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パスタ作るよ!
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ダン!ダン!ダン!
「・・・。」
サフィーナは千春が丸い塊を叩きつけ、丸める作業を見ていた。
「うりゃぁ!」
ダン!ダン!
「まだやるの?」
「んー、こんなもんかなぁ。」
丸めた団子状態の物をペチペチ叩きながら千春が答える。
「ただいまー。」
「おかえりミオ、レナ、デート楽しかった?」
美桜と麗奈が部屋に戻ってくると、頼子はニヤニヤしながら問いかける。
「うん、楽しかったよー、マジ2人とも紳士!」
「ねー、騎士って皆んなあんな感じなのかな。」
「どうだろねぇ、食堂に来る兵士さんはそんな感じしないからなーあの二人が特別何じゃない?」
ダン!!!
「ん?何してんの?」
「千春がパスタ作ってる。」
「へぇ・・・え?麺から?」
「らしいよ、モリーちゃんが作り方メモしてたから教えてるんじゃないかな。」
麗奈は厨房をのぞき込む。
「チハルー?」
「あ、レナおかえりー、楽しかった?」
「うん、パスタつくってんの?」
「そだよー。」
「手伝おうか?」
「いや、ちょうど今終わって生地寝かすから。」
「そっか。」
「あ!そうだ!餡子も作ったんだよ。」
「そうなん?上手く出来た?」
「うん、食べるかえ?」
「食べるどす。」
千春はパスタの生地にラップを掛けると応接間に戻る。
「ミオおかえりー。」
「ただいま~♪」
「昼に餡子作ったんだけど食べる?」
「食べる!」
千春は取っておいたどら焼きと羊羹、冷製白玉ぜんざいを取り出しテーブルに並べる。
「うっはマジ美味そう!」
「いっただきまーす!」
「へぇ、コレ作ったんだね。」
「そ、色々豆見つけてさ、白あんも作れるから明日作ろうかなって思ってる。」
「他にも豆あったの?」
「枝豆とか大豆あったよ。」
「マジかよ、枝豆いいな。」
「まだあるから夜茹でてあげるよ。」
「大豆もあるならきな粉も作れるじゃん。」
「・・・あ!そうだよ!きな粉って大豆じゃん!」
ハッとした顔で千春が驚く。
「きな粉餅とか良いよねー。」
「でも細かく砕かないとダメじゃん?」
「え、砕けるじゃん、サラッサラに。」
「どうやって?」
「カレー作ったときに使った道具、ポーション部屋に有るじゃん。」
「そうだった!借りても良いのかな。」
「言えば借りれるんじゃね?」
「んじゃヨリに聞いてもらおっと。」
「なーんーでーよー。」
「いーいーじゃーんー。」
「良いけどさ、白玉いただき~♪」
頼子達が食べていると、青空、大愛、日葵が帰って来た。
「ただいまぁぁぁあああああ!!!なにそれー!」
「え?なになに?うっわ!美味しそう!」
「えーうちらの有るの?」
3人は入って来ると騒ぎ出す。
「あるある、ちゃんと取ってるから。」
「サスチハ!」
「わ~い♪」
「いただきぃ!」
「練習どうだった?」
千春はどら焼きに齧り付く青空に問いかける。
「めっちゃ面白かった、魔法すげえなー。」
「ソラって風だよね。」
「うん、あと生活魔法らしいんだけど、鑑定とか洗浄とか便利な魔法教えてもらったよ。」
「え?洗浄使えるの?」
「うん、使えるよ。」
青空は左手を軽く上げ魔法を使う、するとサフィーナが使う洗浄と同じ様にふわりと光る。
「さっきから使ってるから手汚れてなかったわww」
「いいねぇ、ダンジョンとかで凄い便利らしいよ。」
「いや、ダンジョン行って無いから知らないし。」
「ダイアは?」
「うちは氷も使える様になったよ。」
「はぁ?!早くない!?」
「え?そうなの?」
「うん、私も使えるようになったけど4か月かかったよ!」
「へー、でもチハルは色々属性あるじゃーん、うちは水と氷だけだし。」
大愛はそう言うとぜんざいの中に氷をポトリと落とす。
「ヒマリは?」
「私?可もなく不可もなく?」
「何言ってんのよ、3種類の魔法使いまくって砂嵐やら暴風雨出してたじゃん。」
「えへっ♪」
大愛に突っ込まれ、日葵はペロっと舌を出す。
「MP大丈夫だった?」
「うん、もらった世界樹の水全部飲み干しちゃったけど。」
「それは大丈夫だよ、また取りに行けば良いし。」
「はぁ、お腹落ち着いた、晩御飯はどうすんの?」
青空が千春に聞く。
「夜はパスタでーす、今仕込んでるから。」
「ほほお!パスタなら手伝えるかも!」
「ソラ、千春のパスタって麺から作ってるからね。」
「え?マ?乾麺茹でるんじゃないの?」
「違うよーん。」
「仕込んでるって麺か。」
「アレ使うの?ぐるぐる回したら麺がムニュムニューって出る機械。」
