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9:ドラゴンに炭酸飲ませたら
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「村の建物は無傷みたいだな」
オアシスに隣接する形で村があった。
石作りの建物はどれも破壊されることもなく無事だ。
「きっと、建物を壊せば破片が体に刺さるから、それを嫌がったんじゃないの?」
アイラの言葉を聞いて、その場面が容易に想像できた。
まさにその作戦で奴を倒したんだしなぁ。
無事に村へと戻ってこれたことで、家族や友人らと肩を抱き喜び合っている。
こういう光景を見ると、人助けもいいなぁなんて思う。
そういや、何か忘れている気がするな。
なんだっけか?
「どうしたの、かぐら」
「ん? いや、なんかこう……なーんか忘れている気がしてさ」
「……あの、それって……サンドパールのこと、じゃない?」
サンドパール、サンドパー……あ。
「ああぁぁぁ!? 毛虫燃やしたから、サンドパール手に入らないじゃん!! いや、間に合う? まだいける?」
「無理だの。目玉は表面にあるから、焦げとるわ」
「あああぁあぁぁぁっ!」
僅かな希望を胸に、焼け焦げた毛虫のところへ行ってみた。
あ、なんかグロい状況になってる。
焦げた毛虫にこの前のサソリとか、ノーマルなワームが群れてる。
うん、食ってるね。
おエェー。
「あのままにしてたら、あいつら村の方にいかないかな?」
「だが殺せばその死体を求めて、別のモンスターもくるぞ」
最悪だ。
「まぁ頼まれてやっても、いいがのぉ」
「え、どうするんだ?」
ドラゴンはぐぅーんっと大きくなり、それからニヤりと笑った。
すると俺の体がふわぁっと浮く。
「浮遊魔法だ。浮かせるだけで動かせはせんが、浮いた状態で突けばその方角に進む」
「おぉ! じゃあ頼むよ」
「頼まれてやってもよい、と言っただろう。頼むからには、見返りがないのなぁ」
「あー、はいはいキャンプ飯ね」
まぁキャンプ飯ぐらいいいさ。
っていうか毎日、俺と一緒に食ってるじゃん。
なんていうか、結構安上がりなドラゴンだなぁ。チョロいし。
ドラゴンが毛虫の死体に浮遊魔法をかけると、食事中のモンスターが驚いで後ずさる。
そこへドラゴンが羽ばたき、風で死体を飛ばした。
それを何度か繰り返して、どんどん度奥へ運んでいく。
モンスターもそれにぞろぞろを点いていった。
豆粒ぐらいになって見えなくなると、やがてドラゴンだけが戻って来た。
「はー、疲れたぁ。我疲れたぁー」
「あー、そうですか」
試しに、こいつに炭酸コーラでも飲ませてみるかな?
「ぅお!? な、なんだこの飲み物は!? く、口の中で爆発しておるぞ!!」
「いや、爆発はしてないから」
「もう百本所望する!!」
気に入られてしまった。
「そ、そんな黒い液体が、美味しいのですかドラゴンさま」
「うむ! 娘も飲むと言い。我が許そう!」
「あ、ありがとうございますドラゴンさま」
でもそれ、俺の炭酸コーラなんですけど。
まぁ減るものじゃなし、いくらでもご馳走するけど。
蓋を開け、アイラにも一本渡す。
彼女は一口ごくりと飲んで、それから、
「んむぅぅっ。ケフッケフケフッ」
咽た。
まぁ初めてならそうなるよねぇ。
なのにこのドラゴンは、グビグビ飲みやがって。
「ケフッ。す、凄い飲み物ね。あ、それでその……サンドパールは?」
「あー……分からない」
「え? 分からないって、どういうこと?」
「いやさぁ、めちゃくちゃモンスターが集まってて、あれ喰ってたんだよ。あ、でも大丈夫。ドラゴンが浮遊魔法で、遠くまで運んで行ったからさ」
「そうなの……残念だったわね」
まぁでっち上げの嘘をそれらしくみせるための口実だしね。残念ではない──とはここでは言えない。
その夜、村では宴が催された。
「タクミさま。本当にありがとうございます」
「ド、ドド、ドラゴンさまにおかれましてもその、たいへん、大変ありがとうございました」
「うむ、くるしゅうない。食べ物を持って来るといい」
「おいおいお前っ。毛虫に村を占拠されてたんだぞっ。食料だってそんなに──」
「食糧庫は無事でした。ですので大丈夫ですよ、たくみさん」
レイラはそう言うけど、こいつの胃袋は並みのサイズじゃないから。
ドラゴンには小声で「キャンプ飯食わせてやるからほどほどにしておけよ」と言っておいた。
「食糧庫は無事だったけど、畑は少し踏み荒らされて作物がダメになったわ。今年は節約しなきゃ」
「そうね。次にキャラバンが来た時には、作物を多めに仕入れて貰えるように頼みましょう」
「それまでに狩りを頑張らなきゃ」
「え、もしかしてモンスターの素材と物々交換とか?」
俺が尋ねると、姉妹は揃って頷いた。
うわぁお、異世界っぽい。
まぁ砂漠でお金を使う事なんてないだろうしな。
でも畑がやられていたんじゃ、今年は大変だろう。
俺に出来ること、なにかあるかな。
宴が終わったのは、たぶん日付が変わってずいぶん経ってからだろ。
次から次へと村の人が来ては握手を求められ、頭を下げられ、さすがにちょっと疲れた。
やっと解放された。さぁ寝るぞ!
と思って、姉妹の家の横にテントを置かせて貰ったんだが──
その家の屋上に、月明かりに照らされた人影が浮かんだ。
あれは……アイラ、か?
星空を見上げて、ため息を吐いている、ように見える。
毛虫は撃退したし、村も無事だった。
なのにどうして、ため息なんか。
「タクミさん」
「あ、レイラ。まだ眠っていなかったのか?」
家からレイラが出て来て、小声で俺に話しかけてきた。
彼女も家の上を見上げ、妹のアイラを見つめる。
「あの子はずっと、外の世界に憧れていたんです。両親が生きていた頃、キャラバン隊から本を買ってくれたことがあって」
少年が海や山、川、森を旅する話で、やがてその少年は勇者となる。
文字の読み書きのために買ったその本は、アイラの一番の宝物になったそうだ。
「たくみさん、お願いがあります」
そう言ってレイラは俺の手を取った。
オアシスに隣接する形で村があった。
石作りの建物はどれも破壊されることもなく無事だ。
「きっと、建物を壊せば破片が体に刺さるから、それを嫌がったんじゃないの?」
アイラの言葉を聞いて、その場面が容易に想像できた。
まさにその作戦で奴を倒したんだしなぁ。
無事に村へと戻ってこれたことで、家族や友人らと肩を抱き喜び合っている。
こういう光景を見ると、人助けもいいなぁなんて思う。
そういや、何か忘れている気がするな。
なんだっけか?
「どうしたの、かぐら」
「ん? いや、なんかこう……なーんか忘れている気がしてさ」
「……あの、それって……サンドパールのこと、じゃない?」
サンドパール、サンドパー……あ。
「ああぁぁぁ!? 毛虫燃やしたから、サンドパール手に入らないじゃん!! いや、間に合う? まだいける?」
「無理だの。目玉は表面にあるから、焦げとるわ」
「あああぁあぁぁぁっ!」
僅かな希望を胸に、焼け焦げた毛虫のところへ行ってみた。
あ、なんかグロい状況になってる。
焦げた毛虫にこの前のサソリとか、ノーマルなワームが群れてる。
うん、食ってるね。
おエェー。
「あのままにしてたら、あいつら村の方にいかないかな?」
「だが殺せばその死体を求めて、別のモンスターもくるぞ」
最悪だ。
「まぁ頼まれてやっても、いいがのぉ」
「え、どうするんだ?」
ドラゴンはぐぅーんっと大きくなり、それからニヤりと笑った。
すると俺の体がふわぁっと浮く。
「浮遊魔法だ。浮かせるだけで動かせはせんが、浮いた状態で突けばその方角に進む」
「おぉ! じゃあ頼むよ」
「頼まれてやってもよい、と言っただろう。頼むからには、見返りがないのなぁ」
「あー、はいはいキャンプ飯ね」
まぁキャンプ飯ぐらいいいさ。
っていうか毎日、俺と一緒に食ってるじゃん。
なんていうか、結構安上がりなドラゴンだなぁ。チョロいし。
ドラゴンが毛虫の死体に浮遊魔法をかけると、食事中のモンスターが驚いで後ずさる。
そこへドラゴンが羽ばたき、風で死体を飛ばした。
それを何度か繰り返して、どんどん度奥へ運んでいく。
モンスターもそれにぞろぞろを点いていった。
豆粒ぐらいになって見えなくなると、やがてドラゴンだけが戻って来た。
「はー、疲れたぁ。我疲れたぁー」
「あー、そうですか」
試しに、こいつに炭酸コーラでも飲ませてみるかな?
「ぅお!? な、なんだこの飲み物は!? く、口の中で爆発しておるぞ!!」
「いや、爆発はしてないから」
「もう百本所望する!!」
気に入られてしまった。
「そ、そんな黒い液体が、美味しいのですかドラゴンさま」
「うむ! 娘も飲むと言い。我が許そう!」
「あ、ありがとうございますドラゴンさま」
でもそれ、俺の炭酸コーラなんですけど。
まぁ減るものじゃなし、いくらでもご馳走するけど。
蓋を開け、アイラにも一本渡す。
彼女は一口ごくりと飲んで、それから、
「んむぅぅっ。ケフッケフケフッ」
咽た。
まぁ初めてならそうなるよねぇ。
なのにこのドラゴンは、グビグビ飲みやがって。
「ケフッ。す、凄い飲み物ね。あ、それでその……サンドパールは?」
「あー……分からない」
「え? 分からないって、どういうこと?」
「いやさぁ、めちゃくちゃモンスターが集まってて、あれ喰ってたんだよ。あ、でも大丈夫。ドラゴンが浮遊魔法で、遠くまで運んで行ったからさ」
「そうなの……残念だったわね」
まぁでっち上げの嘘をそれらしくみせるための口実だしね。残念ではない──とはここでは言えない。
その夜、村では宴が催された。
「タクミさま。本当にありがとうございます」
「ド、ドド、ドラゴンさまにおかれましてもその、たいへん、大変ありがとうございました」
「うむ、くるしゅうない。食べ物を持って来るといい」
「おいおいお前っ。毛虫に村を占拠されてたんだぞっ。食料だってそんなに──」
「食糧庫は無事でした。ですので大丈夫ですよ、たくみさん」
レイラはそう言うけど、こいつの胃袋は並みのサイズじゃないから。
ドラゴンには小声で「キャンプ飯食わせてやるからほどほどにしておけよ」と言っておいた。
「食糧庫は無事だったけど、畑は少し踏み荒らされて作物がダメになったわ。今年は節約しなきゃ」
「そうね。次にキャラバンが来た時には、作物を多めに仕入れて貰えるように頼みましょう」
「それまでに狩りを頑張らなきゃ」
「え、もしかしてモンスターの素材と物々交換とか?」
俺が尋ねると、姉妹は揃って頷いた。
うわぁお、異世界っぽい。
まぁ砂漠でお金を使う事なんてないだろうしな。
でも畑がやられていたんじゃ、今年は大変だろう。
俺に出来ること、なにかあるかな。
宴が終わったのは、たぶん日付が変わってずいぶん経ってからだろ。
次から次へと村の人が来ては握手を求められ、頭を下げられ、さすがにちょっと疲れた。
やっと解放された。さぁ寝るぞ!
と思って、姉妹の家の横にテントを置かせて貰ったんだが──
その家の屋上に、月明かりに照らされた人影が浮かんだ。
あれは……アイラ、か?
星空を見上げて、ため息を吐いている、ように見える。
毛虫は撃退したし、村も無事だった。
なのにどうして、ため息なんか。
「タクミさん」
「あ、レイラ。まだ眠っていなかったのか?」
家からレイラが出て来て、小声で俺に話しかけてきた。
彼女も家の上を見上げ、妹のアイラを見つめる。
「あの子はずっと、外の世界に憧れていたんです。両親が生きていた頃、キャラバン隊から本を買ってくれたことがあって」
少年が海や山、川、森を旅する話で、やがてその少年は勇者となる。
文字の読み書きのために買ったその本は、アイラの一番の宝物になったそうだ。
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そう言ってレイラは俺の手を取った。
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