239 / 314
第239話 俺が守るから
しおりを挟む
「ちょっと弄らせてもらって良いですか」
愛翔の言葉に鈴木が頷き、愛翔がPCにいくつかのソフトをダウンロードする。そのソフトで画像をチェックしていく愛翔。
「これは、スマホをはじめいくつかのカメラで撮影されたデータを集めたものですね」
”なんのことだ?”と疑問を顔に浮かべる鈴木に愛翔が追加で説明する。
「複数の個体情報が交じり合っています。さすがにここから個人を特定するのは俺にはできませんが、ひょっとしたら警察なら」
愛翔の言葉に鈴木が顔を顰める。
「生徒が絡んでいると考えられるものを簡単に警察に出すわけには……」
”はぁ”と愛翔は溜息をつき
「あまり時間をかけると被害者が増えますよ。それからでは学校のイメージにも悪いとおもいますけどね。とは言っても、ここからは俺の手に余りますのでそちらでなんとかしてください。ただ、色々と特定出来たら俺たちにも教えてもらえると助かります。なんと言っても俺たちの事を盗撮しているのは間違いないですからね」
愛翔、桜、楓の3人が揃って下校している。部活動を引退してから桜と楓は文理でクラスの分かれた愛翔の時間に合わせている。
「しかし、かなり悪質な盗撮だったな」
愛翔が周囲を警戒しながらつぶやく。
「本当にね。何に使うのか怖くなるような写真が多かったわね」
桜が身体を自分で抱くようにしながら、周囲を見回している。
「盗撮ってだけじゃないわ。どう見てもストーカー的に付け回して狙われてるわよねあれ」
楓も脅えるように愛翔に身体を寄せた。
「とりあえずこれが収まるまでは2人は出来るだけ、俺と一緒に行動すること。俺が一緒に居ないで2人がひどい目に合ったなんてなったら俺は耐えられる自信ないからな。何があっても2人だけは俺が守るから」
「ふふ、ありがとう」
愛翔の言葉に桜と楓は幸せそうに愛翔に抱きついた。
愛翔の言葉に鈴木が頷き、愛翔がPCにいくつかのソフトをダウンロードする。そのソフトで画像をチェックしていく愛翔。
「これは、スマホをはじめいくつかのカメラで撮影されたデータを集めたものですね」
”なんのことだ?”と疑問を顔に浮かべる鈴木に愛翔が追加で説明する。
「複数の個体情報が交じり合っています。さすがにここから個人を特定するのは俺にはできませんが、ひょっとしたら警察なら」
愛翔の言葉に鈴木が顔を顰める。
「生徒が絡んでいると考えられるものを簡単に警察に出すわけには……」
”はぁ”と愛翔は溜息をつき
「あまり時間をかけると被害者が増えますよ。それからでは学校のイメージにも悪いとおもいますけどね。とは言っても、ここからは俺の手に余りますのでそちらでなんとかしてください。ただ、色々と特定出来たら俺たちにも教えてもらえると助かります。なんと言っても俺たちの事を盗撮しているのは間違いないですからね」
愛翔、桜、楓の3人が揃って下校している。部活動を引退してから桜と楓は文理でクラスの分かれた愛翔の時間に合わせている。
「しかし、かなり悪質な盗撮だったな」
愛翔が周囲を警戒しながらつぶやく。
「本当にね。何に使うのか怖くなるような写真が多かったわね」
桜が身体を自分で抱くようにしながら、周囲を見回している。
「盗撮ってだけじゃないわ。どう見てもストーカー的に付け回して狙われてるわよねあれ」
楓も脅えるように愛翔に身体を寄せた。
「とりあえずこれが収まるまでは2人は出来るだけ、俺と一緒に行動すること。俺が一緒に居ないで2人がひどい目に合ったなんてなったら俺は耐えられる自信ないからな。何があっても2人だけは俺が守るから」
「ふふ、ありがとう」
愛翔の言葉に桜と楓は幸せそうに愛翔に抱きついた。
0
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説
俺のセフレが義妹になった。そのあと毎日めちゃくちゃシた。
ねんごろ
恋愛
主人公のセフレがどういうわけか義妹になって家にやってきた。
その日を境に彼らの関係性はより深く親密になっていって……
毎日にエロがある、そんな時間を二人は過ごしていく。
※他サイトで連載していた作品です
寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい
白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。
私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。
「あの人、私が
夫の幼馴染が毎晩のように遊びにくる
ヘロディア
恋愛
数年前、主人公は結婚した。夫とは大学時代から知り合いで、五年ほど付き合った後に結婚を決めた。
正直結構ラブラブな方だと思っている。喧嘩の一つや二つはあるけれど、仲直りも早いし、お互いの嫌なところも受け入れられるくらいには愛しているつもりだ。
そう、あの女が私の前に立ちはだかるまでは…
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
イケメンドクターは幼馴染み!夜の診察はベッドの上!?
すずなり。
恋愛
仕事帰りにケガをしてしまった私、かざね。
病院で診てくれた医師は幼馴染みだった!
「こんなにかわいくなって・・・。」
10年ぶりに再会した私たち。
お互いに気持ちを伝えられないまま・・・想いだけが加速していく。
かざね「どうしよう・・・私、ちーちゃんが好きだ。」
幼馴染『千秋』。
通称『ちーちゃん』。
きびしい一面もあるけど、優しい『ちーちゃん』。
千秋「かざねの側に・・・俺はいたい。」
自分の気持ちに気がついたあと、距離を詰めてくるのはかざねの仕事仲間の『ユウト』。
ユウト「今・・特定の『誰か』がいないなら・・・俺と付き合ってください。」
かざねは悩む。
かざね(ちーちゃんに振り向いてもらえないなら・・・・・・私がユウトさんを愛しさえすれば・・・・・忘れられる・・?)
※お話の中に出てくる病気や、治療法、職業内容などは全て架空のものです。
想像の中だけでお楽しみください。
※お話は全て想像の世界です。現実世界とはなんの関係もありません。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
ただただ楽しんでいただけたら嬉しいです。
すずなり。
お兄ちゃんはお医者さん!?
すず。
恋愛
持病持ちの高校1年生の女の子。
如月 陽菜(きさらぎ ひな)
病院が苦手。
如月 陽菜の主治医。25歳。
高橋 翔平(たかはし しょうへい)
内科医の医師。
※このお話に出てくるものは
現実とは何の関係もございません。
※治療法、病名など
ほぼ知識なしで書かせて頂きました。
お楽しみください♪♪
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる