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第2章 人間⇔少女化魔物
116 サウセンド直行便(人力)
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依頼を遂行するに当たり、聞くべきことは一通り聞いた。
後はロジュエさんを助け出すのみ。
だから俺達は、本格的な雰囲気の烏龍茶らしき飲みもので軽く喉を潤してから、ランブリク共和国のカフェ的な店を後にした。
「では、サウセンドに向かいましょうか」
通行人の邪魔にならないように道の端に寄りつつ、暴走したロジュエさんを正気に戻す切り札として共に現地に向かうアグリカさんに告げる。
「は、はい。えっと、今からだと次のメルカバスは――」
「ああ。大丈夫ですよ。アグリカさんを抱えて飛ぶぐらいできますから」
一応、ポーランスまで空を飛んできたところは見ていたはずだが、さすがに自分が随行するとなるとバスもどきを使わなければならないと考えたのだろう。
しかし、公共交通機関でちんたら行く気は毛頭ない。
それでは下手をすると数日の工程になりかねない。
俺としては、アグリカさんのためにも、ロジュエさんのためにも、数時間以内には決着をつける心積もりだ。……可能なら、晩飯の時間には帰りたいし。
「か、抱えて、ですか?」
そんな俺の言葉にまたも驚きを顕にしながら、俺の身長を確かめるように足元から頭の天辺へと視線を動かすアグリカさん。
大分不安そうな表情だ。
まあ、見た目は二次性徴を迎えていない子供だからな。気持ちは分かる。
祈念魔法。あるいは複合発露。これらを用いれば、元の世界の人間を遥かに超える力など誰でも容易く得ることができる。外見は当てにならない。
……と言うのは、理論上の話で、少女征服者の大半は普通に大人だ。
理屈で分かっていても、一瞬引っかかってしまうのは無理もないことだろう。
「仮にもS級補導員ですからね。人一人分ぐらい軽いものですよ」
「そ、そうですよね。すみません」
アグリカさんもまた妙な錯覚に陥ってしまったと言うように、何ともきまりが悪そうな表情を浮かべてから頭を下げた。
一応、影に入って貰うという選択肢もあるが、面識のないイリュファ達のところに放り込むのは可哀相だし……何より、テアの存在をおいそれと明かす訳にもいかない。
それを知ったことで不利益を被る可能性もあるしな。
申し訳ないが、ここは我慢して貰おう。
そして、港街ポーランスのストレム自治区側の出入口まで二人で歩いていき、そこで促すようにアグリカさんに手を差し出す。
「で、では、その、失礼します」
すると、彼女は恥ずかしそうに少しだけ躊躇ってから、意を決したように頷くと俺に抱き着くようにして身を委ねてきた。
その体をしっかりと支えて抱きかかえる。
心ときめく、お姫様抱っこの体勢。だが、やはりまだまだバランスが悪い。
絵面が気になって、微妙にモヤモヤする。
早く二次性徴を迎えたいものだが…………今は考えまい。
「上昇します。風の根源に我は希う。『纏繞』『収束』『制御』『維持』の概念を伴い、第四の力を示せ。〈天父〉之〈天翔〉」
「ひゃっ!?」
祈念魔法を用いて空へと浮かび上がると、アグリカさんは小さな悲鳴を上げる。
浮遊感に驚いたようだ。恐らく空を飛ぶのは初めてなのだろう。
目を瞑り、そのままギュッと力を込めて閉じたままでいる。
……これだけでそうなるとすると、全力で飛ぶのはまずいかもしれないな。
とは言え、アグリカさんとしても解決を急ぎたい気持ちがあるのは間違いない。
その辺りの判断については彼女に委ねよう。別に晩飯の時間は遅れても構わない。
「全速力で飛べば数分で到着できますが、かなりの負担を強いることになります。数十分かければ、大幅に緩和できます。どうしますか?」
俺の問いかけに目を開けたアグリカさんは、今度は高度に驚いたように息を呑む。
しかし、すぐに彼女は真剣な顔を俺に向け、僅かに唇を震わせながらも口を開いた。
「……わ、私は、早くロジュエを助けたいです。あの子は今も苦しんでいるはずですから。少しぐらいの負担は我慢します。してみせます!」
トレントの少女化魔物である彼女は、もしかすると高所が苦手なのかもしれない。
それでも彼女は気丈に告げ、その意思を瞳で示す。
ヒシヒシと感じられる確固たる想い。無下にする訳にはいかない。だから――。
「分かりました。では…………悠なる根源に我は希う。『付与』『纏繞』『硬化』の概念を伴い、第四の力を示せ。〈無窮〉之〈与纏硬〉」
俺はアグリカさんに頷き、それから祈念魔法による身体強化を彼女に施した。
これである程度はGに耐えることができるようになるはず。
それでも短時間でトップスピードに持っていくと、緩和されて尚、飛行機の離陸時よりも結構きつめの負荷ぐらいにはなる。
今日初めて空を飛ぶ彼女には中々ハードだろう。
「〈裂雲雷鳥・不羈〉」
しかし、一刻でも早くロジュエさんを助けたいという彼女の気持ちに応え、俺は合図をするように真・複合発露の名を告げながら力を発動した。
背部に雷光纏う翼を発現させ、一気に加速していく。
「う、く」
俺に体を押し付けられ、苦しそうに呻くアグリカさん。
身体強化がなければ間違いなく意識を失い、場合によっては命に関わるダメージを負っていたことだろう。何やかんや祈念魔法も十分役に立つものだ。
そして、その急加速も(加減して)十数秒で終わり、巡航速度に至る。
「アグリカさん。大丈夫ですか?」
「は、はい。問題ありません。このままロジュエのところまで、お願いします」
無理をしていない訳ではないが、耐えられない程ではない、という感じか。
そんな彼女の様子に、減速時も同様で問題なさそうだと考えながら速度を維持する。
元の世界における香港に当たるポーランスから、カフェを出る前に地図で確認した目的地ストレム自治区サウセンドへ向けて。
その位置は、前世で言うとベトナムの南、ホーチミンの辺りとのことだ。
このランブリク共和国は前に述べた通り、人間と少女化魔物が別々に暮らしている。
それぞれの領域の境界は、前世で言うヒマラヤ山脈。それと、その東端とポーランスを結んだ直線。それより南がストレム自治区らしい。
ちなみに、アグリカさんによると、北にある人間が住まう領域は直轄区センドラと呼ぶそうだ。今後、俺がそちらを訪れる機会があるかは分からないが。
それはともかく。今回は実質、香港からホーチミンへ真っ直ぐ飛んでいく形になるため、一度南シナ海に出ることになる。
速度が速度なので、陸地が見えて少ししたらもう到着だ。
「…………そろそろですね」
「え!? もうですか!?」
行程通りに海を越えてから約一分。
そうアグリカさんに予告をしている間に、視覚が強化された俺の目は既に異常な光景と成り果てた目的地を捉えていた。
まるで世界が分断されたかのように大地に線が引かれ、異世界のような様相が一定の領域に広がっている。この世界こそが異世界という突っ込みはなしだ。
様々な色合いの宝石に成り果てた自然、動物、建物、人間。
途中ガルファンド島を経由してこなかったら、動揺していたかもしれない。
「……減速します」
「は、はい!」
宝石化した領域はほぼ円形で、見たところ半径約三十キロ。
俺は、勢い余ってそこに突入するのを避けるため、更に三十キロ程手前で軌道修正して半径三十五キロ程度の円を描くように旋回しながら制動をかけた。
「う、く、うぅ」
軌道修正による遠心力と減速。
加速時よりも微妙に増した負担に耐えるアグリカさん。
最初とは逆のGによって放り出されないように、彼女を抱える力を強める。
「ふ、ふう……」
やがて完全に速力は落ち、俺達は土の地面に降り立った。
そこで一旦アグリカさんを降ろし、〈裂雲雷鳥・不羈〉を解除する。
少しよたよたしている彼女が落ち着くのを待つ。
「……さて、覚悟はいいですか?」
それから俺は、数キロ先に見える宝石の領域を視線で示しながら問うた。
あの宝石化した領域に入ったら恐らく、いつ暴走・複合発露による干渉が飛んできてもおかしくはない状態になるだろう。
そこにこれから二人で突っ込む訳だ。
ロジュエさんを可能な限り傷つけずに救うには、それが最も適した方法だから。
「私は、大丈夫です」
アグリカさんもまた重々承知しているようで、俺を真っ直ぐに見詰めながら答える。
……再確認など必要なかったか。
「では、早速作戦を開始します。アグリカさん、必ずロジュエさんを救い出しましょう」
「はい。…………待っていてね、ロジュエ」
後はロジュエさんを助け出すのみ。
だから俺達は、本格的な雰囲気の烏龍茶らしき飲みもので軽く喉を潤してから、ランブリク共和国のカフェ的な店を後にした。
「では、サウセンドに向かいましょうか」
通行人の邪魔にならないように道の端に寄りつつ、暴走したロジュエさんを正気に戻す切り札として共に現地に向かうアグリカさんに告げる。
「は、はい。えっと、今からだと次のメルカバスは――」
「ああ。大丈夫ですよ。アグリカさんを抱えて飛ぶぐらいできますから」
一応、ポーランスまで空を飛んできたところは見ていたはずだが、さすがに自分が随行するとなるとバスもどきを使わなければならないと考えたのだろう。
しかし、公共交通機関でちんたら行く気は毛頭ない。
それでは下手をすると数日の工程になりかねない。
俺としては、アグリカさんのためにも、ロジュエさんのためにも、数時間以内には決着をつける心積もりだ。……可能なら、晩飯の時間には帰りたいし。
「か、抱えて、ですか?」
そんな俺の言葉にまたも驚きを顕にしながら、俺の身長を確かめるように足元から頭の天辺へと視線を動かすアグリカさん。
大分不安そうな表情だ。
まあ、見た目は二次性徴を迎えていない子供だからな。気持ちは分かる。
祈念魔法。あるいは複合発露。これらを用いれば、元の世界の人間を遥かに超える力など誰でも容易く得ることができる。外見は当てにならない。
……と言うのは、理論上の話で、少女征服者の大半は普通に大人だ。
理屈で分かっていても、一瞬引っかかってしまうのは無理もないことだろう。
「仮にもS級補導員ですからね。人一人分ぐらい軽いものですよ」
「そ、そうですよね。すみません」
アグリカさんもまた妙な錯覚に陥ってしまったと言うように、何ともきまりが悪そうな表情を浮かべてから頭を下げた。
一応、影に入って貰うという選択肢もあるが、面識のないイリュファ達のところに放り込むのは可哀相だし……何より、テアの存在をおいそれと明かす訳にもいかない。
それを知ったことで不利益を被る可能性もあるしな。
申し訳ないが、ここは我慢して貰おう。
そして、港街ポーランスのストレム自治区側の出入口まで二人で歩いていき、そこで促すようにアグリカさんに手を差し出す。
「で、では、その、失礼します」
すると、彼女は恥ずかしそうに少しだけ躊躇ってから、意を決したように頷くと俺に抱き着くようにして身を委ねてきた。
その体をしっかりと支えて抱きかかえる。
心ときめく、お姫様抱っこの体勢。だが、やはりまだまだバランスが悪い。
絵面が気になって、微妙にモヤモヤする。
早く二次性徴を迎えたいものだが…………今は考えまい。
「上昇します。風の根源に我は希う。『纏繞』『収束』『制御』『維持』の概念を伴い、第四の力を示せ。〈天父〉之〈天翔〉」
「ひゃっ!?」
祈念魔法を用いて空へと浮かび上がると、アグリカさんは小さな悲鳴を上げる。
浮遊感に驚いたようだ。恐らく空を飛ぶのは初めてなのだろう。
目を瞑り、そのままギュッと力を込めて閉じたままでいる。
……これだけでそうなるとすると、全力で飛ぶのはまずいかもしれないな。
とは言え、アグリカさんとしても解決を急ぎたい気持ちがあるのは間違いない。
その辺りの判断については彼女に委ねよう。別に晩飯の時間は遅れても構わない。
「全速力で飛べば数分で到着できますが、かなりの負担を強いることになります。数十分かければ、大幅に緩和できます。どうしますか?」
俺の問いかけに目を開けたアグリカさんは、今度は高度に驚いたように息を呑む。
しかし、すぐに彼女は真剣な顔を俺に向け、僅かに唇を震わせながらも口を開いた。
「……わ、私は、早くロジュエを助けたいです。あの子は今も苦しんでいるはずですから。少しぐらいの負担は我慢します。してみせます!」
トレントの少女化魔物である彼女は、もしかすると高所が苦手なのかもしれない。
それでも彼女は気丈に告げ、その意思を瞳で示す。
ヒシヒシと感じられる確固たる想い。無下にする訳にはいかない。だから――。
「分かりました。では…………悠なる根源に我は希う。『付与』『纏繞』『硬化』の概念を伴い、第四の力を示せ。〈無窮〉之〈与纏硬〉」
俺はアグリカさんに頷き、それから祈念魔法による身体強化を彼女に施した。
これである程度はGに耐えることができるようになるはず。
それでも短時間でトップスピードに持っていくと、緩和されて尚、飛行機の離陸時よりも結構きつめの負荷ぐらいにはなる。
今日初めて空を飛ぶ彼女には中々ハードだろう。
「〈裂雲雷鳥・不羈〉」
しかし、一刻でも早くロジュエさんを助けたいという彼女の気持ちに応え、俺は合図をするように真・複合発露の名を告げながら力を発動した。
背部に雷光纏う翼を発現させ、一気に加速していく。
「う、く」
俺に体を押し付けられ、苦しそうに呻くアグリカさん。
身体強化がなければ間違いなく意識を失い、場合によっては命に関わるダメージを負っていたことだろう。何やかんや祈念魔法も十分役に立つものだ。
そして、その急加速も(加減して)十数秒で終わり、巡航速度に至る。
「アグリカさん。大丈夫ですか?」
「は、はい。問題ありません。このままロジュエのところまで、お願いします」
無理をしていない訳ではないが、耐えられない程ではない、という感じか。
そんな彼女の様子に、減速時も同様で問題なさそうだと考えながら速度を維持する。
元の世界における香港に当たるポーランスから、カフェを出る前に地図で確認した目的地ストレム自治区サウセンドへ向けて。
その位置は、前世で言うとベトナムの南、ホーチミンの辺りとのことだ。
このランブリク共和国は前に述べた通り、人間と少女化魔物が別々に暮らしている。
それぞれの領域の境界は、前世で言うヒマラヤ山脈。それと、その東端とポーランスを結んだ直線。それより南がストレム自治区らしい。
ちなみに、アグリカさんによると、北にある人間が住まう領域は直轄区センドラと呼ぶそうだ。今後、俺がそちらを訪れる機会があるかは分からないが。
それはともかく。今回は実質、香港からホーチミンへ真っ直ぐ飛んでいく形になるため、一度南シナ海に出ることになる。
速度が速度なので、陸地が見えて少ししたらもう到着だ。
「…………そろそろですね」
「え!? もうですか!?」
行程通りに海を越えてから約一分。
そうアグリカさんに予告をしている間に、視覚が強化された俺の目は既に異常な光景と成り果てた目的地を捉えていた。
まるで世界が分断されたかのように大地に線が引かれ、異世界のような様相が一定の領域に広がっている。この世界こそが異世界という突っ込みはなしだ。
様々な色合いの宝石に成り果てた自然、動物、建物、人間。
途中ガルファンド島を経由してこなかったら、動揺していたかもしれない。
「……減速します」
「は、はい!」
宝石化した領域はほぼ円形で、見たところ半径約三十キロ。
俺は、勢い余ってそこに突入するのを避けるため、更に三十キロ程手前で軌道修正して半径三十五キロ程度の円を描くように旋回しながら制動をかけた。
「う、く、うぅ」
軌道修正による遠心力と減速。
加速時よりも微妙に増した負担に耐えるアグリカさん。
最初とは逆のGによって放り出されないように、彼女を抱える力を強める。
「ふ、ふう……」
やがて完全に速力は落ち、俺達は土の地面に降り立った。
そこで一旦アグリカさんを降ろし、〈裂雲雷鳥・不羈〉を解除する。
少しよたよたしている彼女が落ち着くのを待つ。
「……さて、覚悟はいいですか?」
それから俺は、数キロ先に見える宝石の領域を視線で示しながら問うた。
あの宝石化した領域に入ったら恐らく、いつ暴走・複合発露による干渉が飛んできてもおかしくはない状態になるだろう。
そこにこれから二人で突っ込む訳だ。
ロジュエさんを可能な限り傷つけずに救うには、それが最も適した方法だから。
「私は、大丈夫です」
アグリカさんもまた重々承知しているようで、俺を真っ直ぐに見詰めながら答える。
……再確認など必要なかったか。
「では、早速作戦を開始します。アグリカさん、必ずロジュエさんを救い出しましょう」
「はい。…………待っていてね、ロジュエ」
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