306 / 680
国王陛下も遊びたい!
しおりを挟む
「あら、リリが居るわ」
「お!リリが居る!」
ユラ達がのんびりとエイダンを待っていると、フェアリーリングから2人の妖精が現れ飛んでくる。
「ルル!ポポ!どうしたの!?」
リリは2人を見て声を掛ける。
「いつもの配達だよー!チョコレートの粉!」
「俺もだ!」
「あら、今チハルはお出かけ中よ?」
「お出かけの時は侍女さんに渡すように・・・あれ?その子はだぁれ?」
ルルはシュシュを見て首を傾げる。
「私はシュシュ、ブルーワグ国の妖精よ。」
「あら、氏族は無いのね?」
「えぇ、ずっと昔、幼い頃に連れていかれたから覚えてないの。」
「そっかぁ、それはしょうがないよなー。」
ルルとポポはうんうんと頷きながら話を聞く。
「で?ブルーワグって所にフェアリーリング作ったの?」
「そうよ、シュシュがジブラロールに来れる様に連れて来たの。」
「へー・・・私達もブルーワグに行きたい!」
「俺も!」
「えぇ~、別に良いけど里から離れてたら怒られないの?」
「怒られないわ!私達はドライアド様から里を離れる事を許可貰ってるもの♪」
「そうなの?それなら大丈夫ね。」
リリ、ルル、ポポ、そしてシュシュが話をしていると、ルペタはポカンと口を開け妖精達を見ていた。
「どうしたの?ルペタさま。」
「よ・・・ようせいがいっぱい。」
「うん、ルルとポポだよ。」
「ここはようせいの森があるの?」
「ううん、チハルおねえちゃんがようせいさんのえらい人となかが良いんだよ?」
「すごい、せいじょさますごい。」
ビックリしながら呟いていると、シュシュはルペタの頭の上に、ルルはユラの頭に、ポポはイーレンの頭の上にポンと座る。
「わぁ、みんないっしょだー。」
「いっしょだね。」
「ポポさんよろしくね。」
3人が楽しそうに話をしていると、扉が開きエイダンと宰相のルーカスが入って来る。
「陛下本当に行かれるのですか?!」
「良いじゃろ、儂も偶には羽を伸ばさせい。」
「いつも伸ばしてるじゃないですか。」
「急ぎの仕事も無いじゃろ、明日には帰って来る。」
「一泊するつもりですか!?」
「向こうには竜騎士団、騎士団長、副師団長もおるんじゃ、問題は無い!」
「問題有りすぎです。」
エイダンとルーカスが喧嘩腰で話をする姿を幼女3人と妖精3人はポカンと見ていた。
「まぁまぁ宰相様、あちらには神様二柱がいらっしゃいますから安全ですよー。」
モリアンはさりげなく助け船を出す、宰相も神と言われ、うーーーんと唸る。
「儂も元冒険者じゃ、何か有っても対処くらい出来るわ。」
「それチハル王女殿下がフラグと言うやつでは?」
「む・・・大丈夫じゃっ!」
「分かりました、護衛に関しては過剰な程付いていますから、しかし!陛下!羽目を外さないでくださいよ!」
「向こうにはメグもおる、外せるわけなかろう、何かやらかそう物なら・・・。」
「そ、そうですね、それでは・・・お気をつけて。」
なんとかルーカスを説得すると、エイダンはユラ達を見る、ユラ達はポカンとしている。
「んっほん!ユラ、イーレン、ルペタ嬢、行くとしようか。」
にっこり微笑むとエイダンは手荷物を自分で担ぎ庭に出る。
「それじゃシュシュ、やってみて。」
「うん、皆入ってー。」
シュシュは皆がフェアリーリングに入るのを確認し、精霊魔法を唱える、すると先ほどまで居たガゼボの見える庭に出た。
「おぉー、ココがブルーワグ国か。」
嬉しそうにエイダンは声を出すと、庭に待機していた執事や侍女が驚いた顔で見ていた。
「ん?どうしたんじゃ?」
「えっと・・・ようせいさんの事はないしょにしてたの。」
ルペタは申し訳なさそうにエイダンに言う。
「ふむ、ルプ殿から聞いたが、王女の内緒の友達じゃったか、どれ、儂が説明をしておくから3人はのんびり遊んでおれ。」
3人の頭を軽く撫でると、執事の1人に説明をする、執事は精霊の事もそうだが、ジブラロール王が来た事をさらに驚き、城内へ招く。
「ユラ、どうする?」
ルプは苦笑いしながらユラに問いかける。
「んー・・・トランプする?」
「する!」
「とらんぷ?」
イーレンはすぐに返事をし、ルペタはコテンと首を傾げる。
「しんけーすいじゃくならルペタさまもできるよ!」
「私も出来るかしら?」
「俺もするー!」
「私もやりたいですわー!」
精霊3人も手を上げる、そして幼女3人と精霊3人でトランプを始めた。
----------------
「ジブラロール国王陛下、此方でお待ち頂けますでしょうか。」
「ふむ、すまんな急の訪問で迷惑を掛ける。」
エイダンが礼を言うと執事は深々とお辞儀をし部屋を出て行った。
「ふむ、城も趣が違うと面白いのう。」
ソファーに座りのんびりと待つエイダンは視線をゆっくり動かし部屋を見ているとノックが鳴る。
「どうぞ。」
「失礼する、ようこそ御出で下さいました、私はファーグス・ジル・ブルーワグ、この国を治めております。」
「儂はエイダン・アル・ジブラロール、メグ・・マルグリット達が世話になっておると聞いた、礼を言う。」
「いえいえ、神モート様の客人で御座います、礼など要りませぬ。」
丁重に話すファーグス。
「ファーグス殿、同じ国王同士じゃ、固くならず話そうではないか、そうじゃそうじゃ土産も持って来たんじゃよ。」
ニッコニコで袋から焼酎とウイスキーを取り出す、千春からもらったとっておきだ。
「酒ですか?」
「んむ!儂のとっておきを持ってきた、どうじゃ一杯。」
「まだ早いのでは?」
まだ昼前と言う事もありファーグスは眉をへの字にしながら答えるが、エイダンはニコニコ顔だ、そして瓶の蓋を取ろうとした時扉が開く。
「エイダン!」
「な!?メグ!?」
「なにしてるの・・・・。」
「・・・国王同士の会談をな?」
「酒瓶持って?」
「あー、友好の印に・・な?」
「ふぅん、朝から?」
「・・・早かったかの?」
「・・・はぁ、ファーグス王ごめんなさいね。」
「いえいえ!マルグリット王妃は謝らないでくだされ!」
「そうね、エイダンあなたが謝りなさい。」
「・・・申し訳ない。」
しょぼんとエイダンは謝る。
「フフッ、それで?報告貰ってビックリしたわ、イショナ王妃とお話してたのに走って来ちゃったわよ。」
「それはすまんかった、ユラ達が妖精と戻って来てのぉ、教国に行っておると思ったら元帝国に、そのままブルーワグ国と聞いたもんでなぁ、羨ましくてなぁ。」
「まぁ気持ちは分かるわ、それで、ルーカスは?」
「うむ、説得した!」
「はぁ・・・ファーグス王、申し訳ないけれどお付き合いして頂けます?」
「勿論です、王国の話は一度聞いてみたいと思ってた所です。」
「それじゃ私は戻るわ、エイダンあなたいつ戻るつもり?」
「明日戻ると伝えておる。」
「そう、呑む時は私達も呼びなさいね、私もチハルから貰ってる分があるから。」
「分かった、ファーグス殿、話す事は色々有るのじゃ、まずは妖精の件からじゃが・・・。」
マルグリットはフフッと笑い部屋の扉を閉め、智美達が待つイショナ王妃の所へ戻る、エイダンはルプから聞いた話と合わせ、妖精の件等をかいつまんで話していった。
「お!リリが居る!」
ユラ達がのんびりとエイダンを待っていると、フェアリーリングから2人の妖精が現れ飛んでくる。
「ルル!ポポ!どうしたの!?」
リリは2人を見て声を掛ける。
「いつもの配達だよー!チョコレートの粉!」
「俺もだ!」
「あら、今チハルはお出かけ中よ?」
「お出かけの時は侍女さんに渡すように・・・あれ?その子はだぁれ?」
ルルはシュシュを見て首を傾げる。
「私はシュシュ、ブルーワグ国の妖精よ。」
「あら、氏族は無いのね?」
「えぇ、ずっと昔、幼い頃に連れていかれたから覚えてないの。」
「そっかぁ、それはしょうがないよなー。」
ルルとポポはうんうんと頷きながら話を聞く。
「で?ブルーワグって所にフェアリーリング作ったの?」
「そうよ、シュシュがジブラロールに来れる様に連れて来たの。」
「へー・・・私達もブルーワグに行きたい!」
「俺も!」
「えぇ~、別に良いけど里から離れてたら怒られないの?」
「怒られないわ!私達はドライアド様から里を離れる事を許可貰ってるもの♪」
「そうなの?それなら大丈夫ね。」
リリ、ルル、ポポ、そしてシュシュが話をしていると、ルペタはポカンと口を開け妖精達を見ていた。
「どうしたの?ルペタさま。」
「よ・・・ようせいがいっぱい。」
「うん、ルルとポポだよ。」
「ここはようせいの森があるの?」
「ううん、チハルおねえちゃんがようせいさんのえらい人となかが良いんだよ?」
「すごい、せいじょさますごい。」
ビックリしながら呟いていると、シュシュはルペタの頭の上に、ルルはユラの頭に、ポポはイーレンの頭の上にポンと座る。
「わぁ、みんないっしょだー。」
「いっしょだね。」
「ポポさんよろしくね。」
3人が楽しそうに話をしていると、扉が開きエイダンと宰相のルーカスが入って来る。
「陛下本当に行かれるのですか?!」
「良いじゃろ、儂も偶には羽を伸ばさせい。」
「いつも伸ばしてるじゃないですか。」
「急ぎの仕事も無いじゃろ、明日には帰って来る。」
「一泊するつもりですか!?」
「向こうには竜騎士団、騎士団長、副師団長もおるんじゃ、問題は無い!」
「問題有りすぎです。」
エイダンとルーカスが喧嘩腰で話をする姿を幼女3人と妖精3人はポカンと見ていた。
「まぁまぁ宰相様、あちらには神様二柱がいらっしゃいますから安全ですよー。」
モリアンはさりげなく助け船を出す、宰相も神と言われ、うーーーんと唸る。
「儂も元冒険者じゃ、何か有っても対処くらい出来るわ。」
「それチハル王女殿下がフラグと言うやつでは?」
「む・・・大丈夫じゃっ!」
「分かりました、護衛に関しては過剰な程付いていますから、しかし!陛下!羽目を外さないでくださいよ!」
「向こうにはメグもおる、外せるわけなかろう、何かやらかそう物なら・・・。」
「そ、そうですね、それでは・・・お気をつけて。」
なんとかルーカスを説得すると、エイダンはユラ達を見る、ユラ達はポカンとしている。
「んっほん!ユラ、イーレン、ルペタ嬢、行くとしようか。」
にっこり微笑むとエイダンは手荷物を自分で担ぎ庭に出る。
「それじゃシュシュ、やってみて。」
「うん、皆入ってー。」
シュシュは皆がフェアリーリングに入るのを確認し、精霊魔法を唱える、すると先ほどまで居たガゼボの見える庭に出た。
「おぉー、ココがブルーワグ国か。」
嬉しそうにエイダンは声を出すと、庭に待機していた執事や侍女が驚いた顔で見ていた。
「ん?どうしたんじゃ?」
「えっと・・・ようせいさんの事はないしょにしてたの。」
ルペタは申し訳なさそうにエイダンに言う。
「ふむ、ルプ殿から聞いたが、王女の内緒の友達じゃったか、どれ、儂が説明をしておくから3人はのんびり遊んでおれ。」
3人の頭を軽く撫でると、執事の1人に説明をする、執事は精霊の事もそうだが、ジブラロール王が来た事をさらに驚き、城内へ招く。
「ユラ、どうする?」
ルプは苦笑いしながらユラに問いかける。
「んー・・・トランプする?」
「する!」
「とらんぷ?」
イーレンはすぐに返事をし、ルペタはコテンと首を傾げる。
「しんけーすいじゃくならルペタさまもできるよ!」
「私も出来るかしら?」
「俺もするー!」
「私もやりたいですわー!」
精霊3人も手を上げる、そして幼女3人と精霊3人でトランプを始めた。
----------------
「ジブラロール国王陛下、此方でお待ち頂けますでしょうか。」
「ふむ、すまんな急の訪問で迷惑を掛ける。」
エイダンが礼を言うと執事は深々とお辞儀をし部屋を出て行った。
「ふむ、城も趣が違うと面白いのう。」
ソファーに座りのんびりと待つエイダンは視線をゆっくり動かし部屋を見ているとノックが鳴る。
「どうぞ。」
「失礼する、ようこそ御出で下さいました、私はファーグス・ジル・ブルーワグ、この国を治めております。」
「儂はエイダン・アル・ジブラロール、メグ・・マルグリット達が世話になっておると聞いた、礼を言う。」
「いえいえ、神モート様の客人で御座います、礼など要りませぬ。」
丁重に話すファーグス。
「ファーグス殿、同じ国王同士じゃ、固くならず話そうではないか、そうじゃそうじゃ土産も持って来たんじゃよ。」
ニッコニコで袋から焼酎とウイスキーを取り出す、千春からもらったとっておきだ。
「酒ですか?」
「んむ!儂のとっておきを持ってきた、どうじゃ一杯。」
「まだ早いのでは?」
まだ昼前と言う事もありファーグスは眉をへの字にしながら答えるが、エイダンはニコニコ顔だ、そして瓶の蓋を取ろうとした時扉が開く。
「エイダン!」
「な!?メグ!?」
「なにしてるの・・・・。」
「・・・国王同士の会談をな?」
「酒瓶持って?」
「あー、友好の印に・・な?」
「ふぅん、朝から?」
「・・・早かったかの?」
「・・・はぁ、ファーグス王ごめんなさいね。」
「いえいえ!マルグリット王妃は謝らないでくだされ!」
「そうね、エイダンあなたが謝りなさい。」
「・・・申し訳ない。」
しょぼんとエイダンは謝る。
「フフッ、それで?報告貰ってビックリしたわ、イショナ王妃とお話してたのに走って来ちゃったわよ。」
「それはすまんかった、ユラ達が妖精と戻って来てのぉ、教国に行っておると思ったら元帝国に、そのままブルーワグ国と聞いたもんでなぁ、羨ましくてなぁ。」
「まぁ気持ちは分かるわ、それで、ルーカスは?」
「うむ、説得した!」
「はぁ・・・ファーグス王、申し訳ないけれどお付き合いして頂けます?」
「勿論です、王国の話は一度聞いてみたいと思ってた所です。」
「それじゃ私は戻るわ、エイダンあなたいつ戻るつもり?」
「明日戻ると伝えておる。」
「そう、呑む時は私達も呼びなさいね、私もチハルから貰ってる分があるから。」
「分かった、ファーグス殿、話す事は色々有るのじゃ、まずは妖精の件からじゃが・・・。」
マルグリットはフフッと笑い部屋の扉を閉め、智美達が待つイショナ王妃の所へ戻る、エイダンはルプから聞いた話と合わせ、妖精の件等をかいつまんで話していった。
250
お気に入りに追加
2,507
あなたにおすすめの小説
【完結】「父に毒殺され母の葬儀までタイムリープしたので、親戚の集まる前で父にやり返してやった」
まほりろ
恋愛
十八歳の私は異母妹に婚約者を奪われ、父と継母に毒殺された。
気がついたら十歳まで時間が巻き戻っていて、母の葬儀の最中だった。
私に毒を飲ませた父と継母が、虫の息の私の耳元で得意げに母を毒殺した経緯を話していたことを思い出した。
母の葬儀が終われば私は屋敷に幽閉され、外部との連絡手段を失ってしまう。
父を断罪できるチャンスは今しかない。
「お父様は悪くないの!
お父様は愛する人と一緒になりたかっただけなの!
だからお父様はお母様に毒をもったの!
お願いお父様を捕まえないで!」
私は声の限りに叫んでいた。
心の奥にほんの少し芽生えた父への殺意とともに。
※他サイトにも投稿しています。
※表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
※「Copyright(C)2022-九頭竜坂まほろん」
※タイトル変更しました。
旧タイトル「父に殺されタイムリープしたので『お父様は悪くないの!お父様は愛する人と一緒になりたくてお母様の食事に毒をもっただけなの!』と叫んでみた」
悪役令嬢と言われ冤罪で追放されたけど、実力でざまぁしてしまった。
三谷朱花
恋愛
レナ・フルサールは元公爵令嬢。何もしていないはずなのに、気が付けば悪役令嬢と呼ばれ、公爵家を追放されるはめに。それまで高スペックと魔力の強さから王太子妃として望まれたはずなのに、スペックも低い魔力もほとんどないマリアンヌ・ゴッセ男爵令嬢が、王太子妃になることに。
何度も断罪を回避しようとしたのに!
では、こんな国など出ていきます!
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
側妃は捨てられましたので
なか
恋愛
「この国に側妃など要らないのではないか?」
現王、ランドルフが呟いた言葉。
周囲の人間は内心に怒りを抱きつつ、聞き耳を立てる。
ランドルフは、彼のために人生を捧げて王妃となったクリスティーナ妃を側妃に変え。
別の女性を正妃として迎え入れた。
裏切りに近い行為は彼女の心を確かに傷付け、癒えてもいない内に廃妃にすると宣言したのだ。
あまりの横暴、人道を無視した非道な行い。
だが、彼を止める事は誰にも出来ず。
廃妃となった事実を知らされたクリスティーナは、涙で瞳を潤ませながら「分かりました」とだけ答えた。
王妃として教育を受けて、側妃にされ
廃妃となった彼女。
その半生をランドルフのために捧げ、彼のために献身した事実さえも軽んじられる。
実の両親さえ……彼女を慰めてくれずに『捨てられた女性に価値はない』と非難した。
それらの行為に……彼女の心が吹っ切れた。
屋敷を飛び出し、一人で生きていく事を選択した。
ただコソコソと身を隠すつまりはない。
私を軽んじて。
捨てた彼らに自身の価値を示すため。
捨てられたのは、どちらか……。
後悔するのはどちらかを示すために。
義理の妹が妊娠し私の婚約は破棄されました。
五月ふう
恋愛
「お兄ちゃんの子供を妊娠しちゃったんだ。」義理の妹ウルノは、そう言ってにっこり笑った。それが私とザックが結婚してから、ほんとの一ヶ月後のことだった。「だから、お義姉さんには、いなくなって欲しいんだ。」
聖女としてきたはずが要らないと言われてしまったため、異世界でふわふわパンを焼こうと思います!
伊桜らな
ファンタジー
家業パン屋さんで働くメルは、パンが大好き。
いきなり聖女召喚の儀やらで異世界に呼ばれちゃったのに「いらない」と言われて追い出されてしまう。どうすればいいか分からなかったとき、公爵家当主に拾われ公爵家にお世話になる。
衣食住は確保できたって思ったのに、パンが美味しくないしめちゃくちゃ硬い!!
パン好きなメルは、厨房を使いふわふわパン作りを始める。
*表紙画は月兎なつめ様に描いて頂きました。*
ー(*)のマークはRシーンがあります。ー
少しだけ展開を変えました。申し訳ありません。
ホットランキング 1位(2021.10.17)
ファンタジーランキング1位(2021.10.17)
小説ランキング 1位(2021.10.17)
ありがとうございます。読んでくださる皆様に感謝です。
断罪されているのは私の妻なんですが?
すずまる
恋愛
仕事の都合もあり王家のパーティーに遅れて会場入りすると何やら第一王子殿下が群衆の中の1人を指差し叫んでいた。
「貴様の様に地味なくせに身分とプライドだけは高い女は王太子である俺の婚約者に相応しくない!俺にはこのジャスミンの様に可憐で美しい女性こそが似合うのだ!しかも貴様はジャスミンの美貌に嫉妬して彼女を虐めていたと聞いている!貴様との婚約などこの場で破棄してくれるわ!」
ん?第一王子殿下に婚約者なんていたか?
そう思い指さされていた女性を見ると⋯⋯?
*-=-*-=-*-=-*-=-*
本編は1話完結です(꒪ㅂ꒪)
…が、設定ゆるゆる過ぎたと反省したのでちょっと色付けを鋭意執筆中(; ̄∀ ̄)スミマセン
【完結】私を虐げた継母と義妹のために、素敵なドレスにして差し上げました
紫崎 藍華
恋愛
キャロラインは継母のバーバラと義妹のドーラから虐げられ使用人のように働かされていた。
王宮で舞踏会が開催されることになってもキャロラインにはドレスもなく参加できるはずもない。
しかも人手不足から舞踏会ではメイドとして働くことになり、ドーラはそれを嘲笑った。
そして舞踏会は始まった。
キャロラインは仕返しのチャンスを逃さない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる