73 / 79
第漆拾参話 ナイザックを散策
しおりを挟む
翌日、家を収納に仕舞いこんで出発し、今日も何事もなく予定どおりにナイザックに到着した。
「まずは、馬車があるからホテルのチェックイン済ませて、馬車を置いてから街の散策しますか?」
「そうだな。父上と母上は、散策はせずにホテルでゆっくりとしているらしいからその方がいいな。」
お父様とお母様がホテルでゆっくりされているのであれば、レオン兄さんと私は公爵家の者ではあるけど、冒険者をやっているから街中を馬車で移動する必要がないいからそれがいいですね。
そうして、今日泊まるホテルに行き、チェックインを済ませ、馬車をホテルに預け、お父様とお母様とわかれて、街に散策に出掛けた。
「ミオさん、ナイザックの名物とかはなんですか?」
「そうね。輸送の問題で、海があるヴァスカトール領みたいに生魚は食べられないけど、ヴァスカトール領から近いから干物が有名ね。生じゃないけど魚が食べられるわよ。」
おお、干物食べられるのか。この世界に来てから初の魚だ。
前回、ヴァスカトール領に行った時は、すぐ戻ってきちゃったから魚食べられなかったからね。
刺身とかは、ヴァスカトール領で、楽しむことにして、干物は、生とは違う味わいがあるからな。
是非とも食べたい。
「干物、食べたいです。」
「父上たちは、ホテルで昼食を食べると言っていたから干物が食べられる飯処に行くとするか。かわいいアオイの要望だしな。」
「「「「賛成~」」」」
王都じゃ、魚食べられないから皆も楽しみなんだな。
「レオン兄さん、ヴァスカトール領にも干物あるのですか?」
「ヴァスカトール領は、海があるから新鮮な魚が食べられるから、刺身や煮付けとかが多いな。
干物もないわけではないが、ナイザックほどではない。
干物の味もナイザックの方がいいな。
どうにかして、魚を食べれるように、干物の製造の研究が盛んだからな。ナイザックわ。」
「そうなんですね。」
じゃあ、干物は、ナイザックで買って、そして生魚はヴァスカトール領で買って、皆のお土産にしよう。
何せ私には、時間停止機能付きの無限収納があるから、生魚の鮮度が落ちることはないからね。
そういえば、収納魔法はあるけど、魔道具の収納袋って聞いたことないな。
収納で魚を流通させるには、時間停止機能がいるけど、時間停止機能がない収納袋でも収納魔法使えない人からしたらありがたいと思うしあれば便利だろうな。
今度、ヴィーナに収納袋作れないか聞いてみよう。
作れるようなら、収納魔法使えないクランのメンバーに配ってもいいしね。
私たちは、ナイザックの飯処で、干物定食を食べ、懐かしさのあまり私は気づかぬうちに涙を流していた。
急に泣き出した私に皆が心配してくれて、どう誤魔化すか慌てたけど、あまりの美味しさに涙が出てしまったと皆に説明した。
それから市場に行き、干物やイカの一夜干しなどをたくさん買い込んだ。
私があまりにもたくさん買うので、市場のおじちゃんは、大丈夫なのか心配していたけど、大丈夫だと伝えた。
時間停止の無限収納は、簡単に話していいことでないし、話が広まれば、狙われる恐れがあるからね。
そして、食事や買い物をしたりして大満足した私たちは、お父様とお母様のいるホテルに戻った。
明日は、いよいよヴァスカトール領だ。刺身や煮魚は楽しみだけど、今日みたいに涙流さないように気を付けなきゃな。
この夜、ナイザックで、干物を食べたこともあり、刺身や煮魚などを食べられるのが嬉しくって、ヴァスカトール領に行くのが楽しみで、なかなか眠りにつけなかった。
久しぶりに食べられるからと興奮してなかなか眠りにつけないとか私はこんなに食い意地はった食いしん坊だったのかと思いおかしくなってしまった。
また、なかなか寝れなかったので、ヴィーナに収納袋の魔道具を作れるか聞いてみたところ、私が使える魔法で、作ることが
可能とのことだったので、そのうち時間があるときに作ってみようと思った。
「まずは、馬車があるからホテルのチェックイン済ませて、馬車を置いてから街の散策しますか?」
「そうだな。父上と母上は、散策はせずにホテルでゆっくりとしているらしいからその方がいいな。」
お父様とお母様がホテルでゆっくりされているのであれば、レオン兄さんと私は公爵家の者ではあるけど、冒険者をやっているから街中を馬車で移動する必要がないいからそれがいいですね。
