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『そらアレだ』
電気くんに案内され、俺にはよく分からない場所にある遺跡にやってきた。
よく分からないのは、直接案内されたのがセシリアで、彼女が転移用に記憶石に位置情報を上書きしてきたからだ。
その間、三日かかっている。あの山から彼女の翼で三日だ。かなりの距離だろうな。
まるで巨大な要塞のような遺跡だ。
どっかの山奥にあって、周りは険しい断崖絶壁だ。
セシリア曰く、人の足で来るのは無理っぽそう──とのことだった。
その遺跡の地下に、大きな獣がいた。
「なんで襲って来ない?」
『我は主らを襲わなかっただろう?』
「でもそれは封印石があったからだろ。もしかして封印石があるのか?」
『古代獣は封印石とセットなのだよ』
「って、アレも古代獣なのか!?」
古代獣ってのは、そんなにほいほいといるもんなのかよ。
ん? まてよ。古代獣ってお宝を守ってんだよな?
ここは遺跡だ。
奴がいるのは地下の通路をあちこちうろうろした先にあった部屋。学校の体育館を二つ並べたぐらいの広さがある。
古代獣はお宝を守っているってことは、この部屋のどこかにお宝が!
『欲をかけば死ぬぞ。奴の体力は丸々あるのだから、我の時のようにはいかないだろう』
「う……と、とりあえず魔力の強奪をすりゃいいんだろ。本当は筋力が欲しいんだけどなぁ」
『それは魔力を奪ったあとでもよかろう』
まぁそうだけど。
それからは遺跡と狩場を往復する暮らしが続いた。
遺跡の地下には直接転移することが出来ないので、転移用の位置情報は入口を記憶。
ステータス強奪が出来た後は帰還の指輪で地下街へ。そしてまた転移の指輪で狩場に移動ってのが暫く続いた。
そして今回の依頼を完了すると、遂に地上での居住権を買える金が溜まった。
「リヴァ、よかったね」
「あぁ。お前のおかげだ。何年も突き合せちまったが、実は問題があるんだよ」
「問題?」
セシリアは俺と一緒に冒険者の登録をしてしまった。
迎えが来て、地下から地上に出てしまったんだ。このカードが身分証にもなっているし、地下の住民として登録されていれば厄介なことになる。
実際、依頼を受けるときに強制転移の魔法を掛けられている。その魔法は時限式で、依頼期間を過ぎると強制発動するものだ。
セシリアにも同じ魔法を掛けられているし……。
「んー、私はあの穴から外に出ればいいんじゃない?」
「そんな単純な方法で上手くいくのかよ」
「出れるぞ」
教会に戻って生臭坊主に相談すると、なんともアッサリした言葉が返って来た。
だが次に奴の口から出た言葉に、思わずお茶を吹き零すことになる。
「結婚すりゃいいのさ」
「ぶふぅーっ! げほっげほっ」
「け、けけ、け、ケコン!? え、あの、え、だ、誰と誰? あ、え?」
き、気管、気管に入った!
「二人とも落ち着け。居住権を金で買う場合はな、家族をひとりだけ連れていけんだよ」
「な、なんだ。そういうことか。だったら兄妹とかでもいいじゃん」
「あ? 似てねえし、そもそもお前ら冒険者ギルドで兄妹だって紹介したか?」
「だ、だからって!?」
俺とセシリアが結婚!?
「いやなら暫くして離婚すりゃいい。すぐはダメだ。それ目的で結婚したと思われるからな」
「思われるんじゃなく、そ、それ目的だろ!?」
「そんな恥ずかしがるなって。な、セシリアちゃんもいいだろ?」
「へうっ。あ、えと、あの、あ……」
あたふたするセシリアの肩の上に、すぅっとデンが姿を現す。
『心拍数が上昇しておるぞ。なにゆえだ?』
デン猫が彼女の顔を覗き込むが、まったく聞こえちゃいねえ。
「おい、リヴァ。この猫は……なんだ」
あー、神父にはまだ見せてなかったな。
『我は雷獣ヴァーライルトール・デンぞ』
「雷獣……おいリヴァアァァ! なんで大精霊がいるんだっ。なんでこんな猫ちゃんなんだ!?」
「あ、精霊って分かんのか。まぁかくかくしかじかって訳でよ──」
電気くんがいた山のことや封印されていたこと、それから襲われたことを生臭坊主に説明した。
そして今更ながら思った。
「おい、デン。なんであの時俺の足をロープに引っ掛けて襲ったんだよ」
『我はあの封印内に足を踏み入れた者しか襲わぬ』
「いや、それは分かってるけど」
『我が自由の身になるためには、肉体的な死を迎える必要があったのだ。そして主らと契約するためには、主らに勝って貰わねばならぬのだからな」
長いことあの封印石のあった場所に閉じ込められ、しかも精霊なのに肉体を持たされてうんざりしていた。
だが依り代てある古代獣の影響で、あの場所に入った者を襲わずにはいられない。
そして残念なことに、デンを倒せるような奴がこれまで現れなかった──という訳だ。
俺のステータス強奪を受けた時、「お、これはもしかしてもしかするかも?」と期待したそうな。
『そのうえ、主は我に語り掛け、食を与えてくれた。もう二度と味わえぬが、あれはなかなかよいものであったぞ』
「二度とって、もう食えないってことか?」
『主よ。我の体が透き通って見えるだろう? そういうことだ』
あぁ、体がないから仕方ないのか。
食べる喜びを知らないってのは、ちょっとかわいそうではあるな。
「お前らも地上でなかなか面白いことやってんだなぁ。で、どうすんだ」
ニヤりと神父が笑う。
「結婚すんなら、俺が祝福を与えてやんぞ?」
神父のくせしやがって……
偽装結婚勧めるとか、神様に怒られねえのかよ!!
電気くんに案内され、俺にはよく分からない場所にある遺跡にやってきた。
よく分からないのは、直接案内されたのがセシリアで、彼女が転移用に記憶石に位置情報を上書きしてきたからだ。
その間、三日かかっている。あの山から彼女の翼で三日だ。かなりの距離だろうな。
まるで巨大な要塞のような遺跡だ。
どっかの山奥にあって、周りは険しい断崖絶壁だ。
セシリア曰く、人の足で来るのは無理っぽそう──とのことだった。
その遺跡の地下に、大きな獣がいた。
「なんで襲って来ない?」
『我は主らを襲わなかっただろう?』
「でもそれは封印石があったからだろ。もしかして封印石があるのか?」
『古代獣は封印石とセットなのだよ』
「って、アレも古代獣なのか!?」
古代獣ってのは、そんなにほいほいといるもんなのかよ。
ん? まてよ。古代獣ってお宝を守ってんだよな?
ここは遺跡だ。
奴がいるのは地下の通路をあちこちうろうろした先にあった部屋。学校の体育館を二つ並べたぐらいの広さがある。
古代獣はお宝を守っているってことは、この部屋のどこかにお宝が!
『欲をかけば死ぬぞ。奴の体力は丸々あるのだから、我の時のようにはいかないだろう』
「う……と、とりあえず魔力の強奪をすりゃいいんだろ。本当は筋力が欲しいんだけどなぁ」
『それは魔力を奪ったあとでもよかろう』
まぁそうだけど。
それからは遺跡と狩場を往復する暮らしが続いた。
遺跡の地下には直接転移することが出来ないので、転移用の位置情報は入口を記憶。
ステータス強奪が出来た後は帰還の指輪で地下街へ。そしてまた転移の指輪で狩場に移動ってのが暫く続いた。
そして今回の依頼を完了すると、遂に地上での居住権を買える金が溜まった。
「リヴァ、よかったね」
「あぁ。お前のおかげだ。何年も突き合せちまったが、実は問題があるんだよ」
「問題?」
セシリアは俺と一緒に冒険者の登録をしてしまった。
迎えが来て、地下から地上に出てしまったんだ。このカードが身分証にもなっているし、地下の住民として登録されていれば厄介なことになる。
実際、依頼を受けるときに強制転移の魔法を掛けられている。その魔法は時限式で、依頼期間を過ぎると強制発動するものだ。
セシリアにも同じ魔法を掛けられているし……。
「んー、私はあの穴から外に出ればいいんじゃない?」
「そんな単純な方法で上手くいくのかよ」
「出れるぞ」
教会に戻って生臭坊主に相談すると、なんともアッサリした言葉が返って来た。
だが次に奴の口から出た言葉に、思わずお茶を吹き零すことになる。
「結婚すりゃいいのさ」
「ぶふぅーっ! げほっげほっ」
「け、けけ、け、ケコン!? え、あの、え、だ、誰と誰? あ、え?」
き、気管、気管に入った!
「二人とも落ち着け。居住権を金で買う場合はな、家族をひとりだけ連れていけんだよ」
「な、なんだ。そういうことか。だったら兄妹とかでもいいじゃん」
「あ? 似てねえし、そもそもお前ら冒険者ギルドで兄妹だって紹介したか?」
「だ、だからって!?」
俺とセシリアが結婚!?
「いやなら暫くして離婚すりゃいい。すぐはダメだ。それ目的で結婚したと思われるからな」
「思われるんじゃなく、そ、それ目的だろ!?」
「そんな恥ずかしがるなって。な、セシリアちゃんもいいだろ?」
「へうっ。あ、えと、あの、あ……」
あたふたするセシリアの肩の上に、すぅっとデンが姿を現す。
『心拍数が上昇しておるぞ。なにゆえだ?』
デン猫が彼女の顔を覗き込むが、まったく聞こえちゃいねえ。
「おい、リヴァ。この猫は……なんだ」
あー、神父にはまだ見せてなかったな。
『我は雷獣ヴァーライルトール・デンぞ』
「雷獣……おいリヴァアァァ! なんで大精霊がいるんだっ。なんでこんな猫ちゃんなんだ!?」
「あ、精霊って分かんのか。まぁかくかくしかじかって訳でよ──」
電気くんがいた山のことや封印されていたこと、それから襲われたことを生臭坊主に説明した。
そして今更ながら思った。
「おい、デン。なんであの時俺の足をロープに引っ掛けて襲ったんだよ」
『我はあの封印内に足を踏み入れた者しか襲わぬ』
「いや、それは分かってるけど」
『我が自由の身になるためには、肉体的な死を迎える必要があったのだ。そして主らと契約するためには、主らに勝って貰わねばならぬのだからな」
長いことあの封印石のあった場所に閉じ込められ、しかも精霊なのに肉体を持たされてうんざりしていた。
だが依り代てある古代獣の影響で、あの場所に入った者を襲わずにはいられない。
そして残念なことに、デンを倒せるような奴がこれまで現れなかった──という訳だ。
俺のステータス強奪を受けた時、「お、これはもしかしてもしかするかも?」と期待したそうな。
『そのうえ、主は我に語り掛け、食を与えてくれた。もう二度と味わえぬが、あれはなかなかよいものであったぞ』
「二度とって、もう食えないってことか?」
『主よ。我の体が透き通って見えるだろう? そういうことだ』
あぁ、体がないから仕方ないのか。
食べる喜びを知らないってのは、ちょっとかわいそうではあるな。
「お前らも地上でなかなか面白いことやってんだなぁ。で、どうすんだ」
ニヤりと神父が笑う。
「結婚すんなら、俺が祝福を与えてやんぞ?」
神父のくせしやがって……
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