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部屋の中央でどちらが動き始める訳でもなく、ただノアと見つめ合う。
熱っぽい視線を真正面から注がれ、どうしたら良いか分からずもじもじと身じろぎしてしまう。すっかり忘れていたけれど、今は第一王太子ハロルド様の生誕パーティーの真っ只中。そして私も絶賛ドレスアップ中であったのだ。
普段見せた事のない姿を改めて凝視されて、気恥ずかしさと居心地の悪さに顔が熱くなる。
今日選ばれたドレスは肩口からデコルテまで剥き出しになったチューブトップスタイルの大胆なデザインだけれど、各所にあしらわれた美しいレースと目に優しい若草色が、上品なエッセンスを加えている。ちんまい癖して童顔でもないから、あまりに愛らしいデザインのドレスはどうにも着られてる感が強く出てしまい、似合わないのだ。
ノアの視線が、優秀な侍女の手腕と万能ブラによって寄せて上げられたお陰であっぷあっぷと浮き出て人工的に形成された可哀想な胸元の谷間に向いている気がする……。

「の、ノア。その……無いものを無理矢理作り上げていることは大いに自覚しているので、あまり見られると恥ずかしいんだけど……」
「っ?! わ、悪い……」

慌てたようにノアに視線を逸らされる。か、悲しくなんてないやい。乳が小さかろうと死ぬ訳ではないのだ。

つつ、と徐にノアの指が首を伝ってデコルテまで移動してきた。指先が細やかに肌を滑る感覚に、ゾワリと下腹部が覚束ない気持ちになる。
剥き出しになった胸元の部分に辿り着くと、ノアの手はそこでピタリと動きを止めた。再び正面から胸を凝視され、ノアの手によって鷲掴まれている状況にどうしたって顔が熱くなる。
一瞬逡巡した様子を見せた後、ノアの手がやわやわ動き始めた。ドレスの上から、決して大きくないおっぱいを控えめに揉まれている。無理して出来上がった乳の盛り上がりにぷにぷにと指が沈むのがなんだか恥ずかしい。けれどそれ以上にまたノアにえっちな行為をされている現実が、私の体をどんどん昂らせていた。
ちら、とノアを見上げるとその顔は既に真っ赤で、呼吸も浅い。私の視線に気付くと一瞬居心地が悪そうに視線を逸らしたものの、またすぐに私の瞳を見据え、ぐ、とドレスの胸元部分に指を掛けてきた。
あ。と思うより先にずるりと胸元を覆っていたドレスをブラごと引き下げられ、ぷるんと生乳が勢いよく跳ねた。窮屈な締め付けから解放されたおっぱいが跳ねた反動で未だにぷるぷる揺れている。ノアの、目の前で。
以前夜の屋外で、月明かりを頼りに背後から見られた時とは訳がちがう。柔らかながらもしっかりと室内を照らす照明の下、正面から、ノアにおっぱいを見つめられている。それはもう食い入るように。
顔が見える事がこんなにも……
まだ何もされていないのに期待と興奮で勝手に桃の蕾は固く尖り始め、下のお口からも涎がじわじわ溢れ出す。

「あっ……」

再びノアの手が動き始めた。大きな手が片丘を掬うように持ち上げては揉み持ち上げては揉み、目の前でノアの手によってふにふに形を変えては頂が指の隙間からちらちら垣間見える姿がいやらしくて興奮する。

「んっ……ふッぅ……」

乳首が度々ノアの指が掠めては捏ね倒され、時折鋭い刺激が先端から突き抜ける。ノアをちらっと垣間見れば顔を上気させながらも変わらず私のおっぱいと私とを交互にくまなく観察しては、荒い呼吸を繰り返している。
じっとりと熱のこもった視線が恥ずかしくて思わず目を逸らすと、不意に視界の端に件の大鏡が見えた。隣の部屋のベッドの上ではアシュリーヌちゃんが正常位でマルクス様に激しく突かれ、狂ったように美しい銀髪を乱している。既に前戯が終わっていたのかはたまた何ラウンド目かなのか。
マルクス様の激しい腰使いは何度見ても惚れ惚れするもので、実際に突かれていない私でも腰の奥が疼いてしまうほどだ。いやまあ処女歴前世と今世まるっと占めているので、突かれる感覚すら知らないんですけど。

唐突に全身に引力を覚えて、背中に固くて冷たいものがぶつかる。気付くとノアの顔が目の前にいて、私は鏡に体ごと押し付けられていたようだった。相変わらずほんのりと赤いノアの顔は何だかむっとしていて。

「ノア……?」
「今、マルクス様見てたろ」

あっ、そうか鏡見るの禁止とか言われていたな。何でかは、分からないけど。
しまった、と思わず顔を引攣らせると、ノアはその仏頂面のまま私の胸元に口を寄せてきて、桃の頂に食らい付いてきた。

「ひぁッ?!」

突然敏感な部分を包み込んだぬめりを帯びた生温かい感触に、全身が跳ねる。間も無くぢゅうぅと勢い良く吸い上げられ、初めて感じる刺激にびくんびくんと肩が震えた。

「あっ、んぁあッ……やっぁあ」

ちゅうちゅう乳首を吸われながらぬろりとざらついたものが乳輪をぐるぐると這いずっては、はむはむとおっぱいごと乳首全体を唇で喰まれ、時折カリッと甘噛みされる。

すごい、ノアが、あのノアが赤ちゃんみたいに私のおっぱいを……

あまりの刺激に思わずノアの頭を抱き抱え、快感を逃すように腰を引いてしまう。胸に確かな快感を覚えながら見慣れたノアの黒髪に触れると何故だかいけないきもちが湧き立って、またびくびくと腰が揺れる。
ノアはびくりと反応して真っ赤な顔で私を見上げたものの、変わらず溢れる唾液ごと乳首をちゅぷちゅぷと吸い、片手で空いたもう片乳首を扱き始めた。

「あぁんッ……ひぅっ、ふぁあッ」

こりこりと親指と人差し指で捏ねられ、潰されて、こしゅこしゅ擦られるともっともっとといやらしい私の乳首はどんどん固くそり立ってゆく。
ちゅぽんと唇を離され、乳首が漸く解放された。かと思うと、今度は突き出した舌で剥き出しになった赤く濡れそぼった蕾をたしたしと弾かれる。

「ぅんんッ!? ぁ……あぁアッ……」

あのノアが私の乳首をれろれろと舐め回し、時折窪みを舌先で穿っている。視界の暴力にも程がある。繰り返し吐き出される荒くて熱い吐息が乳房を度々掠めるのもまたノアの興奮が伝わるようで、子宮のときめきが止まらない。
いつの間にかこれでもかというほど密着した体は足同士も絡み合い、意識的にか無意識にか、私の股間には既に大きくなっていたノアの昂りがぐいぐいと擦り付けられていた。ドレスとズボンを隔てているとはいえ、既に敏感になっている秘所は律儀にその刺激を拾ってくれる。このズボンの中に収まっているあの凶悪なノアのおちんちんが、私の割れ目をごりごりと擦っている。この事実だけでイッてしまいそうなほどに、私の興奮メーターは既に満員御礼振り切れていた。じゅわじゅわ溢れるえっちなお汁までも布越しにノアのモノに垂れているようで、たまらない気持ちになる。

ノアの舌から解放された乳房はベトベトに唾液に塗れていて、照明に反射してテラテラ光る様子がひどくえっちで興奮した。それはノアも同じようで。荒い呼吸を繰り返す私と、刺激されすぎて真っ赤に熟れた両乳首を紅潮した顔で眺め回すと、股間に押し付けられていた凶器がまたむくむくと膨らんだのが分かった。というか、まだ大きくなるのかそれ。

