128 / 166
G.F. - 大逆転編 -
page.605
しおりを挟む
僕は、ふとそれを思い出したように、見上げてダイニングの壁掛け時計を見た。
午前9時をちょっと過ぎてる。
正確には、午前9時2分くらい。
確か…僕らが堀内芸能事務所へ行く予定時刻は…午前10時だったはず。
『詩織…時間大丈夫?』
『えっ、時間…?』
『だって、堀内芸能事務所に着く予定時間…』
詩織も壁掛け時計を見た…そして、慌てるように一言。
『そうよね。10時だもんね…っていうか、もう池田さんが迎えに来てくれる時間じゃない!』
詩織がそう言ってバタバタと、バッグを手に取って急いで出掛ける準備をし始めた頃…。
《~♪》
…リビングの低いテーブルに置いたままの、詩織のiPhoneの着信音が鳴った。
詩織は向こうのリビングへと駆け出し…iPhoneを手に取って電話に応対したみたい。
「もしもし…あ、池田さん?はい…あとだいたい5分くらい?…着くんですよね?はい…今、準備してます…金魚も一緒です…あと…」
…あと5分くらいで、池田さんが運転する車が、このマンションに到着するらしい。
「…ちょっ、ちょっと待っててくださいね…」
詩織が、左手に持った自分のiPhoneを左耳に当てたまま、ダイニングへと戻ってきた。
『雫ちゃん!』
『はっ、はい!?』
『どうする?』
詩織のその突然の質問に、戸惑う表情を見せた雫ちゃん。
『…って、どういう…』
『《ここでお留守番してる?》か、《私たちに付いてくる?》か…ってこと』
雫ちゃんは、一瞬考えたすぐに…。
『いっ、一緒に行きます!行きたいです!』
『うん。待ってて』
そう言うと、詩織は廊下にまた出た。
「池田さん…もう一人女の子、増えるんですけど…はい…あのぉ…いいですか…?」
…約20分後。
僕らは池田さんの運転する車内にいた。
池田さんは『こんな可愛い子なら増えても大歓迎!』って…。
…詩織はその発言に、ちょっと引いてた。
そんなこんなで、安全運転で急いで向かうは、都内目黒区某所の堀内芸能事務所。
詩織の住む葛飾区のマンションからだと、車で首都高速を利用して約30分で到着だとか。
つまり…あと10分くらい。
車内は…助手席に僕。後部座席に詩織と雫ちゃん。
その後部座席では、詩織が雫ちゃんに今日の《バレンタインフェスの裏の、金魚とどっちが可愛いか勝負》の詳細を説明している。
なぜ勝負をすることになったのか?
その経緯も含めて。
『…ってことなの』
『お姉さま。私、ようやく理解できました!』
池田さんも運転しながら、後部座席での二人の会話を気にしているみたい。
ルームミラーを時折覗き込んでいる。
『そういうことなら、私にも考えがあります!』
ん?なに?
…考え…?
『えぇと…雫ちゃん、だっけ?』
『あ、はい』
『君は…この春から東京に来るのかい?』
池田さんは、ある程度安全運転を意識しながら、タイミングを見計らって雫ちゃんに話し掛けた。
『はい。水沢美容技術専も…』
『今年、高校卒業で、18歳だよね』
『…ん学こ…えっ?あ…そうです…けど…』
『芸能界には興味ない?』
『…えっ?興味…』
『少しはあるんじゃない?芸能界に興味』
『けど私、春から…』
…さすが。
芸能事務所の人事部社員の池田さん。
いつもすぐ可愛い子を見ると、まず何よりも先に《芸能界に興味ない?》って、お誘いしてる。
ある意味、職務熱心だとも言えるけど…?
