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第6章 終末を告げる音と最後のピース
284 甦りの根幹
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「…………!?」
通気口を破壊して侵入してきた俺を前にして、一瞬驚愕したように目を見開いた男は警戒の表情と共に何ごとか捲くし立て始めた。
無音結界のために声は聞こえないが、表情から喧しさが伝わってくる。
そんな彼とは対照的に。
隣の少女化魔物は、一人ぼんやりと真紅の瞳を虚空に向けていた。
同じく火属性を示す赤い髪は切り揃えられることなく伸ばされており、彼女がペタンと座り込んでいる床に無造作に散らばっている。
顔立ちの整った少女の形をしているだけに、本当だったら「ルビーのような」とか「燃えるような」とか色々と形容してやりたい。
しかし、生気の感じられない瞳は乾いて固まった血のようで、ぼさぼさの髪は汚れでくすんでいて紅葉後の枯れかかった葉のようだ。
その様は、人間至上主義組織に囚われていた人魚の少女化魔物を想起させる。
さすがに、あの時のような惨たらしい外傷は見られないが……。
何となく、ターナよりも朽ち果てた人形の如き虚ろな印象が強い。
「………………!?」
いずれにしても、少女化魔物という存在は精神状態が肉体に大きく影響を及ぼすのだから、本来であれば、このような状態になる前に命を失っているはずだ。
それでもこうして生き永らえているのは、間違いなくクピドの金の矢かその複製改良品によって精神を弄られているからだろう。そして――。
「……!!」
黙殺されて尚、一層喚くように口を動かしている男が少女の肩に突き刺さしたまま離さずにいる金色の矢こそ、十中八九目的の祈望之器と見て間違いない。
改良された短さもなく、正に弓で撃つための長さが保たれたままであることと、矢として使うには無駄にも程がある金色がその主たる根拠だ。
「悪い」
だから、俺は即座に真・複合発露〈万有凍結・封緘〉を使用し、虚ろな少女と口元の動きがうるさい男を問答無用で凍結させた。
この矢が実際に本物なのかどうかは、手に入れてから確かめればいい。
たとえ偽物だったとしても、この少女化魔物の虚ろな様子を見れば、目の前の行いが国際法上の明確な違法行為に当たるのは確かだ。
外傷なき凍結による一次的な拘束ならば、問題とされることはないだろう。
しかし――。
「何っ!?」
次の瞬間、氷漬けにされた少女は氷ごと灰となって崩れ落ち、かと思えば、何ごともなかったかのように先程までの状態へと復元されてしまった。
異様な光景。だが、つい最近も見た現象だ。
更には、男の方もまた同じような形で容易く凍結から脱してしまう。
「……!!」
そのことに俺が驚いていると、男は身体強化系の複合発露を発動させたのか、獣系の魔物の特徴をその身にいくつも発現させて臨戦態勢に入った。
「………………!?」
だが、彼はそこから即座に攻撃行動に移行することなく、激昂した様子を見せながらも俺に対して喚き散らすような素振りを続ける。
凍結という明確な敵対行為に対して間髪容れず反撃に出ないのは、こちらの強さの程を読むことができず、強く警戒しているが故だろう。
俺としても凍結を防がれた今、状況を正確に見極めておきたい。
可能なら、目の前の男との会話から情報を引き出したいところだが……。
人形化魔物【終末を告げる音】対策の無音結界を解く訳にはいかない。
なので俺は、少し考えてから風の探知を応用することにした。
それによって拾い上げた男の喉の振動を、無音結界の内部で再現しようとする。
『――とか言ったらどうだ!!』
その試みは成功したようで、男の声が不可思議な響きを伴って耳に届いた。
一度録音してからボイスチェンジャーを通して再生したような妙な違和感があるが、まあ、この場はとにかく内容が分かればそれでいい。
『ああ、悪いな。全く聞いてなかった』
同様に、こちらの声の振動を相手の耳の辺りに作り出し、少女化魔物が無体な扱いを受けている状況への苛立ちから若干煽るように言葉を返す。
対する男は聞こえ方が不可解だったのか、一瞬虚を突かれたような顔をした。
『それで、お前は誰だ? その子は何だ?』
そんな彼の反応は意に介さず、続け様に疑問をぶつけてやる。
すると、緩々と怒りが戻ってきたのか男は顔を歪ませ、しかし、激情を抑え込むように身体に力を入れて震わせながら口を開いた。
『無礼者め。だが、下賤の者が俺の顔を知らぬのも無理もないことだな。自らの不明と不敬を恥じるがいい! この俺こそは世界の誇るフレギウス王国の王太子、オルギス・イクス・フレギウス様だ!』
『……成程。現国王ジーグの息子か』
であれば、顔立ちが似ているのも当然だろう。
しかし、既に第二次性徴を迎えている背丈を見るに、ジーグは意外と年齢が高かったのかもしれない。この世界は若作りが多過ぎる。
『そんなことはどうでもいいが、彼女は何だ? さっき灰の中から甦ったのを見る限り、この国の王が持つ死から甦る力の根幹たる少女化魔物のようだが……』
『…………賊に与える答えはない!』
俺の問いかけにオルギスは吐き捨てるように告げると、影の中に沈み込みながら少女を引き寄せようとした。
どこか別の場所へと転移しようというのだろう。
だが、俺は再び両者を凍らせて妨害し、復活までの一瞬を利用して引き離した。
『貴様っ!!』
そして虚ろな少女を背にしながら、氷漬けの状態を破ると同時に焦ったように無防備に掴みかかってきた彼の顔面を殴り飛ばす。
それから改めて。
俺の殴打を受けて、よろよろと立ち上がったオルギスと正面から対峙した。
庇う形となった少女に金色の矢は刺さったままなので、半ば目的の品を確保したと見なしてもいい状況かもしれない。
とは言え、影を介した転移の条件が正確に把握できていないので、彼を無視してここから去る訳にはいかないが。
この虚ろな様子の少女を捨て置くことは勿論できないし、彼女を連れていくにしても影を利用した追跡が可能だったりしたら面倒だ。
そう、相手から視線を外さぬまま思案していると――。
『い、一体……何者だ、貴様は』
障害物たるオルギスは、動揺したように後退りした。
真・暴走・複合発露の身体強化の影響下にあるが故に比較的ダメージは少ないようだが、どうやら俺との間に明確な力の差を感じ取ったようだ。
救世の転生者の操る三大特異思念集積体の真・複合発露による身体強化。
如何に真・暴走・複合発露でも、容易く至ることのできる領域ではない。
それを理解できるだけ彼も一定の実力者と言うこともできるだろうが、それだけに、現状では勝ち目がないこともまた直感的に理解したようだ。
『くっ』
そして、オルギスはこの少女と金色の矢を奪われる未来を想像したのだろう。
彼は忌々しげに俺を見て、それから葛藤するように俺の背後にいる彼女と、その肩に刺さったままの矢へと順に視線を向ける。
『……王国の礎たる母体と祈望之器を、奪われるぐらいならばっ!』
直後、覚悟を決めたように表情を強張らせたオルギスは、一瞬の内に影の中に入り込んだ。どうやら自分一人ならば転移の隙を最小限にできるらしい。
それからタイミングをずらすように僅かな間を置いて。
小部屋の中に入っても当たり前に継続していた探知が、少女化魔物の背後の影から再び出現したオルギスの存在を感知する。
それとほぼ同時に俺は振り返り、即座に両者を再度氷漬けにしたが……。
『なっ!?』
先程よりも遥かに早く。
更には異なる現象を伴って、凍結を破られてしまう。
突如として、オルギスと少女化魔物の全身を紅蓮の炎が包み込み、内側から燃え盛ったそれによって氷が全て融け落ちて消えてしまったのだ。
挙句、彼女の体がグロテスクに脈動し、徐々に肥大化していく。
『オルギス! 一体、何をした!?』
そうした異変を前に俺はそう問い質しながら、火の手が広がっていく視界の中から炎以外の差異を注意深く探した。すると――。
『まさかっ!?』
肥大化した肉の中に取り込まれてしまった金色の矢とはまた別に、少女化魔物の腕の辺りに見覚えある短い矢が刺さっていることに気づく。
『そうだ! 狂化隷属の矢で暴走させたのだ!』
俺の脳裏に浮かんだ答えを肯定するように、オルギスはそう告げながら嘲笑う。
しかし、俺が使用するサユキとの真・複合発露〈万有凍結・封緘〉の凍結から脱するには、最低でも真・暴走・複合発露クラスの力が必要なはず。
故にジーグの時も含め、あの灰の中からの甦りもまた真・暴走・複合発露によるものだとばかり思っていたのだが……。
もし未だ暴走状態になかったのだとすれば、この少女化魔物はつまり――。
『特異思念集積体の真・暴走・複合発露。特と味わうがいい!!』
続けて、彼がそう俺の推測を裏付ける内容を口にした正にその瞬間。
箍が外れたように膨張した少女の体とその内側から溢れ出てくる紅蓮の炎が、この地下の小部屋を埋め尽くしていった。
通気口を破壊して侵入してきた俺を前にして、一瞬驚愕したように目を見開いた男は警戒の表情と共に何ごとか捲くし立て始めた。
無音結界のために声は聞こえないが、表情から喧しさが伝わってくる。
そんな彼とは対照的に。
隣の少女化魔物は、一人ぼんやりと真紅の瞳を虚空に向けていた。
同じく火属性を示す赤い髪は切り揃えられることなく伸ばされており、彼女がペタンと座り込んでいる床に無造作に散らばっている。
顔立ちの整った少女の形をしているだけに、本当だったら「ルビーのような」とか「燃えるような」とか色々と形容してやりたい。
しかし、生気の感じられない瞳は乾いて固まった血のようで、ぼさぼさの髪は汚れでくすんでいて紅葉後の枯れかかった葉のようだ。
その様は、人間至上主義組織に囚われていた人魚の少女化魔物を想起させる。
さすがに、あの時のような惨たらしい外傷は見られないが……。
何となく、ターナよりも朽ち果てた人形の如き虚ろな印象が強い。
「………………!?」
いずれにしても、少女化魔物という存在は精神状態が肉体に大きく影響を及ぼすのだから、本来であれば、このような状態になる前に命を失っているはずだ。
それでもこうして生き永らえているのは、間違いなくクピドの金の矢かその複製改良品によって精神を弄られているからだろう。そして――。
「……!!」
黙殺されて尚、一層喚くように口を動かしている男が少女の肩に突き刺さしたまま離さずにいる金色の矢こそ、十中八九目的の祈望之器と見て間違いない。
改良された短さもなく、正に弓で撃つための長さが保たれたままであることと、矢として使うには無駄にも程がある金色がその主たる根拠だ。
「悪い」
だから、俺は即座に真・複合発露〈万有凍結・封緘〉を使用し、虚ろな少女と口元の動きがうるさい男を問答無用で凍結させた。
この矢が実際に本物なのかどうかは、手に入れてから確かめればいい。
たとえ偽物だったとしても、この少女化魔物の虚ろな様子を見れば、目の前の行いが国際法上の明確な違法行為に当たるのは確かだ。
外傷なき凍結による一次的な拘束ならば、問題とされることはないだろう。
しかし――。
「何っ!?」
次の瞬間、氷漬けにされた少女は氷ごと灰となって崩れ落ち、かと思えば、何ごともなかったかのように先程までの状態へと復元されてしまった。
異様な光景。だが、つい最近も見た現象だ。
更には、男の方もまた同じような形で容易く凍結から脱してしまう。
「……!!」
そのことに俺が驚いていると、男は身体強化系の複合発露を発動させたのか、獣系の魔物の特徴をその身にいくつも発現させて臨戦態勢に入った。
「………………!?」
だが、彼はそこから即座に攻撃行動に移行することなく、激昂した様子を見せながらも俺に対して喚き散らすような素振りを続ける。
凍結という明確な敵対行為に対して間髪容れず反撃に出ないのは、こちらの強さの程を読むことができず、強く警戒しているが故だろう。
俺としても凍結を防がれた今、状況を正確に見極めておきたい。
可能なら、目の前の男との会話から情報を引き出したいところだが……。
人形化魔物【終末を告げる音】対策の無音結界を解く訳にはいかない。
なので俺は、少し考えてから風の探知を応用することにした。
それによって拾い上げた男の喉の振動を、無音結界の内部で再現しようとする。
『――とか言ったらどうだ!!』
その試みは成功したようで、男の声が不可思議な響きを伴って耳に届いた。
一度録音してからボイスチェンジャーを通して再生したような妙な違和感があるが、まあ、この場はとにかく内容が分かればそれでいい。
『ああ、悪いな。全く聞いてなかった』
同様に、こちらの声の振動を相手の耳の辺りに作り出し、少女化魔物が無体な扱いを受けている状況への苛立ちから若干煽るように言葉を返す。
対する男は聞こえ方が不可解だったのか、一瞬虚を突かれたような顔をした。
『それで、お前は誰だ? その子は何だ?』
そんな彼の反応は意に介さず、続け様に疑問をぶつけてやる。
すると、緩々と怒りが戻ってきたのか男は顔を歪ませ、しかし、激情を抑え込むように身体に力を入れて震わせながら口を開いた。
『無礼者め。だが、下賤の者が俺の顔を知らぬのも無理もないことだな。自らの不明と不敬を恥じるがいい! この俺こそは世界の誇るフレギウス王国の王太子、オルギス・イクス・フレギウス様だ!』
『……成程。現国王ジーグの息子か』
であれば、顔立ちが似ているのも当然だろう。
しかし、既に第二次性徴を迎えている背丈を見るに、ジーグは意外と年齢が高かったのかもしれない。この世界は若作りが多過ぎる。
『そんなことはどうでもいいが、彼女は何だ? さっき灰の中から甦ったのを見る限り、この国の王が持つ死から甦る力の根幹たる少女化魔物のようだが……』
『…………賊に与える答えはない!』
俺の問いかけにオルギスは吐き捨てるように告げると、影の中に沈み込みながら少女を引き寄せようとした。
どこか別の場所へと転移しようというのだろう。
だが、俺は再び両者を凍らせて妨害し、復活までの一瞬を利用して引き離した。
『貴様っ!!』
そして虚ろな少女を背にしながら、氷漬けの状態を破ると同時に焦ったように無防備に掴みかかってきた彼の顔面を殴り飛ばす。
それから改めて。
俺の殴打を受けて、よろよろと立ち上がったオルギスと正面から対峙した。
庇う形となった少女に金色の矢は刺さったままなので、半ば目的の品を確保したと見なしてもいい状況かもしれない。
とは言え、影を介した転移の条件が正確に把握できていないので、彼を無視してここから去る訳にはいかないが。
この虚ろな様子の少女を捨て置くことは勿論できないし、彼女を連れていくにしても影を利用した追跡が可能だったりしたら面倒だ。
そう、相手から視線を外さぬまま思案していると――。
『い、一体……何者だ、貴様は』
障害物たるオルギスは、動揺したように後退りした。
真・暴走・複合発露の身体強化の影響下にあるが故に比較的ダメージは少ないようだが、どうやら俺との間に明確な力の差を感じ取ったようだ。
救世の転生者の操る三大特異思念集積体の真・複合発露による身体強化。
如何に真・暴走・複合発露でも、容易く至ることのできる領域ではない。
それを理解できるだけ彼も一定の実力者と言うこともできるだろうが、それだけに、現状では勝ち目がないこともまた直感的に理解したようだ。
『くっ』
そして、オルギスはこの少女と金色の矢を奪われる未来を想像したのだろう。
彼は忌々しげに俺を見て、それから葛藤するように俺の背後にいる彼女と、その肩に刺さったままの矢へと順に視線を向ける。
『……王国の礎たる母体と祈望之器を、奪われるぐらいならばっ!』
直後、覚悟を決めたように表情を強張らせたオルギスは、一瞬の内に影の中に入り込んだ。どうやら自分一人ならば転移の隙を最小限にできるらしい。
それからタイミングをずらすように僅かな間を置いて。
小部屋の中に入っても当たり前に継続していた探知が、少女化魔物の背後の影から再び出現したオルギスの存在を感知する。
それとほぼ同時に俺は振り返り、即座に両者を再度氷漬けにしたが……。
『なっ!?』
先程よりも遥かに早く。
更には異なる現象を伴って、凍結を破られてしまう。
突如として、オルギスと少女化魔物の全身を紅蓮の炎が包み込み、内側から燃え盛ったそれによって氷が全て融け落ちて消えてしまったのだ。
挙句、彼女の体がグロテスクに脈動し、徐々に肥大化していく。
『オルギス! 一体、何をした!?』
そうした異変を前に俺はそう問い質しながら、火の手が広がっていく視界の中から炎以外の差異を注意深く探した。すると――。
『まさかっ!?』
肥大化した肉の中に取り込まれてしまった金色の矢とはまた別に、少女化魔物の腕の辺りに見覚えある短い矢が刺さっていることに気づく。
『そうだ! 狂化隷属の矢で暴走させたのだ!』
俺の脳裏に浮かんだ答えを肯定するように、オルギスはそう告げながら嘲笑う。
しかし、俺が使用するサユキとの真・複合発露〈万有凍結・封緘〉の凍結から脱するには、最低でも真・暴走・複合発露クラスの力が必要なはず。
故にジーグの時も含め、あの灰の中からの甦りもまた真・暴走・複合発露によるものだとばかり思っていたのだが……。
もし未だ暴走状態になかったのだとすれば、この少女化魔物はつまり――。
『特異思念集積体の真・暴走・複合発露。特と味わうがいい!!』
続けて、彼がそう俺の推測を裏付ける内容を口にした正にその瞬間。
箍が外れたように膨張した少女の体とその内側から溢れ出てくる紅蓮の炎が、この地下の小部屋を埋め尽くしていった。
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