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第一章 カルディナ王国編
第14話 アルテミス、カルディナ王城に再び
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初代国王とルクスの契約により、お父様とお母様がだけでなく、ハイエルフやエルフなどエルフ族の血を引いている者はルクスと意志疎通が誰でもとれるとのことだ。
聞いたことなかったからいい機会なので、イリスは誰かと契約したり、どこかの守護神獣をしていたことがあるのか聞いてみたら、どちらもないとのことだった。
イリスが初めて契約したのが私ということだ。
ルクスと契約してから二週間が経った。
今日はお父様と一緒に王城に行く日だ。
たまにとの約束だったがお父様と国王陛下が相談して、私は週に一、二回王城に行くことに決まったのだ。
「アルテミス。準備できたかい?」
「はい。できました」
まあ、準備といっても何か持っていく物があるわけではない。
髪を結ったり、いつもよりいい服に着替えたくらいだ。
「でも、何かスウースウーします」
私は、いつもスカートではなく、動きやすいようにパンツスタイルなのだ。
スカートは穿きなれていないので、すごく違和感を感じるのだ。
「似合っているな。やっぱり女の子は、ワンピースやスカートがいいな」
森の中を駆け回るならワンピースやスカートのように素足が露出しているより、パンツスタイルが一番だ。
お父様とお母様は、もっとスカートを穿いてもらいたいみたいだけど今後も私は、パンツスタイルを変えるつもりはない。
まあ、ラルフェーリア王国に戻ることになったら、そんなわけにもいかなくなってしまうだろうけどね。
そしてお父様の転移魔法で王城の入口に転移した。
「お久しぶりです。国王陛下、第一王妃殿下、第二王妃殿下、王太子殿下。今日はお世話になります」
「良く来たね。マルスも楽しみに待っていたからな。カエサルの仕事が終わるまで、自分の家だと思って、自由にしてくれていいからな」
「仕事が終わったら、直ぐに迎えに来るから城の者たちに迷惑かけてもいいから怪我だけはしないようにな」
そう言って、お父様は私を国王陛下たちに預け出ていった。
お父様。そこは迷惑をかけないようにって言うところだと思いますけど……指摘しようにもお父様はもう出ていってしまったので出来ませんけどね。
これは帰ってからお母様に報告する必要がありますね。
「もうすぐマルスの勉強と稽古の時間なのだ。だからしばらくは私たちの相手をしてくれるかな」
「何の勉強をするのですか?私も一緒に勉強してもいいでしょうか?」
「今日は算術の勉強と剣術の稽古だな」
剣の稽古ですか。私も参加したいです。
でも今日はスカートなので動きにくいですね。
次回は、着替えを持ってきましょう。
「剣の稽古も参加したいですが、今日はこの格好なので、見学だけにしておきますが、次回は是非参加したいです。
算術の勉強は、一緒に受けたいです」
「わかった。家庭教師に伝えておくよ。私たちも一緒に行くよ。マルスの勉強の様子も見たいしね」
そして全員で、勉強部屋に移動した。
「王太子殿下お一人の勉強部屋にしては広いですね。さすが王城って感じですね」
「そうだと言いたいところだが、王子や王女が多かった時代に作った部屋だからな。
まあ、今回は私たちもいるから丁度いい」
国王陛下たちと話していると年配の女性が入ってきた。
「王太子殿下の他にもう一人参加するとは聞いておりましたが、国王陛下、第一王妃殿下、第二王妃殿下までいらっしゃるとは思いませんでした」
「お三方も一緒に勉強を?」
「意地悪を言わんでくれ、ロビーナ。私たちは見学だ」
前世で授業参観とかあったけど、親のいる前で授業受けるが私は苦手だった。
王太子殿下も何時もと違う状況にさっきから一言も言葉を発していない。緊張しているのかな。
早速、算術の勉強がスタートした。
まずは、ペーパーテストをやって、その後間違えたところを理解できるように教えるって感じで授業が進むらしい。
急遽の参加だったので、私も王太子殿下と同じ問題を解くことになった。
私は高校一年の前期までの勉強はできるので、この世界で勉強をしたことはないけど、いくら異世界でも十歳くらいの内容なら何とかなるだろう。
聞いたことなかったからいい機会なので、イリスは誰かと契約したり、どこかの守護神獣をしていたことがあるのか聞いてみたら、どちらもないとのことだった。
イリスが初めて契約したのが私ということだ。
ルクスと契約してから二週間が経った。
今日はお父様と一緒に王城に行く日だ。
たまにとの約束だったがお父様と国王陛下が相談して、私は週に一、二回王城に行くことに決まったのだ。
「アルテミス。準備できたかい?」
「はい。できました」
まあ、準備といっても何か持っていく物があるわけではない。
髪を結ったり、いつもよりいい服に着替えたくらいだ。
「でも、何かスウースウーします」
私は、いつもスカートではなく、動きやすいようにパンツスタイルなのだ。
スカートは穿きなれていないので、すごく違和感を感じるのだ。
「似合っているな。やっぱり女の子は、ワンピースやスカートがいいな」
森の中を駆け回るならワンピースやスカートのように素足が露出しているより、パンツスタイルが一番だ。
お父様とお母様は、もっとスカートを穿いてもらいたいみたいだけど今後も私は、パンツスタイルを変えるつもりはない。
まあ、ラルフェーリア王国に戻ることになったら、そんなわけにもいかなくなってしまうだろうけどね。
そしてお父様の転移魔法で王城の入口に転移した。
「お久しぶりです。国王陛下、第一王妃殿下、第二王妃殿下、王太子殿下。今日はお世話になります」
「良く来たね。マルスも楽しみに待っていたからな。カエサルの仕事が終わるまで、自分の家だと思って、自由にしてくれていいからな」
「仕事が終わったら、直ぐに迎えに来るから城の者たちに迷惑かけてもいいから怪我だけはしないようにな」
そう言って、お父様は私を国王陛下たちに預け出ていった。
お父様。そこは迷惑をかけないようにって言うところだと思いますけど……指摘しようにもお父様はもう出ていってしまったので出来ませんけどね。
これは帰ってからお母様に報告する必要がありますね。
「もうすぐマルスの勉強と稽古の時間なのだ。だからしばらくは私たちの相手をしてくれるかな」
「何の勉強をするのですか?私も一緒に勉強してもいいでしょうか?」
「今日は算術の勉強と剣術の稽古だな」
剣の稽古ですか。私も参加したいです。
でも今日はスカートなので動きにくいですね。
次回は、着替えを持ってきましょう。
「剣の稽古も参加したいですが、今日はこの格好なので、見学だけにしておきますが、次回は是非参加したいです。
算術の勉強は、一緒に受けたいです」
「わかった。家庭教師に伝えておくよ。私たちも一緒に行くよ。マルスの勉強の様子も見たいしね」
そして全員で、勉強部屋に移動した。
「王太子殿下お一人の勉強部屋にしては広いですね。さすが王城って感じですね」
「そうだと言いたいところだが、王子や王女が多かった時代に作った部屋だからな。
まあ、今回は私たちもいるから丁度いい」
国王陛下たちと話していると年配の女性が入ってきた。
「王太子殿下の他にもう一人参加するとは聞いておりましたが、国王陛下、第一王妃殿下、第二王妃殿下までいらっしゃるとは思いませんでした」
「お三方も一緒に勉強を?」
「意地悪を言わんでくれ、ロビーナ。私たちは見学だ」
前世で授業参観とかあったけど、親のいる前で授業受けるが私は苦手だった。
王太子殿下も何時もと違う状況にさっきから一言も言葉を発していない。緊張しているのかな。
早速、算術の勉強がスタートした。
まずは、ペーパーテストをやって、その後間違えたところを理解できるように教えるって感じで授業が進むらしい。
急遽の参加だったので、私も王太子殿下と同じ問題を解くことになった。
私は高校一年の前期までの勉強はできるので、この世界で勉強をしたことはないけど、いくら異世界でも十歳くらいの内容なら何とかなるだろう。
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