5 / 10
5 ボーナス2ヶ月分
しおりを挟む
伊吹の目の前には大きなお城があった。
クルルに連れてこられたのである。
「……クルルがお姫様っていうの、嘘じゃなかったのか」
「あんた、まだ疑ってたの?」
「いやだって、お姫様っぽい要素ないし……」
「まだ言うか。仕方ないから、お姫様っぽいところ見せてあげる。プリンセスパンチッ!」
「ぐほぉ!?」
彼はいきなり殴られて転がっていった。
「どう!? 王家に代々伝わる、不審者撃退用の秘術よ!」
「ただ殴っただけじゃねえか! というか、不審者じゃねえっての!」
「王族だから、寛大な心を持ってるの。細かいこと気にしていたら、務まらないわ」
「雑なだけじゃないか」
「あら、わかるまで教えてあげようかしら」
クルルはグッと拳を握る。
「お姫様! クルル様マジお姫様! いよっお姫様の中のお姫様!」
「そ、そうかしら……」
「もちろん! 最高に可憐なお姫様です!」
「……ありがと」
クルルはそっぽを向いてしまう。尻尾はふりふりと揺れていた。
(この性悪尻尾、チョロいな!)
彼はグッと拳を握る。
褒めて適当にあしらってしまえばいい。所詮は子供よ。
そんな悪い笑みを浮かべていると、城からぞろぞろと兵が出てくる。
「クルル様、お帰りなさいませ!」
彼らはビシッと頭を下げる。
(……なるほど、お姫様って言うのは本当だったんだなあ)
呑気に考えていると、伊吹のところに兵が何人も寄ってくる。
「え……?」
「連れていってください」
「ちょっと待って! ここで雇ってもらうって話じゃ……」
「悪いけど、公務なの」
「そんな! 騙したのかこの性悪尻尾!」
「もう、その言い方、いい加減にして! 大人しくしていたら、身の安全も保証するし、ちゃんと48万ゴールド払うから!」
「俺がそんなもののいいなりになると思うか!?」
二人は対峙する。
「ちゃんと50万払え! 最初の約束どおり!」
「は? ……ああ、そうね」
「わかってくれたならよろしい。君たち、丁重に扱いたまえ。俺は50万ゴールドの男なのだからな」
伊吹はぽんぽんと、兵の肩を叩いた。彼らも困惑気味である。
「うわっ安っぽい……」
「庶民の気持ちなんてわからないさ。というか、見下す辺り、出会ってから一番お姫様っぽい台詞だなそれ」
「悪かったわね」
「50万ゴールドは大金なんだぞ」
「はいはい」
二人は睨み合っていたが、伊吹はやがて兵に担がれて、えっほえっほと城の中に連れていかれる。
ちゃんと丁重な扱いをしてくれたらしく、運ばれた先は、地下牢なんかではなく綺麗な一室だ。
しかし……
「部屋になにもないんだけど」
あまりにも、がらんとしている。花瓶一つなく、それどころかベッドやテーブル、椅子すら存在していない。
「投げられるものは置いてはならぬ、とお達しがありまして……」
「そんなあ……俺、腰痛持ちだから高反発ベッドじゃないと寝られないんだよね」
「申し訳ございませんが、ご了承くださいませ」
兵は無情にも去っていってしまった。
彼らが全員いなくなると、バタン、と扉が閉まる音が聞こえるばかりであった。
◇
「クルル様! あのような男をなぜ、生かしておくのですか! 我が国の危機になる前に、即刻処分してしまうべきです!」
彼女に食ってかかるのは、騎士団長ポポプンである。40歳を過ぎたおっさんで、羊のようなもこもこした毛で全身を覆った獣人だ。
彼は割と若いうちに出世して今の地位に辿り着いたが、さらなる出世を狙っている、と言われていた。そのためクルルに近づいてきたのだが、今日も今日とて軽くあしらわれている。
「ポポプン。今のコーヤン国の現状は、あなたでも知っているでしょう」
「ええ。近くに大量の魔物の巣が作られてしまいました。このままでは、包囲されてしまうのは時間の問題……」
「ですから、彼の力が必要になるのです」
「しかし、そのような力を持った人物が従うでしょうか」
「大丈夫です。こちらは彼の弱みを握っていますから」
「な、なんと!」
驚くポポプン。