「うんにゃ、平麺だよ、こっちの世界って麺文化無いっぽいからさ、吸って食べるより食べやすいかなって思ってさ。」
「そう言えば麺見ないね、チハル教えなかったの?」
「うん、めんどくたい。」
「でた!めんどくたい!」
皆は今日の出来事や王都で何をしたと話が盛り上がる。
「んーそろそろ良いかな。」
「では食堂に行きますか。」
サフィーナは厨房に行くと生地をアイテムボックスに入れる。
「え?食堂で作るの?」
「そだよーん、ルノアーさんに料理教えるからね。」
「りょ~。」
千春達は全員で食堂に向かう。
「ルノアーさん来たよーん!」
「いらっしゃい!パスタってのは出来たのかい?」
「生地は準備出来たよ、生地の作り方はモリーがメモしてくれてるから。」
そう言うとモリアンはメモをルノアーに渡す。
「フムフム、うん、パン作りに似ているな。」
「そうだね、こねる工程と寝かせる工程は似てる、ただちょっと固いのと酵母は入れて無いけど。」
サフィーナは生地を取り出しテーブルに置く。
「はい、コレが麺の元です。」
「ふむ、結構デカいな。」
「これを幾つかに分けるんだよ。」
そう言うとナイフで切り分け10等分に分け小さな団子を作っていく。
「で、これに打ち粉をしまーす。」
小麦粉を振りまきつぶしていく。
「で、この棒!これで平らにします。」
縦に長く伸ばしながら薄く平らにしていく。
「で、また打ち粉しながら伸ばしてー、で、これを折りたたみます。」
打ち粉をして4回ほど折っていく。
「で、こうやて折ってから切っていきまーす。」
包丁で手際よく5mmほどの細さで切っていく。
「はい!あとはこれを茹でるだけだよ。」
「ふむ、わかった、この残った団子は俺たちがやっていいか?」
「うん、いいよ、私はパスタのソース作るね。」
千春はユラから貰ったファンガス達を出していくと、青空達が驚く。
「なんじゃこれ!」
「動くキノコ!?」
「きもっ!!!!」
「ファンガスっていう魔物だよ、まだ魔石取ってないから動くけど。」
千春はファンガスを半分にぱかっと割ると魔石を取り出す、ファンガスは動きを止める。
「はい!この赤いファンガスちゃんと黄色ファンガスちゃんを使ってキノコパスタ作りまーす!」
「ちゃん付けんなし・・・食べにくいだろー。」
「よく見たら可愛い気がしてきた。」
麗奈は文句を言い、美桜は鷲掴みしたファンガスを見ながら笑う、そして頼子と千春はファンガスをザクザクと切り、料理を始めた。
「・・・。」
サフィーナは千春が丸い塊を叩きつけ、丸める作業を見ていた。
「うりゃぁ!」
ダン!ダン!
「まだやるの?」
「んー、こんなもんかなぁ。」
丸めた団子状態の物をペチペチ叩きながら千春が答える。
「ただいまー。」
「おかえりミオ、レナ、デート楽しかった?」
美桜と麗奈が部屋に戻ってくると、頼子はニヤニヤしながら問いかける。
「うん、楽しかったよー、マジ2人とも紳士!」
「ねー、騎士って皆んなあんな感じなのかな。」
「どうだろねぇ、食堂に来る兵士さんはそんな感じしないからなーあの二人が特別何じゃない?」
ダン!!!
「ん?何してんの?」
「千春がパスタ作ってる。」
「へぇ・・・え?麺から?」
「らしいよ、モリーちゃんが作り方メモしてたから教えてるんじゃないかな。」
麗奈は厨房をのぞき込む。
「チハルー?」
「あ、レナおかえりー、楽しかった?」
「うん、パスタつくってんの?」
「そだよー。」
「手伝おうか?」
「いや、ちょうど今終わって生地寝かすから。」
「そっか。」
「あ!そうだ!餡子も作ったんだよ。」
「そうなん?上手く出来た?」
「うん、食べるかえ?」
「食べるどす。」
千春はパスタの生地にラップを掛けると応接間に戻る。
「ミオおかえりー。」
「ただいま~♪」
「昼に餡子作ったんだけど食べる?」
「食べる!」
千春は取っておいたどら焼きと羊羹、冷製白玉ぜんざいを取り出しテーブルに並べる。
「うっはマジ美味そう!」
「いっただきまーす!」
「へぇ、コレ作ったんだね。」
「そ、色々豆見つけてさ、白あんも作れるから明日作ろうかなって思ってる。」
「他にも豆あったの?」
「枝豆とか大豆あったよ。」
「マジかよ、枝豆いいな。」
「まだあるから夜茹でてあげるよ。」
「大豆もあるならきな粉も作れるじゃん。」
「・・・あ!そうだよ!きな粉って大豆じゃん!」
ハッとした顔で千春が驚く。
「きな粉餅とか良いよねー。」
「でも細かく砕かないとダメじゃん?」
「え、砕けるじゃん、サラッサラに。」
「どうやって?」
「カレー作ったときに使った道具、ポーション部屋に有るじゃん。」
「そうだった!借りても良いのかな。」
「言えば借りれるんじゃね?」
「んじゃヨリに聞いてもらおっと。」
「なーんーでーよー。」
「いーいーじゃーんー。」
「良いけどさ、白玉いただき~♪」
頼子達が食べていると、青空、大愛、日葵が帰って来た。
「ただいまぁぁぁあああああ!!!なにそれー!」
「え?なになに?うっわ!美味しそう!」
「えーうちらの有るの?」
3人は入って来ると騒ぎ出す。
「あるある、ちゃんと取ってるから。」
「サスチハ!」
「わ~い♪」
「いただきぃ!」
「練習どうだった?」
千春はどら焼きに齧り付く青空に問いかける。
「めっちゃ面白かった、魔法すげえなー。」
「ソラって風だよね。」
「うん、あと生活魔法らしいんだけど、鑑定とか洗浄とか便利な魔法教えてもらったよ。」
「え?洗浄使えるの?」
「うん、使えるよ。」
青空は左手を軽く上げ魔法を使う、するとサフィーナが使う洗浄と同じ様にふわりと光る。
「さっきから使ってるから手汚れてなかったわww」
「いいねぇ、ダンジョンとかで凄い便利らしいよ。」
「いや、ダンジョン行って無いから知らないし。」
「ダイアは?」
「うちは氷も使える様になったよ。」
「はぁ?!早くない!?」
「え?そうなの?」
「うん、私も使えるようになったけど4か月かかったよ!」
「へー、でもチハルは色々属性あるじゃーん、うちは水と氷だけだし。」
大愛はそう言うとぜんざいの中に氷をポトリと落とす。
「ヒマリは?」
「私?可もなく不可もなく?」
「何言ってんのよ、3種類の魔法使いまくって砂嵐やら暴風雨出してたじゃん。」
「えへっ♪」
大愛に突っ込まれ、日葵はペロっと舌を出す。
「MP大丈夫だった?」
「うん、もらった世界樹の水全部飲み干しちゃったけど。」
「それは大丈夫だよ、また取りに行けば良いし。」
「はぁ、お腹落ち着いた、晩御飯はどうすんの?」
青空が千春に聞く。
「夜はパスタでーす、今仕込んでるから。」
「ほほお!パスタなら手伝えるかも!」
「ソラ、千春のパスタって麺から作ってるからね。」
「え?マ?乾麺茹でるんじゃないの?」
「違うよーん。」
「仕込んでるって麺か。」
「アレ使うの?ぐるぐる回したら麺がムニュムニューって出る機械。」
「うんにゃ、平麺だよ、こっちの世界って麺文化無いっぽいからさ、吸って食べるより食べやすいかなって思ってさ。」
「そう言えば麺見ないね、チハル教えなかったの?」
「うん、めんどくたい。」
「でた!めんどくたい!」
皆は今日の出来事や王都で何をしたと話が盛り上がる。
「んーそろそろ良いかな。」
「では食堂に行きますか。」
サフィーナは厨房に行くと生地をアイテムボックスに入れる。
「え?食堂で作るの?」
「そだよーん、ルノアーさんに料理教えるからね。」
「りょ~。」
千春達は全員で食堂に向かう。
「ルノアーさん来たよーん!」
「いらっしゃい!パスタってのは出来たのかい?」
「生地は準備出来たよ、生地の作り方はモリーがメモしてくれてるから。」
そう言うとモリアンはメモをルノアーに渡す。
「フムフム、うん、パン作りに似ているな。」
「そうだね、こねる工程と寝かせる工程は似てる、ただちょっと固いのと酵母は入れて無いけど。」
サフィーナは生地を取り出しテーブルに置く。
「はい、コレが麺の元です。」
「ふむ、結構デカいな。」
「これを幾つかに分けるんだよ。」
そう言うとナイフで切り分け10等分に分け小さな団子を作っていく。
「で、これに打ち粉をしまーす。」
小麦粉を振りまきつぶしていく。
「で、この棒!これで平らにします。」
縦に長く伸ばしながら薄く平らにしていく。
「で、また打ち粉しながら伸ばしてー、で、これを折りたたみます。」
打ち粉をして4回ほど折っていく。
「で、こうやて折ってから切っていきまーす。」
包丁で手際よく5mmほどの細さで切っていく。
「はい!あとはこれを茹でるだけだよ。」
「ふむ、わかった、この残った団子は俺たちがやっていいか?」
「うん、いいよ、私はパスタのソース作るね。」
千春はユラから貰ったファンガス達を出していくと、青空達が驚く。
「なんじゃこれ!」
「動くキノコ!?」
「きもっ!!!!」
「ファンガスっていう魔物だよ、まだ魔石取ってないから動くけど。」
千春はファンガスを半分にぱかっと割ると魔石を取り出す、ファンガスは動きを止める。
「はい!この赤いファンガスちゃんと黄色ファンガスちゃんを使ってキノコパスタ作りまーす!」
「ちゃん付けんなし・・・食べにくいだろー。」
「よく見たら可愛い気がしてきた。」
麗奈は文句を言い、美桜は鷲掴みしたファンガスを見ながら笑う、そして頼子と千春はファンガスをザクザクと切り、料理を始めた。
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