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第拾参話 私からの提案 ヒューイットさんの悪巧み(後編)
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《ヒューイット》
「 おぉ、アオイのやつ、困ってる、困ってる。ニヤニヤ」
「ヒューイット、お前って奴は、あんな小さな子が困っているのに、直ぐに助けに行かず、ワシの部屋に来て、モニターで子供が困っているのを観て、ニヤニヤしているとは、最低な奴じゃなぁ。」
「それでも、お前は最強のSSSランク冒険者かぁ。」
「シルティー、ランクは関係ないだろうランクは」
「シルティーと呼ぶでないといつも言っておろうが、ワシは、ギルドマスターじゃぞ。」
「それにSSSランクの冒険者は世界に五人しか、おらんのじゃ。その中でもお前は、最強と言われている男なのじゃ。関係ないわけがないじゃろ。関係大ありじゃ。」
「このままじゃ、シルティーの面倒な説教が、始まるから、そろそろいくかな。」
「シルティーも一緒に行くでしょう?」
「お前が悪いのに、面倒な説教とはなんじゃ。勿論、行くのじゃ
▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽
《アオイ》
「ぐだぐだ言わずに俺様に従えばいいだ。こっちに来い。」
ゾルゲっていうチンピラ冒険者は、私を無理やり連れて行こうと、腕を掴んでこようとしたので振り払った。
「いてえじゃねえか。ガキが調子に乗りやがって、おい、テメエらこのガキを押さえつけろ。」
あぁ、さっきは助けてくれたミーナさんも、ビビっちゃって、今回は助けてくれそうにないな。中堅くらいだと、貫禄があって、冒険者相手でも物怖じしないのかもだけど、ミーナさんはまだ新人なのかな?
だから、冒険者にも甘くみられちゃっている感じなのかな。
「おい、そこまでだ(じゃ)」
ジジイ言葉の女の声と聞き覚えのある男の声がした。
声がした方を見ると、大きめの帽子を被った見知らぬ女の子とヒューイットさんが立っていた。
「「「ギルマス!! 」」」「それにヒューイットまで!!」
「俺たちは何もしてねぇぜ。このガキが、「黙れ、いいわけは聞かん、嘘をついても無駄じゃあ」
ヒューイットさんと女の子の組み合わせだったので、ギルマスって驚いた声がして、ヒューイットさんがギルマスなのかと思っちゃったけど、そのあと、ヒューイットさんの名前が出たから、女の子の方がギルマスだと、わかったんだけど、私よりは大きいけど、八歳くらいの見た目の女の子がギルマスだなんて驚きだ。見た目に反して何故かジジイ言葉だし(笑)
ゾルゲは、嘘で誤魔化そうとしたみたいだけど、いいわけする前に、ギルマスに喝破された。
それにしても、ヒューイットさん何で二階にいるの?
そして、ゾルゲたちは奥の部屋へと連行されていった。ざまぁ
ヒューイットさんが二階から降りてきて、連行されるゾルゲに耳打ちしたら、ゾルゲが真っ青な顔をして、そしてヒューイットさんはニヤリと悪い笑みを浮かべていた。
ギルマスとヒューイットさんの登場で、トラブルも解決したし、これで無事に仮登録のできるな。
ヒューイットさんが、私の方に近づいてきた。
「なんで直ぐに、助けに来てくれなかったんですか。絡まれたのに後から来ると言っていたのに、周りみてもヒューイットさん見当たらないし、何故か二階から現れるし、ちゃんと説明してくれるんですよね。」
「わるかったって、さっき連行されて行った奴らな、色々問題起こしていて、あと一回もし何かやったら、ギルドカード没収することを奴らに伝えずにギルドの上層部が決定してな。奴らも何となく勘づいていたみたいでな、何か悪さしてたっぽいんだけど、ギルドで調査しても証拠も目撃者もみつからなくってな。」
「それで、アオイが冒険者ギルドに仮登録に行きたいと言い出したから……」
「子供で、しかも見た目も周りの人たちと違って、目立つから私を囮に利用したと……」
「大正解。」
「怖い思いさせて、本当にすまなかった。」
ヒューイットさんが頭を下げて謝ってきた。
「わかりました。今回は許します。次はないですからね。」
「肝に銘じます。」
「そうだ、シルティーがお前と話がしたいってさ。」
「シルティー? 誰?」
「ギルマスだ。ギルマス。」
「あぁ、あの女の子。私よりは大きいけど、年は八歳くらいだよね。子供なのにギルマスなんてスゴいねぇ。」
「冒険者ギルドは仮登録の年齢制限ないし、規定のランクに昇格すれば本登録もできちゃうから、あっという間にどんどんランクアップしていき、実力とか色々と認められて、子供なのにギルマスになれたんだね。」
「私も、仮登録済ませて、どんどんランクアップして、はやく本登録できるように頑張らなくっちゃ。」
私がそんなことを言っていると、口を押さえ、笑うのを堪えながら
「まぁ がぁ ぶふぅ が ぶふふ が 頑張れ ぶふふぅふ よ。」
とヒューイットさんに言われた。
笑うのを堪えながら頑張れって、失礼じゃないかな、私には無理だってバカにしてるの~
「じゃあ、シルティーのとこ行くか。仮登録もそこでしてくれるってよ。」
実は、もう二つくらい提案したい事があるのだが、それは、ヒューイットが冒険者として、どんな感じで、活動しているのか聞いてから提案してみようかと私は思っている。
「 おぉ、アオイのやつ、困ってる、困ってる。ニヤニヤ」
「ヒューイット、お前って奴は、あんな小さな子が困っているのに、直ぐに助けに行かず、ワシの部屋に来て、モニターで子供が困っているのを観て、ニヤニヤしているとは、最低な奴じゃなぁ。」
「それでも、お前は最強のSSSランク冒険者かぁ。」
「シルティー、ランクは関係ないだろうランクは」
「シルティーと呼ぶでないといつも言っておろうが、ワシは、ギルドマスターじゃぞ。」
「それにSSSランクの冒険者は世界に五人しか、おらんのじゃ。その中でもお前は、最強と言われている男なのじゃ。関係ないわけがないじゃろ。関係大ありじゃ。」
「このままじゃ、シルティーの面倒な説教が、始まるから、そろそろいくかな。」
「シルティーも一緒に行くでしょう?」
「お前が悪いのに、面倒な説教とはなんじゃ。勿論、行くのじゃ
▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽△▽
《アオイ》
「ぐだぐだ言わずに俺様に従えばいいだ。こっちに来い。」
ゾルゲっていうチンピラ冒険者は、私を無理やり連れて行こうと、腕を掴んでこようとしたので振り払った。
「いてえじゃねえか。ガキが調子に乗りやがって、おい、テメエらこのガキを押さえつけろ。」
あぁ、さっきは助けてくれたミーナさんも、ビビっちゃって、今回は助けてくれそうにないな。中堅くらいだと、貫禄があって、冒険者相手でも物怖じしないのかもだけど、ミーナさんはまだ新人なのかな?
だから、冒険者にも甘くみられちゃっている感じなのかな。
「おい、そこまでだ(じゃ)」
ジジイ言葉の女の声と聞き覚えのある男の声がした。
声がした方を見ると、大きめの帽子を被った見知らぬ女の子とヒューイットさんが立っていた。
「「「ギルマス!! 」」」「それにヒューイットまで!!」
「俺たちは何もしてねぇぜ。このガキが、「黙れ、いいわけは聞かん、嘘をついても無駄じゃあ」
ヒューイットさんと女の子の組み合わせだったので、ギルマスって驚いた声がして、ヒューイットさんがギルマスなのかと思っちゃったけど、そのあと、ヒューイットさんの名前が出たから、女の子の方がギルマスだと、わかったんだけど、私よりは大きいけど、八歳くらいの見た目の女の子がギルマスだなんて驚きだ。見た目に反して何故かジジイ言葉だし(笑)
ゾルゲは、嘘で誤魔化そうとしたみたいだけど、いいわけする前に、ギルマスに喝破された。
それにしても、ヒューイットさん何で二階にいるの?
そして、ゾルゲたちは奥の部屋へと連行されていった。ざまぁ
ヒューイットさんが二階から降りてきて、連行されるゾルゲに耳打ちしたら、ゾルゲが真っ青な顔をして、そしてヒューイットさんはニヤリと悪い笑みを浮かべていた。
ギルマスとヒューイットさんの登場で、トラブルも解決したし、これで無事に仮登録のできるな。
ヒューイットさんが、私の方に近づいてきた。
「なんで直ぐに、助けに来てくれなかったんですか。絡まれたのに後から来ると言っていたのに、周りみてもヒューイットさん見当たらないし、何故か二階から現れるし、ちゃんと説明してくれるんですよね。」
「わるかったって、さっき連行されて行った奴らな、色々問題起こしていて、あと一回もし何かやったら、ギルドカード没収することを奴らに伝えずにギルドの上層部が決定してな。奴らも何となく勘づいていたみたいでな、何か悪さしてたっぽいんだけど、ギルドで調査しても証拠も目撃者もみつからなくってな。」
「それで、アオイが冒険者ギルドに仮登録に行きたいと言い出したから……」
「子供で、しかも見た目も周りの人たちと違って、目立つから私を囮に利用したと……」
「大正解。」
「怖い思いさせて、本当にすまなかった。」
ヒューイットさんが頭を下げて謝ってきた。
「わかりました。今回は許します。次はないですからね。」
「肝に銘じます。」
「そうだ、シルティーがお前と話がしたいってさ。」
「シルティー? 誰?」
「ギルマスだ。ギルマス。」
「あぁ、あの女の子。私よりは大きいけど、年は八歳くらいだよね。子供なのにギルマスなんてスゴいねぇ。」
「冒険者ギルドは仮登録の年齢制限ないし、規定のランクに昇格すれば本登録もできちゃうから、あっという間にどんどんランクアップしていき、実力とか色々と認められて、子供なのにギルマスになれたんだね。」
「私も、仮登録済ませて、どんどんランクアップして、はやく本登録できるように頑張らなくっちゃ。」
私がそんなことを言っていると、口を押さえ、笑うのを堪えながら
「まぁ がぁ ぶふぅ が ぶふふ が 頑張れ ぶふふぅふ よ。」
とヒューイットさんに言われた。
笑うのを堪えながら頑張れって、失礼じゃないかな、私には無理だってバカにしてるの~
「じゃあ、シルティーのとこ行くか。仮登録もそこでしてくれるってよ。」
実は、もう二つくらい提案したい事があるのだが、それは、ヒューイットが冒険者として、どんな感じで、活動しているのか聞いてから提案してみようかと私は思っている。
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