『あっ、ごめん。その話はまたあとにしよう』
『…。』
『…。』
『…?』
『もう、堀内芸能事務所のビルの近くだから…』
…更に。
午前9時51分。
僕らは堀内芸能事務所ビル4階の、トレーニングルームに居た。
もう既に、アイドルグループ《Peace prayer》のメンバーも全員揃っていた。
では…まず、メンバーや関係者全員と今日の《バレンタインフェス》のタイムスケジュールを再確認しておこう…。
開催時間は、今日の午後2時から午後5時までの3時間。
フェスに参加してるアイドルグループは16組。
まず、フェスの先陣を切ってパフォーマンスするのは《HoneyMaids》。
そして詩織たち《ピプレ》の出番は5番目。
続いて6番目は《Cue&Real》。
そして、フェスのラストを飾るのは《T.S.S.D/Top Secret Sparkle Dolls》。
各グループのパフォーマンス時間は、だいたい8分から10分と決まっている。
歌でいう《2曲ご披露》というところ。
《Kira♠︎m所属のアイドルで一番可愛い子たちと、金魚とのどちらが可愛いか勝負》は、6番目の《Cue&Real》の出番が終わってから《ピプレ》の控え室で、すぐ始めることになっている。
『…ってことだけど…みんな、大丈夫だよ!うちらが絶対に勝つ!』
と、リーダーの海音さんがみんなに言うと…。
『ですよね!勝ちましょう!金魚さん!』
『勝てますね。女装した信吾さん、今日も凄く可愛いですから』
そう、優羽ちゃんと千景ちゃんも言ってくれた反面…。
『…本当に、そう易々と勝たせてくれるでしょうか…だって』
『競う相手のつぐみちゃんと美優貴ちゃんの2人も、凄く可愛いですから…』
とても冷静に、落ち着いてそう不安を漏らした明日佳ちゃんと心夏ちゃん。
…うん。確かに…。
今日は、トップクラスのアイドルグループが集結する《バレンタインフェス》。
彼女たちも…ステージパフォーマンスも、《可愛い勝負》も…かなり気合を入れて挑んできてるはず。
そのうえ、相手の《伊方つぐみ》ちゃんも《西尾美優貴》ちゃんも《Kira♠︎m所属のアイドルの中でも断トツに一番可愛い!》って、自信を持って宣言できるくらい、本当に可愛いんだから…。
対策企図のため、この前観た彼女らのライブ動画よりももっと、今日は可愛く仕上げて来てる…可能性も!
『…大丈夫よね?金魚…』
今になって少し不安そうに、僕にそう訊いてきた詩織。
僕も『大丈夫』と、言ってあげたい…ところだけど…。
今日の勝負こそ…どちらが勝つのか全く分からない…。
相手が相手だけに…。
『…待ってください…!』
…えっ?
『勝てるか分からない《可愛い勝負》なんだったら…私にも戦わせてもらえるチャンスを与えてもらえませんか…!』
…ちょっ…ええっ!?
しっ、雫ちゃん?
当然ながら…ここにいる全員が、雫ちゃんを見た。
『だってそうじゃないですか!相手が2人なら、だったら金魚さまだけじゃなくて、こちらも2人で…!』
『待ってよ!だけど《無関係》なんだし《部外者》なんだから、あなたの出番は…』
『お願いします!!』
雫ちゃんは大きな目を更に大きく開いて、雫ちゃんを《無関係》《部外者》と言った海音さんを睨むように見た…!
『私は《瀬ヶ池女子》です!可愛い勝負だったら毎週末、当たり前のように何年も何年も、たくさんの可愛い瀬ヶ池女子たちと競ってきました!』
『何?その…てか、確かにあなたはとても可愛いとは思うよ。だけど…』
『普段から、可愛いで競い合ってる女の子たち。それが誇りある《瀬ヶ池女子》…』
『さっきから、セガイケジョシ?って…何なの…?』
更に海音さんを圧倒するように、雫ちゃんは強く言い放った。
『夢だった《G.F.》デビューもできたし、去年末の《G.F.アワード》にもエントリーされて、更にアワード受賞した金魚さまの次に可愛い!と認めらた…それが私、五十峯雫です!!』
『えっ?何?ジー?…アワード??』
『ねぇ、みんな…お願い。私の話を聞いて』
落ち着いた声で、詩織は海音さんに…そしてメンバーのみんなにそう言った。
『私は、賭けてもいいかも?って思うの。雫ちゃんのその提案に…』
午前9時をちょっと過ぎてる。
正確には、午前9時2分くらい。
確か…僕らが堀内芸能事務所へ行く予定時刻は…午前10時だったはず。
『詩織…時間大丈夫?』
『えっ、時間…?』
『だって、堀内芸能事務所に着く予定時間…』
詩織も壁掛け時計を見た…そして、慌てるように一言。
『そうよね。10時だもんね…っていうか、もう池田さんが迎えに来てくれる時間じゃない!』
詩織がそう言ってバタバタと、バッグを手に取って急いで出掛ける準備をし始めた頃…。
《~♪》
…リビングの低いテーブルに置いたままの、詩織のiPhoneの着信音が鳴った。
詩織は向こうのリビングへと駆け出し…iPhoneを手に取って電話に応対したみたい。
「もしもし…あ、池田さん?はい…あとだいたい5分くらい?…着くんですよね?はい…今、準備してます…金魚も一緒です…あと…」
…あと5分くらいで、池田さんが運転する車が、このマンションに到着するらしい。
「…ちょっ、ちょっと待っててくださいね…」
詩織が、左手に持った自分のiPhoneを左耳に当てたまま、ダイニングへと戻ってきた。
『雫ちゃん!』
『はっ、はい!?』
『どうする?』
詩織のその突然の質問に、戸惑う表情を見せた雫ちゃん。
『…って、どういう…』
『《ここでお留守番してる?》か、《私たちに付いてくる?》か…ってこと』
雫ちゃんは、一瞬考えたすぐに…。
『いっ、一緒に行きます!行きたいです!』
『うん。待ってて』
そう言うと、詩織は廊下にまた出た。
「池田さん…もう一人女の子、増えるんですけど…はい…あのぉ…いいですか…?」
…約20分後。
僕らは池田さんの運転する車内にいた。
池田さんは『こんな可愛い子なら増えても大歓迎!』って…。
…詩織はその発言に、ちょっと引いてた。
そんなこんなで、安全運転で急いで向かうは、都内目黒区某所の堀内芸能事務所。
詩織の住む葛飾区のマンションからだと、車で首都高速を利用して約30分で到着だとか。
つまり…あと10分くらい。
車内は…助手席に僕。後部座席に詩織と雫ちゃん。
その後部座席では、詩織が雫ちゃんに今日の《バレンタインフェスの裏の、金魚とどっちが可愛いか勝負》の詳細を説明している。
なぜ勝負をすることになったのか?
その経緯も含めて。
『…ってことなの』
『お姉さま。私、ようやく理解できました!』
池田さんも運転しながら、後部座席での二人の会話を気にしているみたい。
ルームミラーを時折覗き込んでいる。
『そういうことなら、私にも考えがあります!』
ん?なに?
…考え…?
『えぇと…雫ちゃん、だっけ?』
『あ、はい』
『君は…この春から東京に来るのかい?』
池田さんは、ある程度安全運転を意識しながら、タイミングを見計らって雫ちゃんに話し掛けた。
『はい。水沢美容技術専も…』
『今年、高校卒業で、18歳だよね』
『…ん学こ…えっ?あ…そうです…けど…』
『芸能界には興味ない?』
『…えっ?興味…』
『少しはあるんじゃない?芸能界に興味』
『けど私、春から…』
…さすが。
芸能事務所の人事部社員の池田さん。
いつもすぐ可愛い子を見ると、まず何よりも先に《芸能界に興味ない?》って、お誘いしてる。
ある意味、職務熱心だとも言えるけど…?
『あっ、ごめん。その話はまたあとにしよう』
『…。』
『…。』
『…?』
『もう、堀内芸能事務所のビルの近くだから…』
…更に。
午前9時51分。
僕らは堀内芸能事務所ビル4階の、トレーニングルームに居た。
もう既に、アイドルグループ《Peace prayer》のメンバーも全員揃っていた。
では…まず、メンバーや関係者全員と今日の《バレンタインフェス》のタイムスケジュールを再確認しておこう…。
開催時間は、今日の午後2時から午後5時までの3時間。
フェスに参加してるアイドルグループは16組。
まず、フェスの先陣を切ってパフォーマンスするのは《HoneyMaids》。
そして詩織たち《ピプレ》の出番は5番目。
続いて6番目は《Cue&Real》。
そして、フェスのラストを飾るのは《T.S.S.D/Top Secret Sparkle Dolls》。
各グループのパフォーマンス時間は、だいたい8分から10分と決まっている。
歌でいう《2曲ご披露》というところ。
《Kira♠︎m所属のアイドルで一番可愛い子たちと、金魚とのどちらが可愛いか勝負》は、6番目の《Cue&Real》の出番が終わってから《ピプレ》の控え室で、すぐ始めることになっている。
『…ってことだけど…みんな、大丈夫だよ!うちらが絶対に勝つ!』
と、リーダーの海音さんがみんなに言うと…。
『ですよね!勝ちましょう!金魚さん!』
『勝てますね。女装した信吾さん、今日も凄く可愛いですから』
そう、優羽ちゃんと千景ちゃんも言ってくれた反面…。
『…本当に、そう易々と勝たせてくれるでしょうか…だって』
『競う相手のつぐみちゃんと美優貴ちゃんの2人も、凄く可愛いですから…』
とても冷静に、落ち着いてそう不安を漏らした明日佳ちゃんと心夏ちゃん。
…うん。確かに…。
今日は、トップクラスのアイドルグループが集結する《バレンタインフェス》。
彼女たちも…ステージパフォーマンスも、《可愛い勝負》も…かなり気合を入れて挑んできてるはず。
そのうえ、相手の《伊方つぐみ》ちゃんも《西尾美優貴》ちゃんも《Kira♠︎m所属のアイドルの中でも断トツに一番可愛い!》って、自信を持って宣言できるくらい、本当に可愛いんだから…。
対策企図のため、この前観た彼女らのライブ動画よりももっと、今日は可愛く仕上げて来てる…可能性も!
『…大丈夫よね?金魚…』
今になって少し不安そうに、僕にそう訊いてきた詩織。
僕も『大丈夫』と、言ってあげたい…ところだけど…。
今日の勝負こそ…どちらが勝つのか全く分からない…。
相手が相手だけに…。
『…待ってください…!』
…えっ?
『勝てるか分からない《可愛い勝負》なんだったら…私にも戦わせてもらえるチャンスを与えてもらえませんか…!』
…ちょっ…ええっ!?
しっ、雫ちゃん?
当然ながら…ここにいる全員が、雫ちゃんを見た。
『だってそうじゃないですか!相手が2人なら、だったら金魚さまだけじゃなくて、こちらも2人で…!』
『待ってよ!だけど《無関係》なんだし《部外者》なんだから、あなたの出番は…』
『お願いします!!』
雫ちゃんは大きな目を更に大きく開いて、雫ちゃんを《無関係》《部外者》と言った海音さんを睨むように見た…!
『私は《瀬ヶ池女子》です!可愛い勝負だったら毎週末、当たり前のように何年も何年も、たくさんの可愛い瀬ヶ池女子たちと競ってきました!』
『何?その…てか、確かにあなたはとても可愛いとは思うよ。だけど…』
『普段から、可愛いで競い合ってる女の子たち。それが誇りある《瀬ヶ池女子》…』
『さっきから、セガイケジョシ?って…何なの…?』
更に海音さんを圧倒するように、雫ちゃんは強く言い放った。
『夢だった《G.F.》デビューもできたし、去年末の《G.F.アワード》にもエントリーされて、更にアワード受賞した金魚さまの次に可愛い!と認めらた…それが私、五十峯雫です!!』
『えっ?何?ジー?…アワード??』
『ねぇ、みんな…お願い。私の話を聞いて』
落ち着いた声で、詩織は海音さんに…そしてメンバーのみんなにそう言った。
『私は、賭けてもいいかも?って思うの。雫ちゃんのその提案に…』
3
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
孤独な少年の心を癒した神社のあやかし達
フェア
キャラ文芸
小学校でいじめに遭って不登校になったショウが、中学入学後に両親が交通事故に遭ったことをきっかけに山奥の神社に預けられる。心優しい神主のタカヒロと奇妙奇天烈な妖怪達との交流で少しずつ心の傷を癒やしていく、ハートフルな物語。
*丁寧に描きすぎて、なかなか神社にたどり着いてないです。
淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる