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本編
クリスマス番外
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クリスマスには謎の赤い服を着た人が来るという話を知っているだろうか。
子供が寝静まった頃に部屋へと侵入し、プレゼントと称して中身が不明な物を枕元に置いていくという……。
……うーむ、ホラーっぽく説明しようと思ったけど、何か上手くいかないな。それはクリスマスというイベントが有名過ぎるからだろう。
リア充達のイベント。俺の認識はそんなものだ。亡くなった両親との交流が薄かった俺には家族でのイベントという意識もない。
だが、今宵の聖夜は楽しくなりそうだった。
※ ※ ※
「ゆ、許して……」
怯える声が俺の部屋に小さく響く。
とても綺麗な女の声だ。両親を失い、一般的な高校生男子である俺が一人暮らしをしている一軒家。こんな女の声がするはずがなかった。
しかし、実際に女は俺のベッドに転がっていた。黒髪ロングの美少女。そんじょそこらの美少女じゃない。誰もが認める、学園のアイドルのような美少女だ。
そんな美少女が手足をゴムバンドで縛られ身動きが取れないでいる。なんとか動こうとはしているが、赤ん坊と変わらない抵抗でしかない。
一応の言い訳をさせてもらうのなら、彼女が悪いのだ。
彼女の恰好はクリスマスを象徴するものだった。それはつまりサンタ衣装。それもミニスカサンタだ。
この美少女はあろうことか、俺にプレゼントを渡すと言いながら不法侵入したのだ。家主としてそんなことを許すわけにはいかない。俺は当然の反撃をさせてもらい、サンタを名乗る不審者を拘束したのだった。
……という設定である。
ミニスカサンタは彩音である。人の家に不法侵入するサンタさんにエロいお仕置きをする。というのが今回のシチュエーションだ。
いやー、今年はクリスマスの夜を楽しめそうだ。俺はニヤニヤしながらベッドに上がった。
「こ、来ないで……」
美少女というだけでなく優秀な彼女は演技力もあった。その怯える目なんて真に迫っている。そそるぜ。
「そっちが無断で人様の家に入ってきたんだ。何をされても文句は言えないよなぁ?」
ぐへへ、とかゲスっぽい笑いを作りながらサンタコスの彩音ににじり寄る。ベッドからギシリと音が鳴る。これからの行為を連想させ、興奮から下半身に血液が集まる。
ミニスカというだけあって、赤を基調としたサンタ衣装でありながらもムッチリとした太ももがさらけ出されている。ゴムバンドで両足首を縛ってしまっているので脚を開かせられないのが残念だ。
サンタ帽子にもこもこと暖かそうな服装。なのに綺麗な脚が無防備に眼前に広がっている。
「ひあっ!?」
俺は彩音サンタとの距離を一気に縮めると、白くて肉づきの良い太ももを掴んだ。
指を食い込ませるほど強く。彩音から悲鳴が漏れても気にしない。だって悪いのはこのエロいサンタなのだから。
手首は後ろ手にしてゴムバンドで縛っている。そんな状態で抵抗できるわけもなく、俺は思う存分彩音の剥き出しになっている太ももを堪能した。
メイドな彼女もいいけど、たまには別の衣装ってのもいいもんだな。コスプレエッチに目覚めそうで恐いぜ。
「う……くぅ……っ」
健気にも俺の攻撃に耐えている。何とか唇を引き結ぼうとしているのが見えた。
「やああああっ!? ダ、ダメ……ッ」
そんな姿を見せられると、もっと責めてやりたくなるのが人情だろう。俺は太ももを触っていた手を滑らせると、彼女にとってはいきなりの愛撫へと移る。
俺の手はスカートの下へと潜り込んでいた。ショーツの中心部へと指を当て、少し強めに押し込んだ。
「ひああああああああぁぁぁぁっ!!」
彩音から大きな嬌声が漏れる。俺の身体が驚きでビクンと跳ねた。
び、びっくりした。まだ膣内に指を入れてないってのに声が大き過ぎやしませんか?
俺と彩音の視線が合う。設定上、嫌がっている彩音ではあるが、その瞳からは欲望の火が灯っているように見える……のは俺の気のせいか?
暖房のせいだけじゃない身体の熱りを感じる。彩音の頬も紅に染まっていた。
俺は無言でズボンを脱いだ。確かな硬さを持った俺のチンポが外気に触れる。
ついでに上も脱いで全裸となる。ここに美少女サンタに襲いかかる不審な男の図が完成した。
「しゃぶれ」
彩音の返事も待たずに、その口の中へとチンポを押し込んだ。
彼女に拒否権はない。なぜならサンタという幻想を武器に不法侵入した彼女が悪いからだ。
「ぐお……」
「んぶっ、んぐっ、んぶぅ……」
色々と設定を頭の中で並べ立て、彩音の口内を犯していく。腰を打ちつけ、サンタ帽に包まれた頭を前後に揺らしてやる。好き勝手な蹂躙だった。
「んごぉぉぉっ……!!」
ひと際強く喉奥にチンポを突き立てる。苦しそうな声に満足しながらしばしこの状態をキープする。たまにさらなる快楽を求めて掴んだ頭を左右に揺らした。
手足を縛って抵抗できないサンタさんを快楽の道具として使う。俺の心は満足感で包まれていた。
「よいしょっと」
「んぼぉ……。けほっけほっ」
だが、まだ満足するわけにはいかない。
温かな口からチンポを引き抜くと彩音は咳き込んだ。そんな彼女を無視して両足首を縛っていたゴムバンドを外してやる。
自由になって困惑した彩音だったが、すぐに俺から距離を取ろうとした。もちろん許すはずがない。
「嫌ぁっ!」
「大人しくしてろって」
解放したゴムバンドだが、それは彼女の太ももと足首を縛り直すだけだった。長さを調節できるっていいね。色んな縛り方ができる。
彩音は後ろでにされてM字開脚という格好となった。衣服がサンタってのがまた欲情させてくれる。店の人がコスプレしても興奮しないのにな。不思議である。
サンタってのはふくよかなおじいさんってのがイメージとして合っている。でも、豊満な肢体を持つ黒髪ロングの美少女ってのもよく似合っていた。
俺は彩音のショーツに手をかけた。せっかくなのでと下着もクリスマスっぽい色合いにしている。赤色がメインだが、緑や白がアクセントになってクリスマスらしさを表現していた。クリスマス用の下着だなんて……考えた奴天才かよ!
しかも紐パンである。腰に手を潜り込ませると結ばれた紐を遠慮なくほどいてやった。
「彩音……いや、サンタさんのマンコ濡れてるぞ。口にチンポ突っ込まれて濡れるとか、エロいサンタだな」
「そ、それは違っ…………祐二君のせいなのに」
口を犯してやっただけで濡れたのだろうか。奪ったショーツには粘着性のある透明な液体が付着していた。それは糸となって彩音の陰部と繋がっていた。
羞恥で顔を真っ赤にさせる彩音。吐き出す息は熱がこもっていた。
「ふわああああああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
せっかく挿入しやすいようにとM字開脚してくれているのだ。充分に濡れそぼった膣へとガチガチになっているチンポを突き入れた。
「ふぅ……」
一息入れて彩音を見下ろす。サンタ衣装の彼女はふるふると震えていた。その震えは快楽からだとわかっている。
「ああっ! やああんっ! ふぅんっ! ひあああっ!!」
気遣いの必要はない。俺はリズミカルに腰を打ちつける。
肌と肌がぶつかりパンパンと音を立てる。それに合わせて彩音の喘ぎ声が部屋を響かせた。
クリスマスという日を迎えるまでに、メイドの彩音とたくさんエッチなことをしてきたのだ。童貞の自分を思い出せないほど腰の動きが様になっている。これならいつAV男優になってもいいだろう。やらないけど。
「このっ! 何て悪いサンタなんだ! 俺のムスコを誘惑しやがって!」
「いやあああああっ!! そ、そんなことしてないぃぃぃぃああああああぁぁぁぁぁぁぁーーっ!!」
俺は彩音に覆い被さってガンガンと激しく突いてやる。サンタ衣装のもこもことした肌触りに、下半身を襲う気持ち良さが合わさるようにして膨れ上がる。
抵抗なんて許さない。悪いサンタには正義の鉄槌を。頭が興奮で埋め尽くされて、この時になってしまえば設定なんてすっかりと抜け落ちてしまっていた。
グチョグチョグチョ、パンパンパン。そんな水音と乾いた音だけが支配する。激しい息遣いからは余裕なんてなくなっていた。
「うおお! 出すぞ! 悪いサンタの中に出すぞ!!」
「やああっ!! 中はダメ……ッ。今日は……ダメ! ゴムつけてないのにぃぃぃぃぃーーっ!!」
そんなことを言いながらも彩音は絶頂した。言葉とは裏腹に極上のマンコが俺のムスコを締めつける。
ドピュドピュドピュドピュピュピュピュピュブリュルルルルルルーーッ!!
「ああ……」
互いの息が漏れる。射精している俺は身体の気が抜けそうなほど大量に吐き出していた。
ピクピクと痙攣している彩音だったが、俺の射精が終わったと同時にくたりと力が抜けていた。ご苦労さまと頭を撫でてやった。
※ ※ ※
「たまにはこういうシチュエーションもいいよな」
「それで喜ぶのは祐二くんだけでしょ」
行為が終わってしばらくした後。彩音を縛っていたゴムバンドを外してやるとじと目を向けられた。割とノリノリだったくせにな。
「だったら次は彩音の好きなシチュエーションでいいぞ。俺のモノはまだまだ元気だしな」
そう言って軽く腰を振る。勃起したままのチンポが次を催促するように我慢汁を垂れ流していた。
それを目にした彩音は顔を赤くしながらも考えていた。俺は彩音に考える時間を与えてあげるために、部屋の隅に目を向けた。
「んふぅ……」
くぐもった声がする。彩音のものではない。俺は部屋の隅へと歩く。
そこにいるのは姉と同じミニスカサンタ姿の琴音だった。さっきの彩音と同じようにゴムバンドで後ろでにしてM字開脚させられていた。
「んふぅ……」
しかも目隠しされて、俺のパンツを口に突っ込まれている。露出させられた乳首とクリトリスにはローターを、膣にはずっぽりとバイブまで挿入されていた。
「んふぅ……♪」
なのに、琴音のくぐもった声からは、喜びの色が帯びていた。自分で言うのもなんだけど、けっこうひどい扱いしてんだけどなぁ。
俺は琴音の口に突っ込まれていたパンツを取ってやった。すげー唾液だ。グチョグチョなんですけど。
「はぁ……はぁ……。ご、ご主人様ぁ……」
琴音も今回はサンタ設定なのに、なってないな。「ご主人様」と呼んだ罰として、バイブを一気に引き抜いた。
「ひにゃああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁんんっ!!」
ずっと拘束して快楽責めしていたせいもあってか大きい嬌声だった。これだけで琴音の身体がビクビクビクと何度も痙攣する。
彩音との行為の音を聞かせていたというのも快楽に拍車をかけていたのだろう。
「ああっ……。祐二様ぁ……。あたしのオマンコに、祐二様のをプレゼントしてください……」
実際にこんなこと言ってるし。何てエロいサンタさんなのか。
しょうがない。俺はチンポを琴音の膣へと狙いを定めた。
「祐二君。ん……」
……狙っていたのだが、彩音の手が俺の顔を掴んだかと思えば、彼女の方へと向けさせられる。そのまま彩音は俺と唇を重ねる。
「ああ……。お姉ちゃん祐二様とキスしてる……。ずるいよぉ……」
目隠しされていても音だけで気づいたようだ。琴音ははっきりとした映像を見えていそうだった。事実床を濡らすほどの愛液を垂らしていた。
「お姉ちゃんよりも……、あたしのオマンコに、祐二様のオチンチンをプレゼントしてぇ……っ」
「私も……ちゃんとした祐二君のプレゼントが欲しいわ」
このサンタ姉妹は俺からのプレゼントを欲しがるとは何事か。サンタの格好してんだから俺にプレゼントを渡す立場だろうに。
立場をわかっていないエロ姉妹にはお仕置きを。結局、クリスマスになってもご主人様として振る舞わなければならないようだ。
こうして俺達の聖夜は過ぎていく。回数は覚えていないとだけ言っておこう。
【後書き】
あくまでIFということでお願いします。
子供が寝静まった頃に部屋へと侵入し、プレゼントと称して中身が不明な物を枕元に置いていくという……。
……うーむ、ホラーっぽく説明しようと思ったけど、何か上手くいかないな。それはクリスマスというイベントが有名過ぎるからだろう。
リア充達のイベント。俺の認識はそんなものだ。亡くなった両親との交流が薄かった俺には家族でのイベントという意識もない。
だが、今宵の聖夜は楽しくなりそうだった。
※ ※ ※
「ゆ、許して……」
怯える声が俺の部屋に小さく響く。
とても綺麗な女の声だ。両親を失い、一般的な高校生男子である俺が一人暮らしをしている一軒家。こんな女の声がするはずがなかった。
しかし、実際に女は俺のベッドに転がっていた。黒髪ロングの美少女。そんじょそこらの美少女じゃない。誰もが認める、学園のアイドルのような美少女だ。
そんな美少女が手足をゴムバンドで縛られ身動きが取れないでいる。なんとか動こうとはしているが、赤ん坊と変わらない抵抗でしかない。
一応の言い訳をさせてもらうのなら、彼女が悪いのだ。
彼女の恰好はクリスマスを象徴するものだった。それはつまりサンタ衣装。それもミニスカサンタだ。
この美少女はあろうことか、俺にプレゼントを渡すと言いながら不法侵入したのだ。家主としてそんなことを許すわけにはいかない。俺は当然の反撃をさせてもらい、サンタを名乗る不審者を拘束したのだった。
……という設定である。
ミニスカサンタは彩音である。人の家に不法侵入するサンタさんにエロいお仕置きをする。というのが今回のシチュエーションだ。
いやー、今年はクリスマスの夜を楽しめそうだ。俺はニヤニヤしながらベッドに上がった。
「こ、来ないで……」
美少女というだけでなく優秀な彼女は演技力もあった。その怯える目なんて真に迫っている。そそるぜ。
「そっちが無断で人様の家に入ってきたんだ。何をされても文句は言えないよなぁ?」
ぐへへ、とかゲスっぽい笑いを作りながらサンタコスの彩音ににじり寄る。ベッドからギシリと音が鳴る。これからの行為を連想させ、興奮から下半身に血液が集まる。
ミニスカというだけあって、赤を基調としたサンタ衣装でありながらもムッチリとした太ももがさらけ出されている。ゴムバンドで両足首を縛ってしまっているので脚を開かせられないのが残念だ。
サンタ帽子にもこもこと暖かそうな服装。なのに綺麗な脚が無防備に眼前に広がっている。
「ひあっ!?」
俺は彩音サンタとの距離を一気に縮めると、白くて肉づきの良い太ももを掴んだ。
指を食い込ませるほど強く。彩音から悲鳴が漏れても気にしない。だって悪いのはこのエロいサンタなのだから。
手首は後ろ手にしてゴムバンドで縛っている。そんな状態で抵抗できるわけもなく、俺は思う存分彩音の剥き出しになっている太ももを堪能した。
メイドな彼女もいいけど、たまには別の衣装ってのもいいもんだな。コスプレエッチに目覚めそうで恐いぜ。
「う……くぅ……っ」
健気にも俺の攻撃に耐えている。何とか唇を引き結ぼうとしているのが見えた。
「やああああっ!? ダ、ダメ……ッ」
そんな姿を見せられると、もっと責めてやりたくなるのが人情だろう。俺は太ももを触っていた手を滑らせると、彼女にとってはいきなりの愛撫へと移る。
俺の手はスカートの下へと潜り込んでいた。ショーツの中心部へと指を当て、少し強めに押し込んだ。
「ひああああああああぁぁぁぁっ!!」
彩音から大きな嬌声が漏れる。俺の身体が驚きでビクンと跳ねた。
び、びっくりした。まだ膣内に指を入れてないってのに声が大き過ぎやしませんか?
俺と彩音の視線が合う。設定上、嫌がっている彩音ではあるが、その瞳からは欲望の火が灯っているように見える……のは俺の気のせいか?
暖房のせいだけじゃない身体の熱りを感じる。彩音の頬も紅に染まっていた。
俺は無言でズボンを脱いだ。確かな硬さを持った俺のチンポが外気に触れる。
ついでに上も脱いで全裸となる。ここに美少女サンタに襲いかかる不審な男の図が完成した。
「しゃぶれ」
彩音の返事も待たずに、その口の中へとチンポを押し込んだ。
彼女に拒否権はない。なぜならサンタという幻想を武器に不法侵入した彼女が悪いからだ。
「ぐお……」
「んぶっ、んぐっ、んぶぅ……」
色々と設定を頭の中で並べ立て、彩音の口内を犯していく。腰を打ちつけ、サンタ帽に包まれた頭を前後に揺らしてやる。好き勝手な蹂躙だった。
「んごぉぉぉっ……!!」
ひと際強く喉奥にチンポを突き立てる。苦しそうな声に満足しながらしばしこの状態をキープする。たまにさらなる快楽を求めて掴んだ頭を左右に揺らした。
手足を縛って抵抗できないサンタさんを快楽の道具として使う。俺の心は満足感で包まれていた。
「よいしょっと」
「んぼぉ……。けほっけほっ」
だが、まだ満足するわけにはいかない。
温かな口からチンポを引き抜くと彩音は咳き込んだ。そんな彼女を無視して両足首を縛っていたゴムバンドを外してやる。
自由になって困惑した彩音だったが、すぐに俺から距離を取ろうとした。もちろん許すはずがない。
「嫌ぁっ!」
「大人しくしてろって」
解放したゴムバンドだが、それは彼女の太ももと足首を縛り直すだけだった。長さを調節できるっていいね。色んな縛り方ができる。
彩音は後ろでにされてM字開脚という格好となった。衣服がサンタってのがまた欲情させてくれる。店の人がコスプレしても興奮しないのにな。不思議である。
サンタってのはふくよかなおじいさんってのがイメージとして合っている。でも、豊満な肢体を持つ黒髪ロングの美少女ってのもよく似合っていた。
俺は彩音のショーツに手をかけた。せっかくなのでと下着もクリスマスっぽい色合いにしている。赤色がメインだが、緑や白がアクセントになってクリスマスらしさを表現していた。クリスマス用の下着だなんて……考えた奴天才かよ!
しかも紐パンである。腰に手を潜り込ませると結ばれた紐を遠慮なくほどいてやった。
「彩音……いや、サンタさんのマンコ濡れてるぞ。口にチンポ突っ込まれて濡れるとか、エロいサンタだな」
「そ、それは違っ…………祐二君のせいなのに」
口を犯してやっただけで濡れたのだろうか。奪ったショーツには粘着性のある透明な液体が付着していた。それは糸となって彩音の陰部と繋がっていた。
羞恥で顔を真っ赤にさせる彩音。吐き出す息は熱がこもっていた。
「ふわああああああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
せっかく挿入しやすいようにとM字開脚してくれているのだ。充分に濡れそぼった膣へとガチガチになっているチンポを突き入れた。
「ふぅ……」
一息入れて彩音を見下ろす。サンタ衣装の彼女はふるふると震えていた。その震えは快楽からだとわかっている。
「ああっ! やああんっ! ふぅんっ! ひあああっ!!」
気遣いの必要はない。俺はリズミカルに腰を打ちつける。
肌と肌がぶつかりパンパンと音を立てる。それに合わせて彩音の喘ぎ声が部屋を響かせた。
クリスマスという日を迎えるまでに、メイドの彩音とたくさんエッチなことをしてきたのだ。童貞の自分を思い出せないほど腰の動きが様になっている。これならいつAV男優になってもいいだろう。やらないけど。
「このっ! 何て悪いサンタなんだ! 俺のムスコを誘惑しやがって!」
「いやあああああっ!! そ、そんなことしてないぃぃぃぃああああああぁぁぁぁぁぁぁーーっ!!」
俺は彩音に覆い被さってガンガンと激しく突いてやる。サンタ衣装のもこもことした肌触りに、下半身を襲う気持ち良さが合わさるようにして膨れ上がる。
抵抗なんて許さない。悪いサンタには正義の鉄槌を。頭が興奮で埋め尽くされて、この時になってしまえば設定なんてすっかりと抜け落ちてしまっていた。
グチョグチョグチョ、パンパンパン。そんな水音と乾いた音だけが支配する。激しい息遣いからは余裕なんてなくなっていた。
「うおお! 出すぞ! 悪いサンタの中に出すぞ!!」
「やああっ!! 中はダメ……ッ。今日は……ダメ! ゴムつけてないのにぃぃぃぃぃーーっ!!」
そんなことを言いながらも彩音は絶頂した。言葉とは裏腹に極上のマンコが俺のムスコを締めつける。
ドピュドピュドピュドピュピュピュピュピュブリュルルルルルルーーッ!!
「ああ……」
互いの息が漏れる。射精している俺は身体の気が抜けそうなほど大量に吐き出していた。
ピクピクと痙攣している彩音だったが、俺の射精が終わったと同時にくたりと力が抜けていた。ご苦労さまと頭を撫でてやった。
※ ※ ※
「たまにはこういうシチュエーションもいいよな」
「それで喜ぶのは祐二くんだけでしょ」
行為が終わってしばらくした後。彩音を縛っていたゴムバンドを外してやるとじと目を向けられた。割とノリノリだったくせにな。
「だったら次は彩音の好きなシチュエーションでいいぞ。俺のモノはまだまだ元気だしな」
そう言って軽く腰を振る。勃起したままのチンポが次を催促するように我慢汁を垂れ流していた。
それを目にした彩音は顔を赤くしながらも考えていた。俺は彩音に考える時間を与えてあげるために、部屋の隅に目を向けた。
「んふぅ……」
くぐもった声がする。彩音のものではない。俺は部屋の隅へと歩く。
そこにいるのは姉と同じミニスカサンタ姿の琴音だった。さっきの彩音と同じようにゴムバンドで後ろでにしてM字開脚させられていた。
「んふぅ……」
しかも目隠しされて、俺のパンツを口に突っ込まれている。露出させられた乳首とクリトリスにはローターを、膣にはずっぽりとバイブまで挿入されていた。
「んふぅ……♪」
なのに、琴音のくぐもった声からは、喜びの色が帯びていた。自分で言うのもなんだけど、けっこうひどい扱いしてんだけどなぁ。
俺は琴音の口に突っ込まれていたパンツを取ってやった。すげー唾液だ。グチョグチョなんですけど。
「はぁ……はぁ……。ご、ご主人様ぁ……」
琴音も今回はサンタ設定なのに、なってないな。「ご主人様」と呼んだ罰として、バイブを一気に引き抜いた。
「ひにゃああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁんんっ!!」
ずっと拘束して快楽責めしていたせいもあってか大きい嬌声だった。これだけで琴音の身体がビクビクビクと何度も痙攣する。
彩音との行為の音を聞かせていたというのも快楽に拍車をかけていたのだろう。
「ああっ……。祐二様ぁ……。あたしのオマンコに、祐二様のをプレゼントしてください……」
実際にこんなこと言ってるし。何てエロいサンタさんなのか。
しょうがない。俺はチンポを琴音の膣へと狙いを定めた。
「祐二君。ん……」
……狙っていたのだが、彩音の手が俺の顔を掴んだかと思えば、彼女の方へと向けさせられる。そのまま彩音は俺と唇を重ねる。
「ああ……。お姉ちゃん祐二様とキスしてる……。ずるいよぉ……」
目隠しされていても音だけで気づいたようだ。琴音ははっきりとした映像を見えていそうだった。事実床を濡らすほどの愛液を垂らしていた。
「お姉ちゃんよりも……、あたしのオマンコに、祐二様のオチンチンをプレゼントしてぇ……っ」
「私も……ちゃんとした祐二君のプレゼントが欲しいわ」
このサンタ姉妹は俺からのプレゼントを欲しがるとは何事か。サンタの格好してんだから俺にプレゼントを渡す立場だろうに。
立場をわかっていないエロ姉妹にはお仕置きを。結局、クリスマスになってもご主人様として振る舞わなければならないようだ。
こうして俺達の聖夜は過ぎていく。回数は覚えていないとだけ言っておこう。
【後書き】
あくまでIFということでお願いします。
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