そうして、今日泊まるホテルに行き、チェックインを済ませ、馬車をホテルに預け、お父様とお母様とわかれて、街に散策に出掛けた。
「ミオさん、ナイザックの名物とかはなんですか?」
「そうね。輸送の問題で、海があるヴァスカトール領みたいに生魚は食べられないけど、ヴァスカトール領から近いから干物が有名ね。生じゃないけど魚が食べられるわよ。」
おお、干物食べられるのか。この世界に来てから初の魚だ。
前回、ヴァスカトール領に行った時は、すぐ戻ってきちゃったから魚食べられなかったからね。
刺身とかは、ヴァスカトール領で、楽しむことにして、干物は、生とは違う味わいがあるからな。
是非とも食べたい。
「干物、食べたいです。」
「父上たちは、ホテルで昼食を食べると言っていたから干物が食べられる飯処に行くとするか。かわいいアオイの要望だしな。」
「「「「賛成~」」」」
王都じゃ、魚食べられないから皆も楽しみなんだな。
「レオン兄さん、ヴァスカトール領にも干物あるのですか?」
「ヴァスカトール領は、海があるから新鮮な魚が食べられるから、刺身や煮付けとかが多いな。
干物もないわけではないが、ナイザックほどではない。
干物の味もナイザックの方がいいな。
どうにかして、魚を食べれるように、干物の製造の研究が盛んだからな。ナイザックわ。」
「そうなんですね。」
じゃあ、干物は、ナイザックで買って、そして生魚はヴァスカトール領で買って、皆のお土産にしよう。
何せ私には、時間停止機能付きの無限収納があるから、生魚の鮮度が落ちることはないからね。
そういえば、収納魔法はあるけど、魔道具の収納袋って聞いたことないな。
収納で魚を流通させるには、時間停止機能がいるけど、時間停止機能がない収納袋でも収納魔法使えない人からしたらありがたいと思うしあれば便利だろうな。
今度、ヴィーナに収納袋作れないか聞いてみよう。
作れるようなら、収納魔法使えないクランのメンバーに配ってもいいしね。
私たちは、ナイザックの飯処で、干物定食を食べ、懐かしさのあまり私は気づかぬうちに涙を流していた。
急に泣き出した私に皆が心配してくれて、どう誤魔化すか慌てたけど、あまりの美味しさに涙が出てしまったと皆に説明した。
それから市場に行き、干物やイカの一夜干しなどをたくさん買い込んだ。
私があまりにもたくさん買うので、市場のおじちゃんは、大丈夫なのか心配していたけど、大丈夫だと伝えた。
時間停止の無限収納は、簡単に話していいことでないし、話が広まれば、狙われる恐れがあるからね。
そして、食事や買い物をしたりして大満足した私たちは、お父様とお母様のいるホテルに戻った。
明日は、いよいよヴァスカトール領だ。刺身や煮魚は楽しみだけど、今日みたいに涙流さないように気を付けなきゃな。
この夜、ナイザックで、干物を食べたこともあり、刺身や煮魚などを食べられるのが嬉しくって、ヴァスカトール領に行くのが楽しみで、なかなか眠りにつけなかった。
久しぶりに食べられるからと興奮してなかなか眠りにつけないとか私はこんなに食い意地はった食いしん坊だったのかと思いおかしくなってしまった。
また、なかなか寝れなかったので、ヴィーナに収納袋の魔道具を作れるか聞いてみたところ、私が使える魔法で、作ることが
可能とのことだったので、そのうち時間があるときに作ってみようと思った。
0
お気に入りに追加
554
あなたにおすすめの小説
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
異世界転移は草原スタート?!~転移先が勇者はお城で。俺は草原~
ノエ丸
ファンタジー
「ステータスオープン!」シーン「——出ねぇ!」地面に両手を叩きつけ、四つん這いの体制で叫ぶ。「クソゲーやんけ!?」
――イキナリ異世界へと飛ばされた一般的な高校ソラ。
眩い光の中で、彼が最初に目にしたモノ。それは異世界を作り出した創造神――。
ではなくただの広い草原だった――。
生活魔法と云うチートスキル(異世界人は全員持っている)すら持っていない地球人の彼はクソゲーと嘆きながらも、現地人より即座に魔法を授かる事となった。そして始まる冒険者としての日々。
怖いもの知らずのタンクガールに、最高ランクの女冒険者。果てはバーサーカー聖職者と癖のある仲間達と共に異世界を駆け抜け、時にはヒーラーに群がられながらも日々を生きていく。
(完)そこの妊婦は誰ですか?
青空一夏
恋愛
私と夫は恋愛結婚。ラブラブなはずだった生活は3年目で壊れ始めた。
「イーサ伯爵夫人とし全く役立たずだよね? 子供ができないのはなぜなんだ! 爵位を継ぐ子供を産むことこそが女の役目なのに!」
今まで子供は例え産まれなくても、この愛にはなんの支障もない、と言っていた夫が豹変してきた。月の半分を領地の屋敷で過ごすようになった夫は、感謝祭に領地の屋敷に来るなと言う。感謝祭は親戚が集まり一族で祝いご馳走を食べる大事な行事とされているのに。
来るなと言われたものの私は王都の屋敷から領地に戻ってみた。・・・・・・そこで見たものは・・・・・・お腹の大きな妊婦だった!
これって・・・・・・
※人によっては気分を害する表現がでてきます。不快に感じられましたら深くお詫びいたします。
公爵家三男に転生しましたが・・・
キルア犬
ファンタジー
前世は27歳の社会人でそこそこ恋愛なども経験済みの水嶋海が主人公ですが…
色々と本当に色々とありまして・・・
転生しました。
前世は女性でしたが異世界では男!
記憶持ち葛藤をご覧下さい。
作者は初投稿で理系人間ですので誤字脱字には寛容頂きたいとお願いします。
吸血鬼領主~体は子供体型でも妾、大人じゃもん!~
けいき
ファンタジー
明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。
寿命の長い魔人族で吸血鬼のクリスタリア・アメジール。
閏年、閏日に生まれたが故に他の吸血鬼の4倍の日数がかかるために体の成長が著しく遅い。
見た目が童顔が災いして幼く、そして中身は……。
「妾、子供体型じゃけどちゃんとした大人じゃからなっ!!」
長く生きてるとちょっとしたドタバタにも慣れっこで落ち着いて対処しちゃうけど毎日楽しく領主代行として領地の為に頑張ってます。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
ご指摘や誤字脱字等々ありましたら教えてくださると助かります。
大事なのは
gacchi
恋愛
幼いころから婚約していた侯爵令息リヒド様は学園に入学してから変わってしまった。いつもそばにいるのは平民のユミール。婚約者である辺境伯令嬢の私との約束はないがしろにされていた。卒業したらさすがに離れるだろうと思っていたのに、リヒド様が向かう砦にユミールも一緒に行くと聞かされ、我慢の限界が来てしまった。リヒド様、あなたが大事なのは誰ですか?
愛しているからこそ、彼の望み通り婚約解消をしようと思います【完結済み】
皇 翼
恋愛
「俺は、お前の様な馬鹿な女と結婚などするつもりなどない。だからお前と婚約するのは、表面上だけだ。俺が22になり、王位を継承するその時にお前とは婚約を解消させてもらう。分かったな?」
お見合いの場。二人きりになった瞬間開口一番に言われた言葉がこれだった。
初対面の人間にこんな発言をする人間だ。好きになるわけない……そう思っていたのに、恋とはままならない。共に過ごして、彼の色んな表情を見ている内にいつの間にか私は彼を好きになってしまっていた――。
好き……いや、愛しているからこそ、彼を縛りたくない。だからこのまま潔く消えることで、婚約解消したいと思います。
******
・感想欄は完結してから開きます。
ドラゴンなのに飛べません!〜しかし他のドラゴンの500倍の強さ♪規格外ですが、愛されてます♪〜
藤*鳳
ファンタジー
人間としての寿命を終えて、生まれ変わった先が...。
なんと異世界で、しかもドラゴンの子供だった。
しかしドラゴンの中でも小柄で、翼も小さいため空を飛ぶことができない。
しかも断片的にだが、前世の記憶もあったのだ。
人としての人生を終えて、次はドラゴンの子供として生まれた主人公。
色んなハンデを持ちつつも、今度はどんな人生を送る事ができるのでしょうか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる