34 / 50
全裸な少年エルフ
しおりを挟む
「たぶん、学生の頃、一度だけですけど、イベントで隣のテーブルになったことがあるはずです。俺、記憶がありますから。」
「それって、いつのこと?」
「○○○さん達が3年の頃です。」
「そのときはどんなイベントだったの?」
「確かですね、『全裸な少年エルフにバラを巻きつかせよう。特に局部』ですね。」
「ロクでもないことを。。。」
「今年もやるみたいですよ。そのイベント。」
「どういうこと!? ワタシの知らない十数年、ずっと少年エルフにバラが巻き付いてんの?」
「人気イベントですからね。主催者サイドが手放さないですよ。」
「そういう、業界ゴロみたいな奴らがいるんだ。」
「紅天狗先生は毎年参加されてますけど、行ってみますか? 会場に。」
「何、その紅天狗先生って?」
「とりあえず誰に対しても、『先生』って付けておけばたいがいのことはうまくいくんです!」
「そんな『編集者あるある』は聞きたくないんだけど。」
「その人気イベントやらは、いつやるの?」
「今週末です。」
「・・・近いんだね。タイミングいいね。」
「いろいろとツキがありますね。」
「で、その会場はビッグサイト?」
「代官山です。」
「・・・代官山って、あのおしゃれな? 飼い犬とかも無駄に高そうなやつがいる?」
「そうです。あのおしゃれな代官山です。」
「何でそんなところで?」
「やっぱりバラとかエルフとかだと、そういう洋風な街で、ってことじゃないでしょうか?」
「何か、納得いかない。おしゃれOL達が許してくれなそうだし。」
「別に、そこの了解がなくてもいいんじゃないですかね。」
「ちなみにですが、そのイベントのHPを見ると、毎年、会場にはゴスロリ少女が大挙して押し寄せるみたいです。」
「イメージ通りだけど・・・。」
「イベント最終日にはモニュメントとして飾られている、等身大少年エルフフィギュア(もちろん全裸)を担ぎ出して、街中をゴスロリ少女達が行進するとか。」
「何なの? その世界の奇祭みたいなイベントは?」
「見たくないですか? その行進。」
「少しは興味あるけど。」
うそ。ものすごくその光景は見てみたい。
「それって、いつのこと?」
「○○○さん達が3年の頃です。」
「そのときはどんなイベントだったの?」
「確かですね、『全裸な少年エルフにバラを巻きつかせよう。特に局部』ですね。」
「ロクでもないことを。。。」
「今年もやるみたいですよ。そのイベント。」
「どういうこと!? ワタシの知らない十数年、ずっと少年エルフにバラが巻き付いてんの?」
「人気イベントですからね。主催者サイドが手放さないですよ。」
「そういう、業界ゴロみたいな奴らがいるんだ。」
「紅天狗先生は毎年参加されてますけど、行ってみますか? 会場に。」
「何、その紅天狗先生って?」
「とりあえず誰に対しても、『先生』って付けておけばたいがいのことはうまくいくんです!」
「そんな『編集者あるある』は聞きたくないんだけど。」
「その人気イベントやらは、いつやるの?」
「今週末です。」
「・・・近いんだね。タイミングいいね。」
「いろいろとツキがありますね。」
「で、その会場はビッグサイト?」
「代官山です。」
「・・・代官山って、あのおしゃれな? 飼い犬とかも無駄に高そうなやつがいる?」
「そうです。あのおしゃれな代官山です。」
「何でそんなところで?」
「やっぱりバラとかエルフとかだと、そういう洋風な街で、ってことじゃないでしょうか?」
「何か、納得いかない。おしゃれOL達が許してくれなそうだし。」
「別に、そこの了解がなくてもいいんじゃないですかね。」
「ちなみにですが、そのイベントのHPを見ると、毎年、会場にはゴスロリ少女が大挙して押し寄せるみたいです。」
「イメージ通りだけど・・・。」
「イベント最終日にはモニュメントとして飾られている、等身大少年エルフフィギュア(もちろん全裸)を担ぎ出して、街中をゴスロリ少女達が行進するとか。」
「何なの? その世界の奇祭みたいなイベントは?」
「見たくないですか? その行進。」
「少しは興味あるけど。」
うそ。ものすごくその光景は見てみたい。
0
お気に入りに追加
54
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
部室強制監獄
裕光
BL
夜8時に毎日更新します!
高校2年生サッカー部所属の祐介。
先輩・後輩・同級生みんなから親しく人望がとても厚い。
ある日の夜。
剣道部の同級生 蓮と夜飯に行った所途中からプチッと記憶が途切れてしまう
気づいたら剣道部の部室に拘束されて身動きは取れなくなっていた
現れたのは蓮ともう1人。
1個上の剣道部蓮の先輩の大野だ。
そして大野は裕介に向かって言った。
大野「お前も肉便器に改造してやる」
大野は蓮に裕介のサッカーの練習着を渡すと中を開けて―…
僕が玩具になった理由
Me-ya
BL
🈲R指定🈯
「俺のペットにしてやるよ」
眞司は僕を見下ろしながらそう言った。
🈲R指定🔞
※この作品はフィクションです。
実在の人物、団体等とは一切関係ありません。
※この小説は他の場所で書いていましたが、携帯が壊れてスマホに替えた時、小説を書いていた場所が分からなくなってしまいました😨
ので、ここで新しく書き直します…。
(他の場所でも、1カ所書いていますが…)
上司に連れられていったオカマバー。唯一の可愛い子がよりにもよって性欲が強い
papporopueeee
BL
契約社員として働いている川崎 翠(かわさき あきら)。
派遣先の上司からミドリと呼ばれている彼は、ある日オカマバーへと連れていかれる。
そこで出会ったのは可憐な容姿を持つ少年ツキ。
無垢な少女然としたツキに惹かれるミドリであったが、
女性との性経験の無いままにツキに入れ込んでいいものか苦悩する。
一方、ツキは性欲の赴くままにアキラへとアプローチをかけるのだった。
ヤンデレだらけの短編集
八
BL
ヤンデレだらけの1話(+おまけ)読切短編集です。
全8話。1日1話更新(20時)。
□ホオズキ:寡黙執着年上とノンケ平凡
□ゲッケイジュ:真面目サイコパスとただ可哀想な同級生
□アジサイ:不良の頭と臆病泣き虫
□ラベンダー:希死念慮不良とおバカ
□デルフィニウム:執着傲慢幼馴染と地味ぼっち
ムーンライトノベル様に別名義で投稿しています。
かなり昔に書いたもので、最近の作品と書き方やテーマが違うと思いますが、楽しんでいただければ嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる