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過去編
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しおりを挟む真夜中、託児所に居た幼少期の僕は女性の先生におもちゃでお城を作り
「先生の事好きやから、これあげる」と言ったあとに
「先生と結婚したい」とも言っていた記憶がある。
明け方、母親が迎えに来たから僕は先生と離れ離れになった。
帰り道、母親とコンビニに寄り大好きなお菓子を買ってもらった。家に帰ったその日は雪が降っていて僕は初めての雪の冷たさに感動を覚えた。その気持ちを母親に伝えようとしても母親はもう仕事に行っていた。
それから物心ついた僕は孤独の意味を知った
どうしようもない自分の弱さを隠すことを身につけた
小学生の頃は人気者で女の子からモテた。ただ母親は家にいない1番モテたい人からは相手にされなかった。
16歳になった僕は初めて恋愛というものに興味をもったけど
母親に愛されたかったから恋愛はしなかった。
家族に愛されている人間をみると憎くて人の心を抉る方法を覚えた僕は、人の物を騙し奪い続けた。愛だとか恋だとか
そんなことはもういい
勉強だってスポーツだって出来ない。彼女だって本当は欲しい
何処に自分の存在価値があるのか、それは、憎しみを人間にぶつけて自分は強い人間だと思うことだった。恐怖で人を黙らせる事だった。
そんな青春時代を過ごした。何も無かった。人を悲しませただけの人生だった。
いつも通りの日々を過ごしていたある日、当時流行っていたバンドの曲を聴き、音楽に興味をもったけど 持っただけだった。道の白線の上を歩く癖のある僕は、イヤホンで音楽を聴きながら ずっとずっとこの白線が続けばいいのに…そんなことばかり思っていた。
何も無い日常に楽しみを見出すにはお金だった。
だから僕は人のお金を騙し奪い取り医療少年院に入った…
そうやって何の意味もない羅列した人生を送ってきた
君に会うまでは。
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