ガラスの世代

自分のことだけで精いっぱい

過去に出くわした
いい歳した
どの中年オヤジも
どのジジイも
どのババアも
自業自得とはいえ
哀れなモンだ

どの中年オヤジも
どのジジイも
どのババアも
今では
誰からも
相手にされない

一人ぼっちで
寂しくて
孤独な生活を
送っている

どの中年オヤジも
どのジジイも
どのババアも
おれとは違い
孤独は
好きじゃないし
孤独には
耐えきれない

みんな
誰でも良いから
相手にしてくれる
仲間や
友達を
欲しがっていた

でも結局
最後には
その仲間も
友達も
自分たちの
元から
去って行った

何か
困ったことが
あれば
助けてもらえると
信じていた
ようだけど
みんなは
面倒なことに
巻き込まれるのは
ゴメンだと
言わんばかりに
誰も助けようとは
しない

残酷なようだけど
それが
現実だ

当の本人は
猫なで声を出して
贈り物でも
すれば
みんなが
仲間で
いてくれると
思いたかったの
だろうが
現実は
そうじゃない

みんなは
自分のことだけで
精いっぱいだ
困ったことが
あったとしても
誰も
助けてなんか
くれないよ
　
残酷なようだけど
これが現実だ