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ママドラを酔わせるぞ!
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「ルプぅー・・・。」
「おかえり千春。」
「おかえりじゃないよぉ、なーんで飲んでんのよ。」
「ママドラが1人で飲むのは違うと言うもんだから・・・な?」
「な?って、まぁいっか、石貰ったらすぐ帰れるし。」
ビェリーを見ると、影から買ったものを出し、サフィーナ達がテーブルに並べていた。
「あらー、コレは美味しそうだわ。」
ママドラは唐揚げや焼き鳥にロックオンしている。
「いっぱい買ってきたんでどんどん食べてくださいね。」
「ありがとう、頂くわね。」
「ハルトお昼食べた?」
「いや、まだ昼には早いからな。」
「一緒に食べよ!」
気付けば、他のドラゴニュートがテーブルや椅子を準備し、宴会会場を作り上げていた。
「ロイロ、ママドラさんって偉いドラゴン?」
「この里の長じゃ。」
「んじゃロイロってお嬢様だったの?」
「そうじゃなぁ、あまり意味は無いがな。」
ロイロは焼き鳥と酒を交互に口に入れながら答える。
「千春、これ何かで割る?」
頼子がスピリタスを持って聞いてくる。
「さっき見たらコーラとか炭酸で割ったりするらしいよ、飲む人の好みでいんじゃ無い?」
「なんじゃ、新しい酒か?」
「そ、あのお店で1番強いお酒。」
「ほー、母よ、コレを呑んでみるんじゃ。」
ロイロは酒を受け取ると、グラスに次ぐ。
「あらぁ、次はなぁにぃ?」
ロイロとルプはママドラを酔わす為に、色々なお酒を勧めていた為、ママドラは気持ち良く酔っていた、ロイロはグラスに酒を注ぐと、ママドラは何も割らずグイっとグラスを空ける。
「くぅぅぅ!!!ぅがぁぁぁ!!」
ボオォォウ!
「うわぁ!」
ママドラは上を向き火を吐く。
「これは効くわぁ!」
ロイロに空のグラスを出し、もう一杯と催促をする。
「千春、俺にもあの酒くれ。」
ルプが興味深々で言う、千春はもう1本を開けるとルプに次ぐ。
「・・・飲めるのか?コレは。」
軽く酒を嗅いだルプは千春に問いかける。
「普通はカクテルとかにするらしいよ、割らないと飲めないんじゃ無い?」
「まぁ飲んでみるか。」
ルプは一口飲むと、頭を左右に振り出した。
「・・・プハァ!!酒か!?これは!」
「まぁ酒というよりアルコールだからねぇ、ハルトも飲んでみる?」
「一口だけ入れてくれ。」
グラスを取り、千春がすこーしだけ注ぐと、エンハルトは恐る恐る口をつける。
「・・・コレはそのまま飲むものじゃ無いな。」
「まぁね、ちょい早いけどお昼にしよ、いっぱい有るから。」
エンハルトも席に座りスーパーの惣菜を一緒に食べ出す。
「しかし、ドラゴンの巣に家が建っているとは知らなかったな。」
「だよねー。」
エンハルトと千春はママドラとロイロが1本目のスピリタスを空け、2本目を飲み出すのを見ながら呟く、暫くすると、ママドラがテーブルに伏せたまま動かなくなった。
「ロイロ、ママドラ大丈夫?」
「あぁ、大丈夫だぁぁぁ。」
「ロイロも結構酔ってんね。」
「母が儂にも注ぐんでなぁ、飲まんと次を飲まんから仕方なくじゃぁぁ。」
ロイロはママドラをひょいと担ぐと、横にする。
「チハル、手元が狂っては行かん、酔いを覚ましてクレェ。」
「うん、・・・・アンチドート。」
ロイロに魔法を掛けると、ロイロは、ふぅとため息を吐く。
「チハル回復魔法の準備を頼む。」
「わかった!」
ロイロは千春に言うと、ママドラの首元と胸の上辺りを調べる。
「ここじゃな、チハル良いか?」
「良いよ!」
千春は魔力を貯め、直ぐに魔法が発動する状態だ、ロイロは手元に魔力を込めると、風魔法で首元をサクッと切り、手を入れ取り出す、千春はすかさず魔法をかける。
「ヒール!」
傷はあっという間に塞がり、サフィーナが血を拭う。
「ほれ、チハル。」
石を軽く拭い、ロイロは千春に手渡す、石は千春が両手で隠せるくらいの真っ赤な宝石の様だ。
「うわー、めっちゃ綺麗。」
「宝石みたいだねー。」
「とりあえずミッションコンプリート!」
石を掲げて喜ぶ千春達。
「ママドラ起こそうか。」
「このままでも良いじゃろ。」
「いやぁ、流石に飲ませ過ぎだもん、一度起こした方が良いよー。」
千春はそう言って魔法を掛ける、するとゆっくり目を覚まし、キョロキョロと辺りを見るママドラ。
「あら?寝てたのかしら?」
「はい、石も取らせてもらいました。」
手の上にある真っ赤な石を見せ、話しかける。
「その石はどうするの?」
「えっと、異世界の神様にあげます。」
「それなら問題無さそうね。」
「問題?この石って何か有るんですか?」
「私の魔力の結晶よ、この玉は数千年掛けて出来てるの、人は願いが叶うって言ってるわ。」
「おおー!って、7個集めたらとかじゃ無いんだ。」
千春は某アニメを思い出しながら呟く。
「酔いが覚めちゃったらお腹が空いたわ。」
「いっぱい食べ物あるんで、いっぱい食べてください!」
ママドラからテーブルに視線を変えると、千春は呻く。
「え?無いじゃん。」
テーブルにあった唐揚げや焼き鳥はほぼ無くなり、天ぷらなどは跡形もなかった、それもそのはず、他のドラゴニュートが異世界の料理に興味深々で、余る程買って来た惣菜を食べ尽くしていた。
「・・・・マ?」
「千春また買いに行くー?」
呆れて呟く千春に頼子が笑いながら提案する。
「いや、キッチン借りて何か作ろう、材料いっぱい有るし。」
「料理を作ってくれるの?えーっとチハルさん?」
ママドラは千春に声を掛ける。
「はい、好きな物有ります?」
「お酒かしら。」
「いや、それ食べ物じゃ無いです、まぁ良いや、海鮮が大量に有るんで海鮮料理作りますね。」
千春は厨房に連れて行ってもらい、アイテムボックスから海鮮をドバドバと出して行く。
「千春ー手伝うよーん。」
「何作んのー?」
「エビでけぇ!伊勢海老か!?」
「凄い量ですー!」
気付けば女性陣が皆んな付いて来ていた、千春は腕捲りし、ニヤリと笑みを浮かべた。
「おかえり千春。」
「おかえりじゃないよぉ、なーんで飲んでんのよ。」
「ママドラが1人で飲むのは違うと言うもんだから・・・な?」
「な?って、まぁいっか、石貰ったらすぐ帰れるし。」
ビェリーを見ると、影から買ったものを出し、サフィーナ達がテーブルに並べていた。
「あらー、コレは美味しそうだわ。」
ママドラは唐揚げや焼き鳥にロックオンしている。
「いっぱい買ってきたんでどんどん食べてくださいね。」
「ありがとう、頂くわね。」
「ハルトお昼食べた?」
「いや、まだ昼には早いからな。」
「一緒に食べよ!」
気付けば、他のドラゴニュートがテーブルや椅子を準備し、宴会会場を作り上げていた。
「ロイロ、ママドラさんって偉いドラゴン?」
「この里の長じゃ。」
「んじゃロイロってお嬢様だったの?」
「そうじゃなぁ、あまり意味は無いがな。」
ロイロは焼き鳥と酒を交互に口に入れながら答える。
「千春、これ何かで割る?」
頼子がスピリタスを持って聞いてくる。
「さっき見たらコーラとか炭酸で割ったりするらしいよ、飲む人の好みでいんじゃ無い?」
「なんじゃ、新しい酒か?」
「そ、あのお店で1番強いお酒。」
「ほー、母よ、コレを呑んでみるんじゃ。」
ロイロは酒を受け取ると、グラスに次ぐ。
「あらぁ、次はなぁにぃ?」
ロイロとルプはママドラを酔わす為に、色々なお酒を勧めていた為、ママドラは気持ち良く酔っていた、ロイロはグラスに酒を注ぐと、ママドラは何も割らずグイっとグラスを空ける。
「くぅぅぅ!!!ぅがぁぁぁ!!」
ボオォォウ!
「うわぁ!」
ママドラは上を向き火を吐く。
「これは効くわぁ!」
ロイロに空のグラスを出し、もう一杯と催促をする。
「千春、俺にもあの酒くれ。」
ルプが興味深々で言う、千春はもう1本を開けるとルプに次ぐ。
「・・・飲めるのか?コレは。」
軽く酒を嗅いだルプは千春に問いかける。
「普通はカクテルとかにするらしいよ、割らないと飲めないんじゃ無い?」
「まぁ飲んでみるか。」
ルプは一口飲むと、頭を左右に振り出した。
「・・・プハァ!!酒か!?これは!」
「まぁ酒というよりアルコールだからねぇ、ハルトも飲んでみる?」
「一口だけ入れてくれ。」
グラスを取り、千春がすこーしだけ注ぐと、エンハルトは恐る恐る口をつける。
「・・・コレはそのまま飲むものじゃ無いな。」
「まぁね、ちょい早いけどお昼にしよ、いっぱい有るから。」
エンハルトも席に座りスーパーの惣菜を一緒に食べ出す。
「しかし、ドラゴンの巣に家が建っているとは知らなかったな。」
「だよねー。」
エンハルトと千春はママドラとロイロが1本目のスピリタスを空け、2本目を飲み出すのを見ながら呟く、暫くすると、ママドラがテーブルに伏せたまま動かなくなった。
「ロイロ、ママドラ大丈夫?」
「あぁ、大丈夫だぁぁぁ。」
「ロイロも結構酔ってんね。」
「母が儂にも注ぐんでなぁ、飲まんと次を飲まんから仕方なくじゃぁぁ。」
ロイロはママドラをひょいと担ぐと、横にする。
「チハル、手元が狂っては行かん、酔いを覚ましてクレェ。」
「うん、・・・・アンチドート。」
ロイロに魔法を掛けると、ロイロは、ふぅとため息を吐く。
「チハル回復魔法の準備を頼む。」
「わかった!」
ロイロは千春に言うと、ママドラの首元と胸の上辺りを調べる。
「ここじゃな、チハル良いか?」
「良いよ!」
千春は魔力を貯め、直ぐに魔法が発動する状態だ、ロイロは手元に魔力を込めると、風魔法で首元をサクッと切り、手を入れ取り出す、千春はすかさず魔法をかける。
「ヒール!」
傷はあっという間に塞がり、サフィーナが血を拭う。
「ほれ、チハル。」
石を軽く拭い、ロイロは千春に手渡す、石は千春が両手で隠せるくらいの真っ赤な宝石の様だ。
「うわー、めっちゃ綺麗。」
「宝石みたいだねー。」
「とりあえずミッションコンプリート!」
石を掲げて喜ぶ千春達。
「ママドラ起こそうか。」
「このままでも良いじゃろ。」
「いやぁ、流石に飲ませ過ぎだもん、一度起こした方が良いよー。」
千春はそう言って魔法を掛ける、するとゆっくり目を覚まし、キョロキョロと辺りを見るママドラ。
「あら?寝てたのかしら?」
「はい、石も取らせてもらいました。」
手の上にある真っ赤な石を見せ、話しかける。
「その石はどうするの?」
「えっと、異世界の神様にあげます。」
「それなら問題無さそうね。」
「問題?この石って何か有るんですか?」
「私の魔力の結晶よ、この玉は数千年掛けて出来てるの、人は願いが叶うって言ってるわ。」
「おおー!って、7個集めたらとかじゃ無いんだ。」
千春は某アニメを思い出しながら呟く。
「酔いが覚めちゃったらお腹が空いたわ。」
「いっぱい食べ物あるんで、いっぱい食べてください!」
ママドラからテーブルに視線を変えると、千春は呻く。
「え?無いじゃん。」
テーブルにあった唐揚げや焼き鳥はほぼ無くなり、天ぷらなどは跡形もなかった、それもそのはず、他のドラゴニュートが異世界の料理に興味深々で、余る程買って来た惣菜を食べ尽くしていた。
「・・・・マ?」
「千春また買いに行くー?」
呆れて呟く千春に頼子が笑いながら提案する。
「いや、キッチン借りて何か作ろう、材料いっぱい有るし。」
「料理を作ってくれるの?えーっとチハルさん?」
ママドラは千春に声を掛ける。
「はい、好きな物有ります?」
「お酒かしら。」
「いや、それ食べ物じゃ無いです、まぁ良いや、海鮮が大量に有るんで海鮮料理作りますね。」
千春は厨房に連れて行ってもらい、アイテムボックスから海鮮をドバドバと出して行く。
「千春ー手伝うよーん。」
「何作んのー?」
「エビでけぇ!伊勢海老か!?」
「凄い量ですー!」
気付けば女性陣が皆んな付いて来ていた、千春は腕捲りし、ニヤリと笑みを浮かべた。
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