98 / 194
第9章 温泉街リリーシア
第97話 マロ怒る?
しおりを挟む
「何か悪いのか?」
俺はなぜスライムがいると叫んできた男に向かって立ち上がりながらそう声を発した。
「ここの温泉従魔OKのところだろ?ならスライムがいても何も問題ない。」
「もちろん俺もそこに面白そうな従魔がいるんだったらべつにとやかくは言わない。」
男は俺に近づく。
「だがスライムとなれば話は別だ。」
ピキ、
「なんでスライムじゃあダメなんだ?別にお前らに危害を加えてないが。」
「いるだけで問題なんだよ。スライムなんてな愚の骨頂、最底辺のモンスターだ。」
俺はただ黙ってこの男の言い分を聞く。気がつくとスライム達は全員ビクビクしながら俺のもとに集まっていた。
「そんな奴らとないっしょにいることだけで反吐が出そうなんだよ!!」
隣の男もその通りだと頷く。ビクビクとしているスライム達を見てみる。
シュワーーーーー!
「「!?」」
「な、お、おい。」
「きゅー……」
突然俺と男の間の地面に大きな穴が空いた。その瞬間男は後ろに飛んで落ちるのを避けた。
「マロ、」
「きゅーーー!」
いつもおとなしいマロだが、今は他のスライム達と違ってこの男達に怒っている。体が真っ白から少し赤くなってる。
「おいおい、しつけぐらいちゃんとしろよ。」
「お前らがスライム達のことをバカにしたからだろ。」
「スライムみたいな知能のないやつに俺らの話がわかるのか?」
「現にこうして溶解液を吐き出しただろ?」
「そうとは限らないんじゃないか?スライム達は本能で動く。俺たちの討論に便乗したんじゃないか?」
俺とこいつの話は横一線に進むだけだ。いくら話を進めてもキリがない。
「俺たちはもうここを出る。いくよ、みんな。」
赤くなって怒っていたマロだが、アクアとリーンによってなだめられていつものまんじゅうのような白さを取り戻していた。テイロはマロが開けてしまった穴を修復していた。
「けっ、スライムテイマーが。」
~~~~~~~~
「うーーん、シンジ様も今頃楽しんでるのかしらね。」
「ピイー♪」
男風呂で事件(?)が起きていたがそんなことはつゆ知らず女性陣はまったりとしていた。
「すごいわねこの石鹸、すごいすべすべになるわ。」
「本当そうよね。これってどこかで売ってるのかしら?」
「いえ、これは私の冒険者リーダーが作ったものでして売ってないんです。」
リーン特製の石鹸は他の女性にも大人気商品となっていた。それもそのはず、リーンは今シルの持ってる最新作を作った際にすでに100は超える試作品を作っていた。厳選に厳選を重ねた様々な種類の薬草や花を使った石鹸は最上質のものとなっていた。
「うーん、この石鹸本当に欲しいわ。生活魔法だと綺麗にできるけどすべすべにならないし、香りも楽しめないし。」
「ピイー♪」
ルーはそんな女性の希望に応えるように使い終わった石鹸を手渡す。
「そうだね、最悪怒られてもいいか。」
シルはリーンのミニスライム達への説教を知っている。簡単にビクビクしてしまうぐらいだ。シルはリーンの頑張って作ったのを知っているため少し怒られることを恐れるが、天使としての使命感に駆られてしまった。
「あら、いいの?こんないい石鹸をありがとうね。もし何かあったら力になるわよ。」
「はい、あと感謝はルーにしてください。」
「ふふ、そうね。ありがとうね、ルーちゃん。」
「ピイー!ピイー♪」
ルーは石鹸をもらった女性に頭を撫でてもらい可愛らしい笑顔を見せる。
「ピイー。」
「そうね、私たちはそろそろ上がりましょ。」
ルーは暑くなってきたのか湯船から上がり、シルの手を引っ張り出ようとせがむ。そしてルーは石鹸をもらった女性に手、羽を振って別れを告げた。
~~~~~~~~
「マロ、怒る気持ちもわかるけど勝手にああやっちゃダメだろ?」
俺はマロに説教、とまではいかないものの少し注意をしていた。だが今でも不思議に思う。あの温厚なマロがいきなり怒り出した。しかも体色まで変わってしまうぐらいに。
「まあでも、ありがとな。お前があそこでやってくれてなきゃ何やってたかわからなかったし。」
マロを撫でる。今はもう落ち着きを取り戻してるのかプルプルと震え、腕をうねうねと動かしながら喜んでいる。
「シル達が来るまで飲み物を飲んで待ってるか。」
