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8:久しぶりのシャバだぜぇぃっ
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羊皮紙に書かれた依頼内容は、町はずれにある墓地の清掃……だ。
正直、墓地の掃除なんてしたくない。
したくないが、放っておけば地縛霊だ浮遊霊だのが湧きまくりだろう。
それがどんな悲劇を生むか、俺は知っている。
以前、墓地から見下ろす位置にあった公園での出来事だ。
友達を作ろうと向かったその公園で、既に遊んでいた子供たちを手招きする霊の姿を見た。
その霊はある墓地から出ていて、かなり放置されていた様子だった。
墓が荒れたことで霊は怒り、しかも見境なくその恨みを発散しようとしたのだ。
結果、墓石が倒れて公園へと落ちていった。近くで遊んでいた同年代の子供がひとり、その墓石の下敷きになった。
それだけ霊は怖い存在なのだ。
そして墓を放置することも、恐ろしい霊を生み出す結果になるのだ。
わかっているからこそ無視出来ない。
「ごめんね、レイジくん。大丈夫?」
「あぁ、大丈夫さ。ソディアこそいいのか? 幽霊、怖いんだろ?」
「あぅ……だ、大丈夫! だって私、冒険者ですものっ」
そう言いながら歩く彼女の手足は、左右が同時に出ていた。
やっぱり怖いんじゃないか。
「いいよソディア。俺ひとりでやるから」
「で、でも――」
「向こうに到着したら、竜牙兵を召喚して手伝って貰うさ」
そろそろ報酬の用意も出来た頃なんじゃないだろうか。
ソディアにはお金の受け取りと、あと比較的安くて、それでいて良い宿を探してもらうことにしよう。
「もし掃除が先に終わったら……あ、あそこの噴水で待ってるよ」
少し先に小さな噴水がある。これを目印にしよう。
そしてソディアの用事が先に終われば、その時には墓まで迎えに来てもらうことになった。
ギルドで借りた掃除道具をひとまず全部預かり、町外れにあるという墓地を目指す。
ソディアとはいったん別行動だ。
向かった先の墓地は、町を囲む壁の外。
かつてこの町が村であった頃に使われていた墓地だという。
ってことは、かなり放置されているんじゃ?
ボロボロの柵で囲まれた墓地に一歩足を踏み入れた瞬間。
俺は後悔する。
ここは……既に死霊化した旧村人で溢れかえっているじゃん!
「だあぁぁぁっ。マズい。憑りつかれる、呪われるぅー」
昼間っからふわふわ宙を舞う浮遊霊。
建てられた十字架にしがみ付きすすり泣く地縛霊。
そんなのがあっちにもこっちにもいるじゃないか!
「成仏してください成仏してくださいっ」
天から降り注ぐ一筋の光を昇っていく幽霊たち。
っく。数が多くて二度程度拝みじゃあまだ足りないか。
「成仏してくださ――」
『まったぁぁぁっ!』
「は? 何中断させてんだよ。憑りつかれるだろうっ」
『成仏させんでくれ。聞きたいことがあるんじゃ』
「はぁ? 幽霊に聞きたいこと? 答える訳ないだろ」
『方法はある!』
ドヤ顔でそう言うアブソディラスの姿が、どうにも不安にしか見えない。
そしてその不安は的中する。
『主よ。本来の職業が何であるか、忘れておりはせんか?』
忘れていたかった。
出来る事ならばこのまま魔導師として、ゆくゆくは大魔導師や賢者でいられればどんなに良かっただろう。
そして嫌な予感がする。
思い出した俺の本来の適正職業――死霊使い。
『死霊どもを使役して、主の口から尋ねてくれればいいんじゃ』
なんて死霊使いの荒い死霊なんだよ!
『これが死霊召喚のための呪文じゃ。"現世に未練、恨みを残す彷徨える死霊よ。我が前に現れ出で従いて、我が問いにすべからく答えよ"――じゃ。はいっ』
予想以上に長い!
『うむ。誰をどういう理由で召喚するか……というのを具体的にしておいたほうが、召喚された者が従いやすいんじゃよ。曖昧な呪文で召喚すると、場合によっては従わなかったりするからのぉ』
「じゃあ、勇者召喚とかは?」
『あれの呪文は、何を生贄にして誰をどこから呼び寄せるかという内容じゃからして、従わせる内容の召喚魔法ではないんじゃよ。ま、どちらにしてもホレ。元の世界に戻る方法が邪神を倒したときだとか、そういう嘘偽りを教えられれば、異世界からやってきた者は従うじゃろ?』
異世界から勝手に連れてこられたのに、元の世界に戻るという最大の弱みを握られてるんだもんなぁ。そりゃあ、やるしかないか?
いや、中には「せっかくファンタジーな異世界に来たんだから俺は一旗上げてやるぜ!」な人もいるんだろうな。うん。
「えぇっと。"現世に未練を残した彷徨える死霊たちよ。我が前に現れ出でて……えぇっと、解らない事を……いろいろ答えて下さい"でいいか?」
『……なに勝手にアレンジしとるんじゃ』
「いやだって上から目線だとさ、相手が怖い幽霊だった時、俺が祟られそうじゃん?」
――おぅおうぅ、何ご主人様面してやがんだよ。ちょっと祟ってやろうか、ああん?
みたいな。
『主の世界の幽霊とはいったいどうなって――ぬ?』
「どうした?」
『いやいや、さっきのアレで成功するのかの!? はっ、まさか主の規格外が馬鹿魔力せいか!』
「え? ――!?」
アブソディラスの言葉が終わらないうちに変化が訪れた。
まだ時刻はお昼前だってのに、急に辺りが薄暗くなってきたのだ。
そして――寒い。
吐く息すら白くなりだした頃、まるで霧のようなものが辺りに立ち込め始めた。
『い、一発で成功させるとはのぉ。さ、さすが異世界から来た勇者じゃわい。……マジかの』
「でも俺、死霊使いだからって追い出されたんだけど、それでも勇者だって言えるのか?」
『というより、あの召喚魔法で異世界から来た者を勇者と呼んであるだけじゃし、職業なんぞどうでもいいんじゃよ』
この世界の勇者って、なんか軽そうじゃない?
『あんれまぁ。わし等を呼んだのは、異世界から来た勇者様だべか?』
そう聞こえたのは、ある一つのお墓から。
そこには半透明の、見た目は至極普通な姿をした老人が立っていた。
っほ。よかった。グロテスクな見た目じゃなくって――と思った瞬間。
『ひゃっはー! 久しぶりのシャバだぜぇぃっ』
正直、墓地の掃除なんてしたくない。
したくないが、放っておけば地縛霊だ浮遊霊だのが湧きまくりだろう。
それがどんな悲劇を生むか、俺は知っている。
以前、墓地から見下ろす位置にあった公園での出来事だ。
友達を作ろうと向かったその公園で、既に遊んでいた子供たちを手招きする霊の姿を見た。
その霊はある墓地から出ていて、かなり放置されていた様子だった。
墓が荒れたことで霊は怒り、しかも見境なくその恨みを発散しようとしたのだ。
結果、墓石が倒れて公園へと落ちていった。近くで遊んでいた同年代の子供がひとり、その墓石の下敷きになった。
それだけ霊は怖い存在なのだ。
そして墓を放置することも、恐ろしい霊を生み出す結果になるのだ。
わかっているからこそ無視出来ない。
「ごめんね、レイジくん。大丈夫?」
「あぁ、大丈夫さ。ソディアこそいいのか? 幽霊、怖いんだろ?」
「あぅ……だ、大丈夫! だって私、冒険者ですものっ」
そう言いながら歩く彼女の手足は、左右が同時に出ていた。
やっぱり怖いんじゃないか。
「いいよソディア。俺ひとりでやるから」
「で、でも――」
「向こうに到着したら、竜牙兵を召喚して手伝って貰うさ」
そろそろ報酬の用意も出来た頃なんじゃないだろうか。
ソディアにはお金の受け取りと、あと比較的安くて、それでいて良い宿を探してもらうことにしよう。
「もし掃除が先に終わったら……あ、あそこの噴水で待ってるよ」
少し先に小さな噴水がある。これを目印にしよう。
そしてソディアの用事が先に終われば、その時には墓まで迎えに来てもらうことになった。
ギルドで借りた掃除道具をひとまず全部預かり、町外れにあるという墓地を目指す。
ソディアとはいったん別行動だ。
向かった先の墓地は、町を囲む壁の外。
かつてこの町が村であった頃に使われていた墓地だという。
ってことは、かなり放置されているんじゃ?
ボロボロの柵で囲まれた墓地に一歩足を踏み入れた瞬間。
俺は後悔する。
ここは……既に死霊化した旧村人で溢れかえっているじゃん!
「だあぁぁぁっ。マズい。憑りつかれる、呪われるぅー」
昼間っからふわふわ宙を舞う浮遊霊。
建てられた十字架にしがみ付きすすり泣く地縛霊。
そんなのがあっちにもこっちにもいるじゃないか!
「成仏してください成仏してくださいっ」
天から降り注ぐ一筋の光を昇っていく幽霊たち。
っく。数が多くて二度程度拝みじゃあまだ足りないか。
「成仏してくださ――」
『まったぁぁぁっ!』
「は? 何中断させてんだよ。憑りつかれるだろうっ」
『成仏させんでくれ。聞きたいことがあるんじゃ』
「はぁ? 幽霊に聞きたいこと? 答える訳ないだろ」
『方法はある!』
ドヤ顔でそう言うアブソディラスの姿が、どうにも不安にしか見えない。
そしてその不安は的中する。
『主よ。本来の職業が何であるか、忘れておりはせんか?』
忘れていたかった。
出来る事ならばこのまま魔導師として、ゆくゆくは大魔導師や賢者でいられればどんなに良かっただろう。
そして嫌な予感がする。
思い出した俺の本来の適正職業――死霊使い。
『死霊どもを使役して、主の口から尋ねてくれればいいんじゃ』
なんて死霊使いの荒い死霊なんだよ!
『これが死霊召喚のための呪文じゃ。"現世に未練、恨みを残す彷徨える死霊よ。我が前に現れ出で従いて、我が問いにすべからく答えよ"――じゃ。はいっ』
予想以上に長い!
『うむ。誰をどういう理由で召喚するか……というのを具体的にしておいたほうが、召喚された者が従いやすいんじゃよ。曖昧な呪文で召喚すると、場合によっては従わなかったりするからのぉ』
「じゃあ、勇者召喚とかは?」
『あれの呪文は、何を生贄にして誰をどこから呼び寄せるかという内容じゃからして、従わせる内容の召喚魔法ではないんじゃよ。ま、どちらにしてもホレ。元の世界に戻る方法が邪神を倒したときだとか、そういう嘘偽りを教えられれば、異世界からやってきた者は従うじゃろ?』
異世界から勝手に連れてこられたのに、元の世界に戻るという最大の弱みを握られてるんだもんなぁ。そりゃあ、やるしかないか?
いや、中には「せっかくファンタジーな異世界に来たんだから俺は一旗上げてやるぜ!」な人もいるんだろうな。うん。
「えぇっと。"現世に未練を残した彷徨える死霊たちよ。我が前に現れ出でて……えぇっと、解らない事を……いろいろ答えて下さい"でいいか?」
『……なに勝手にアレンジしとるんじゃ』
「いやだって上から目線だとさ、相手が怖い幽霊だった時、俺が祟られそうじゃん?」
――おぅおうぅ、何ご主人様面してやがんだよ。ちょっと祟ってやろうか、ああん?
みたいな。
『主の世界の幽霊とはいったいどうなって――ぬ?』
「どうした?」
『いやいや、さっきのアレで成功するのかの!? はっ、まさか主の規格外が馬鹿魔力せいか!』
「え? ――!?」
アブソディラスの言葉が終わらないうちに変化が訪れた。
まだ時刻はお昼前だってのに、急に辺りが薄暗くなってきたのだ。
そして――寒い。
吐く息すら白くなりだした頃、まるで霧のようなものが辺りに立ち込め始めた。
『い、一発で成功させるとはのぉ。さ、さすが異世界から来た勇者じゃわい。……マジかの』
「でも俺、死霊使いだからって追い出されたんだけど、それでも勇者だって言えるのか?」
『というより、あの召喚魔法で異世界から来た者を勇者と呼んであるだけじゃし、職業なんぞどうでもいいんじゃよ』
この世界の勇者って、なんか軽そうじゃない?
『あんれまぁ。わし等を呼んだのは、異世界から来た勇者様だべか?』
そう聞こえたのは、ある一つのお墓から。
そこには半透明の、見た目は至極普通な姿をした老人が立っていた。
っほ。よかった。グロテスクな見た目じゃなくって――と思った瞬間。
『ひゃっはー! 久しぶりのシャバだぜぇぃっ』
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