「ハァ……、フェリシア、これ、脱げ」

熱い息を漏らしながら、するりとドレスの腰部分を撫でられる。先程まで胸元にあったノアの視線は至近距離で見下ろされる形になっていて、そんな体勢の中じっとりと熱のこもった瞳で見つめられるものだから。ぎゅんと心臓と子宮が高鳴った。
しかしドレスを脱げ、とな。既におっぱい丸出しではあるけれど、ノアは未だにしっかり制服姿だ。それにここは自室でも何でもなく王宮内の空き室で、しかも今はパーティーの真っ只中だ。そんな状況で殆ど素っ裸になるのは、何となく抵抗感がある。
乳丸出しで今更何を照れるのだ、という感じなんだけれども。それでも上下どちらかを着用しているのとほぼマッパなのと、どちらで友人の目の前に恥部を晒すかというと前者の方がまだマシだろう。いやどちらも異常だし恥ずかしいこと極まりないのには変わらないんだけど。

「えっと、えっと、」
「このままだと皺になるし、その、汚れるぞ」

き、気遣い……!
こんな時までもノアは気の利く男だった。邪な気持ちをもって恥じらっていた自分が恥ずかしい。

「の、ノアも脱いでくれるなら、ぬぐ」
「!」

百歩譲ってこれだ。自分だけなのはあまりにも恥ずかしいし、それに、一糸纏わぬ姿のノアを私も見てみたかった。上半身だけなら訓練中に何度か見たことがあるし、下半身だけならこの間拝見したけれども。あれ? 意外と見てるな??
ノアは既に赤い顔をまたじわじわ濃くして、一瞬考え込む素振りを見せた後、「わかった」と呟いた。
私から数歩離れると帯剣用のベルトや防具などの装備品をカチャカチャと外し、騎士団の制服であるジャケットを床へ脱ぎ置く。ここまでは普段いくらでも見たことがある光景なのに、これから性行為に及ぶための準備だと思うととてつもなく興奮した。今後装備を緩めるノアですら、直視することができなくなるかもしれない。
ブーツを脱ぎ、シャツ、肌着をぐいと脱ぎ置くと均整の取れたノアの肉体が現れた。決してゴリマッチョではないしガタイも良い方ではないけれど、普段鍛えている分一般男性よりはずっとたくましく、引き締まった体をしている。程よく隆起した筋肉に所々任務中に付いた消えない傷跡が残っており、その中には自分にも身に覚えのあるものもいくつかあった。
こうして見てみるとまごうこと無き軍人さんだし、男の人なんだよなぁ。
普段まじまじと見ることができない分ここぞとばかりにノアの上体を観察していると、居心地が悪そうに身を捩られた。

「あんま見んじゃねーよ」
「なっ……! そっちだってしっかり見てたじゃん! おあいこだよ!!」
「そ、それは……」

カァアッと赤くなりながら視線を泳がせるノア。釣られて私も頰が熱くなる。空気がなんだかむず痒くてそわそわする。
ズボンに手を掛けたものの、股間の主張が邪魔するのか何だか脱ぎ辛そうにしている。ぎこちなくもなんとか脱ぎ切ると、ノアは私の目の前に戻ってきた。

「あれ、パンツは」
「いいだろパンツは!」
「えぇ~~」

服を脱ぎ切ったものの、依然として下着は着用したままのノア。ここまできたら腰布の一枚や二枚変わらないだろうに。ちら、とノアの股間に視線をやるとその形がくっきりと分かるほどに下着を押し上げ、立派なテントを作っている。照れ屋のノアのことだ。ばっちり臨戦体制のモノを晒すのが恥ずかしいのかもしれない。下着の中心に我慢汁で染みができていることはいいのだろうかと思わないこともないけども。

じっとノアに見つめられる。今度は私の番のようだ。ノアの目の前で衣服を脱ぐのは初めてでは無いものの、人に見られながら衣服を脱ぐという行為はどうしたって緊張する。既にずり落ちたブラのホックを外し、ドレスの背中のファスナーを降ろそうと試みる。が、腰元で引っかかってしまい上手く下ろすことができない。

「の、ノアっ。ごめん。ちょっとこれ、手伝ってほしい」
「?! わ、わかった……」

背を向けると、ノアがごそごそ背中で何かしている気配を感じる。
目の前の鏡の向こうで、マルクス様とアシュリーヌちゃんがお互いの恥部に顔を埋めて慰め合う光景が繰り広げられていたものの、私の頭の中はこれからノアにされる行為に対する期待とちょっとだけの不安でいっぱいで。全裸で睦み合う二人にも、私達もつまりああやって裸同士になってしまうのかとただ自分達を重ねることしかできなかった。
ややあってノアがファスナーを下ろし切ったのか、ばさりとドレスが床に落ちた。

「できたぞ」
「あっありがーー」

振り返ると予想以上にノアの顔が近くにあって、心臓がどきんと跳ねた。互いの息遣いさえ届いてしまう距離で、ノアの瞳が見開かれる。
お互いに恥部は晒した事はある。晒した事はあるけれどこうして殆ど一糸纏わぬ姿で、それもえっちな行為をするためにお膳立てした姿で向かい合うなんて、普通の状況じゃない。おふざけでもオナニーの一貫でもなく、私も、ノアも、互いの体に触れたくて、こうしている。ふと、当然のような疑問が降って湧いた。

友達ってここまでする……?

明らかに情欲の含まれた視線を真っ向から受け、私の秘所はとぷとぷ蜜を溢れさせる。
私とノアは友達だ。出会って日が浅いわけでもない。そこそこの長い年月、いつだって一緒だった。
不意に脇腹に走る傷跡の一つが目に留まり、思わず指先でそれをなぞった。

「ッッ?!」
「あ、ごめんくすぐったかった?」

目に見えて反応したノアにこちらの方が驚いてしまった。

「この傷、覚えてる? 訓練学校時代に学校の竜が暴れ回って」
「……ああ、覚えてるよ。これのお陰であの年の成績は散々だった」

アシュリーヌちゃんをやっかんだ貴族出身の一部のご令嬢一向が、彼女が担当していた竜に興奮剤を盛ったのだ。普段は戦場等で竜の士気を上げるために服用させるものだが、用量を誤ると竜が自我を忘れ暴走してしまう。故に現在では使用を厳禁され、一部上層部の者しか使用許可を下ろせなくなっている。ゲーム内でもこれを悪用する者が現れて一悶着起きていたけれど、まさか現実でもお目に掛かるなんて思わなかった。
その日は間が良いのか悪いのか、アシュリーヌちゃんの竜の手入れの手伝いに私も同行していた。以前彼女に手伝ってもらっていたから、ギブアンドテイクの精神で。
そうして私達が厩舎に入るなり竜は暴れ出した。応戦するアシュリーヌちゃんは普段可愛がっている分その子に強く応戦できず、不意を突かれて弾き飛ばされてしまう。更に追撃を仕掛けようとした竜に私が応戦したものの掃除用のデッキブラシじゃ歯が立たなくて、あわやのところで駆け付けたノアに助けられたのだ。不意打ちで仕掛けようとした竜に反応が遅れた私を庇ったから、ノアの体が鋭い爪の餌食になってしまったけれど。
その後騒ぎを聞き付けた教師達によって竜は取り押さえられた。ノアは暫く訓練や実技授業の自粛を言い渡され、令嬢達は興奮剤の流出ルートが発覚して懲戒処分、幸いとして竜に罪は無いとして処分は免れた。

「まだ、傷残ってるんだね。いたかったよね、ごめん……」
「何度も言ったけど、あれはお前のせいでもアシュリーヌのせいでもねーよ。誰も怪我せず、あの場を切り抜ける方法だってあっただろうし。単に俺の力量不足が結果として出ただけだ」

あの時ノアも部屋に見舞いに行ってベソかいてた当時の私とアシュリーヌちゃんに同じようなことを言って、何でもないように笑ってくれた。

ノアは友達だ。掛け替えのない、今世における一番大切な友達だ。でも、友達同士がいやらしい行為をすることはない。
だったら私達は一体何になるんだろう。恋人同士、というわけでもない。やらしいことのみをする友達……セフレか?? いやいや、そんなフランクな付き合いでも、ノアに対して不誠実に付き合っているつもりもない。

いつだって私を守って、助けてくれる優しいノア。そんなノアが、私に触れたいと言って、半分裸のような姿でアソコを立ち上げながら熱のこもった瞳で私を見下ろしている。この現実を再認識するだけで胸にむず痒い感覚が広がり、下腹部には甘い疼きが灯る。
このくすぐったさも、友達に感じるものなのだろうか。

「ぁっ……」

首元にチリッとした痺れが走った。
ノアが唇を寄せ、首筋に吸い付いていた。ちゅっと唇を放すと、次は胸元、お臍と、唇と舌を這わせながら、徐々に腰を落としてゆく。同時に体に這わされる指がいやらしくて、くすぐったい。ノアも、こんな、恋人同士の前戯のような愛撫をするんだ。ノアの痕跡が体に刻まれる度に全身が小刻みに揺れてしまう。
唇が太腿まで達すると、ノアは同じように内腿に唇を落とした。敏感な部分の近くに顔を寄せられ、思わず腰を引いてしまうと再び背中に冷たい鏡がぶつかった。

「わっ、ノア、ちょっ……んッ、ふぁああッッ」

羞恥に腰をくねらせる私には構わず、ノアは執拗に内腿へ吸い付いてくる。股間ギリギリの際どい箇所へ唇を寄せると、ぬろりと舐め上げられ、ノアの眼前の下着の中でじゅわじゅわ愛液を零してしまう。
内腿から敏感な部分へとノアの唇が移動して、ぬるりと下着越しに花弁へと舌を這わされた。

「あっ、ぁあ……はぅっ、やぁんん」

舌を突き出したまま、ノアがぬろぬろと秘裂を何度も往復する度に、ショーツの布地が唾液で割れ目にじっとりと張り付いていくのを感じる。冷えた布地とノアの荒い息で度々ほんのり温まる感覚がひどく居心地が悪い。居心地が悪いのに、すっかりノアの唾液でびちゃびちゃになった股間部分から、とめどなく溢れる愛液がノアの口へ滲み出ているような気分になる。
ノアのよだれで、お漏らししたみたいだ……
下着の下からぷっくりと浮き出たお豆ごと股間に喰らい付かれ、じゅううぅぅぅと吸われると甘くじんわりとした刺激が下腹部を突き抜け、下着の下に隠れた溝から蜜が溢れ出た。

「あっぁああぁッッ……んうぅッ」

あまりの快感に思わず内股になり、ノアの頭にしがみ付く。
私の行動にノアはびくりと口を離し、私を見上げてきたけれど、股間に灯る刺激の名残に私は荒い息を漏らしながら見下ろすことしかできない。
ノアは一瞬呆けたような顔をしたものの再び私の下半身へ視線を戻し、腰に添えていた手でずるりと私の下着を下ろした。

「?! ゃっ、ちょっと! ノアッ……!」

突然無防備にされた下半身を慌てて抑えようと腰を引き、手で覆おうとするも、ガシリと両手首を掴まれてそれを阻まれる。
靴は着用しているものの、正真正銘のすっぽんぽんの状態で、跪いたノアに一番恥ずかしい部分を拘束されながら凝視されている。どんな羞恥プレイですかこれ。

「や、やだ……ッのぁあ……」

あまりの恥ずかしさに声が震える。顔面が今にも発火しそうだ。
アソコを見られたことは初めてじゃないし、なんならおしっこするとこだって見られたし、おまんこだって舐められたことすらある。けれどなんていうか、この体勢と格好がまずい。目の前で見られている分恥ずかしさが尋常じゃないのだ。

「ぐちゃぐちゃ、だな」
「ぅうう……」

茂みの後ろに控える濡れそぼった秘所を凝視し、思わずと言ったように呟いたノアにますます顔が熱くなる。それでもどうしようもない私の快楽神経はノアに視姦されているこの状況を気持ちいいと認識して、ますます秘裂から蜜を分泌させる。

「ひゃうううッ?!」

生温かくざらついた舌に蜜にまみれた花弁をなぞられた。ノアが私のアソコに口を寄せ、ぴちゃぴちゃと愛液を舌で掬い舐めている。手首を拘束されたまま、子宮に響き渡る刺激にびくびくと腰が揺れるのが止まらない。あまりに強い刺激から逃れようと思わず足を閉じ、腿を摺り寄せる。

「ハァ、……ハァ、……フェリシア、足開け。……これじゃ、届かないだろーが……っ……」
「んぅッ……だっ、だって、だって……!」

こわい。ノアが怖いんじゃなくて、自分がどうなってしまうのか。今でさえノアにされているという事実だけでイきそうなほどなのに、これ以上快感を与えられてしまったら……

「あッ?! やァあッ、んぅうっ……」

再び茂みごとノアに喰らい付かれたかと思うと、閉じた割れ目に舌が滑り込んできて、にゅるっにゅるっと素早くスライドし始めた。
リズミカルな刺激を与えられながらしとどに溢れる愛液をじゅるじゅる吸引されると、腰が痙攣してがくがくと膝が揺れる。

「ゃッ、んぁああぁあッ」

あまりの快感に全身のバランスが崩れそうになったものの、慌てて両足を開いて踏ん張り、ノアの肩に手を突いてすっ転ぶのは防げた。しかしその勢いでノアの顔を腿で挟み込んでしまい、ノアの鼻と口に股間を押し付けるような体勢になってしまう。口元を私のおまんこで覆われたノアの顔はりんごもびっくりなほどに真っ赤っかになっている。釣られて私も真っ赤っかだ。
わっ! わわわっ、これはよろしくないッッ!!
とんでもなく恥ずかしい体勢に慌てて腰を引こうとしたものの、ガシリとノアにお尻を鷲掴みされ、拘束されてしまった。ちょっ……まって、まって、

足を開いて緩んだ秘裂の上で、再び艶かしいぬめりのある生き物が蠢き出した。

「……ぁあッ! あ、はぅっ……あんン……ッ……」

秘所が丸出しになった分、溝深くまでノアの舌が侵入してくる。ちゅぷんくちゅん、じゅるじゅる
溝の奥の穴を出入りしては溢れる愛液を掬い取り、花弁へ拭い付けて啜られる。ノアの口周りは既に私のえっちなお汁でびちょびちょで、快感にぼんやりとした視界で見下ろすと逞しい彼の喉元まで私の愛液が伝っていた。

「ふぅうんッッ、ぁっ、あぁ」

不意に股間から電流のような刺激が走り、目の前がスパークした。陰核がノアの歯を掠めたのだ。
舌の先を溝に沿って細かく前後させるノアの口元が時たま剥き出されたクリに掠れ、より強い刺激が腰を突き抜ける。

すご、きもちいぃ……もっと触ってほし……

気付けばノアの口に股間を押し付けながら、勝手にゆるゆる腰が動いていた。

「ぁっ、ぁっ、あぁっ、はぁっ、んんんッ」

上手くノアの歯にクリが当たるよう、ノアの肩に手を突いて前後に腰を小刻みに動かす。クリがノアの硬い一部を掠め、ちりっちりっと芯に電流が走る度、腰が震え、どぷどぷと蜜が漏れてノアの顔を汚していく。
ぼんやりとした思考でほぅ、とノアを見下ろすと耳まで真っ赤にして目を瞠りながらも、私をじっと見つめていた。ノアが更に舌を伸ばし、ぐるりと膣内を抉ってクリにじゅうぅと吸い付くと全身が張り詰めていくのを感じた。

「んっ、あっ、ぁああああーーーーッッ」

ビクッビクッとノアの口の上で果てると、全身が弛緩し、再びノアに痙攣するおまんこを押し付ける。ちゅるんとノアの舌が秘裂から抜け、絶頂の余韻でビクッビクッと震える花弁にノアの熱い呼吸が掛かる。はぁはぁ荒い息が敏感になっている部分に触れて気持ちいい。
いつのまにか掴んでいたノアの頭をぼんやりと見つめていると、未だオーガズムが続くアソコに再び刺激が走った。
ちょっ、ちょっとまって! まだイッたばっか……

「ぅっ?! ……ふぅんッ」

ノアが人差し指を未だ痙攣する割れ目に滑らせている。先程の愛撫でたっぷりと溢れた蜜が花弁の上でかき混ぜられ、クチュクチュといやらしい音が下方向から響いた。次いでくぷ……と既にどろどろに蕩けている膣が美味しそうにノアの指を食んでいく。達したばかりの敏感な襞を何度もじれったく擦られ、ひくつく隠唇はだらだらと涎を垂らしながらもっともっととノアの指を迎え入れた。

