42 / 140
(野菜狂信者の)口を割って食わそう
先輩との初対面・BLTサンド添え
しおりを挟む
ようやくベーコンのストックが溜まった。
教会の地下室や非常時の食料庫、新居の地下室までベーコンで埋まったから来月の取引も無事に済む筈だ。
とはいえストック作りに20日も掛けてしまったからな……1週間は休んで、それからペスカタに向かおう。
それとタコが苦手なタープは留守番すると決まっているが、ベーコンのつまみ食いはレクタさんが阻止してくれるそうなので有難く頼らせて貰う。
これで可愛い妹もマレスに会いに行けるな。
「ウメオ、またカーニズ領から手紙やで」
「またか……今度は何があった?」
「えっとな、【例のヴィガン族が脱走した、ウメオを狙う可能性が高いから注意してくれ】……やって」
あのマットさんが率いるマッチョ軍団から逃げ切ったのか?
しかもイノブタを食ってパワーアップしたマットさん達を巻くとは……どうやら逃げ足だけは早いらしい。
確かにあの野菜狂信者にちょっと固い肉を食わせたのは俺だが恨まれる謂れはないぞ。
……いや、あれはちょっと所じゃなかったか。
何せスジ肉や赤身のベリーウェルダンで、しかもベーコンやレモンジャムを使わず味付けは塩だけだったからな。
うん、俺だったら確実にキレてたわ。
「まあコッチはおとんがおれば何とかなるし、ペスカタはサーマがおれば大丈夫やろ」
そりゃレクタさんも強いんだろうが病み上がりだから無理はさせたくないんだよなぁ。
キャリもレクタさんになついてるし、何よりつまみ食いを阻止して貰う為には無事に、かつ健康でいてくれなくては。
……あ、そうだ。
「晩飯は焼きそばにするから、また小麦粉の用意と……オヤッサンからキャベツを貰って来てくれ」
「りょーかいや!」
「で、兄ちゃん達がペスカタ行っとる間の用心棒にキュアちゃん……やなかった桃花ちゃんの力を借りたいっちゅー訳やな」
「端的に言えばそうなります、ってかもう呼びやすい方でいいですよ?」
もしくは時間に融通の効く誰かを紹介して欲しい。
ってかトゥール様よ……誰も盗ったりしないから食いながら喋るのは止めてくれ。
「まあ一応聞いといたるけど……桃花ちゃんの子供はまだ手の掛かる歳やから、って時間に融通効く奴ならおったわ」
ダメ元だったんだが居るのか……有難い。
で、晩飯が終ってから1人の中年男と可愛い女の子を連れて来たが……
「ウチの眷属とその奥さんや、実力的にも問題はあらへんよ」
眷属は直属の部下みたいな物らしいから複数居るだろうとは思っていたがマジで居たんだな。
それに奥さんって……中年と中学生にしか見えんのだが?
端から見た絵面はマットさんとロリババアよりはマシではあるけど。
「初めまして、自分はトゥール様の眷属をしているイグと申します……聞いた所ウメオさんは自分の後輩となるそうですね?」
眷属と書いてしつじって読むのかよ!?
確かに後輩……って扱いにはなるんだろうけど。
それにしても久しぶりにマッチョではない男を見たな……全く鍛えていない訳ではなさそうだけど。
「とはいえイグという名は余り呼ばれたくはないので、仕事中はともかくプライベートではセバスチャンとでも呼んで下さい」
まあ執事ならそっちの方がしっくりするか。
それと奥さんの方は……パッと見た感じだと歳は可愛い妹と大差なさそうなんだが?
「私はヒュドラと申します、主人とは20年ズレて受肉したのでそうは見えないかもしれませんが……これでも46歳なんですよ?」
あ、ロリババアと同類なお方でしたか。
受肉って確か精神体が人間みたいになるってアレだった筈だから実際の年齢は見た目通りじゃないかと思うが……何か怖いから触れないでおこう。
「因みにヒュドラは今キュアちゃんから空手を習っとってな、元々の身体能力もあってかなり強いで」
「あ、そうでした……滞在中はそのキュアさんからの言伝によりイチゴさんを鍛えさせて頂きます」
「ちょっと、モモちゃんから何を頼まれたの?」
「えっと、キュアさんから【ベリーちゃんはこれからも異世界で生活するなら詰めの甘さを治さないと痛い目に合いますよ】と伝えてくれ……と言われました」
そういや前に来た時もそんな事を言ってたな……
詰めの甘さが命取りになる場合がないとは言えないし、この家族で戦闘技能を持つのは可愛い妹しか居ないとなれば鍛える必要はあるか。
怪我はして欲しくないが俺じゃ鹿を仕留めるのが精々だし。
「因みにキュアちゃんは10年ぐらい前にウチが【師範代】って称号を与えてな、そっからも色々あって……多分やけど今なら留美子とほぼ互角やろな」
「あの師範と互角!?」
物凄く驚いてるが俺はその師範を知らんからよく解らん。
トゥール様の分体とか言ってたしライオンとも戦えそうではあるけど。
「という訳ですので、イチゴさんも一緒に留守番して頂きますからね?」
「まあ、仕方ないか……」
結局可愛い妹は留守番か……マレスの相手はキャリに任せるしかないな。
とりあえず魔鉄製のコンロは置いて行った方が良さそうだ……新居の厨房でも充分だろうが可愛い妹が料理するのにあった方がいいだろう。
例のタコは水の魔物である可能性が低くなったとはいえいつ現れるか解らんし、異界の……日本から持ってきたコンロは俺が使った方がいいだろうしな。
同じく異界の聖剣も俺が使わないと効果がないし。
「所でウメオさん、何か食べさせては貰えませんか?呼ばれたのが丁度稽古が終った頃だったからお腹空いちゃって」
トゥール様、せめて飯ぐらい食わせてから呼んでやってはくれないか?
別に作るのは構わんが……あるのはベーコンにコッペパン、それとオヤッサンからベーコンと交換して貰ったレタスとトマトぐらいか。
よし、コッペパンを開いて炙ったらバターとマヨネーズを塗って、ベーコンステーキを焼いて、厚めにスライスしたトマトにレタスを一緒に挟んで、と。
手軽に作れて栄養バランスもバッチリ、しかも美味い朝飯の定番……BLTサンドだ。
これは熱々の内に食うのが美味いんだ。
「ジューシーなトマトとお肉に炙ったパンがサクサクで美味しいですね、マヨネーズの量も丁度いいです」
そうだろう、それはダニエルさんが毎朝食っていたBLTサンドだからな。
流石に毎朝は飽きないかと思った事もあったが、食パンの次はコッペパン、その次がバンズ、といった具合にバリエーションは豊富だった。
揚げパンだけは一回しか使わなかったらしいけど、個人的にロールパンで作ってくれたのが一番美味かった気がする。
だがな、ベーコンは調味料だぞ。
「ウメオ、私もアレを食べたい」
「ウメオ、ウチにも作ってな」
おっと、食いしん坊な嫁達まで食い付いて来たな。
ってあんなに焼きそば食っておきながらまだ食うか?
「ウメオ、ワイにも頼むわ」
「ウチも食うで」
「キャリも食べるー!」
「折角ですから自分も」
レクタさんにキャリ、セバスさんにトゥール様まで食うのかよ!
セバスさんはまだしも他は合計で小麦粉4キロ分の焼きそば食っただろ!
食うと言うなら作るけどな!
「……苺心、スマンがコッペパンの追加を買って来てくれ」
「はーい」
結局このBLTサンドを合計27個も作る羽目になったよチクショウ。
こりゃ明日もベーコン作りだな。
教会の地下室や非常時の食料庫、新居の地下室までベーコンで埋まったから来月の取引も無事に済む筈だ。
とはいえストック作りに20日も掛けてしまったからな……1週間は休んで、それからペスカタに向かおう。
それとタコが苦手なタープは留守番すると決まっているが、ベーコンのつまみ食いはレクタさんが阻止してくれるそうなので有難く頼らせて貰う。
これで可愛い妹もマレスに会いに行けるな。
「ウメオ、またカーニズ領から手紙やで」
「またか……今度は何があった?」
「えっとな、【例のヴィガン族が脱走した、ウメオを狙う可能性が高いから注意してくれ】……やって」
あのマットさんが率いるマッチョ軍団から逃げ切ったのか?
しかもイノブタを食ってパワーアップしたマットさん達を巻くとは……どうやら逃げ足だけは早いらしい。
確かにあの野菜狂信者にちょっと固い肉を食わせたのは俺だが恨まれる謂れはないぞ。
……いや、あれはちょっと所じゃなかったか。
何せスジ肉や赤身のベリーウェルダンで、しかもベーコンやレモンジャムを使わず味付けは塩だけだったからな。
うん、俺だったら確実にキレてたわ。
「まあコッチはおとんがおれば何とかなるし、ペスカタはサーマがおれば大丈夫やろ」
そりゃレクタさんも強いんだろうが病み上がりだから無理はさせたくないんだよなぁ。
キャリもレクタさんになついてるし、何よりつまみ食いを阻止して貰う為には無事に、かつ健康でいてくれなくては。
……あ、そうだ。
「晩飯は焼きそばにするから、また小麦粉の用意と……オヤッサンからキャベツを貰って来てくれ」
「りょーかいや!」
「で、兄ちゃん達がペスカタ行っとる間の用心棒にキュアちゃん……やなかった桃花ちゃんの力を借りたいっちゅー訳やな」
「端的に言えばそうなります、ってかもう呼びやすい方でいいですよ?」
もしくは時間に融通の効く誰かを紹介して欲しい。
ってかトゥール様よ……誰も盗ったりしないから食いながら喋るのは止めてくれ。
「まあ一応聞いといたるけど……桃花ちゃんの子供はまだ手の掛かる歳やから、って時間に融通効く奴ならおったわ」
ダメ元だったんだが居るのか……有難い。
で、晩飯が終ってから1人の中年男と可愛い女の子を連れて来たが……
「ウチの眷属とその奥さんや、実力的にも問題はあらへんよ」
眷属は直属の部下みたいな物らしいから複数居るだろうとは思っていたがマジで居たんだな。
それに奥さんって……中年と中学生にしか見えんのだが?
端から見た絵面はマットさんとロリババアよりはマシではあるけど。
「初めまして、自分はトゥール様の眷属をしているイグと申します……聞いた所ウメオさんは自分の後輩となるそうですね?」
眷属と書いてしつじって読むのかよ!?
確かに後輩……って扱いにはなるんだろうけど。
それにしても久しぶりにマッチョではない男を見たな……全く鍛えていない訳ではなさそうだけど。
「とはいえイグという名は余り呼ばれたくはないので、仕事中はともかくプライベートではセバスチャンとでも呼んで下さい」
まあ執事ならそっちの方がしっくりするか。
それと奥さんの方は……パッと見た感じだと歳は可愛い妹と大差なさそうなんだが?
「私はヒュドラと申します、主人とは20年ズレて受肉したのでそうは見えないかもしれませんが……これでも46歳なんですよ?」
あ、ロリババアと同類なお方でしたか。
受肉って確か精神体が人間みたいになるってアレだった筈だから実際の年齢は見た目通りじゃないかと思うが……何か怖いから触れないでおこう。
「因みにヒュドラは今キュアちゃんから空手を習っとってな、元々の身体能力もあってかなり強いで」
「あ、そうでした……滞在中はそのキュアさんからの言伝によりイチゴさんを鍛えさせて頂きます」
「ちょっと、モモちゃんから何を頼まれたの?」
「えっと、キュアさんから【ベリーちゃんはこれからも異世界で生活するなら詰めの甘さを治さないと痛い目に合いますよ】と伝えてくれ……と言われました」
そういや前に来た時もそんな事を言ってたな……
詰めの甘さが命取りになる場合がないとは言えないし、この家族で戦闘技能を持つのは可愛い妹しか居ないとなれば鍛える必要はあるか。
怪我はして欲しくないが俺じゃ鹿を仕留めるのが精々だし。
「因みにキュアちゃんは10年ぐらい前にウチが【師範代】って称号を与えてな、そっからも色々あって……多分やけど今なら留美子とほぼ互角やろな」
「あの師範と互角!?」
物凄く驚いてるが俺はその師範を知らんからよく解らん。
トゥール様の分体とか言ってたしライオンとも戦えそうではあるけど。
「という訳ですので、イチゴさんも一緒に留守番して頂きますからね?」
「まあ、仕方ないか……」
結局可愛い妹は留守番か……マレスの相手はキャリに任せるしかないな。
とりあえず魔鉄製のコンロは置いて行った方が良さそうだ……新居の厨房でも充分だろうが可愛い妹が料理するのにあった方がいいだろう。
例のタコは水の魔物である可能性が低くなったとはいえいつ現れるか解らんし、異界の……日本から持ってきたコンロは俺が使った方がいいだろうしな。
同じく異界の聖剣も俺が使わないと効果がないし。
「所でウメオさん、何か食べさせては貰えませんか?呼ばれたのが丁度稽古が終った頃だったからお腹空いちゃって」
トゥール様、せめて飯ぐらい食わせてから呼んでやってはくれないか?
別に作るのは構わんが……あるのはベーコンにコッペパン、それとオヤッサンからベーコンと交換して貰ったレタスとトマトぐらいか。
よし、コッペパンを開いて炙ったらバターとマヨネーズを塗って、ベーコンステーキを焼いて、厚めにスライスしたトマトにレタスを一緒に挟んで、と。
手軽に作れて栄養バランスもバッチリ、しかも美味い朝飯の定番……BLTサンドだ。
これは熱々の内に食うのが美味いんだ。
「ジューシーなトマトとお肉に炙ったパンがサクサクで美味しいですね、マヨネーズの量も丁度いいです」
そうだろう、それはダニエルさんが毎朝食っていたBLTサンドだからな。
流石に毎朝は飽きないかと思った事もあったが、食パンの次はコッペパン、その次がバンズ、といった具合にバリエーションは豊富だった。
揚げパンだけは一回しか使わなかったらしいけど、個人的にロールパンで作ってくれたのが一番美味かった気がする。
だがな、ベーコンは調味料だぞ。
「ウメオ、私もアレを食べたい」
「ウメオ、ウチにも作ってな」
おっと、食いしん坊な嫁達まで食い付いて来たな。
ってあんなに焼きそば食っておきながらまだ食うか?
「ウメオ、ワイにも頼むわ」
「ウチも食うで」
「キャリも食べるー!」
「折角ですから自分も」
レクタさんにキャリ、セバスさんにトゥール様まで食うのかよ!
セバスさんはまだしも他は合計で小麦粉4キロ分の焼きそば食っただろ!
食うと言うなら作るけどな!
「……苺心、スマンがコッペパンの追加を買って来てくれ」
「はーい」
結局このBLTサンドを合計27個も作る羽目になったよチクショウ。
こりゃ明日もベーコン作りだな。
0
お気に入りに追加
132
あなたにおすすめの小説
幼馴染に振られたので薬学魔法士目指す
MIRICO
恋愛
オレリアは幼馴染に失恋したのを機に、薬学魔法士になるため、都の学院に通うことにした。
卒院の単位取得のために王宮の薬学研究所で働くことになったが、幼馴染が騎士として働いていた。しかも、幼馴染の恋人も侍女として王宮にいる。
二人が一緒にいるのを見るのはつらい。しかし、幼馴染はオレリアをやたら構ってくる。そのせいか、恋人同士を邪魔する嫌な女と噂された。その上、オレリアが案内した植物園で、相手の子が怪我をしてしまい、殺そうとしたまで言われてしまう。
私は何もしていないのに。
そんなオレリアを助けてくれたのは、ボサボサ頭と髭面の、薬学研究所の局長。実は王の甥で、第二継承権を持った、美丈夫で、女性たちから大人気と言われる人だった。
ブックマーク・いいね・ご感想等、ありがとうございます。
お返事ネタバレになりそうなので、申し訳ありませんが控えさせていただきます。
ちゃんと読んでおります。ありがとうございます。
輪廻の花〜運命からは逃れられない〜
スズキアカネ
恋愛
私は同じ生を繰り返している。
先に待ち受ける悲劇を食い止めようと頑張っても、待ち構えているのは死。この世は私に非情で優しくない。私はただ、人並みの幸せが欲しかっただけなのに。
──ただこの先に待つのが地獄だと決まっているなら、いっそこの手で。
(全5話)
明治・大正時代の雰囲気で描いています。
■□■
無断転載等は禁止しております。Do not repost.
僕はあなたに捨てられる日が来ることを知っていながらそれでもあなたに恋してた
いちみやりょう
BL
▲ オメガバース の設定をお借りしている & おそらく勝手に付け足したかもしれない設定もあるかも 設定書くの難しすぎたのでオメガバース知ってる方は1話目は流し読み推奨です▲
捨てられたΩの末路は悲惨だ。
Ωはαに捨てられないように必死に生きなきゃいけない。
僕が結婚する相手には好きな人がいる。僕のことが気に食わない彼を、それでも僕は愛してる。
いつか捨てられるその日が来るまでは、そばに居てもいいですか。
木漏れ日の中で…
きりか
BL
春の桜のような花びらが舞う下で、
その花の美しさに見惚れて佇んでいたところ、
ここは、カラーの名の付く物語の中に転生したことに俺は気づいた。
その時、目の前を故郷の辺境領の雪のような美しい白銀の髪の持ち主が現れ恋をする。
しかし、その人は第二王子の婚約者。決して許されるものではなく…。
攻視点と受け視点が交互になります。
他サイトにあげたのを、書き直してこちらであげさしていただきました。
よろしくお願いします。
あたたかな鳥籠を君に、優しい口づけをあなたに
サイ
BL
完結しました。
読んでくださった方々、本当にありがとうございました!!
古くからの伯爵家に生まれたユリアは13の時、両親は断罪され、平民となった。姉の残した1歳の甥と共に、地獄のような生活を送り心に深い傷を負う。
やがてたどり着いた公爵領で、ユリアは公爵ヘルマンに仕え、あたたかく見守られながら成長する。
過去の傷を抱えながらも希望を失わず、懸命にヘルマンに仕えるユリア。
自分の中にある欲求を嫌悪し愛を諦めていたヘルマン――。
強いドミナント(支配欲求)、心に傷を持つサブミッシブ(服従欲求)の二人のはなし。
D/sであってSMではないので、痛くはないと思います。
第一章:不幸のどん底〜両思いまで。完結しました!
第二章:溺愛・イチャコラします
第三章:真相解明
ユリアの過去だけ強い虐待がありますので、苦手な方は(過去)を飛ばして読んでください。
(※)にも無理やりありますので、ご注意ください。
とびきりのクズに一目惚れし人生が変わった俺のこと
未瑠
BL
端正な容姿と圧倒的なオーラをもつタクトに一目惚れしたミコト。ただタクトは金にも女にも男にもだらしがないクズだった。それでも惹かれてしまうタクトに唐突に「付き合おう」と言われたミコト。付き合い出してもタクトはクズのまま。そして付き合って初めての誕生日にミコトは冷たい言葉で振られてしまう。
それなのにどうして連絡してくるの……?
悩ましき騎士団長のひとりごと
きりか
BL
アシュリー王国、最強と云われる騎士団長イザーク・ケリーが、文官リュカを伴侶として得て、幸せな日々を過ごしていた。ある日、仕事の為に、騎士団に詰めることとなったリュカ。最愛の傍に居たいがため、団長の仮眠室で、副団長アルマン・マルーンを相手に飲み比べを始め…。
ヤマもタニもない、単に、イザークがやたらとアルマンに絡んで、最後は、リュカに怒られるだけの話しです。
『悩める文官のひとりごと』の攻視点です。
ムーンライト様にも掲載しております。
よろしくお願いします。
とある文官のひとりごと
きりか
BL
貧乏な弱小子爵家出身のノア・マキシム。
アシュリー王国の花形騎士団の文官として、日々頑張っているが、学生の頃からやたらと絡んでくるイケメン部隊長であるアベル・エメを大の苦手というか、天敵認定をしていた。しかし、ある日、父の借金が判明して…。
基本コメディで、少しだけシリアス?
エチシーンところか、チュッどまりで申し訳ございません(土下座)
ムーンライト様でも公開しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる