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パーティー会場はココだよ!
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「どやぁ!」
チハルは最後のフルーツをケーキに乗せ満足そうに言う。
「可愛いですね。」
「でっしょー。」
ケーキにはトレントの里で採った大きなフルーツを型で切り落し、星型やハート型に形を変え並べられている。
「ヨリ戻って来た、迎えに行って来る!」
千春は日本に戻ると玄関を開ける。
「ヨリおつかれー。」
「うぃーっす、チョコプレートとチョコペン、あとロウソクねー。」
「さんきゅ!」
「ロウソクはなっがーいヤツにしたよ。」
「うん、イイね。」
袋に手を入れ20cmほどの長さがあるカラフルなロウソクを取り出す。
「ケーキの進捗は?」
「ばっちり!」
「ほほう~♪」
2人は異世界に戻ると、チョコプレートをモリアンに渡す。
「モリー、これお願い出来る?」
「はーい、フィンレー様と同じ感じで良いですか?」
「うん、ユラとイーレンの分もお願い。」
「了解でーす♪」
モリアンは慣れた手つきでチョコペンの先を切り文字を書き始めた。
「チハル様~ただいま~!」
「おかえりルル、皆連れてきた?」
「うん!」
イーレンとルペタ、そして日葵が入って来る。
「やほー、いきなりな話だねぇ。」
「うん、ビックリしたよ。」
「レンちゃん!ルペタちゃんいらっしゃい!」
ユラは友達が来て嬉しそうに声を掛ける。
「ケーキ出来た?」
「できたよーん、見る?」
「いや、あとで楽しみにしておくわ、ルペタこっちで遊ぶよー。」
「はーい!ユラちゃん、レンちゃん!いこっ!」
「うん!」
子供達を引き連れソファーに座る日葵、子供達の面倒を見るようだ。
「ゴールマン卿いらっしゃい。」
「王妃殿下、御機嫌麗しく、この度はユラ王女殿下の誕生日おめでとうございます。」
「急にごめんなさいね。」
「いえ、喜ばしいことで御座います。」
マルグリットとイーレンの父、ビーシュ・ゴールマン伯爵は話を始めた。
「あ!ハチェットさん、イショナ様!」
千春は後ろでニコニコとしている2人に声を掛ける。
「失礼致します、この度ユラ様のお誕生日おめでとうございます。」
声を掛けて来たのはイショナ・ジル・ブルーワグ王妃だ。
「チハル様、ユラ様の誕生日おめでとう。」
「イショナ様、ハチェットさんいらっしゃい、有難うございます。」
2人に挨拶をすると次々と人が増えて行く。
「ユラ!お誕生日おめでとう!」
部屋に入って来たのは第三王子のフィンレーだ。
「フィンレーおにいちゃん!ありがとう!」
嬉しそうに返事をすると駆け寄るユラ。
「はい、プレゼントだよ。」
「ありがとう!」
綺麗に包まれた箱をユラは受け取る。
「ユラ、僕からもプレゼントだよ。」
第二王子のライリーもユラにラッピングされた絵本を渡す。
「ライリーおにいちゃんありがとう!」
満面の笑みでお礼を言うユラ、2人はつられて微笑む、次々と扉がノックされる為サリナは扉の外で待機し中へ人を通す。
「ユラちゃーん!お誕生日おめでとぅ!」
ルクレツィアは竜騎士団のアイリスと入って来ると小さな箱を渡す、ドラゴンの鱗で作った髪飾りだ。
「ルクレツィアさん、アイリスさんありがとうございます!」
「ふふふ、かわいー!」
「ほんっとかわいいです。」
2人はユラをナデナデしながら呟く、王女殿下を撫でるのは不敬だと言う物はこの場に居ない。
「チハルさん、王宮料理人達からのプレゼントをお持ちしました。」
「ルノアーさん、何持ってきたの?」
「シャリー監修のプリンやスイーツ、料理人達からはローストビーフやリブの香草焼きです。」
「ユラが好きそうな物ばっかりじゃん。」
「はい、お持ちしても宜しいですか?」
「勿論です・・・って言いたいんだけど。」
千春は応接間を見ると、狭くないはずの部屋が狭く感じるほどに人が居た。
「こりゃぁ参りましたね、どうします?場所を変えますか?」
ルノアーが問いかけているとルプ達が庭に現れる、勿論アイトネも一緒だ。
『あらー、人がいっぱいねー。』
「おいおい、部屋に入れそうにないぞ。」
「ふむ、ルプ、ビェリー、コン、庭に結界を張るぞ。」
「うぃーっす。」
「了解です!」
「しょうがねぇな。」
ビェリーが返事をするとコンは直ぐに魔力を溜める、ルプも呪文を唱える、魔法ではなく呪術のようだ。
『それじゃぁ私はこの庭を春にするわね~♪』
アイトネは両手を広げフワリと浮くとクルリと回る、すると枯れていた草木が葉を広げ花を咲かせる。
「チハル、外を温かくした、庭で誕生日パーティーじゃ。」
「おぉー!すっごぉぉぉい!」
『ビェリー、摘んだ花を出してくれる?』
「ん?了解ばい。」
影から沢山の花を取り出すビェリー、アイトネが手を振り花が飛び散ると地面に広がり花はそこへ根付き花畑の様に庭が彩られた。
『ユラちゃん、私からのプレゼントよ♪』
「アイトネさまありがとう!!!」
ユラはトテトテとアイトネに近寄るとお礼を言う。
「・・・チハル、凄い事になってるな。」
気付けば後ろにエンハルトが立っていた、千春はアハハハと笑いながら答える。
「なんかすっごい人集まって来ちゃったよ。」
「ふむ、外で食事が出来るように準備をさせるか。」
「エリーナ、アルベル、庭に準備をさせなさい。」
2人の話が聞こえたマルグリットは侍女2人に指示をすると、直ぐに2人は部屋を出て行った。
「たっだいまー!っすっげえええ!!!何この庭!」
「凄いですね。」
次に戻って来たのは美桜とエーデルだ。
「ユラちゃんお誕生日おめでとー、はいこれプレゼントだよー。」
「ありがとう!ミオおねえちゃん!エーデルさん!」
ユラはお礼を言う、そして次のお客が来る、麗奈とホーキンだ。
「うぉ!人多すぎじゃん?」
「おかえり麗奈。」
「ただいま、ユラちゃーん、はいプレゼント、お誕生日おめでとっ!」
「ユラ様誕生日おめでとうございます。」
「ありがとー!レナおねえちゃん!ホーキンさん!」
ずっとニコニコのユラは楽しそうだ。
「ユラ良かったわね。」
「はい!おかあさま!」
そして青空、大愛、ステルとトラディも一緒に入って来るとユラにお祝いを言いプレゼントを渡す。
「ユラちゃん、これ私達が作ったんだけど・・・ちょ~っと失敗しちゃってね。」
「使ってくれるとうれしいかなぁ。」
「ありがとうソラおねえちゃん!ダイアおねえちゃん!これかわいい!」
ユラは可愛い花が刺繍されたハンカチと、デフォルメされたキツネの刺繍があるスカーフを受け取る。
「ユラはここか?」
エイダンは扉から部屋をのぞき込む。
「おぉ、沢山集まったのぅ。」
「お父様、どうぞ入ってください。」
「あぁ、ユラは・・・。」
エイダンは庭で楽しそうに走り回るユラ達を見つけ笑みがこぼれる。
「楽しそうじゃな。」
「はい、ずっと笑いっぱなしです。」
「良い事じゃ、儂のプレゼントは後で渡すかの。」
後ろに立つ侍女達が綺麗な箱を幾つも持ち立っている。
「今渡したら良いと思いますよ?」
「いや、あれは邪魔出来ぬじゃろ。」
アイトネが一時的に春の陽気にした庭をユラやイーレン、ルペタ、気付けばイーナも参加して楽しんでいる。
「邪魔にはなりませんよ?」
「かまわんよ、楽しみは逃げはせん、それにホレ、また客じゃ。」
エイダンは扉の外から声が聞こえ廊下をのぞき込む、千春もつられてのぞき込むとユラの同級生ケンブリットとシュウラス、その父と思われる男性が2人歩いて来ていた。
「ルノアーさん外に準備してもらえる?」
「了解だ、陛下本日のお食事はこちらで宜しいですか?」
「勿論だ、儂だけ食卓は悲しすぎるじゃろ。」
本気で悲しそうな顔をするエイダンを見て思わず千春は苦笑いをする。
「よし!それじゃ私も準備しよ~っと!」
「千春てつだうよ~ん♪」
「ウチも手伝うー。」
「私もー!」
「私は何したらいい?」
「うちはユラちゃんのプレゼント置き場でも作るわ。」
「私は子供達の面倒みてくるわー。」
皆はそれぞれ動きだし、パーティー会場と化した庭に千春は移動すると声を上げる。
「はーい!誕生日パーティーはこっちでやるよー!」
チハルは最後のフルーツをケーキに乗せ満足そうに言う。
「可愛いですね。」
「でっしょー。」
ケーキにはトレントの里で採った大きなフルーツを型で切り落し、星型やハート型に形を変え並べられている。
「ヨリ戻って来た、迎えに行って来る!」
千春は日本に戻ると玄関を開ける。
「ヨリおつかれー。」
「うぃーっす、チョコプレートとチョコペン、あとロウソクねー。」
「さんきゅ!」
「ロウソクはなっがーいヤツにしたよ。」
「うん、イイね。」
袋に手を入れ20cmほどの長さがあるカラフルなロウソクを取り出す。
「ケーキの進捗は?」
「ばっちり!」
「ほほう~♪」
2人は異世界に戻ると、チョコプレートをモリアンに渡す。
「モリー、これお願い出来る?」
「はーい、フィンレー様と同じ感じで良いですか?」
「うん、ユラとイーレンの分もお願い。」
「了解でーす♪」
モリアンは慣れた手つきでチョコペンの先を切り文字を書き始めた。
「チハル様~ただいま~!」
「おかえりルル、皆連れてきた?」
「うん!」
イーレンとルペタ、そして日葵が入って来る。
「やほー、いきなりな話だねぇ。」
「うん、ビックリしたよ。」
「レンちゃん!ルペタちゃんいらっしゃい!」
ユラは友達が来て嬉しそうに声を掛ける。
「ケーキ出来た?」
「できたよーん、見る?」
「いや、あとで楽しみにしておくわ、ルペタこっちで遊ぶよー。」
「はーい!ユラちゃん、レンちゃん!いこっ!」
「うん!」
子供達を引き連れソファーに座る日葵、子供達の面倒を見るようだ。
「ゴールマン卿いらっしゃい。」
「王妃殿下、御機嫌麗しく、この度はユラ王女殿下の誕生日おめでとうございます。」
「急にごめんなさいね。」
「いえ、喜ばしいことで御座います。」
マルグリットとイーレンの父、ビーシュ・ゴールマン伯爵は話を始めた。
「あ!ハチェットさん、イショナ様!」
千春は後ろでニコニコとしている2人に声を掛ける。
「失礼致します、この度ユラ様のお誕生日おめでとうございます。」
声を掛けて来たのはイショナ・ジル・ブルーワグ王妃だ。
「チハル様、ユラ様の誕生日おめでとう。」
「イショナ様、ハチェットさんいらっしゃい、有難うございます。」
2人に挨拶をすると次々と人が増えて行く。
「ユラ!お誕生日おめでとう!」
部屋に入って来たのは第三王子のフィンレーだ。
「フィンレーおにいちゃん!ありがとう!」
嬉しそうに返事をすると駆け寄るユラ。
「はい、プレゼントだよ。」
「ありがとう!」
綺麗に包まれた箱をユラは受け取る。
「ユラ、僕からもプレゼントだよ。」
第二王子のライリーもユラにラッピングされた絵本を渡す。
「ライリーおにいちゃんありがとう!」
満面の笑みでお礼を言うユラ、2人はつられて微笑む、次々と扉がノックされる為サリナは扉の外で待機し中へ人を通す。
「ユラちゃーん!お誕生日おめでとぅ!」
ルクレツィアは竜騎士団のアイリスと入って来ると小さな箱を渡す、ドラゴンの鱗で作った髪飾りだ。
「ルクレツィアさん、アイリスさんありがとうございます!」
「ふふふ、かわいー!」
「ほんっとかわいいです。」
2人はユラをナデナデしながら呟く、王女殿下を撫でるのは不敬だと言う物はこの場に居ない。
「チハルさん、王宮料理人達からのプレゼントをお持ちしました。」
「ルノアーさん、何持ってきたの?」
「シャリー監修のプリンやスイーツ、料理人達からはローストビーフやリブの香草焼きです。」
「ユラが好きそうな物ばっかりじゃん。」
「はい、お持ちしても宜しいですか?」
「勿論です・・・って言いたいんだけど。」
千春は応接間を見ると、狭くないはずの部屋が狭く感じるほどに人が居た。
「こりゃぁ参りましたね、どうします?場所を変えますか?」
ルノアーが問いかけているとルプ達が庭に現れる、勿論アイトネも一緒だ。
『あらー、人がいっぱいねー。』
「おいおい、部屋に入れそうにないぞ。」
「ふむ、ルプ、ビェリー、コン、庭に結界を張るぞ。」
「うぃーっす。」
「了解です!」
「しょうがねぇな。」
ビェリーが返事をするとコンは直ぐに魔力を溜める、ルプも呪文を唱える、魔法ではなく呪術のようだ。
『それじゃぁ私はこの庭を春にするわね~♪』
アイトネは両手を広げフワリと浮くとクルリと回る、すると枯れていた草木が葉を広げ花を咲かせる。
「チハル、外を温かくした、庭で誕生日パーティーじゃ。」
「おぉー!すっごぉぉぉい!」
『ビェリー、摘んだ花を出してくれる?』
「ん?了解ばい。」
影から沢山の花を取り出すビェリー、アイトネが手を振り花が飛び散ると地面に広がり花はそこへ根付き花畑の様に庭が彩られた。
『ユラちゃん、私からのプレゼントよ♪』
「アイトネさまありがとう!!!」
ユラはトテトテとアイトネに近寄るとお礼を言う。
「・・・チハル、凄い事になってるな。」
気付けば後ろにエンハルトが立っていた、千春はアハハハと笑いながら答える。
「なんかすっごい人集まって来ちゃったよ。」
「ふむ、外で食事が出来るように準備をさせるか。」
「エリーナ、アルベル、庭に準備をさせなさい。」
2人の話が聞こえたマルグリットは侍女2人に指示をすると、直ぐに2人は部屋を出て行った。
「たっだいまー!っすっげえええ!!!何この庭!」
「凄いですね。」
次に戻って来たのは美桜とエーデルだ。
「ユラちゃんお誕生日おめでとー、はいこれプレゼントだよー。」
「ありがとう!ミオおねえちゃん!エーデルさん!」
ユラはお礼を言う、そして次のお客が来る、麗奈とホーキンだ。
「うぉ!人多すぎじゃん?」
「おかえり麗奈。」
「ただいま、ユラちゃーん、はいプレゼント、お誕生日おめでとっ!」
「ユラ様誕生日おめでとうございます。」
「ありがとー!レナおねえちゃん!ホーキンさん!」
ずっとニコニコのユラは楽しそうだ。
「ユラ良かったわね。」
「はい!おかあさま!」
そして青空、大愛、ステルとトラディも一緒に入って来るとユラにお祝いを言いプレゼントを渡す。
「ユラちゃん、これ私達が作ったんだけど・・・ちょ~っと失敗しちゃってね。」
「使ってくれるとうれしいかなぁ。」
「ありがとうソラおねえちゃん!ダイアおねえちゃん!これかわいい!」
ユラは可愛い花が刺繍されたハンカチと、デフォルメされたキツネの刺繍があるスカーフを受け取る。
「ユラはここか?」
エイダンは扉から部屋をのぞき込む。
「おぉ、沢山集まったのぅ。」
「お父様、どうぞ入ってください。」
「あぁ、ユラは・・・。」
エイダンは庭で楽しそうに走り回るユラ達を見つけ笑みがこぼれる。
「楽しそうじゃな。」
「はい、ずっと笑いっぱなしです。」
「良い事じゃ、儂のプレゼントは後で渡すかの。」
後ろに立つ侍女達が綺麗な箱を幾つも持ち立っている。
「今渡したら良いと思いますよ?」
「いや、あれは邪魔出来ぬじゃろ。」
アイトネが一時的に春の陽気にした庭をユラやイーレン、ルペタ、気付けばイーナも参加して楽しんでいる。
「邪魔にはなりませんよ?」
「かまわんよ、楽しみは逃げはせん、それにホレ、また客じゃ。」
エイダンは扉の外から声が聞こえ廊下をのぞき込む、千春もつられてのぞき込むとユラの同級生ケンブリットとシュウラス、その父と思われる男性が2人歩いて来ていた。
「ルノアーさん外に準備してもらえる?」
「了解だ、陛下本日のお食事はこちらで宜しいですか?」
「勿論だ、儂だけ食卓は悲しすぎるじゃろ。」
本気で悲しそうな顔をするエイダンを見て思わず千春は苦笑いをする。
「よし!それじゃ私も準備しよ~っと!」
「千春てつだうよ~ん♪」
「ウチも手伝うー。」
「私もー!」
「私は何したらいい?」
「うちはユラちゃんのプレゼント置き場でも作るわ。」
「私は子供達の面倒みてくるわー。」
皆はそれぞれ動きだし、パーティー会場と化した庭に千春は移動すると声を上げる。
「はーい!誕生日パーティーはこっちでやるよー!」
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