたんだけどけど、沈黙を肯定と捉えた参宮くんが、左の乳首に吸い付いた。しゃぶらせるってそーゆー……舌で舐めまわし、ジュパジュパと音を立てて、何が出るわけでもないのに懸命に吸い上げようとしてくる。はっきり言ってキモチワルイ。さっきみたいな、ぞくぞくっとする感覚もない。ゼロってわけではないけどけど。気味悪がったらまたパンチが飛んでくるかもじゃんか。黙って、されるがままになる。
これが結構長く続いた。出ないんだってば。引き離すのも逆ギレされそうじゃーん。うぅ……キモチワルイ……。
練習だとかなんとか言って、ヘラヘラ笑った参宮くんは、私に抱きついて、耳元で「そんな怖がらなくてもいいですよ」と囁いた。怖い。怖いよぉ……。
「やめて!」
「なんで?」
「なんでって、だってぇ……こーゆーのは、好き同士でするものだと思うのん」
「俺は弐瓶教授のこと、好きですよ?」
そう言って私の着ているシャツをめくりあげて、ブラのホックを外してくる。参宮くんは好きかもしれないけどけど、私はそうじゃないよーん! こうやって、真尋さんとも無理矢理したんでしょー? 私はそう簡単にいかな
「ひゃっ!」
さらけ出された私の胸をフニフニと揉みしだいて「やわらか……」と感想を呟いてくる。もおー! 怒っちゃうぞ! 学生の分際で! 私は教授なんだからねっ!
「こんなことしていひゃぅうぅ」
「乳首弱いの?」
「ちが、違うもん! ぞくぞくしただけだもん!」
指先で乳首をコネまわされるたびに、背筋がぞくぞくする。これって、感じちゃってるってこと……? おっぱいいじられているだけで?
「教授さあ、一人でする時、どうしてんの?」
「ほぇ?」
「大好きな京壱くんとセックスする妄想でもしてんでしょ?」
「馬鹿っ! 私と京壱くんは、そーゆーのじゃないのんって言ってるじゃーん!」
「ふーん?」
京壱くん。高校二年生の時にいなくなった、私の幼馴染。私は京壱くんのことがずっと好きで……向こうも、私のことは好きだったと思う!
「こんな可愛い幼馴染、毎日オカズにしてたんじゃあないの? 京壱くん」
「京壱くんはそんな人じゃないのん! キミみたいな、えっちなことばーっかり考えているような馬鹿じゃないよーん!」
「ちょっと触っただけで乳首勃起させてるようなどすけべ教授も大概じゃん?」
「どすけべぇ!?」
「どうせ処女なんでしょ? ずっと彼氏いないって言ってたんだし」
「それは、そう……だけどけど! なぁんでキミとしないといけないのん!?」
おかしいおかしいおかしい。私はこんなところで、流れに任せて初体験するような軽い女じゃないよーん!
「あー、わかりました。過去に戻ったら、童貞の京壱くんを襲うおつもりで?」
「だからっ! 私は!」
「男子高校生を逆レイプするなんてすごいな。やっぱり淫乱女さんじゃん。まあ、そこまでしたら京壱くんは思いとどまるんじゃん?」
「そうなのん?」
マジ?
私が、あの頃の京壱くんと……?
「どんな男でも、弐瓶教授みたいな美人からなら『子作りしよ』って言われたいだろ」
「え、えっ、京壱くんも?」
「京壱くんがホモで男にしか興味ないってタイプじゃあなければさ。普通の健康的な男子なら、年上で経済力のある可愛い女の子から言い寄られたら嬉しいけど」
京壱くんの子どもかあ。きっと京壱くんみたいに優しくてかっこいいんだろうなあ。京壱くんと、その、……しちゃうのん? しないと産めないから、その時は、私が一人でも育てる覚悟を決めなきゃ。もちろん京壱くんも守るよん。京壱くんとの子どもも。
タイムマシンが使えない今は、夢物語だけどけど。
「だからさ弐瓶教授。俺ともしとこうよ」
「理論の飛躍!」
「初めて同士より、一回でもしといたほうがいいでしょ?」
「なんでそうなるのん!?」
「処女、挿れづらいって言うし。今のうちに開けておこうよ。なるべく痛くないようにするからさ」
「やだ! やだやだやーだー!」
駄々っ子みたいに暴れると、参宮くんから「黙れよ」という一言と平手打ちが飛んできた。ほっぺにパシッと。
「ひぅ!」
「ここで騒いでも誰も来ないとはいえ、うるさくされるのは萎えるんだよな」
非常時だから、みんな帰らせたんだった。
普段なら扉の外にみんないるのに、今はいない。
「なあ、弐瓶教授」
殴ったところを撫でながら、その逆の手で自分のズボンを下ろす。……怖くて、目を合わせられなくて、出てきたモノとご対面した。屹立したソレを見るのは初めてだけども、なんか、でっかい……?
「しゃぶらせて」
???
私が、その、おちんちんをしゃぶるのではなく?
誤解しないで! しゃぶりたいわけじゃないのん! 決してそうじゃなくて! そんな、汚いのを、口に入れたくないのん!
……そのぉ、ユニちゃんの、少ない性知識だとぉ……男の人のおちんちんをしゃぶったほうが挿れやすくなるから、こっちも痛くないしぃ、その、フェラしたほうがいいのかなーってかーんじ……?
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私は戸惑っていたんだけどけど、沈黙を肯定と捉えた参宮くんが、左の乳首に吸い付いた。しゃぶらせるってそーゆー……舌で舐めまわし、ジュパジュパと音を立てて、何が出るわけでもないのに懸命に吸い上げようとしてくる。はっきり言ってキモチワルイ。さっきみたいな、ぞくぞくっとする感覚もない。ゼロってわけではないけどけど。気味悪がったらまたパンチが飛んでくるかもじゃんか。黙って、されるがままになる。
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