温泉ということもあり、様々な飲み物や食べ物が置いてある。1つ目につくものがあった。
「[シュナードリンク]?なんだこれは?」
「おや、これに興味あるのかい?これは飲むと口の中でしゅわしゅわってなる飲み物だよ。」
!?炭酸ジュースか!?透明な色をしているからサイダーかな。
「すいません、これを5本ほどください。」
「あいよ、600ダリルね。」
代金を支払って、ガラス瓶に入ってるシュナードリンクを受け取る。察していたのか、後ろではすでにガラスコップを作って待ってるスライム達の姿があった。
「はいはい、今から注いでいくからなー。それじゃあ乾杯!」
一口飲んでみる。
「おお、ちゃんと甘いしこれはサイダーそのもの、いや温泉だしラムネだな。」
スライム達にも好評で体の中でコポコポ音を立てながら飲んでいる。
「シンジ様ー!」
「あ、シルとルー。それじゃ戻るか。」
シルとルーが来たので、温泉を後にして宿屋に戻ることにした。歩き途中でシルとルーはシュナードリンクを楽しんでいた。石鹸については『それなら仕方ないですね。ですがなるべくは許可を得てからにして欲しいですね。』とリーンは特に咎めることはなかった。
宿屋についてすぐに寝た。部屋はちゃんと2部屋とった。というのも2人ベットがなかった。一部屋1つしかなかったのだ。それで別れることになった。
「…………なんでマロは魔力を抑えることができたんだ。」
あの時は帽子をかぶってなかったのに魔力を悟られることはなかった。いつのまにか成長したのか?でも未だに歩きは頭の上にいるしな。
「まあ、いいや。寝よう。」
スライム達のプニプニ感を楽しみながら眠りについた。」
俺はなぜスライムがいると叫んできた男に向かって立ち上がりながらそう声を発した。
「ここの温泉従魔OKのところだろ?ならスライムがいても何も問題ない。」
「もちろん俺もそこに面白そうな従魔がいるんだったらべつにとやかくは言わない。」
男は俺に近づく。
「だがスライムとなれば話は別だ。」
ピキ、
「なんでスライムじゃあダメなんだ?別にお前らに危害を加えてないが。」
「いるだけで問題なんだよ。スライムなんてな愚の骨頂、最底辺のモンスターだ。」
俺はただ黙ってこの男の言い分を聞く。気がつくとスライム達は全員ビクビクしながら俺のもとに集まっていた。
「そんな奴らとないっしょにいることだけで反吐が出そうなんだよ!!」
隣の男もその通りだと頷く。ビクビクとしているスライム達を見てみる。
シュワーーーーー!
「「!?」」
「な、お、おい。」
「きゅー……」
突然俺と男の間の地面に大きな穴が空いた。その瞬間男は後ろに飛んで落ちるのを避けた。
「マロ、」
「きゅーーー!」
いつもおとなしいマロだが、今は他のスライム達と違ってこの男達に怒っている。体が真っ白から少し赤くなってる。
「おいおい、しつけぐらいちゃんとしろよ。」
「お前らがスライム達のことをバカにしたからだろ。」
「スライムみたいな知能のないやつに俺らの話がわかるのか?」
「現にこうして溶解液を吐き出しただろ?」
「そうとは限らないんじゃないか?スライム達は本能で動く。俺たちの討論に便乗したんじゃないか?」
俺とこいつの話は横一線に進むだけだ。いくら話を進めてもキリがない。
「俺たちはもうここを出る。いくよ、みんな。」
赤くなって怒っていたマロだが、アクアとリーンによってなだめられていつものまんじゅうのような白さを取り戻していた。テイロはマロが開けてしまった穴を修復していた。
「けっ、スライムテイマーが。」
~~~~~~~~
「うーーん、シンジ様も今頃楽しんでるのかしらね。」
「ピイー♪」
男風呂で事件(?)が起きていたがそんなことはつゆ知らず女性陣はまったりとしていた。
「すごいわねこの石鹸、すごいすべすべになるわ。」
「本当そうよね。これってどこかで売ってるのかしら?」
「いえ、これは私の冒険者リーダーが作ったものでして売ってないんです。」
リーン特製の石鹸は他の女性にも大人気商品となっていた。それもそのはず、リーンは今シルの持ってる最新作を作った際にすでに100は超える試作品を作っていた。厳選に厳選を重ねた様々な種類の薬草や花を使った石鹸は最上質のものとなっていた。
「うーん、この石鹸本当に欲しいわ。生活魔法だと綺麗にできるけどすべすべにならないし、香りも楽しめないし。」
「ピイー♪」
ルーはそんな女性の希望に応えるように使い終わった石鹸を手渡す。
「そうだね、最悪怒られてもいいか。」
シルはリーンのミニスライム達への説教を知っている。簡単にビクビクしてしまうぐらいだ。シルはリーンの頑張って作ったのを知っているため少し怒られることを恐れるが、天使としての使命感に駆られてしまった。
「あら、いいの?こんないい石鹸をありがとうね。もし何かあったら力になるわよ。」
「はい、あと感謝はルーにしてください。」
「ふふ、そうね。ありがとうね、ルーちゃん。」
「ピイー!ピイー♪」
ルーは石鹸をもらった女性に頭を撫でてもらい可愛らしい笑顔を見せる。
「ピイー。」
「そうね、私たちはそろそろ上がりましょ。」
ルーは暑くなってきたのか湯船から上がり、シルの手を引っ張り出ようとせがむ。そしてルーは石鹸をもらった女性に手、羽を振って別れを告げた。
~~~~~~~~
「マロ、怒る気持ちもわかるけど勝手にああやっちゃダメだろ?」
俺はマロに説教、とまではいかないものの少し注意をしていた。だが今でも不思議に思う。あの温厚なマロがいきなり怒り出した。しかも体色まで変わってしまうぐらいに。
「まあでも、ありがとな。お前があそこでやってくれてなきゃ何やってたかわからなかったし。」
マロを撫でる。今はもう落ち着きを取り戻してるのかプルプルと震え、腕をうねうねと動かしながら喜んでいる。
「シル達が来るまで飲み物を飲んで待ってるか。」
温泉ということもあり、様々な飲み物や食べ物が置いてある。1つ目につくものがあった。
「[シュナードリンク]?なんだこれは?」
「おや、これに興味あるのかい?これは飲むと口の中でしゅわしゅわってなる飲み物だよ。」
!?炭酸ジュースか!?透明な色をしているからサイダーかな。
「すいません、これを5本ほどください。」
「あいよ、600ダリルね。」
代金を支払って、ガラス瓶に入ってるシュナードリンクを受け取る。察していたのか、後ろではすでにガラスコップを作って待ってるスライム達の姿があった。
「はいはい、今から注いでいくからなー。それじゃあ乾杯!」
一口飲んでみる。
「おお、ちゃんと甘いしこれはサイダーそのもの、いや温泉だしラムネだな。」
スライム達にも好評で体の中でコポコポ音を立てながら飲んでいる。
「シンジ様ー!」
「あ、シルとルー。それじゃ戻るか。」
シルとルーが来たので、温泉を後にして宿屋に戻ることにした。歩き途中でシルとルーはシュナードリンクを楽しんでいた。石鹸については『それなら仕方ないですね。ですがなるべくは許可を得てからにして欲しいですね。』とリーンは特に咎めることはなかった。
宿屋についてすぐに寝た。部屋はちゃんと2部屋とった。というのも2人ベットがなかった。一部屋1つしかなかったのだ。それで別れることになった。
「…………なんでマロは魔力を抑えることができたんだ。」
あの時は帽子をかぶってなかったのに魔力を悟られることはなかった。いつのまにか成長したのか?でも未だに歩きは頭の上にいるしな。
「まあ、いいや。寝よう。」
スライム達のプニプニ感を楽しみながら眠りについた。」
30
お気に入りに追加
11,375
あなたにおすすめの小説
家族に無能と追放された冒険者、実は街に出たら【万能チート】すぎた、理由は家族がチート集団だったから
ハーーナ殿下
ファンタジー
冒険者を夢見る少年ハリトは、幼い時から『無能』と言われながら厳しい家族に鍛えられてきた。無能な自分は、このままではダメになってしまう。一人前の冒険者なるために、思い切って家出。辺境の都市国家に向かう。
だが少年は自覚していなかった。家族は【天才魔道具士】の父、【聖女】の母、【剣聖】の姉、【大魔導士】の兄、【元勇者】の祖父、【元魔王】の祖母で、自分が彼らの万能の才能を受け継いでいたことを。
これは自分が無能だと勘違いしていた少年が、滅亡寸前の小国を冒険者として助け、今までの努力が実り、市民や冒険者仲間、騎士、大商人や貴族、王女たちに認められ、大活躍していく逆転劇である。
【完結】魔物をテイムしたので忌み子と呼ばれ一族から追放された最弱テイマー~今頃、お前の力が必要だと言われても魔王の息子になったのでもう遅い~
柊彼方
ファンタジー
「一族から出ていけ!」「お前は忌み子だ! 俺たちの子じゃない!」
テイマーのエリート一族に生まれた俺は一族の中で最弱だった。
この一族は十二歳になると獣と契約を交わさないといけない。
誰にも期待されていなかった俺は自分で獣を見つけて契約を交わすことに成功した。
しかし、一族のみんなに見せるとそれは『獣』ではなく『魔物』だった。
その瞬間俺は全ての関係を失い、一族、そして村から追放され、野原に捨てられてしまう。
だが、急な展開過ぎて追いつけなくなった俺は最初は夢だと思って行動することに。
「やっと来たか勇者! …………ん、子供?」
「貴方がマオウさんですね! これからお世話になります!」
これは魔物、魔族、そして魔王と一緒に暮らし、いずれ世界最強のテイマー、冒険者として名をとどろかせる俺の物語
2月28日HOTランキング9位!
3月1日HOTランキング6位!
本当にありがとうございます!
月が導く異世界道中extra
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
こちらは月が導く異世界道中番外編になります。
召喚されたけど要らないと言われたので旅に出ます。探さないでください。
udonlevel2
ファンタジー
修学旅行中に異世界召喚された教師、中園アツシと中園の生徒の姫島カナエと他3名の生徒達。
他の三人には国が欲しがる力があったようだが、中園と姫島のスキルは文字化けして読めなかった。
その為、城を追い出されるように金貨一人50枚を渡され外の世界に放り出されてしまう。
教え子であるカナエを守りながら異世界を生き抜かねばならないが、まずは見た目をこの世界の物に替えて二人は慎重に話し合いをし、冒険者を雇うか、奴隷を買うか悩む。
まずはこの世界を知らねばならないとして、奴隷市場に行き、明日殺処分だった虎獣人のシュウと、妹のナノを購入。
シュウとナノを購入した二人は、国を出て別の国へと移動する事となる。
★他サイトにも連載中です(カクヨム・なろう・ピクシブ)
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
器用貧乏の意味を異世界人は知らないようで、家を追い出されちゃいました。
武雅
ファンタジー
この世界では8歳になると教会で女神からギフトを授かる。
人口約1000人程の田舎の村、そこでそこそこ裕福な家の3男として生まれたファインは8歳の誕生に教会でギフトを授かるも、授かったギフトは【器用貧乏】
前例の無いギフトに困惑する司祭や両親は貧乏と言う言葉が入っていることから、将来貧乏になったり、周りも貧乏にすると思い込み成人とみなされる15歳になったら家を、村を出て行くようファインに伝える。
そんな時、前世では本間勝彦と名乗り、上司と飲み入った帰り、駅の階段で足を滑らし転げ落ちて死亡した記憶がよみがえる。
そして15歳まであと7年、異世界で生きていくために冒険者となると決め、修行を続けやがて冒険者になる為村を出る。
様々な人と出会い、冒険し、転生した世界を器用貧乏なのに器用貧乏にならない様生きていく。
村を出て冒険者となったその先は…。
※しばらくの間(2021年6月末頃まで)毎日投稿いたします。
よろしくお願いいたします。
ハズレスキル【分解】が超絶当たりだった件~仲間たちから捨てられたけど、拾ったゴミスキルを優良スキルに作り変えて何でも解決する~
名無し
ファンタジー
お前の代わりなんざいくらでもいる。パーティーリーダーからそう宣告され、あっさり捨てられた主人公フォード。彼のスキル【分解】は、所有物を瞬時にバラバラにして持ち運びやすくする程度の効果だと思われていたが、なんとスキルにも適用されるもので、【分解】したスキルなら幾らでも所有できるというチートスキルであった。捨てられているゴミスキルを【分解】することで有用なスキルに作り変えていくうち、彼はなんでも解決屋を開くことを思いつき、底辺冒険者から成り上がっていく。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる