ゆるりら、巣ごもり読書メモ （2021年～）

2021 秋

秋 １０月２２日② 漫画『冷たい花婿①②』、漫画『エリスの聖杯』

　一時期、中華ものしか受け付けない状態だったが、最近は大丈夫になったので、久しぶりにキンドルアンリミテッドでハーレクインコミックを読んだ。
　
　やっぱりハーレクインはヒストリカルものが一番好きだ。

　あらすじ
　
　「私が不治の病におかされていて、余命いくばくもないですって!? 
　19世紀末イングランド。
　ローラは家族の会話をもれ聞き、ショックを受けた。親の言いなりに生きてきて恋をしたこともないのに、このまま死ぬのかしら。
　それならせめて残り少ない人生を悔いなく生きたいと、ローラは1度だけ会ったことのある謎めいた男性ショーンに結婚をもちかける。
　莫大な遺産相続のかわりに夫として、世界を見て自由に経験する手伝いをしてほしいの。期限は――死ぬまで。」

　
　自由に冒険したいために、夫の庇護が必要な時代だからこそえがかれるラブストーリーだった。

　最初からはらはらする。
　ローラの家族は継父や弟で、家族から遺産を狙われてるのかと思わせる序盤から入るので。

　ショーンが命を狙われている件も、ローラと関係があるんじゃないかとはらはらしていたが、それはそれで別件だった。

　ハーレクインあるあるで、かたくなに認めないヒーローが、後半でなぞの気持ちのゆるみを見せて、お互いに愛し合って終わり！　という形で、ちょっと「なんで！？」とはなったものの、ほどよいミステリが楽しい一冊だった。

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　次の本は漫画『エリスの聖杯』一巻だ。

　まだキンドルアンリミテッドに入っている時にダウンロードをしていたので、今でも読めた。

　あらすじ
　「誠実だけが取り柄の地味な子爵令嬢コニーと、10年前に処刑された希代の悪女スカーレット・カスティエル。

　出会うはずのない二人がとある夜会で遭遇した時、スカーレットの処刑に関する、現在まで続く物語が動き出す。　

　利害関係から始まった二人の関係は、やがて大切な絆で結ばれた真の相棒へと成長し、過去から続く巨大な陰謀と対峙していく…。

　貴族社会の闇から生まれる愛憎劇、群像劇のヒューマンドラマに、クライムサスペンスやミステリーの要素も加わり、更にはほのかな恋愛と盛り沢山！


　なんとなくタイトルが苦手で読む気がしていなかったのだが、漫画を読んでみたら面白かった。

　貴族の闇が怖すぎる！！
　スカーレットの幽霊が乗り移っただけで、コニーが「本物の令嬢」として振る舞い、紳士に手を差し出させる様は圧巻。

　表情の妙技がとても光る作画にドキドキしました。