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『ゼノリカ』
しおりを挟む『ゼノリカ』は、『全てを照らす光』をあらわす神聖な言葉。
もともとは、
『センが、中学の時に考えた、なんかカッコいい言葉の一つ』
でしかなかったが、今では、『ゼノリカ=全てを照らす光』は、第2~第9アルファだと、日本でいうところの『レッド=赤』くらいの勢いで認知されてしまった。
ゼノリカという言葉は、結局、『なんやかんや』あって、
・『全てを照らす光』
・『第2~第9までのアルファを統括する、センを頂点とした究極統治機構の名称』
・『センが創造した、神域(裏ダンジョン)全てを合わせた名』
となった。
『ゼノリカ』という単語は、第2~第9アルファでは、気軽に口に出したり、その名を貶めたりすることが、正式に神法(第2~第9アルファで優先順位絶対一位の法。他の法と矛盾・接触する場合、それがどんな場合であれ、優先されるのは必ず神法)で禁じられているほどの、格式高き栄誉ある言葉。
ゼノリカは、三至天帝を頂点(その上に御座す『偉大なる究極超神の序列一位』はぶっちぎっているという意味で枠外)とした、絶対的な階層性支配構造になっている。
大きく、『天上』『天下』に分かれており、
『天上』は、『神族(神の系譜に連なる者は勿論、神の試練を乗り越え、認められた者も神族を名乗れる)』のみで構成されている、まさしく雲の上に在る究極機関。
・『三至天帝』(神を除く、世界の最頂点)
・『五聖命王』(正式には至天帝の副官だが、それぞれが天帝でもある。五聖命王までが、主の『魂の系譜』に連なっている者)
・『九華十傑』(神に認められた者達)
主の『魂の系譜』に連なる者は、全部で17名だが、全員が存命という訳ではない。9名が、己の死を受け入れ、主のソウルレリーフ(召喚は可能だが、本人ではない)となっている。その九名を偲び尊んで創られた地位が九華十傑。
各世界における、『主の系譜に連なる者以外』で『最も優れた者』が座する『最高指導者』の席(天帝の一つ下。天国でいうナルキナジードみたいな地位。教皇、法王、真なる王、呼び名は各世界で様々)。
九華に名を連ねる者は、例外なく過酷な試練を突破しており、神族として数えられるだけの圧倒的なスペックを有している。
――第一席~第十席まであり、第九席までは、『第六席はバロール』といった具合で『その席に座る、ただ一人』を指す称号だが、『第十席』だけ少し特殊で、現在、25名が『九華の第十席』を名乗る栄誉を賜っている。
『天下』は、天上の『実行部隊・下部組織(ぶっちゃけ、パシリみたいなもん)』で、3つの巨大組織(立場は同等)を示す。
・『沙良想衆さらそうしゅう』
「第2~第9アルファに存在する『神政府(第2~第9のそれぞれの世界の経済・政治・軍事を完全に支配している組織)』のトップ10が集まっている、構成員80名の、『天上を除く全ての現世』における、ぶっちぎりの最高位機関。『天上』から見れば、あくまでもパシリだが、現世の人間視点では、誰も逆らえない『世界を掌握する絶対支配者』の集団)
・『楽連がくれん』
「第2~第9アルファにおける、『武の才能』トップ360が集まった組織」
一応、警察・軍事組織としての役割も担っている暴力装置の一つ(というか、それ系の、ぶっちぎり最高位)だが、楽連が表に出るほどの問題など起こらないため、執行機関として業務を行う事はほぼなく、基本的に、『楽連の武士』は、年がら年中、朝から晩まで修行ばかりしている。
※ 『楽連の武士』を名乗れるのは、楽連の『更に下部組織』である、構成員10万人を超える『愚連』という組織の中で、『日夜行われている、過酷な闘い』を勝ち抜いて、『S級武士(愚連上位100位以内)』の席を獲得し、年に一回だけ行われる、第2~第9アルファにおいて、最も格式高い武闘大会『武神総選』の参加権を得て、最後の最後まで勝ちあがり、優勝して、かつ、『楽連360位の武士』と闘い、勝利した者だけ。
・『百済くだら』
「第2~第9アルファの暗部が集まった闇組織」
『天下』と『現世(第2~第9アルファ)』の秩序を守るための組織。
所属している数は『100人』だが、その誰もが、
『遥か太古から、神に使えてきた超エリート暗殺者一族の当主』
『全世界(第2~第9アルファ)から、優秀な忍や諜報員をかき集めた、構成員100万を超える全世界一の巨大情報機関の局長』
『全世界の頭脳と技術が集まった超巨大軍需企業のCEO』
などの、名だたる黒い組織のトップばかり。
百済は、闇社会の『頂点』が集まった、全てを飲み込む黒。
主に、汚れ仕事担当で、テロ対策(実行させるなどあり得ない。計画を立てた段階で皆殺しにされる)等も行うが、最も大事な仕事は『身内の闇』を殺す事。
栄えあるゼノリカに所属している者で、わずかでも『醜さ』に染まった者は、即時、百済によって粛清される。
現世基準では、『世界の支配構造そのもの』とも言うべき、超絶えげつない統治機構である『沙良想衆』『楽連』『百済』。
その三つの組織で、それぞれのトップである『沙良想衆八星会(沙良想衆はトップが8人)』『楽連筆頭』『百済頭目』となり、その中で『抜きんでた結果を出す』ことで、
末端とはいえ『天上』の一部である『九華の第十席』に名を連ねる事ができる。
『直接的な神の恩寵を受けていない者』で『辿りつける【個】としての最高峰』が『九華の第十席』。
『天下』に属する者は、それぞれ『各世界、各分野の頂点』に達していながら、しかし、『九華の第十席』に『己の名を連ねる事』を夢見て、日夜研鑽に励んでいる。
三至天帝 (いちばんえらい)
五聖命王 (次にえらい。副大統領とか補佐官的な感じ)
九華十傑 (ほぼ、上二つのパシリ)
沙良想衆 (九華のパシリ。頭脳担当)
百済 (腐った身内を殺すのがメイン)
楽連 (能筋のあつまり)
愚連 (ゼノリカですらない。ザコの集団)
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