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魔国に風呂無いんかーい!
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「え?お風呂無いの?」
「無いってさ。」
「どうするん?」
頼子達は部屋で寛ぎながらメイドに説明を聞く。
「水浴びは出来ますが。」
「寒いよ!」
「体を拭かれるのでしたらお湯を沸かしますが。」
メイドのミランは申し訳なさそうに言う。
「私は入ってたわよ?」
アルデアは当然と言う様に答える、ラミも風呂には入る様で頷く。
「魔族でも生活習慣違うんだねぇ、千春どする?」
「はーい、ジブラロールに帰りまーす。」
「あの!少々お待ちください!」
「あ、ミランちゃん大丈夫だよ、お風呂入ったらまた来るから。」
「えっ?」
「リリー、一回ジブラロール戻るよー。」
「は~い。」
「そう言う事ですので、ミランさん、魔王陛下にお伝えお願い出来ますか?」
サフィーナはミランにそう言うと、もう一人のメイドが部屋を出て行く。
「あ、ミランちゃんも一緒にどう?」
「それは流石に申し訳ないので。」
「ミランちゃんってセイレーンだよね?」
「はい、フリエンツ王国出身で御座います。」
「あ、そうなんだ、そろそろマリーナ王女もジブラロールに来てるよね。」
「そうだね、今頃天丼食ってんじゃん?」
「テンドンですか?」
「そ、美味しいご飯なんだけど、流石にまだお腹空かないからなぁ。」
「で、帰るんだよね?」
「うん、お泊りするのをお母様に言わないと怒られるし。」
「了解、それじゃリリお願い。」
麗奈はそう言うとリリはくるくると飛び回り、オッケーと返事する。
「ほら、ミランちゃん行くよー。」
「は!はい!」
ミランも連れ千春達はフェアリーリングに入ると、一瞬でジブラロールに到着する。
「ただいまっと。」
ぴょんとフェアリーリングを飛び越え部屋に入る千春。
「お帰りなさいませ、チハル様。」
「ただいま、コラリーちゃん、ドロテちゃん。」
「お食事は如何なされますか?」
「今お腹空いてないしお風呂入ったらもう一度魔国行くから。」
「はい、了解致しました。」
「ドロテちゃん、お母様にあっちでお泊りするって報告お願い出来る?」
「はい!直ぐにお伝えしてまいります。」
ドロテは元気に挨拶すると部屋を出て行く。
「さて、人数多いし旅館行こうか。」
「飛んでく?」
「ミランちゃんどする?」
「ルプ、ミランちゃん乗せてあげてー。」
「おう、任せろ。」
ミランはルプに恐るおそる乗り、皆は箒に跨る。
「ドロテちゃん旅館行ってくるねー。」
「はい、お気を付けて。」
ドロテはペコリとお辞儀をすると微笑む、JK軍団と侍女達、アルデアとラミ、そしてペット達は一斉に空へ飛び立つ、そして旅館に直行した。
------------------
「やっぱり飛ぶと寒いねー。」
箒に乗り王都に向かう千春は並走する頼子に言う。
「保温の魔道具持ってても寒いよねー。」
「みんな持ってるんだよね?」
「配布しましたー♪」
「ミランちゃん大丈夫ー?」
「はぃ!はいぃ!!大丈夫ですぅぅぅ!」
ルプにしがみ付きながら必死に返事をする。
「見えたー!」
「到着~♪」
「やっぱ飛ぶと早いなー。」
青空達も箒を自在に操作しフワリと着地する。
「たのもー!」
「千春入る時の掛け声変えな?」
「えー、私の旅館だし良いじゃん。」
「そう言えばそうだったわ。」
ゲラゲラ笑いながら頼子も旅館に入る。
「いらっしゃいませチハル王女殿下。」
「はーい、温泉入りに来ましたー。」
「何名入られますか?」
「え~っと・・・いちにぃさんしー・・・いっぱい。」
「こちらにいらっしゃる方全員で御座いますね、了解致しました。」
仲居さんに言うと部屋に案内される。
「あれ?前と違う?」
「はい、王族の方が来られる事も多くなりましたので専用の部屋と温泉を拡張しております。」
「千春知らなかったの?」
「うん、メイソンさんに丸投げしてるから。」
「空島も丸投げしてるよね。」
「うん、あっちももうすぐ稼働するって言ってた。」
「全部丸投げかーい。」
「めんどくたいもん。」
「はいはい、めんどくたいめんどくたい。」
部屋に案内されると千春は声を上げる。
「・・・すごっ!!!!」
「うわぁ広い!宴会出来るじゃん!」
「すげぇ畳何畳あんのこれ。」
「広いねぇ。」
千春が声を上げ、頼子や青空達も見回す、部屋は仕切りが付けれるようだが今は12畳の部屋が三部屋繋がった状態だ。
「仲居さん、フリエンツメンバー来てます?」
「はい、マリーナ女王殿下、ティスケリー様がお泊りになられております。」
「挨拶行きたいので案内して頂けますか?」
「ただいま温泉に入られておりますので御伝達させて頂きます。」
ペコリと頭を下げる仲居さん、千春はお願いしまーすと返事をし部屋で寛ぐ、暫くすると温泉の準備が出来たと案内され千春達は皆ゾロゾロと温泉に向かった。
「ひゅ~♪やっぱりお風呂だよねー。」
「魔王様達はお風呂入らないのかね?」
「ミランちゃんお風呂入らないの?」
「私達はお風呂には入りません、水浴びか体を拭くくらいですね。」
「気持ち悪くないのかな。」
「そう言う文化ならそれが当たり前なんじゃん?」
「マリーナさんとティスケリーさん普通にお風呂入るよね。」
「フリエンツにはお風呂ないの?」
「上流階級の方は浴室が有ると聞いております。」
「あー・・・お風呂はそう言うヤツなんだ。」
皆はポイポイと服を脱ぎ籠へ投げ込むと浴室に入る。
「・・・うん、新しいね。」
「凄いな、王族用の風呂って事だよねコレ。」
「しかもめっちゃ広い!」
「サフィーちゃん知ってた?」
「はい、聞いてましたよ。」
千春に言われ侍女達も全員お風呂に入る、そして恥ずかしそうにミランも後ろからついて来る。
「おぉー!セイレーンさんの裸凄いな。」
「鱗が所々にあるんだね。」
「綺麗だなー、鱗がキラキラしてる。」
「温泉入っても大丈夫なの?」
「はい、お湯に浸かっても問題有りません。」
「マリーナさんも入ってんじゃん。」
「マリーナさんはセイレーンじゃないよ、あの人ウンディーネだもん。」
「そうだった、聖獣な人だったわ。」
「人じゃ無いけどな!」
キャッキャ言いながら体を洗い皆は湯に浸かる、温泉が初めてのマクリはラルカと一緒に体を洗い合い温泉に入った。
「ふぃぃぃぃぃぃ。」
「あ゛ぁ~~~~~ぎもぢぃぃぃ。」
「きったない声だすなよヨリ。」
「でもわかるわぁぁぁ。」
「やっぱり風呂入らないと気持ち悪いよねぇ。」
お湯に浸かりとろけるJK達と侍女、ミランも顔がとろけそうになっていた、すると脱衣所から声が聞こえる。
「チハルちゃーん!」
「マリーナさん!あれ?温泉入ってたんじゃ?」
「こっちに来ちゃったわ♪」
「ティスケリーさんお久しぶりー。」
「久しぶりねチハルさん。」
「あら、この子は?」
ミランを見ながらマリーナが問いかける。
「魔国のメイドさんしてるミランさんだよ。」
「魔国・・・大丈夫?手出されてない?」
「あ、マリーナさんも知ってんだ。」
「あの男、節操無いもの、チハルちゃん気を付けなさいね。」
「大丈夫ですよ、お母様が手紙書きましたしアイトネが見てくれてますから。」
『呼んだー?』
「呼んでないよ、お風呂入る?」
『入るわ~♪』
「チハルちゃん、あの男に指一本でも触れられたら言いなさい、シバキに行くから。」
「あははは、大丈夫ですよ。」
マリーナは真面目な顔で言って来る、どんだけ悪名高いんだと千春は呆れて笑うしか無かった、そして魔国でパンを作った話やうどんの話にティスケリーが食い付き、マリーナは魔国にレシピを売ると張り切っていた。
「無いってさ。」
「どうするん?」
頼子達は部屋で寛ぎながらメイドに説明を聞く。
「水浴びは出来ますが。」
「寒いよ!」
「体を拭かれるのでしたらお湯を沸かしますが。」
メイドのミランは申し訳なさそうに言う。
「私は入ってたわよ?」
アルデアは当然と言う様に答える、ラミも風呂には入る様で頷く。
「魔族でも生活習慣違うんだねぇ、千春どする?」
「はーい、ジブラロールに帰りまーす。」
「あの!少々お待ちください!」
「あ、ミランちゃん大丈夫だよ、お風呂入ったらまた来るから。」
「えっ?」
「リリー、一回ジブラロール戻るよー。」
「は~い。」
「そう言う事ですので、ミランさん、魔王陛下にお伝えお願い出来ますか?」
サフィーナはミランにそう言うと、もう一人のメイドが部屋を出て行く。
「あ、ミランちゃんも一緒にどう?」
「それは流石に申し訳ないので。」
「ミランちゃんってセイレーンだよね?」
「はい、フリエンツ王国出身で御座います。」
「あ、そうなんだ、そろそろマリーナ王女もジブラロールに来てるよね。」
「そうだね、今頃天丼食ってんじゃん?」
「テンドンですか?」
「そ、美味しいご飯なんだけど、流石にまだお腹空かないからなぁ。」
「で、帰るんだよね?」
「うん、お泊りするのをお母様に言わないと怒られるし。」
「了解、それじゃリリお願い。」
麗奈はそう言うとリリはくるくると飛び回り、オッケーと返事する。
「ほら、ミランちゃん行くよー。」
「は!はい!」
ミランも連れ千春達はフェアリーリングに入ると、一瞬でジブラロールに到着する。
「ただいまっと。」
ぴょんとフェアリーリングを飛び越え部屋に入る千春。
「お帰りなさいませ、チハル様。」
「ただいま、コラリーちゃん、ドロテちゃん。」
「お食事は如何なされますか?」
「今お腹空いてないしお風呂入ったらもう一度魔国行くから。」
「はい、了解致しました。」
「ドロテちゃん、お母様にあっちでお泊りするって報告お願い出来る?」
「はい!直ぐにお伝えしてまいります。」
ドロテは元気に挨拶すると部屋を出て行く。
「さて、人数多いし旅館行こうか。」
「飛んでく?」
「ミランちゃんどする?」
「ルプ、ミランちゃん乗せてあげてー。」
「おう、任せろ。」
ミランはルプに恐るおそる乗り、皆は箒に跨る。
「ドロテちゃん旅館行ってくるねー。」
「はい、お気を付けて。」
ドロテはペコリとお辞儀をすると微笑む、JK軍団と侍女達、アルデアとラミ、そしてペット達は一斉に空へ飛び立つ、そして旅館に直行した。
------------------
「やっぱり飛ぶと寒いねー。」
箒に乗り王都に向かう千春は並走する頼子に言う。
「保温の魔道具持ってても寒いよねー。」
「みんな持ってるんだよね?」
「配布しましたー♪」
「ミランちゃん大丈夫ー?」
「はぃ!はいぃ!!大丈夫ですぅぅぅ!」
ルプにしがみ付きながら必死に返事をする。
「見えたー!」
「到着~♪」
「やっぱ飛ぶと早いなー。」
青空達も箒を自在に操作しフワリと着地する。
「たのもー!」
「千春入る時の掛け声変えな?」
「えー、私の旅館だし良いじゃん。」
「そう言えばそうだったわ。」
ゲラゲラ笑いながら頼子も旅館に入る。
「いらっしゃいませチハル王女殿下。」
「はーい、温泉入りに来ましたー。」
「何名入られますか?」
「え~っと・・・いちにぃさんしー・・・いっぱい。」
「こちらにいらっしゃる方全員で御座いますね、了解致しました。」
仲居さんに言うと部屋に案内される。
「あれ?前と違う?」
「はい、王族の方が来られる事も多くなりましたので専用の部屋と温泉を拡張しております。」
「千春知らなかったの?」
「うん、メイソンさんに丸投げしてるから。」
「空島も丸投げしてるよね。」
「うん、あっちももうすぐ稼働するって言ってた。」
「全部丸投げかーい。」
「めんどくたいもん。」
「はいはい、めんどくたいめんどくたい。」
部屋に案内されると千春は声を上げる。
「・・・すごっ!!!!」
「うわぁ広い!宴会出来るじゃん!」
「すげぇ畳何畳あんのこれ。」
「広いねぇ。」
千春が声を上げ、頼子や青空達も見回す、部屋は仕切りが付けれるようだが今は12畳の部屋が三部屋繋がった状態だ。
「仲居さん、フリエンツメンバー来てます?」
「はい、マリーナ女王殿下、ティスケリー様がお泊りになられております。」
「挨拶行きたいので案内して頂けますか?」
「ただいま温泉に入られておりますので御伝達させて頂きます。」
ペコリと頭を下げる仲居さん、千春はお願いしまーすと返事をし部屋で寛ぐ、暫くすると温泉の準備が出来たと案内され千春達は皆ゾロゾロと温泉に向かった。
「ひゅ~♪やっぱりお風呂だよねー。」
「魔王様達はお風呂入らないのかね?」
「ミランちゃんお風呂入らないの?」
「私達はお風呂には入りません、水浴びか体を拭くくらいですね。」
「気持ち悪くないのかな。」
「そう言う文化ならそれが当たり前なんじゃん?」
「マリーナさんとティスケリーさん普通にお風呂入るよね。」
「フリエンツにはお風呂ないの?」
「上流階級の方は浴室が有ると聞いております。」
「あー・・・お風呂はそう言うヤツなんだ。」
皆はポイポイと服を脱ぎ籠へ投げ込むと浴室に入る。
「・・・うん、新しいね。」
「凄いな、王族用の風呂って事だよねコレ。」
「しかもめっちゃ広い!」
「サフィーちゃん知ってた?」
「はい、聞いてましたよ。」
千春に言われ侍女達も全員お風呂に入る、そして恥ずかしそうにミランも後ろからついて来る。
「おぉー!セイレーンさんの裸凄いな。」
「鱗が所々にあるんだね。」
「綺麗だなー、鱗がキラキラしてる。」
「温泉入っても大丈夫なの?」
「はい、お湯に浸かっても問題有りません。」
「マリーナさんも入ってんじゃん。」
「マリーナさんはセイレーンじゃないよ、あの人ウンディーネだもん。」
「そうだった、聖獣な人だったわ。」
「人じゃ無いけどな!」
キャッキャ言いながら体を洗い皆は湯に浸かる、温泉が初めてのマクリはラルカと一緒に体を洗い合い温泉に入った。
「ふぃぃぃぃぃぃ。」
「あ゛ぁ~~~~~ぎもぢぃぃぃ。」
「きったない声だすなよヨリ。」
「でもわかるわぁぁぁ。」
「やっぱり風呂入らないと気持ち悪いよねぇ。」
お湯に浸かりとろけるJK達と侍女、ミランも顔がとろけそうになっていた、すると脱衣所から声が聞こえる。
「チハルちゃーん!」
「マリーナさん!あれ?温泉入ってたんじゃ?」
「こっちに来ちゃったわ♪」
「ティスケリーさんお久しぶりー。」
「久しぶりねチハルさん。」
「あら、この子は?」
ミランを見ながらマリーナが問いかける。
「魔国のメイドさんしてるミランさんだよ。」
「魔国・・・大丈夫?手出されてない?」
「あ、マリーナさんも知ってんだ。」
「あの男、節操無いもの、チハルちゃん気を付けなさいね。」
「大丈夫ですよ、お母様が手紙書きましたしアイトネが見てくれてますから。」
『呼んだー?』
「呼んでないよ、お風呂入る?」
『入るわ~♪』
「チハルちゃん、あの男に指一本でも触れられたら言いなさい、シバキに行くから。」
「あははは、大丈夫ですよ。」
マリーナは真面目な顔で言って来る、どんだけ悪名高いんだと千春は呆れて笑うしか無かった、そして魔国でパンを作った話やうどんの話にティスケリーが食い付き、マリーナは魔国にレシピを売ると張り切っていた。
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