ゆるりら、巣ごもり読書メモ （2021年～）

2021 春

春 ４月１７日② BL漫画『彼方此方で逢いましょう』、『恋せよ千年ニート』

　そういえば、最近、以前、キンドルで出した個人出版本のBL小説、『異世界から来た石精使いは、年下騎士に愛される』をリニューアル更新したんですよ。
　
　キンドルってepub化しないとできないんだと思ってたんですが、ワードのdocx？形式でも大丈夫だそうで。
　キンリミで、ワードで作るキンドル出版本を読んでから、再編集しました。

　目次を好きな感じにしたり、表紙に帯をつけてみたり、扉を挟んだり、外部リンクできるタイプの既刊紹介を作り直したりですね。
　SSも追加したので、興味ある人は私のプラットホームのほうで見てみてください。

　そうそう。LeMEで作ってた時は、どうしてもハイパーリンクが機能しなくて頭を抱えていたんですが、ワードで作ったら、なんの苦労もなく一発でクリアしました。

　ただ、アップロードする時に、ファイル名を半角英数字に変えておくのを忘れずに。私はその些細なところを知らず、更新が上手くいかなくて、五日ほど無駄にしたので……。
　ちゃんと本には書いてあったけど、ここから先は問題ないと読まなかった私が悪いんですけどね。

　自分のメモもかねて、ここに書いています。

　できれば二ヶ月に一冊、二万字程度の書き下ろしも出してみたいな～と思いながら、たまに体調をくずしてなんにもできなくなるので、ほどほどに参ります。

　
　さて、読書メモに移ります。
　キンリミで読んだBL漫画です～。

・『彼方此方で逢いましょう』


あらすじは、

「そんなに容易くほどける衣で、私以外の前に立ってはならぬ」

悩める華道家元次期当主・沙羅はある日、鏡の向こうの花咲き乱れる“異世界”で、
目を見張るほどの美貌を持つ褐色の青年と出会う。自らを「次期国王」と名乗り馴れ馴れしく接してくる青年に反発する沙羅だが、青年が自分とよく似た悩みを持つことを知り、徐々に心を開いていって――。

「あちら」と「こちら」に隔てられた、運命の“異世界”トリップ・ラブ！

　　　　　＊＊＊

　異世界ものかと思いきや、同じ地球の別の国だったみたいで、ラストで飛行機に乗ってヒーローが現れた時はびっくりしました。
　道理でわざわざ”異世界”となってるわけですね……。

　とにかくめちゃんこ絵が綺麗！！　美しい！！　耽美！！

　個人を見てくれない王様と、「自分らしさ」から表現に行き詰まる華道の青年が、お花を通じて、お互いに成長しながら惹きあっていくラブものです。

　もうなんか、ラストで王さまのお名前が分かる辺りとか、美！！！！でした。

　なんでわたしってこんなに感想が下手なの。泣けるわ。
　エクスクラメーション・マークでしか、感情の強さをあらわせないのですけどぉ～。無念！


　読み終えた後で、こういう国って同性愛禁止じゃないっけ？　などの疑問は頭に浮かびましたけど、余計だとかき消しました。
　もー、やめて。そういうところに論理的思考なんていらないのよ！　と思いましたけれども、書いておくっていう。

　歴史をたどると、キリスト教系のほうで、同性愛が罪とされて、裁判を開かれることもあったんですよ。
　そういうのを思い出すと、最近の世界は進歩して、より平和になってよかったなあと思います。

　もちろん、そうでないところもあるのは分かっていますが、あきらかにこの数年で「ありのまま」や「自分らしさ」への理解が深まったと思いますよ。


　　＊＊＊

　では二冊目のメモに移ります。

・『恋せよ千年ニート』

　あらすじは、

　ブラック企業に勤め、心身ともにボロボロだった常陸隼人は、海で溺れたところをある男に救われる。

　その人物は、龍宮城で千年もの間乙姫のヒモをしているというあの浦島太郎だった!?乙姫に頼まれ、仕事運UPと引き換えに浦島を陸に連れ帰ることになった隼人だったが、甘ったれな浦島を叱り飛ばしたのが彼の妙な琴線に触れ、熱烈な好意を持たれてしまう。

　恋心を利用してなんとか連れ帰ろうとするものの、社会復帰に自信のない浦島は毎度毎度、イヤらしい行為でうやむやにしてきて………!!

　快楽に弱すぎる隼人が陸に戻れる日は、果たしてやって来るのか――!?
　
　　　　　＊＊＊

　浦島太郎が実は生きていて～という、面白い視点でのラブコメものでした。楽しかった。

　竜宮城の奥に、黄泉の国への入り口があり、乙姫は海で死んだ者の魂を集めて、そこに送り出している。
　そのせいで、浦島さんは間違えて、おぼれて死にかけだった隼人を連れてきちゃうんですね。

　その黄泉の国への入り口のところに、なんか感心しちゃって。

　以前、根の国ってなんだろうと調べたことがあって。

　けがれとかそういうものは、瀧から川、川から海というように、それぞれの領域にいる女神様が受け渡して、海のかなたにある根の国に運ぶらしく。

　根の国……黄泉の国は海のかなたにあるっていう説があるんですよ。沖縄のニライカナイといいね。

　おお～、なんかすごい納得～と思っちゃって、本筋と関係ないところで、作りこんでてすごいなって感心しちゃいました。

　
　主人公より亀ちゃんが好きだったわ。好みのキャラデザだった。