得意げにするクルル。
彼女が秘策を披露しようとし、彼がつばを飲み込む。そんな二人のところに、兵が大慌てで駆け込んでくる。
「た、大変です!」
「何事です!」
「そ、それが……!」
兵が慌てて、彼女に用件を伝えると、表情が険しくなった。
◇
伊吹は部屋の壁をペタペタと触っていた。
どこかから盗聴されていないか、と調べていたのである。
「うーん……」
「なにかお探しですか」
「こっそり見られていないかと気にしてたんだよ」
「大丈夫です。室内になにも仕掛けられていないことは確認しております」
「そうか。…………って、うぉい!? 誰だお前!?」
慌てて振り返ると、そこにはクルルと同じく、十代なかばと思しき少女がいる。
こちらもふっわふわの狐耳と尻尾があるが、色は鮮やかな青緑色。とても目を引く。
なんだか無表情で、ぼんやりした印象を受ける小柄な少女だ。
「申し遅れました。私はロリナと申します。以後お見知りおきを」
「これはご丁寧にどうも。……って、そうじゃない! なんでここにいるんだよ! 部屋に入るときにはノックしろって、お母さんに言われなかったの!? こっそりエッチな画像見てたらどうするんだよ!!」
「大丈夫です」
「なにがだよ!」
「最初からこの部屋にいましたから。あなたが気づかなかっただけで」
「なあんだ。そうか」
「はい」
「それなら問題ない……って、なにも解決してないじゃないか!」
「大丈夫です」
「なんでだよ!」
「あなたがエッチだとしても、支障はありません。私の評価が下がるくらいです」
「バッチリ支障出てるじゃないか!!」
伊吹が鼻息を荒くする一方で、ロリナは無表情のまま小首を傾げた。子供っぽくて愛らしい仕草である。
そしてぽんと手を打った。
「大丈夫です。すでにあなたがエッチだと認識しました。これ以上は下がりません」
「そこから間違ってるから!」
「エッチじゃないんですか?」
「……エッチかもしれない!」
「じゃあ問題ないですね」
「待ってくれ。健全な男は、皆そうなんだ」
「わかりました。つまり、普通のくず野郎ってことですね」
「そこまで言ってない!!」
弁明しようと伊吹が一歩を踏み出すと、
「ああ、エッチなくず野郎が迫ってきます」
とロリナ。
「違うんだ。誤解だ!」
詰め寄ろうにも、これ以上はまずいと、身動きが取れなくなる伊吹。
そんな二人が見つめ合っていると、
「伊吹! さあ、お仕事の時間になったわ!」
バァン! 勢いよく扉が開かれて、入ってきたのはクルル。
そして二人の様子を見て固まる。
「……なにをしているのかしら」
「エッチなくず野郎に迫られているの」
「断じて違う!」
「ごめんねロリナ。エッチなくず野郎の監視なんて押しつけて」
「クルルまでひどい!」
「別にいい。気にしてない」
「大変だと思うけど、これからよろしくね」
「精一杯頑張る」
「……なんで俺がひどい扱い受けてるんだよ」
伊吹ははあ、とため息をつく。
「そうそう、別に伊吹がくず野郎なのは知ってるからどうでもいいんだけど」
「どうでもよくない」
「仕事をしてもらわないと困るの」
「皿洗い?」
「皿洗いに50万ゴールドも出すと思う?」
「全国で皿洗ってる方々に謝れよ!」
「魔物がね、たくさんいるの」
「ほうほう」
「襲ってくると大変よね」
「まったくだ」
「そこで、あなたに倒してもらおうと思って」
「なるほどー……って、どうしてそうなった!?」
「だって、オークを倒したじゃない。できないの?」
「いや、できなくもないだろうけれど……スローライフっぽくなくない?」
「どうしてもダメ?」
「ダメ」
「じゃあ、仕方ないわね」
「諦めてくれたか」
「この契約書に――」
クルルはさっと紙を取り出す。
50万ゴールドに修正された契約書だ。
「き、汚いぞ!」
「あなたが働いてくれるなら、ちょっといい思いさせてあげようと思うんだけど」
クルルは紙をひらひらさせながら、尻尾をフリフリ、誘惑してくる。
「くっ……そんな脅しに乗るか!」
「ボーナス」
「え……?」
「特に働いているわけじゃないのに、たくさんもらえるお金」
「なんだと……?」
「ボーナス2ヶ月分」
「に、二ヶ月だとお!?」
「100万ゴールド、あげちゃおっかなあ?」
「ひゃ、ひゃひゃくまん、ひゃくま……」
「うーん。手伝ってくれないなら、誰かほかの人に――」
「伊吹、やります! 100万ゴールドください!」
「はい。契約成立ね。さ、魔物を倒しにいきましょうか」
クルルはさっとボーナスを追記すると、彼のところにやってくる。
「それで、なにを倒せばいいんだ?」
「めちゃくちゃでかいドラゴン」
「めちゃくちゃでかいドラゴン?」
「そ、すごく強いドラゴン」
「………………ドラゴォオオン!?」
思わず声を上げた伊吹であったが、いつの間にかロリナが彼を両手で持ち上げ、頭の上に抱えている。
見かけによらず、力持ちらしい。
「出発よ。日がくれる前に倒さないと、夜襲されてしまうわ」
「ま、待ってくれぇええええええ!」
そうして彼はドラゴン討伐に赴くことになったのであった。
クルルに連れてこられたのである。
「……クルルがお姫様っていうの、嘘じゃなかったのか」
「あんた、まだ疑ってたの?」
「いやだって、お姫様っぽい要素ないし……」
「まだ言うか。仕方ないから、お姫様っぽいところ見せてあげる。プリンセスパンチッ!」
「ぐほぉ!?」
彼はいきなり殴られて転がっていった。
「どう!? 王家に代々伝わる、不審者撃退用の秘術よ!」
「ただ殴っただけじゃねえか! というか、不審者じゃねえっての!」
「王族だから、寛大な心を持ってるの。細かいこと気にしていたら、務まらないわ」
「雑なだけじゃないか」
「あら、わかるまで教えてあげようかしら」
クルルはグッと拳を握る。
「お姫様! クルル様マジお姫様! いよっお姫様の中のお姫様!」
「そ、そうかしら……」
「もちろん! 最高に可憐なお姫様です!」
「……ありがと」
クルルはそっぽを向いてしまう。尻尾はふりふりと揺れていた。
(この性悪尻尾、チョロいな!)
彼はグッと拳を握る。
褒めて適当にあしらってしまえばいい。所詮は子供よ。
そんな悪い笑みを浮かべていると、城からぞろぞろと兵が出てくる。
「クルル様、お帰りなさいませ!」
彼らはビシッと頭を下げる。
(……なるほど、お姫様って言うのは本当だったんだなあ)
呑気に考えていると、伊吹のところに兵が何人も寄ってくる。
「え……?」
「連れていってください」
「ちょっと待って! ここで雇ってもらうって話じゃ……」
「悪いけど、公務なの」
「そんな! 騙したのかこの性悪尻尾!」
「もう、その言い方、いい加減にして! 大人しくしていたら、身の安全も保証するし、ちゃんと48万ゴールド払うから!」
「俺がそんなもののいいなりになると思うか!?」
二人は対峙する。
「ちゃんと50万払え! 最初の約束どおり!」
「は? ……ああ、そうね」
「わかってくれたならよろしい。君たち、丁重に扱いたまえ。俺は50万ゴールドの男なのだからな」
伊吹はぽんぽんと、兵の肩を叩いた。彼らも困惑気味である。
「うわっ安っぽい……」
「庶民の気持ちなんてわからないさ。というか、見下す辺り、出会ってから一番お姫様っぽい台詞だなそれ」
「悪かったわね」
「50万ゴールドは大金なんだぞ」
「はいはい」
二人は睨み合っていたが、伊吹はやがて兵に担がれて、えっほえっほと城の中に連れていかれる。
ちゃんと丁重な扱いをしてくれたらしく、運ばれた先は、地下牢なんかではなく綺麗な一室だ。
しかし……
「部屋になにもないんだけど」
あまりにも、がらんとしている。花瓶一つなく、それどころかベッドやテーブル、椅子すら存在していない。
「投げられるものは置いてはならぬ、とお達しがありまして……」
「そんなあ……俺、腰痛持ちだから高反発ベッドじゃないと寝られないんだよね」
「申し訳ございませんが、ご了承くださいませ」
兵は無情にも去っていってしまった。
彼らが全員いなくなると、バタン、と扉が閉まる音が聞こえるばかりであった。
◇
「クルル様! あのような男をなぜ、生かしておくのですか! 我が国の危機になる前に、即刻処分してしまうべきです!」
彼女に食ってかかるのは、騎士団長ポポプンである。40歳を過ぎたおっさんで、羊のようなもこもこした毛で全身を覆った獣人だ。
彼は割と若いうちに出世して今の地位に辿り着いたが、さらなる出世を狙っている、と言われていた。そのためクルルに近づいてきたのだが、今日も今日とて軽くあしらわれている。
「ポポプン。今のコーヤン国の現状は、あなたでも知っているでしょう」
「ええ。近くに大量の魔物の巣が作られてしまいました。このままでは、包囲されてしまうのは時間の問題……」
「ですから、彼の力が必要になるのです」
「しかし、そのような力を持った人物が従うでしょうか」
「大丈夫です。こちらは彼の弱みを握っていますから」
「な、なんと!」
驚くポポプン。
得意げにするクルル。
彼女が秘策を披露しようとし、彼がつばを飲み込む。そんな二人のところに、兵が大慌てで駆け込んでくる。
「た、大変です!」
「何事です!」
「そ、それが……!」
兵が慌てて、彼女に用件を伝えると、表情が険しくなった。
◇
伊吹は部屋の壁をペタペタと触っていた。
どこかから盗聴されていないか、と調べていたのである。
「うーん……」
「なにかお探しですか」
「こっそり見られていないかと気にしてたんだよ」
「大丈夫です。室内になにも仕掛けられていないことは確認しております」
「そうか。…………って、うぉい!? 誰だお前!?」
慌てて振り返ると、そこにはクルルと同じく、十代なかばと思しき少女がいる。
こちらもふっわふわの狐耳と尻尾があるが、色は鮮やかな青緑色。とても目を引く。
なんだか無表情で、ぼんやりした印象を受ける小柄な少女だ。
「申し遅れました。私はロリナと申します。以後お見知りおきを」
「これはご丁寧にどうも。……って、そうじゃない! なんでここにいるんだよ! 部屋に入るときにはノックしろって、お母さんに言われなかったの!? こっそりエッチな画像見てたらどうするんだよ!!」
「大丈夫です」
「なにがだよ!」
「最初からこの部屋にいましたから。あなたが気づかなかっただけで」
「なあんだ。そうか」
「はい」
「それなら問題ない……って、なにも解決してないじゃないか!」
「大丈夫です」
「なんでだよ!」
「あなたがエッチだとしても、支障はありません。私の評価が下がるくらいです」
「バッチリ支障出てるじゃないか!!」
伊吹が鼻息を荒くする一方で、ロリナは無表情のまま小首を傾げた。子供っぽくて愛らしい仕草である。
そしてぽんと手を打った。
「大丈夫です。すでにあなたがエッチだと認識しました。これ以上は下がりません」
「そこから間違ってるから!」
「エッチじゃないんですか?」
「……エッチかもしれない!」
「じゃあ問題ないですね」
「待ってくれ。健全な男は、皆そうなんだ」
「わかりました。つまり、普通のくず野郎ってことですね」
「そこまで言ってない!!」
弁明しようと伊吹が一歩を踏み出すと、
「ああ、エッチなくず野郎が迫ってきます」
とロリナ。
「違うんだ。誤解だ!」
詰め寄ろうにも、これ以上はまずいと、身動きが取れなくなる伊吹。
そんな二人が見つめ合っていると、
「伊吹! さあ、お仕事の時間になったわ!」
バァン! 勢いよく扉が開かれて、入ってきたのはクルル。
そして二人の様子を見て固まる。
「……なにをしているのかしら」
「エッチなくず野郎に迫られているの」
「断じて違う!」
「ごめんねロリナ。エッチなくず野郎の監視なんて押しつけて」
「クルルまでひどい!」
「別にいい。気にしてない」
「大変だと思うけど、これからよろしくね」
「精一杯頑張る」
「……なんで俺がひどい扱い受けてるんだよ」
伊吹ははあ、とため息をつく。
「そうそう、別に伊吹がくず野郎なのは知ってるからどうでもいいんだけど」
「どうでもよくない」
「仕事をしてもらわないと困るの」
「皿洗い?」
「皿洗いに50万ゴールドも出すと思う?」
「全国で皿洗ってる方々に謝れよ!」
「魔物がね、たくさんいるの」
「ほうほう」
「襲ってくると大変よね」
「まったくだ」
「そこで、あなたに倒してもらおうと思って」
「なるほどー……って、どうしてそうなった!?」
「だって、オークを倒したじゃない。できないの?」
「いや、できなくもないだろうけれど……スローライフっぽくなくない?」
「どうしてもダメ?」
「ダメ」
「じゃあ、仕方ないわね」
「諦めてくれたか」
「この契約書に――」
クルルはさっと紙を取り出す。
50万ゴールドに修正された契約書だ。
「き、汚いぞ!」
「あなたが働いてくれるなら、ちょっといい思いさせてあげようと思うんだけど」
クルルは紙をひらひらさせながら、尻尾をフリフリ、誘惑してくる。
「くっ……そんな脅しに乗るか!」
「ボーナス」
「え……?」
「特に働いているわけじゃないのに、たくさんもらえるお金」
「なんだと……?」
「ボーナス2ヶ月分」
「に、二ヶ月だとお!?」
「100万ゴールド、あげちゃおっかなあ?」
「ひゃ、ひゃひゃくまん、ひゃくま……」
「うーん。手伝ってくれないなら、誰かほかの人に――」
「伊吹、やります! 100万ゴールドください!」
「はい。契約成立ね。さ、魔物を倒しにいきましょうか」
クルルはさっとボーナスを追記すると、彼のところにやってくる。
「それで、なにを倒せばいいんだ?」
「めちゃくちゃでかいドラゴン」
「めちゃくちゃでかいドラゴン?」
「そ、すごく強いドラゴン」
「………………ドラゴォオオン!?」
思わず声を上げた伊吹であったが、いつの間にかロリナが彼を両手で持ち上げ、頭の上に抱えている。
見かけによらず、力持ちらしい。
「出発よ。日がくれる前に倒さないと、夜襲されてしまうわ」
「ま、待ってくれぇええええええ!」
そうして彼はドラゴン討伐に赴くことになったのであった。
0
お気に入りに追加
743
あなたにおすすめの小説
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~
伽羅
ファンタジー
物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
異世界転生したらよくわからない騎士の家に生まれたので、とりあえず死なないように気をつけていたら無双してしまった件。
星の国のマジシャン
ファンタジー
引きこもりニート、40歳の俺が、皇帝に騎士として支える分家の貴族に転生。
そして魔法剣術学校の剣術科に通うことなるが、そこには波瀾万丈な物語が生まれる程の過酷な「必須科目」の数々が。
本家VS分家の「決闘」や、卒業と命を懸け必死で戦い抜く「魔物サバイバル」、さらには40年の弱男人生で味わったことのない甘酸っぱい青春群像劇やモテ期も…。
この世界を動かす、最大の敵にご注目ください!
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
俺がマヨネーズ男爵だとぅ!?~異世界でおっさん領主は奴隷ちゃんと結婚したい
武蔵野純平
ファンタジー
美少女性奴隷と幸せに暮らすため、おっさんは異世界で成り上がる!
平凡なおっさんサラリーマンの峰山真夜は、ある日、自室のドアが異世界につながっている事を知る。
異世界と日本を行き来し、異世界では商売を、日本ではサラリーマンの二重生活を送る。
日本で買ったアイテムを異世界で高額転売し金持ちになり、奴隷商人のススメに従って美少女性奴隷サラを購入する。
愛する奴隷サラと幸せに暮らすため、おっさんサラリーマン・ミネヤマは異世界で貴族を目指す。
日本ではかなえられなかった立身出世――成り上がりに邁進する!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる