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第弐拾壱話 報告に行ったら驚かれた。お昼まだなので行きますね
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(ヴィーナ、メーラってどんな果物なの?)
(メーラは、地球のリンゴに似た果物よぉ~♥️ 地球と違って、こっちでは剥いて果物として食べられることは、ほとんど無くて、だいたい果実水にして飲まれているわね♥️)
(リンゴか。でも果物としてはあんまり食べないんだ?)
(地球のは、品種改良されたりして、甘みのあるリンゴが多いけど、こっちのは、甘味がなくって酸味が強いからそのまま食べないで、はちみつ足して、甘さをプラスして、果実水として飲むのが一般的なのよ♥️)
(なるほどね)
「甘くて美味しい」
私は、キャルメットばあちゃんが、出掛ける前に出してくれたメーラの果実水を飲もうと思ったけど、メーラが何か気になったので、ヴィーナに聞いた後、今度、メーラを買ってそのまま食べてみようと思いながら果実水を飲んだ。
そのまま食べれないわけでも無いみたいだし、好奇心がでてしまった。
酸味が強いってことは、けっこう酸っぱいのかなと思ってレモンを思い浮かべてしまったので口の中に唾液がたくさん分泌された。
経験による条件反射である。
余談だが、経験による条件反射は、梅干しやレモンを食べたことの無い人にこれらの物を見せても唾液はでないらしい。
そんなどうでもいいことを考えながら店番をしていた(笑)
キャルメットはあちゃんが、出掛けている間に、二十組ほどのお客さんが来た。
子供数人だったり、親子だったりが来て、ワイワイ話しながら、好きなお菓子を何個か買って行くのがほとんどだったけど、中には大人が一人で来て、好きなお菓子をたくさん買って行くお客さんもいた。
日本では駄菓子がコンビニでも売ってたりして、駄菓子屋さんが減ってきている。
私も子供の頃は、駄菓子屋さんに行って買っていたが、大人になってからは、たまに食べたくなって、コンビニで買うくらいだった。
久しぶりに駄菓子屋に行ってさ、自分達が子供の頃よりも値段が上がってだけど、大人買いしちゃったって話をしているのを聞いたことがあるし、日本でも異世界でも子供の頃はお小遣い少なくって、たくさん買えなかったけど大人になって、自分で働いて使えるお金増えたから大人買いしちゃうってのは、変わらないのかなって思った。
そんなことを考えていたらキャルメットばあちゃんが帰ってきた。
「キャルメットばあちゃん、おかえりなさい」
「ただいま、アオイ」
「ワシがいない間、店はどんな感じだった?」
「子供だけだったり、親子連れがほとんどだったけど、一人で来た大人もいたよ。キャルメットばあちゃんが出掛けている間に二十組来たかな。」
「一人で来た人がたくさん買っていったから、いくつかのお菓子、補充したよ」
「追加のお菓子の場所はすぐわかったかい?」
「うん。わかりやすいところにあったから、キャルメットばあちゃんが出しといてくれたんでしょう?」
「おやおや、バレちまったかい。月に一度、一人で来て、たくさん買っていくやつがいてね。そろそろ来る頃だと思ったから出しておいたのさ。」
「やっぱりね。ありがとう。キャルメットばあちゃん」
「礼はいらないよ。ワシは歩き疲れちまって、腰が痛いからちょっと奥で休ませてもらうから引き続きよろしくの」
「うん。わかった。腰大丈夫?」
「元々、悪いんじゃが、少し休めば大丈夫じゃよ。」
そう言って、キャルメットばあちゃんは奥へ行って、三十分くらいしたら戻ってきた。
「もういいの?」
「ああ、だいぶマシになったからの」
「無理しすぎないでね。」
「アオイはやさしいの」
「今日は、ありかとうの。」
「いいよ。私も報酬もらって、手伝いに来ているんだから当たり前だよ。」
「それに、ほとんど座っているだけだったし、これで報酬もらっていいのかってくらいだよ。」
「報酬は、もらっていいに決まっているじゃろうが、ワシが依頼して、アオイが依頼受けたからとはいえ、アオイの時間を借りて、働いてもらったんじゃ、対価をもらうのは当然じゃ。」
「まあ、息子手伝わす時は対価など払わんがな。孫にはちょいどばかし渡すがの わはは」
「まあ、客がわんさか押し掛けてくるようなモノは扱ってないしの、こういう店は、こんな感じでいいんじゃ。ほぼ道楽でやってようなもんじゃしな」
「息子さんとお孫さんいるんですね。」
「孫も成人して、働いているがの、休みの日は父親を無理やり連れて来てくれるんじゃ。」
そんなこんだ私のキャルメット菓子店での仕事は終わり、キャルメットばあちゃんから依頼完了のサインを忘れずにもらい店を後にし、ギルドに向かった。
「セシルさん、依頼終わりました。」
セシルさんのいる受付が空いていたので、セシルさんの受付に行き、依頼完了のサインをしてもらった依頼完了書とギルドカードを出した。
「はい。確認しました。報酬の大銀貨1枚と追加報酬の大銀貨五枚、合計大銀貨六枚よ。」
「ええっえ、追加報酬って何ですか?」
「報酬は依頼時にギルドに預ける決まりになっているだけど、依頼人のキャルメットさんが孫に小遣いやるようなもんじゃ、あんなかわいい孫娘がワシも欲しかったとか言って、追加報酬として大銀貨五枚持ってきたのよ。」
「そんなこと今までなかったからビックリしたわよ。頑固者で怒鳴られたりするからって感じの人だからね。アオイちゃん、キャルメットさんにかなり気に入られたみたいね。」
「そうなんですか。キャルメットばあちゃんと呼んどくれって、初対面で言われて、懐かしい感じもしたし、どこにでもいる優しいおばあちゃんでしたよ」
「!!」
「?」
キャルメットばあちゃん、会ったとき頑固者って感じじゃなかったし、怒鳴られたこともなかったけどな。初対面からやさしい感じだった。
まあ、ミスをしたとかでないから怒鳴られなかっただけかもだけど……
途中で出掛けていったのは、ギルドに追加報酬渡しに来たのもあったのかもな。
腰痛いって言ってたし、私としては有難いけど、申し訳ない気もするなあ。
普段のキャルメットは、頑固者で、何かあると怒鳴ったり、箒を持って追いかけ回し、箒で打ったたいたりしているのだが、小さいのにちゃんと挨拶を
し、手伝いもしっかりやってくれ、怖がらず普通に接してくれて、今もそうだが孫の小さかった頃と同じ感じだったのもあるが、アオイを気に入ったので、やさしい感じの姿を見せてただけで、やさしい感じでキャルメットが接するのは、成人している孫とアオイだけである。
それをしないアオイは、頑固者で怖い、すぐ怒鳴るというイメージが思い浮かばず、優しいおばあちゃんだったと思ったので、そのまま口にしたのである。
そして、キャルメットは、孫以外にばあちゃんと呼ばれるのを嫌がっているのか、大人は勿論だか、子供相手でもまだそんな年じゃないキャルメットさんと呼びなと言っているのを何度か見かけたことがあるセシルは、アオイにキャルメットがばあちゃんと呼んどくれと言ったと聞いて、セシルは驚いた顔をしたのである。
セシルがなぜ驚いているのかわからなかったが、報告も済み、報酬を受け取ったアオイは、まだお昼食べてなかったので、お腹も空いていたので驚いて動かないままのセシルを放置し、何か美味しそうなものあるからななどと考えながらギルドに併設されている酒場の方に向かっていった。
(メーラは、地球のリンゴに似た果物よぉ~♥️ 地球と違って、こっちでは剥いて果物として食べられることは、ほとんど無くて、だいたい果実水にして飲まれているわね♥️)
(リンゴか。でも果物としてはあんまり食べないんだ?)
(地球のは、品種改良されたりして、甘みのあるリンゴが多いけど、こっちのは、甘味がなくって酸味が強いからそのまま食べないで、はちみつ足して、甘さをプラスして、果実水として飲むのが一般的なのよ♥️)
(なるほどね)
「甘くて美味しい」
私は、キャルメットばあちゃんが、出掛ける前に出してくれたメーラの果実水を飲もうと思ったけど、メーラが何か気になったので、ヴィーナに聞いた後、今度、メーラを買ってそのまま食べてみようと思いながら果実水を飲んだ。
そのまま食べれないわけでも無いみたいだし、好奇心がでてしまった。
酸味が強いってことは、けっこう酸っぱいのかなと思ってレモンを思い浮かべてしまったので口の中に唾液がたくさん分泌された。
経験による条件反射である。
余談だが、経験による条件反射は、梅干しやレモンを食べたことの無い人にこれらの物を見せても唾液はでないらしい。
そんなどうでもいいことを考えながら店番をしていた(笑)
キャルメットはあちゃんが、出掛けている間に、二十組ほどのお客さんが来た。
子供数人だったり、親子だったりが来て、ワイワイ話しながら、好きなお菓子を何個か買って行くのがほとんどだったけど、中には大人が一人で来て、好きなお菓子をたくさん買って行くお客さんもいた。
日本では駄菓子がコンビニでも売ってたりして、駄菓子屋さんが減ってきている。
私も子供の頃は、駄菓子屋さんに行って買っていたが、大人になってからは、たまに食べたくなって、コンビニで買うくらいだった。
久しぶりに駄菓子屋に行ってさ、自分達が子供の頃よりも値段が上がってだけど、大人買いしちゃったって話をしているのを聞いたことがあるし、日本でも異世界でも子供の頃はお小遣い少なくって、たくさん買えなかったけど大人になって、自分で働いて使えるお金増えたから大人買いしちゃうってのは、変わらないのかなって思った。
そんなことを考えていたらキャルメットばあちゃんが帰ってきた。
「キャルメットばあちゃん、おかえりなさい」
「ただいま、アオイ」
「ワシがいない間、店はどんな感じだった?」
「子供だけだったり、親子連れがほとんどだったけど、一人で来た大人もいたよ。キャルメットばあちゃんが出掛けている間に二十組来たかな。」
「一人で来た人がたくさん買っていったから、いくつかのお菓子、補充したよ」
「追加のお菓子の場所はすぐわかったかい?」
「うん。わかりやすいところにあったから、キャルメットばあちゃんが出しといてくれたんでしょう?」
「おやおや、バレちまったかい。月に一度、一人で来て、たくさん買っていくやつがいてね。そろそろ来る頃だと思ったから出しておいたのさ。」
「やっぱりね。ありがとう。キャルメットばあちゃん」
「礼はいらないよ。ワシは歩き疲れちまって、腰が痛いからちょっと奥で休ませてもらうから引き続きよろしくの」
「うん。わかった。腰大丈夫?」
「元々、悪いんじゃが、少し休めば大丈夫じゃよ。」
そう言って、キャルメットばあちゃんは奥へ行って、三十分くらいしたら戻ってきた。
「もういいの?」
「ああ、だいぶマシになったからの」
「無理しすぎないでね。」
「アオイはやさしいの」
「今日は、ありかとうの。」
「いいよ。私も報酬もらって、手伝いに来ているんだから当たり前だよ。」
「それに、ほとんど座っているだけだったし、これで報酬もらっていいのかってくらいだよ。」
「報酬は、もらっていいに決まっているじゃろうが、ワシが依頼して、アオイが依頼受けたからとはいえ、アオイの時間を借りて、働いてもらったんじゃ、対価をもらうのは当然じゃ。」
「まあ、息子手伝わす時は対価など払わんがな。孫にはちょいどばかし渡すがの わはは」
「まあ、客がわんさか押し掛けてくるようなモノは扱ってないしの、こういう店は、こんな感じでいいんじゃ。ほぼ道楽でやってようなもんじゃしな」
「息子さんとお孫さんいるんですね。」
「孫も成人して、働いているがの、休みの日は父親を無理やり連れて来てくれるんじゃ。」
そんなこんだ私のキャルメット菓子店での仕事は終わり、キャルメットばあちゃんから依頼完了のサインを忘れずにもらい店を後にし、ギルドに向かった。
「セシルさん、依頼終わりました。」
セシルさんのいる受付が空いていたので、セシルさんの受付に行き、依頼完了のサインをしてもらった依頼完了書とギルドカードを出した。
「はい。確認しました。報酬の大銀貨1枚と追加報酬の大銀貨五枚、合計大銀貨六枚よ。」
「ええっえ、追加報酬って何ですか?」
「報酬は依頼時にギルドに預ける決まりになっているだけど、依頼人のキャルメットさんが孫に小遣いやるようなもんじゃ、あんなかわいい孫娘がワシも欲しかったとか言って、追加報酬として大銀貨五枚持ってきたのよ。」
「そんなこと今までなかったからビックリしたわよ。頑固者で怒鳴られたりするからって感じの人だからね。アオイちゃん、キャルメットさんにかなり気に入られたみたいね。」
「そうなんですか。キャルメットばあちゃんと呼んどくれって、初対面で言われて、懐かしい感じもしたし、どこにでもいる優しいおばあちゃんでしたよ」
「!!」
「?」
キャルメットばあちゃん、会ったとき頑固者って感じじゃなかったし、怒鳴られたこともなかったけどな。初対面からやさしい感じだった。
まあ、ミスをしたとかでないから怒鳴られなかっただけかもだけど……
途中で出掛けていったのは、ギルドに追加報酬渡しに来たのもあったのかもな。
腰痛いって言ってたし、私としては有難いけど、申し訳ない気もするなあ。
普段のキャルメットは、頑固者で、何かあると怒鳴ったり、箒を持って追いかけ回し、箒で打ったたいたりしているのだが、小さいのにちゃんと挨拶を
し、手伝いもしっかりやってくれ、怖がらず普通に接してくれて、今もそうだが孫の小さかった頃と同じ感じだったのもあるが、アオイを気に入ったので、やさしい感じの姿を見せてただけで、やさしい感じでキャルメットが接するのは、成人している孫とアオイだけである。
それをしないアオイは、頑固者で怖い、すぐ怒鳴るというイメージが思い浮かばず、優しいおばあちゃんだったと思ったので、そのまま口にしたのである。
そして、キャルメットは、孫以外にばあちゃんと呼ばれるのを嫌がっているのか、大人は勿論だか、子供相手でもまだそんな年じゃないキャルメットさんと呼びなと言っているのを何度か見かけたことがあるセシルは、アオイにキャルメットがばあちゃんと呼んどくれと言ったと聞いて、セシルは驚いた顔をしたのである。
セシルがなぜ驚いているのかわからなかったが、報告も済み、報酬を受け取ったアオイは、まだお昼食べてなかったので、お腹も空いていたので驚いて動かないままのセシルを放置し、何か美味しそうなものあるからななどと考えながらギルドに併設されている酒場の方に向かっていった。
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