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1章
2話 俺の部屋なのに違う場所
しおりを挟む「おいおい.......どういうことだ?」
俺は再度、別の場所に移動したことに驚くよりもその移動した場所に驚いていた。
この場所は、今の俺にとって最も馴染み深い場所だ。
そう、ここは、俺が二年間ずっと引きこもっていた俺の部屋だ。
いや、おかしいだろう。
さっきまで生きるか死ぬかの殺し合いをしていたはずなのに、気がつけば自分の部屋にいるってありえないだろ。そもそも俺はさっきこの部屋から出たんだから、さっきの森の中にいたことが夢であったとしても目が覚めれば俺は中等部後者の校門前なはずだ。
それがなんでいきなり俺の部屋に移動しているんだ?
それに、先程まで顔から血が流れていたはずなのに、今は全くの無傷で、ゴブリンの返り血すら消えている。
もう色々と分からないことが多すぎて脳内処理が追いつかない。どれだけ天才であってもこれだけ意味のわからないことが続けばキャパオーバーするだろう。俺が困惑するのは仕方ないことだ。
でも、このままではいけない。
そう言えば先程聞こえてきた声は何だったんだ?
たしか、レベルアップしたとか言ってたよな?なんだ?あの世界はゲームの世界かなにかなのか?
どれどけ考えても答えは出てこない。と、思考を巡らせていた時、不意に部屋の中心に眩しい光が出現した。
「うっっっっ!」
俺はあまりの眩しさに思わず呻き声を上げる。先程校門で見た光と同等の光量だ。またどこかに転移させるのか?と思っていたらすぐにその光は消えていき、光っていた場所に大きなモニターが出現していた。
「なんだ.......これ...........。」
俺はそのモニターに書かれている文字を読んで驚愕していた。
如月零 レベル1
スキル なし
スキルポイント 6
ソウルポイント 2
※※※※※※※の加護
モニターには、でかでかとそう書かれていた。
どういうことだよ。なんでこのモニターに俺の名前が書いてあるんだ?それにレベルってなんだ?スキルポイント?ソウルポイント?全然わからん。何が何だかさっぱりわからん。最後の方に至っては文字化けしてるし。そして、俺は不意に思ったことを口にしてしまう。
「なんなんだよ、これ。誰か教えてくれよ......。」
『質問を受け付けます。』
不意にモニターの方向から電子的な声が聞こえてきた。S〇ri?いや、俺はS〇riが入ってる携帯端末はもっていないから違うだろう。
「あんたは何者だ?」
『その質問にお答えすることは出来ません。』
おい!おいおいおい!!!
質問しろって言っといて初っ端から答えられないって糞か!!!
いや、まて落ち着け俺。こんなことで詰まっていたらなにも解決しない。
俺に質問を促しておいておきながら、質問には答えられない.....いや、待て、先程S〇ri(偽)は『その質問に』と言ってなかったか?いや、確かに言っていたはずだ。ということは、答えられる質問と答えられない質問があるということか?
俺は試しに違う質問をしてみる。
「ここは、どこなんだ?」
『ここは、あなたの精神体が最も安心できると思った場所を具現化した亜空間です。』
なるほどなるほど。つまりここは別の世界の空間ということか?俺の精神体っていうことは、俺は今体と魂が離れている、言わば幽体離脱の状態で、俺の本体は今でも異世界にいるってことか........それってまずくね?俺の体今無防備やんけ、それにかなり重傷だった気がするけど......いや、まずくね?
いや、落ち着け俺。ここが亜空間ということは、時間という概念自体存在しない可能性があるだろう。俺は恐る恐る時間という概念はこの空間に存在しているのかS〇ri(偽)に聞いてみた。
『この亜空間では、時間が経過しますが、あなたの体が存在している世界での時間は経過しません』
おお!なんたる僥倖!圧倒的、僥倖!!!!
って、ふざけてる場合じゃねえだろっ!!
自分で自分のボケにツッコミを入れつつ、俺はそれだけの余裕が生まれていることに気づき、改めて安堵する。
とりあえずこれで、死の心配はいらないわけだ。
俺はその後、続け様に俺の体が存在している場所はなんなのか、どうして俺はあの世界に転移させられたのか等々、謎の異世界についての質問したが、帰ってきたのは答えられないという答えだった。
うーん。どうやらこのS〇ri(偽)は、俺が飛ばされた世界については何も答えられないし、自分のことについても全く答えることができないようだ。
まあ、仕方ないだろう。俺もこんな簡単に知れるとは思っていない。そもそも、このS〇ri(偽)がいる時点で、システムを作った管理者がいることは間違いないだろう。それが地球にいた何者かなのか、異世界の何者かなのか、それとも神様的な何かの仕業なのか、まだ特定できる情報はないが、それだけわかっただけでも御の字だ。
あの謎世界について答えられないのは、仕方ないことだ。
俺はそうそうに異世界の真理を求めるのをやめて、今度は自分の現状について聞いてみる。
「俺は何故この亜空間に飛ばされたんだ?」
『レベルアップが確認されると、この亜空間に精神体が転移されるようになっています。』
なるほど、つまりはこの謎な世界の管理者がそういうプログラミングをしたってことか。納得は出来ないがそういうことだと割り切るしかないようだ。
「レベルアップした時、他に俺に影響を及ぼすことはなんだ?」
『レベルアップ時の恩恵は、今現在では各種ステータス値上昇。スキルポイントの取得になります。』
今現在?なんかひっかかる言い方だな。これから何かあればまた違う何かが手に入ったりするのか?
いや、今は深く考えないでその時になったら考えよう。
今はわかったことについてだ。
ステータス値、これは恐らく俺の身体能力が上がるということだろう。数値は見ることが出来ないのは少し残念だが、先程よりも俺の肉体は強化されているというなら嬉しいことだ。
スキルポイントか........。今もモニターにはスキルポイントとその数値が刻まれている。普通に考えれば、これを使ってスキルを取得できるというのがお決まりなのであろうが、俺はその念の為スキルポイントについての質問にもしておくことにした。
『スキルポイントを消費することにより、消費者はスキルを取得することが可能です。』
大方の予想通りだった。後は、レベルアップ毎に6ポイントが振り分けられるのかを聞いてみたが、振り分けられるポイントは、レベルアップ毎に2~6の間でランダムに振り分けられるらしい。
俺は最初から上限の6を引き当てたらしい。かなりの強運なのかもしれないな。こんなことなら宝くじとか買っておけば良かったな。買い方わかんないけど。
とはいえ、折角スキルポイントがあるんだからスキルを取得しておくべきだろう。
なんせ、俺の体が存在している世界では死が隣合わせの野蛮な世界なんだから。いつ死んだって可笑しくない世界で用心しないのは愚の骨頂というやつだろう。俺は早速取得方法をS〇ri(偽)に聞く。
『モニターの、スキルポイントの部分に触れると、取得可能なスキル欄を閲覧することが可能です。』
俺は早速その支持に従ってモニターのスキルポイントと書かれている部分に人差し指で触れてみる。
すると、モニターに先程まで表示されていた文字が消えていき、新たに文字が構成されていく。
取得可能スキル一覧
闘術、剣術、槍術、棒術、棍術、弓術、投術、肉体強化、運動能力強化、威圧、気合、偵察、火魔法、水魔法、土魔法、風魔法、氷魔法、雷魔法、光魔法、闇魔法、治癒魔法、付与魔法、召喚魔法、生活魔法、隠密、無音、忍足、暗視、駆足、脱兎、忍耐、怪力、硬化、軽化、予測、直感、思考加速、並列思考、視野拡張、気配察知、鑑定、火耐性、水耐性、土耐性、風耐性、氷耐性、雷耐性、光耐性、闇耐性、麻痺耐性、物理攻撃耐性、斬撃耐性、刺突耐性、毒耐性、苦痛耐性、周辺地形図把握..........。
「おおお!!めちゃくちゃあるじゃん!」
かなりの種類のスキル一覧に俺は思わず驚きと嬉しさが混ざりあった声を上げた。
しかも、この全てのスキルがそれぞれスキルポイント1で取得できるというのだから驚くしかない。これはもしかして、文字化けしているなんらかの加護の恩恵とかなのかな?と思って聞いてみたら答えは答えられないだった。
まあ、今はそんなことはどうでもいい。分からないなら仕方ないんだ。今はわからないことよりもスキルの取得だ。
さて、何を選ぼうか............。
時間は無限にあるし、とりあえずS〇ri(偽)に全てのスキルの詳細を聞いて考えることにした。
全てのスキルの詳細を聞き終えるまでにかなりの時間を要したが、必要なことだから仕方ないだろう。スキルの名前で大体の効果はわかるが、念の為聞いておいて損は無い。
全てのスキルの詳細を理解した俺は、次にスキルの選定に移った。悩みに悩みまくり、数時間に及ぶ熟考の末、俺は六つのスキルを取得した。
まず、スキルの恩恵によって多種多様な武術を行使できるようになる闘術。
次に、『ファイアボール』や『ファイアアロー』等の魔法が使えるようになる火魔法。
次に、『レッサーウルフ』や『レッサースネーク』といった使い魔を召喚できる召喚魔法。
次に、『キュア』や『マインドヒーリング』といった体に負った傷や心を癒すことができる治癒魔法。
次に、色々な物を見るだけで詳細を知ることができる鑑定。
次に、現在地から半径200m程の地形を把握することが出来る周辺地形図把握を。
それぞれ現状スキルレベルは1だ。スキルのレベルを上げるのには、スキルレベル+1ポイントが必要になるらしいので、レベル2に上げるには、2ポイント必要になる。
最初は一つのスキルを取得して、レベル3にするか、二つを取得してレベル2にするか、等々色々なパターンを考えたが、多種多様なスキルを取得していた方が自分自身が安心できると考えたので、レベル1のスキルを六つ取ることにしたのだ。
火魔法があればとりあえず森での野宿ではとりあえずは大丈夫な気がするし、闘術に火魔法、それに召喚魔法もあれば戦闘面でもあのゴブリンとの死闘と比べれば大分楽になっていると思う。それに怪我をしたとしても治癒魔法があるので、その後のことを深く心配すぎることもない。
周辺地形図把握ついてはこれから森を抜けて人里を目指す時には必須だと思ったので最初のうちに取っておいた。もしかしたら数百メートル先に森の抜け道がある可能性もある。それに地形を把握しておくということは、色々と有利に働くと思うからとって損は無いはずだ。
まあ、そもそもこの異世界に人がいるかはわからないが、俺はいると思うことにした。
あくまで希望的観測に過ぎないのだが、そう思わなければやっていられないと思うのが現状だ。
ずっと森の中で魔物や野獣と生活していくとか無理だし、森から出ても常にひとりぼっちって怖すぎるでしょ、普通に考えて。
スキルの取得が終わったから、次は折角魔法スキルを取得したことだし、MPっていうか、魔力量?について調べてみる。
とはいっても、そもそもステータス値がわからないので、今の俺の最大魔力量というのはわからない。
でも、心配することは無かった。
俺はこの亜空間で、色々と試してみて最大魔力量がどれくらいであるかを大体ではあるが把握した。
現状スキル1の魔法なら、俺は十回程回復を待たずに使用することができた。つまり、俺の最大魔力量は十というのが妥当だろう。
最大魔力量がわかったら次は回復までに要する時間を調べてみた。その結果、次に使用できるようになるまでのタイムラグは一分で、一分経てば、魔法一回分の魔力が回復するということがわかった。
それと別で、スキルで取得した魔法は全て魔力量を1消費して行使できるということもわかった。
ただし、一つ例外があって、召喚魔法で使い魔を召喚している場合は、使い魔が消滅するか、自ら召喚を解除するまで魔力は常に1減り続けたままらしい。これは、S〇ri(偽)情報だ。
ていうか、そろそろS〇ri(偽)という名前は長すぎて面倒に感じてきた。
なにか、名前を付けてやろうか......。
ていうか、名前あるんじゃないのか?
俺はそう思うのと同時に名前があるのか聞いてみた。どうせ答えられないと帰ってくると思っていたのだが俺の予想は外れる。
『わたしに名前はありません。』
いや答えるんかーーーーい!!!
そこ答えられないでいいやないかーーーい!!!
うーん。とはいえ、名前がないなら折角だし、付けてやろうかな?どうせこれからも俺が戦ってレベルアップした時にはここにくるんだしね。それに色々と教えてくれた恩もあるしそうしよう。
まあ、俺にネーミングセンスなんてないから適当に思いついた名前を付けるんだけど。
えっと、なににしようかなーーー。
「思いついた!名前がないなら俺が付けてあげよう。これから俺はイリスと呼ぶよ。」
ただ、S〇riを反対から読んだだけの安直なネーミングだ。
『.............』
イリスは何も答えてくれなかった。いや、なんか言えよ!せめてなんか言えよ!!!
まあいいか。俺が勝手に呼ぶだけだし。それにしてもこのイリス、無視するとはなかなかやるな。
いや、そもそも今のは質問と見なされなかっただけなのか?
とまあ、そんなことを気にしていても仕方ないので、俺は次の質問をすることにした。
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