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7月 七夕
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彼と出会ったのは高校二年生の時。
他県から来たアタシは人見知りなのもあり、なかなか周りと打ち解けられなかった。
そんなアタシを そっと輪の中に入れてくれたのが彼だ。
いつも笑顔で誰にでも優しく穏やかで居心地のイイ人だった。
表だったライバルもいなくて、クラスメートの応援を受けて彼と恋人同士になったのは修学旅行の夜。
「俺たち付き合う?」
今でも あの時の言葉がリフレインする。
同じ大学に入り、社会人になると両家の親に挨拶に行き同棲を始めた。
付き合いだしてから、どこに行くにも一緒で周りの人から飽きないの?なんて冷やかされるほど二人でいた。
結婚した今も彼は変わらず優しくて穏やかで居心地のイイ人だった。
だから、ワガママを言ってはいけない。
彼の愛を疑ってはいけない。
そう何度も自分に言い聞かせる。
どす黒い感情が身体中を駆け巡るけど顔に出してはいけない。
「じゃあ、行ってきます。23時には帰ると思うから」
「うん、いってらっしゃい」
笑顔で手を振る彼にアタシも笑顔で答える。
梅雨があけて本格的な夏を迎える直前、彼は一日だけ外出する。
どこに行くにも常に一緒なのに 出会った時からこの日だけは一人で行くんだと やんわり拒否する。
一年に一度の逢瀬は、まるで織姫と彦星のようね。
嫌味で言ってしまった言葉に、それと気づかず楽しそうに笑った彼。
「亜衣は可愛いことを言うね」
優しく抱き寄せた彼には、その胸の中で泣きそうになってるアタシの顔は見えない。
七月七日は、昔 付き合っていた子の命日。
ふたりで七夕祭に行く約束をして、でも待ち合わせ場所に彼女が現れる事はなかった。
ほんの二百メートル先の河原で殺されていた彼女、そうとは知らずバカみたいに その場で待っていたと笑う彼。
いつも その全てで愛してくれる彼からの唯一の願い事。
この日だけは彼女のために生きていたい。
犯人はまだ捕まっていない。
彼は、そのたった一日を全て賭けて犯人を探す。
本当は、もっと探したいのかも知れない。
アタシがいるから、アタシのせいで一日だけと我慢してるのかも知れない。
別れてもイイよと言ってあげた方がイイのかな。
彼女のために頑張って、と言ってあげた方が……。
でも言えない。
こんなにも好きな人を自分から手放すなんて出来ない。
きっと永遠に彼女には勝てない。
そのジレンマに打ちのめされながら生きていくのだ。
だって彼は、彼女を忘れることはないから……。
プルル、プルル、プル…
「もしもし」
『亜衣さん、こんばんは』
「サラさん?」
先日、病院で仲良くなった近所に住む主婦仲間からだ。
『この前 仲良くなったメンバーで七夕祭に行こうと思ってるんだけど亜衣さんも行かない?』
チラリと時計を見ると、七時を回っていた。
彼には、この日は絶対一人で外出しちゃダメと言われていた。
毎年バカみたいに守っていたけど、今はなんだか それを破りたい衝動にかられている。
「い、こうかな…」
最近 体調もすぐれないし、イライラすることも多かったから、アタシは二つ返事で受話器を置いた。
納戸に入り、タンスの奥にしまってあった浴衣を身につける。
いつか彼が探すのを止めて、アタシと七夕祭に行ってくれる日を夢見て買ったのは大学生になった年。
その少し幼いデザインに苦笑いする。
このままタンスの肥やしになってしまうよりはと、浴衣に袖を通す。
少し薄暗くなった川原の道を ゆっくり歩く。
今夜、彼が帰ってきたらアタシの気持ちをちゃんと言おう。
もう探さないで。置いていかないで。
そう胸の中で思っていると、不意に不規則な足音に気づく。
七夕祭があると言うのに人影もない。
さっきまで前を歩いていたカップルの姿も もう遠くて見えなくなっていた。
「いつもは人通りが多いのに、なぜかフッと誰も通らない時間帯ってあるんだよね」
そこを狙われたんだ、と彼が言っていた。
ゾクッとした。
背後から近づいてくる足音は一人ではない。
なのに不自然な沈黙。
冷たくなる指先を胸に抱えながら足早になる。
すると、その足音も早足になった。
怖い!!
出歩くなと彼が何度も言っていたのにアタシは何で言うことを聞かなかったんだろう。
あの子は どんな姿で発見されたんだっけ…。
たしか、殴られた跡が複数あって、着ていた浴衣は泥まみれで草むらに捨ててあったんじゃなかった?
ヒヤリとした瞬間、小石に足を取られて転んだ。
すると背後でヒョヒョヒョと笑う男の声が聞こえた。
もう、恐怖で動くことができない。
カタカタ震えていると、ふいに何かが指先に触れた。
見上げると一人の少女がいた。
はやく逃げて
グッと掴まれ、少女とは思えない力強さでアタシを立ち上がらせると風のように走った!!
「お姉さん、待ちなよ」
男たちのせせら笑う声に怯えながら、必死に少女についていく。
あんなに もつれて歩けなくったのが嘘のように軽やかに動く。
羽でも生えてるようだ。
背後で男たちの必死の罵声が聞こえる。
なのに不思議と怖くなかった。
ふいに前方から自転車の電灯が見えた。
男たちの足音が止まる。
た、助かった!!
そう思った瞬間、
あいつらが私を殺したのよ!!
真っ白な光が目の前に広がる。
「どうしました?お嬢さん」
自転車に乗っていたのは警察官だった。
「おまわりさん!!あの人たち、ここで少女を殺した犯人です!!」
その後の事は記憶にない。
目を冷ましたら病院のベッドに寝ていて、大好きな彼に凄く怒られて泣かれた。
アタシを追いかけてきた男たちは捕まり、そのうちの一人の部屋から複数の少女の写真や動画が見つかり、その中に殺された少女もいた。
それが決定打になり事件は数年の時を経て解決した。
「ここだよ」
彼に手を引かれて並び立つと小さな墓石があった。
彼は黙って墓石を洗い、水をやり花を添えた。
アタシはその姿をぼうっと眺めていた。
胸には、さっき渡された彼女の写真がある。
数名の友人と写っているそれは、まぎれもなく あの夜の少女だった。
ポロポロと涙がこぼれた。
アタシは あなたが大嫌いだった。
いつまでも彼の心の中に居続けるあなたに嫉妬していた。
一生勝てないと思っていた。
それは、今でも思う。
たぶん、一生勝てない。
こんなアタシを助けてくれた。
その優しさに負けたと思った。
ポロポロ、ポロポロと止めどなく流れる涙を彼がそっと拭ってくれた。
「アタシ……別れるわ」
「なぜ?」
彼が優しく抱き寄せた。
「アタシでは あなたを幸せにできないもの……」
「そんな事ないよ」
彼女の愛に勝てないわ。
「君が僕に愛想をつかしたのは分かるよ。僕は酷い男だったね。でも、犯人が捕まらないのに彼女が死んだ日に君といるのがツラかったんだ」
日々色褪せていく記憶、一人冷たく死んでいった彼女を忘れて笑っている自分に吐き気がした。
「一生一人でいるつもりだった。誰も好きにならないと誓った。なのに君が現れた。僕は自分がどんなに最低か分かっていたけど君を手放すなんて事ができなかった」
「………」
「君が危険な目にあったこと思い出すだけで胸が痛むけど無事で良かった。犯人が捕まって良かった」
ギュウと力をこめて抱き締める。
「もうここには来ない。君を幸せにするために僕の全てをかけて愛していくと誓うよ」
またポロポロと涙がこぼれた。
あんなに欲しかった言葉なのに、彼女よりアタシを選んでくれたのに切なくて胸が痛いよ……。
「あなたが来なくてもアタシは来るわ……」
毎年、大好きだと聞かされた向日葵を持って会いに来るわ。
「痛っ」
「亜衣?」
ふいにお腹が痛んで そっと触れた。
「…………」
アタシの様子に戸惑った彼が
またそっと抱き寄せた。
「まだ安定期にも入ってない時に色々あったから心配だよ。今は何も考えず自分の体と赤ちゃんのことだけ考えていなさい」
産婦人科で知り合った主婦仲間のサラさんが何度も何度も謝りに来てくれてた。
自分だって妊婦なのに胎教に悪いわ。
「今度バーベキューしたいな、サラさんたちを呼んで」
「いいよ、そうしよう。きっと楽しいよ」
アタシはお腹を擦りながら墓石を見つめる。
「お腹の子、きっと女の子よ。アタシ、そんな気がする……」
「そうか?まだ分からないだろ」
彼は優しく笑った。
うん、でも きっと女の子よ。
「アタシ、いいお母さんになるわ。全力で彼女を守っていくわ」
そう言うと彼は眩しそうにアタシを見つめた。
「僕も一緒に守っていくよ。君と生まれてくる僕らの娘をね」
今度は絶対に死なせないよ。
もう嫌だって言うくらい幸せにしてあげるからね。
ありがとう。
アタシを助けてくれて……
他県から来たアタシは人見知りなのもあり、なかなか周りと打ち解けられなかった。
そんなアタシを そっと輪の中に入れてくれたのが彼だ。
いつも笑顔で誰にでも優しく穏やかで居心地のイイ人だった。
表だったライバルもいなくて、クラスメートの応援を受けて彼と恋人同士になったのは修学旅行の夜。
「俺たち付き合う?」
今でも あの時の言葉がリフレインする。
同じ大学に入り、社会人になると両家の親に挨拶に行き同棲を始めた。
付き合いだしてから、どこに行くにも一緒で周りの人から飽きないの?なんて冷やかされるほど二人でいた。
結婚した今も彼は変わらず優しくて穏やかで居心地のイイ人だった。
だから、ワガママを言ってはいけない。
彼の愛を疑ってはいけない。
そう何度も自分に言い聞かせる。
どす黒い感情が身体中を駆け巡るけど顔に出してはいけない。
「じゃあ、行ってきます。23時には帰ると思うから」
「うん、いってらっしゃい」
笑顔で手を振る彼にアタシも笑顔で答える。
梅雨があけて本格的な夏を迎える直前、彼は一日だけ外出する。
どこに行くにも常に一緒なのに 出会った時からこの日だけは一人で行くんだと やんわり拒否する。
一年に一度の逢瀬は、まるで織姫と彦星のようね。
嫌味で言ってしまった言葉に、それと気づかず楽しそうに笑った彼。
「亜衣は可愛いことを言うね」
優しく抱き寄せた彼には、その胸の中で泣きそうになってるアタシの顔は見えない。
七月七日は、昔 付き合っていた子の命日。
ふたりで七夕祭に行く約束をして、でも待ち合わせ場所に彼女が現れる事はなかった。
ほんの二百メートル先の河原で殺されていた彼女、そうとは知らずバカみたいに その場で待っていたと笑う彼。
いつも その全てで愛してくれる彼からの唯一の願い事。
この日だけは彼女のために生きていたい。
犯人はまだ捕まっていない。
彼は、そのたった一日を全て賭けて犯人を探す。
本当は、もっと探したいのかも知れない。
アタシがいるから、アタシのせいで一日だけと我慢してるのかも知れない。
別れてもイイよと言ってあげた方がイイのかな。
彼女のために頑張って、と言ってあげた方が……。
でも言えない。
こんなにも好きな人を自分から手放すなんて出来ない。
きっと永遠に彼女には勝てない。
そのジレンマに打ちのめされながら生きていくのだ。
だって彼は、彼女を忘れることはないから……。
プルル、プルル、プル…
「もしもし」
『亜衣さん、こんばんは』
「サラさん?」
先日、病院で仲良くなった近所に住む主婦仲間からだ。
『この前 仲良くなったメンバーで七夕祭に行こうと思ってるんだけど亜衣さんも行かない?』
チラリと時計を見ると、七時を回っていた。
彼には、この日は絶対一人で外出しちゃダメと言われていた。
毎年バカみたいに守っていたけど、今はなんだか それを破りたい衝動にかられている。
「い、こうかな…」
最近 体調もすぐれないし、イライラすることも多かったから、アタシは二つ返事で受話器を置いた。
納戸に入り、タンスの奥にしまってあった浴衣を身につける。
いつか彼が探すのを止めて、アタシと七夕祭に行ってくれる日を夢見て買ったのは大学生になった年。
その少し幼いデザインに苦笑いする。
このままタンスの肥やしになってしまうよりはと、浴衣に袖を通す。
少し薄暗くなった川原の道を ゆっくり歩く。
今夜、彼が帰ってきたらアタシの気持ちをちゃんと言おう。
もう探さないで。置いていかないで。
そう胸の中で思っていると、不意に不規則な足音に気づく。
七夕祭があると言うのに人影もない。
さっきまで前を歩いていたカップルの姿も もう遠くて見えなくなっていた。
「いつもは人通りが多いのに、なぜかフッと誰も通らない時間帯ってあるんだよね」
そこを狙われたんだ、と彼が言っていた。
ゾクッとした。
背後から近づいてくる足音は一人ではない。
なのに不自然な沈黙。
冷たくなる指先を胸に抱えながら足早になる。
すると、その足音も早足になった。
怖い!!
出歩くなと彼が何度も言っていたのにアタシは何で言うことを聞かなかったんだろう。
あの子は どんな姿で発見されたんだっけ…。
たしか、殴られた跡が複数あって、着ていた浴衣は泥まみれで草むらに捨ててあったんじゃなかった?
ヒヤリとした瞬間、小石に足を取られて転んだ。
すると背後でヒョヒョヒョと笑う男の声が聞こえた。
もう、恐怖で動くことができない。
カタカタ震えていると、ふいに何かが指先に触れた。
見上げると一人の少女がいた。
はやく逃げて
グッと掴まれ、少女とは思えない力強さでアタシを立ち上がらせると風のように走った!!
「お姉さん、待ちなよ」
男たちのせせら笑う声に怯えながら、必死に少女についていく。
あんなに もつれて歩けなくったのが嘘のように軽やかに動く。
羽でも生えてるようだ。
背後で男たちの必死の罵声が聞こえる。
なのに不思議と怖くなかった。
ふいに前方から自転車の電灯が見えた。
男たちの足音が止まる。
た、助かった!!
そう思った瞬間、
あいつらが私を殺したのよ!!
真っ白な光が目の前に広がる。
「どうしました?お嬢さん」
自転車に乗っていたのは警察官だった。
「おまわりさん!!あの人たち、ここで少女を殺した犯人です!!」
その後の事は記憶にない。
目を冷ましたら病院のベッドに寝ていて、大好きな彼に凄く怒られて泣かれた。
アタシを追いかけてきた男たちは捕まり、そのうちの一人の部屋から複数の少女の写真や動画が見つかり、その中に殺された少女もいた。
それが決定打になり事件は数年の時を経て解決した。
「ここだよ」
彼に手を引かれて並び立つと小さな墓石があった。
彼は黙って墓石を洗い、水をやり花を添えた。
アタシはその姿をぼうっと眺めていた。
胸には、さっき渡された彼女の写真がある。
数名の友人と写っているそれは、まぎれもなく あの夜の少女だった。
ポロポロと涙がこぼれた。
アタシは あなたが大嫌いだった。
いつまでも彼の心の中に居続けるあなたに嫉妬していた。
一生勝てないと思っていた。
それは、今でも思う。
たぶん、一生勝てない。
こんなアタシを助けてくれた。
その優しさに負けたと思った。
ポロポロ、ポロポロと止めどなく流れる涙を彼がそっと拭ってくれた。
「アタシ……別れるわ」
「なぜ?」
彼が優しく抱き寄せた。
「アタシでは あなたを幸せにできないもの……」
「そんな事ないよ」
彼女の愛に勝てないわ。
「君が僕に愛想をつかしたのは分かるよ。僕は酷い男だったね。でも、犯人が捕まらないのに彼女が死んだ日に君といるのがツラかったんだ」
日々色褪せていく記憶、一人冷たく死んでいった彼女を忘れて笑っている自分に吐き気がした。
「一生一人でいるつもりだった。誰も好きにならないと誓った。なのに君が現れた。僕は自分がどんなに最低か分かっていたけど君を手放すなんて事ができなかった」
「………」
「君が危険な目にあったこと思い出すだけで胸が痛むけど無事で良かった。犯人が捕まって良かった」
ギュウと力をこめて抱き締める。
「もうここには来ない。君を幸せにするために僕の全てをかけて愛していくと誓うよ」
またポロポロと涙がこぼれた。
あんなに欲しかった言葉なのに、彼女よりアタシを選んでくれたのに切なくて胸が痛いよ……。
「あなたが来なくてもアタシは来るわ……」
毎年、大好きだと聞かされた向日葵を持って会いに来るわ。
「痛っ」
「亜衣?」
ふいにお腹が痛んで そっと触れた。
「…………」
アタシの様子に戸惑った彼が
またそっと抱き寄せた。
「まだ安定期にも入ってない時に色々あったから心配だよ。今は何も考えず自分の体と赤ちゃんのことだけ考えていなさい」
産婦人科で知り合った主婦仲間のサラさんが何度も何度も謝りに来てくれてた。
自分だって妊婦なのに胎教に悪いわ。
「今度バーベキューしたいな、サラさんたちを呼んで」
「いいよ、そうしよう。きっと楽しいよ」
アタシはお腹を擦りながら墓石を見つめる。
「お腹の子、きっと女の子よ。アタシ、そんな気がする……」
「そうか?まだ分からないだろ」
彼は優しく笑った。
うん、でも きっと女の子よ。
「アタシ、いいお母さんになるわ。全力で彼女を守っていくわ」
そう言うと彼は眩しそうにアタシを見つめた。
「僕も一緒に守っていくよ。君と生まれてくる僕らの娘をね」
今度は絶対に死なせないよ。
もう嫌だって言うくらい幸せにしてあげるからね。
ありがとう。
アタシを助けてくれて……
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