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アステリア編
第20話 論争
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俺はギルドに説明し、王宮に戻ってきた。夜ご飯はいらないと伝え、とにかく寝た。疲れた。久々の感覚だった。
起きて朝食取りに行くと、
「フミヤくん!おめでとう。」
「……え、?」
「フミヤさん凄いですね!ワイバーンをら倒してしまうなんて。」
みんな噂を知るの早すぎない?昨日の夕方だぞ、伝えたのは。一夜にしてこの知名度、外はもっと流れてるのかな。
「ワイバーンか。懐かしいな。あやつはステータスは悪くないが、とにかく頭が悪い。」
「あ、そうですよね。俺も倒した……」
それから朝食の時間はワイバーンを倒した時について話していた。
「今日はクエスト受けに行きますか?」
「そうだね。今日は討伐系にしよう。」
「やったー」
[ニャーウ] [ホーー]
抱いてる召喚獣達も喜んでいる。
準備完了して。冒険者ギルドに入る。すると。
「お、来たぞー。ワイバーンをたおした冒険者だー」
「すげーぞ!初心者冒険者の星だ!」
なんか凄い勢いで、湧き始めた。俺そんな凄い事したのか。恥ずかしいから急いでカウンターへ行く。
カウンターの方へ行って、受付さんに話しかけると、
「バーリーーン」
瓶が割れた音がした。いや正確には、俺の頭に酒瓶、しかも中身そのままの状態で叩きつけてきた。
「ヒ!」 「ご主人様!?」 「キュー!」 「ピイ!」
ルナが悲鳴を、スライム達は驚きのあまり、声を上げた。
「誰だ。」
後ろを振り返るとそこには、昨日ワイバーンを俺に押し付けた冒険者3人組がいた。
「テメェのせいで、俺らに被害がかかってんだよ!」
「Fランの雑魚のくせにふざけた真似しやがって!」
「ただじゃ済まさねー!」
恐らく、英雄と称え上げられたはずが、いきなり俺という存在が称えられ、むしろ自分たちは蔑まされたから、その鬱憤を晴らすため来たんだろう。
「それはこっちのセリフだ。Fランクの冒険者にワイバーンが普通勝てるわけねえだろ!もし俺が訴えてたらお前らは冒険者すら続けられなかったんだぞ。」
「このやろう、生意気言いやがって。」
リーダー格の男が俺の胸ぐらを掴んで今にも殴りかかってくる。
「ここで争いはやめなさい。」
1人の男がそういった。
「ギ、ギルトマスター。」
俺たちの前に現れた男、ギルドマスターと呼ばれた人が来た。俺は初めてだからわからなかった。
「その手を離しなさい」
「なんでだよ!そもそもこんな雑魚がワイバーンを倒せるわけねぇ。どうせ他の奴に頼んだんだろう。」
「君の言ってることには色々おかしな点がある。
「なんだと!?」
「まず雑魚と言ったが、今君は彼の服を掴んでいるけど、体は一切動いてないよ。つまり彼の方がパワーが上っていうことだ。」
なんだ。気づかれてたのか。
「それに、さっき酒瓶で叩きつけてたよね。」
「それがどうした。こいつは全く気づいてなかったぜ。」
「それはどうかな。パーティーメンバーの彼女を見てごらん。あんなに激しくガラスが飛んだのに、怪我どころか、酒が全くかかってない。これはどういうことかな?」
「そ、それは……」
「教えてもらえるかな?フミヤくん」
はー面倒だ。
「後ろから来てたのはプルムが気配察知をしてすでに気づいてた。ルナにかからなかったのは、俺が膜のように、壁を作った。壁の種類は秘密だが。だから、プルムとリュックにもそれを作って濡れないようにした。」
「なっ……」
男達は唖然として言葉を発せなくなっている。
「そういうわけだ。君たち3人からは色々聞かないといけないね。」
「ちくしょー。だったらお前だけでも殺してやる。」
リーダーはヤケクソに俺の方へ突っ込んでくる。
「殺してやる?」
男がナイフで刺しにくる。俺はそれを振り払い、足を蹴って、座らせ、武器生成でナイフを作って、男の首元に刃を当てる。
男には何が起こったのかわからないだろう。
「殺すか。俺も殺されかけたし、ここで切ってもいいんだよなぁ。」
首元から少し血が流れる。
「ヒ!」
俺はナイフをしまう。
「あとは頼みます。」
そう言って、クエストをら受注してギルドを出る。
起きて朝食取りに行くと、
「フミヤくん!おめでとう。」
「……え、?」
「フミヤさん凄いですね!ワイバーンをら倒してしまうなんて。」
みんな噂を知るの早すぎない?昨日の夕方だぞ、伝えたのは。一夜にしてこの知名度、外はもっと流れてるのかな。
「ワイバーンか。懐かしいな。あやつはステータスは悪くないが、とにかく頭が悪い。」
「あ、そうですよね。俺も倒した……」
それから朝食の時間はワイバーンを倒した時について話していた。
「今日はクエスト受けに行きますか?」
「そうだね。今日は討伐系にしよう。」
「やったー」
[ニャーウ] [ホーー]
抱いてる召喚獣達も喜んでいる。
準備完了して。冒険者ギルドに入る。すると。
「お、来たぞー。ワイバーンをたおした冒険者だー」
「すげーぞ!初心者冒険者の星だ!」
なんか凄い勢いで、湧き始めた。俺そんな凄い事したのか。恥ずかしいから急いでカウンターへ行く。
カウンターの方へ行って、受付さんに話しかけると、
「バーリーーン」
瓶が割れた音がした。いや正確には、俺の頭に酒瓶、しかも中身そのままの状態で叩きつけてきた。
「ヒ!」 「ご主人様!?」 「キュー!」 「ピイ!」
ルナが悲鳴を、スライム達は驚きのあまり、声を上げた。
「誰だ。」
後ろを振り返るとそこには、昨日ワイバーンを俺に押し付けた冒険者3人組がいた。
「テメェのせいで、俺らに被害がかかってんだよ!」
「Fランの雑魚のくせにふざけた真似しやがって!」
「ただじゃ済まさねー!」
恐らく、英雄と称え上げられたはずが、いきなり俺という存在が称えられ、むしろ自分たちは蔑まされたから、その鬱憤を晴らすため来たんだろう。
「それはこっちのセリフだ。Fランクの冒険者にワイバーンが普通勝てるわけねえだろ!もし俺が訴えてたらお前らは冒険者すら続けられなかったんだぞ。」
「このやろう、生意気言いやがって。」
リーダー格の男が俺の胸ぐらを掴んで今にも殴りかかってくる。
「ここで争いはやめなさい。」
1人の男がそういった。
「ギ、ギルトマスター。」
俺たちの前に現れた男、ギルドマスターと呼ばれた人が来た。俺は初めてだからわからなかった。
「その手を離しなさい」
「なんでだよ!そもそもこんな雑魚がワイバーンを倒せるわけねぇ。どうせ他の奴に頼んだんだろう。」
「君の言ってることには色々おかしな点がある。
「なんだと!?」
「まず雑魚と言ったが、今君は彼の服を掴んでいるけど、体は一切動いてないよ。つまり彼の方がパワーが上っていうことだ。」
なんだ。気づかれてたのか。
「それに、さっき酒瓶で叩きつけてたよね。」
「それがどうした。こいつは全く気づいてなかったぜ。」
「それはどうかな。パーティーメンバーの彼女を見てごらん。あんなに激しくガラスが飛んだのに、怪我どころか、酒が全くかかってない。これはどういうことかな?」
「そ、それは……」
「教えてもらえるかな?フミヤくん」
はー面倒だ。
「後ろから来てたのはプルムが気配察知をしてすでに気づいてた。ルナにかからなかったのは、俺が膜のように、壁を作った。壁の種類は秘密だが。だから、プルムとリュックにもそれを作って濡れないようにした。」
「なっ……」
男達は唖然として言葉を発せなくなっている。
「そういうわけだ。君たち3人からは色々聞かないといけないね。」
「ちくしょー。だったらお前だけでも殺してやる。」
リーダーはヤケクソに俺の方へ突っ込んでくる。
「殺してやる?」
男がナイフで刺しにくる。俺はそれを振り払い、足を蹴って、座らせ、武器生成でナイフを作って、男の首元に刃を当てる。
男には何が起こったのかわからないだろう。
「殺すか。俺も殺されかけたし、ここで切ってもいいんだよなぁ。」
首元から少し血が流れる。
「ヒ!」
俺はナイフをしまう。
「あとは頼みます。」
そう言って、クエストをら受注してギルドを出る。
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