「……ぁぅっ……アっ、ぁあッ……ぁッ……」

すぐに2本目の指も増やされ、ノアの目の前で私のアソコがぐちゃぐちゃと暴かれていく。
鉤爪のように曲げられた指が敏感な箇所を擦る度、子宮に鈍い快感が響き、びくっびくっと腰が跳ねる。恥も外聞もなく、私はもうがに股も宜しく足をめいっぱい開いて、ノアの肩にしがみ付きながらただただ快感に打ち震えていた。

「あっ、あっ、ひぅうッん、や、やぁッッ……ぁああッ!」

次第に早まるピストンにびちゃびちゃ愛液がそこかしこに散っている。既に指は3本目まで飲み込んでおり、上壁を掻き出すように擦られてはどろどろに蕩けた蜜壺が収縮してノアの指ごと持っていこうとする。時折くぱぁと二本の指で花弁を割り開かれてはじっと凝視され、じゅるじゅるとクリごと啜られるものだからたまったものじゃない。

「あっぁあ、のあ、も、もうッ……」

あまりの快感に息も絶え絶えになりながら訴えるようにノアを見下ろす。正直喘ぎ過ぎてのどが痛い。けれどもノアは視線が合っても指の抽送を止めてはくれず、むしろ私の顔を見つめながらますますピストンを早めてくる。なッ、なんでぇ……!
赤くなりながらも食い入るようにこちらを凝視するノアに、またキュンキュンと子宮と膣が唸り、ノアの指を締め付ける。その度にノアの曲げられた指先が奥の核を捉え、じゅわじゅわいけない快感がせり上がってきた。

「あっあぁッッ、のあっ、ほんと、だめッッ、きちゃぅっ、なんかへんなのきちゃうからッ……んぁああっ、」

ノアの肩を強く掴みながらあまりの快感に漏れてきた涙でぼやけた視界の中、ノアにお願いする。しかしやはり私の必死の制止の声は無視されてしまい、ぐちゅちゅちゅちゅっと激しい水温を響かせながらノアの指は私の穴を擦り続ける。
も、だめ、漏れちゃうッ……またノアの前で、おしっこ漏らしちゃうっっ……!

「ふぁッ……んアああぁぁぁァっ……っっ!!」

ぷしゃぁああああッッ
ノアの指が勢い良く抜き取られたと同時に、私の尿道からは透明の飛沫が噴射された。潮は目の前にいたノアに当然のように降り注いでいるものの、絶頂の余韻でびくびくと痙攣する私はその様子をぼんやりと眺めていることしかできない。

ぁ……ぁあ……、すご……止まらない、止まらないよぉ

おしっことは違うえっちな液体は徐々に勢いが弱まり、ぴゅくぴゅくと最後の液体をノアに撒き散らすと漸く収まった。
静寂が訪れた部屋に、二人分の荒い呼吸だけが響き渡る。
ノアの指が抜けてはくはくと収縮するアソコが急に冷えて、ブルリと身震いをした。

潮、吹いちゃった……ノアの目の前で……

ちらりとノアを見やると、私の汁であちこち濡らしたままそれはもう茹で蛸もびっくりな真っ赤なお顔で私を見上げている。絶頂の余韻が引き、ちょっとだけ冷静な気持ちになってきた。

ま、またやっちまった……!
いや今回は私のせいではないけれど……! とは言えノアに放尿宜しい痴態を晒してしまった上にそれを全部ぶっ掛けてしまうなんて……!!!! 目とかに入ったりしていないだろうか。

「のあッ……ごめん、だいじょうーー」

ぶっ!?
度重なる快感に限界を迎えた足腰がとうとう職務放棄し、私は盛大にすっ転んだ。
けれど痛みは訪れず、気付けば私を受け止めて尻餅を突いたらしい目の前のノアの上に跨るような形で覆い被さっていた。

私のアソコに押しつぶされたノアの逸物が、びくんと大きく脈動した気がした。
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