22 / 41
二章「奴隷との初めての冒険」
外で食べるご飯は美味しいです
しおりを挟む
早く食べたいのならルナも手伝えよ」
「もちろんですご主人様! 私、何をしたらいいですか?」
やけに食い気味に聞いてくるな。そんなに慌てなくなっていいのにな。
「そうだな、燃やせそうな薪を集めてくれ」
「薪ですね。分かりました」
おっと重要なことを言っていなかった。ルナはもう飛び出してしまいそうなのでさっさと言わないと。
「俺の張った魔法は今、俺がいるあたりから半径15メートル位までしかないからそこから出ないようにな。迂闊に出たら腹をすかせた魔物の餌になりかねないから注視してくれよ」
「そんな大事なことは最初に言ってください!」
ルナはぷんすかと怒ってしまった。しかし『ぷんすか』という擬音がルナの顔の横に出てきそうな表情だな。
「悪い悪い。ルナがあまりにも積極的だから勢いに負けてしまったんだよ」
「もう勘弁してください。お願いしますね」
「気を付ける。さ、早く薪を拾ってくるといい」
ルナはその言葉で周囲の木の周りに落ちている枝を集め始めた。アイテムボックスできちんとした薪を持ってきた方がいいのかもしれないが、討伐した魔物の素材を入れることを加味すると少々心もとないので明らかに現地で調達することができる薪は入れていないのだ。いや、いれていないことはないのだが、それは緊急用で普段使いのために入れているわけではない。
「もう少しアイテムボックスの容量があればなあ」
普通、転生者が持っているアイテムボックスって無限大の容量があるだろう。俺はないけどさ。まあ、アイテムボックス自体が割とレアで重宝されるスキルではあるからそれだけで十分なのかもしれないけどさ。普通はマジックバックみたいな超高価なモノ買わないといけないし……。そういえばルナはアイテムボックスは使えるのかな。また試させてみよう。もし使えなかったらマジックバッグを買わないとな。もっと稼がないとだめだな……先は長いみたいだ。
ともあれ、ルナが薪を集めてくれている間に鍋や調味料、皿の準備をしていく。かまどはないから大きな石で簡易的に作る。今、思いついたがこの世界に七輪のようなものはないのだろうか。もしあったら非常に便利だろうから探してみよう。
「集めてきました」
大方、準備が終わって食材を出そうとしていたところでルナが戻ってきた。狭い範囲で集めてきたはずなのに、太い枝から細い枝までたくさん抱えている。これだけあれば十分だ。
「これはすごいな。これだけあれば美味しい夕食になりそうだ。ありがとう」
「へへっ。楽しみです」
うわっ、なんか今すごく悪い笑みを浮かべたな。いやいや、無垢な笑顔だったのかもしれない。うん、そう思うようにしよう。
さて、何を作ろうか。正直、このような環境なので水は貴重だと言いたいところだが幸い魔法のおかげで水には困らない。ルナは肉肉しい料理も食べたいだろうからそれも作るか。どうせあと2,3日二人だけじゃ、食べきれない量の肉があるんだ。多少贅沢な使い方をしても誰も怒らないだろう。
「シチュー作ってステーキを焼くぞ」
「豪快ですね」
「こういうのは豪快にいくのがいいんだよ」
ステーキみたいな料理はプロがやればもっと違うことを言ってくるのだろうけど、俺みたいな素人で場所も良くないというのであれば豪快に焼くのが一番おいしく感じることだろう。
「ルナはステーキ用に肉を切っておいてくれ。量は多くても構わないけど、食べきれる量にしておくんだぞ」
「も、もちろんです」
コイツ、目が泳いでいたな。多分、想像の斜め上を行く量を切り出そうとしていたに違いない。成長期なのかもしれないが、限度というのもあることは覚えておいて欲しいな。
「あんまり大きく切りすぎると中まで火が入らないかもしれないからな。それでもいいのなら大きく切り出しても構わないけど」
「生のお肉は嫌です。ちゃんと焼いてないと……」
「だったら切り出す大きさは考えろよ。何枚かに分けるとかな」
ルナはその手があったかと切り出していた随分と大きな肉を程よく薄くしていった。というか、あの手の平と同じくらいの厚さがあるのにあれでステーキが焼けると思っていたのか。きちんと想像の斜め上だったみたいだ。
ルナが一生懸命、肉を切っている間に俺はシチューを作っている。シチューとはいうが、ただのごった煮だ。アイテムボックスに入れてある適当な野菜と調味料に肉を鍋にぶち込んで煮込むだけの簡単仕様だ。硬いパンもあるがこのシチューに浸せば柔らかくなってそれなりに美味しく食べられる。パンも主食なのでないと腹持ちが悪いのだ。だから適当でも何でもいいから汁物はこういう野営において俺は絶対に汁物を作ることにしている。
「そのシチューというかごった煮、美味しそうですね」
「ルナにまでごった煮認定された。面倒にはなるけどトロミでもつければいいのかな……」
「そんなに落ち込まないでください。とってもいい匂いですよ」
褒めてもくれるならそこまで落ち込むことはないか。そのシチュー改めごった煮の入った鍋を火からおろして別のフライパンのような鍋を火にかけ肉を焼く。ジュージューという音がしてきて、同時に香ばしい香りが立ち込める。魔法の効果で魔物が寄ってくることはないが、魔法を張っていなければ俺たちはあっという間に魔物の餌になりかねないな。いい匂いだ。
ルナの肉は枚数がかなり多かった気がするが、本人が食べられると言っているのだから大丈夫だろう。それにしても食事はいいな。嫌なこと考えていることが一瞬でも頭から離れてくれるんだから。
「さ、できたし食べようか」
テーブルはないのでそこら辺の倒木か、地面に直接座って食べることになる。ルナがいるのなら椅子を買ってもいいな。それくらいならアイテムボックスも圧迫はしないだろう。ものによるだろうけど。
「どうだルナ、ちゃんと焼けているか?」
「あつっ、あふ。あい、ひゃんとやけてます」
喋るか食べるかどっちかにしてくれ。でもまあ焼けているみたいだからよかった。美味しそうに食べてくれている本当に食事は偉大だな。
「もちろんですご主人様! 私、何をしたらいいですか?」
やけに食い気味に聞いてくるな。そんなに慌てなくなっていいのにな。
「そうだな、燃やせそうな薪を集めてくれ」
「薪ですね。分かりました」
おっと重要なことを言っていなかった。ルナはもう飛び出してしまいそうなのでさっさと言わないと。
「俺の張った魔法は今、俺がいるあたりから半径15メートル位までしかないからそこから出ないようにな。迂闊に出たら腹をすかせた魔物の餌になりかねないから注視してくれよ」
「そんな大事なことは最初に言ってください!」
ルナはぷんすかと怒ってしまった。しかし『ぷんすか』という擬音がルナの顔の横に出てきそうな表情だな。
「悪い悪い。ルナがあまりにも積極的だから勢いに負けてしまったんだよ」
「もう勘弁してください。お願いしますね」
「気を付ける。さ、早く薪を拾ってくるといい」
ルナはその言葉で周囲の木の周りに落ちている枝を集め始めた。アイテムボックスできちんとした薪を持ってきた方がいいのかもしれないが、討伐した魔物の素材を入れることを加味すると少々心もとないので明らかに現地で調達することができる薪は入れていないのだ。いや、いれていないことはないのだが、それは緊急用で普段使いのために入れているわけではない。
「もう少しアイテムボックスの容量があればなあ」
普通、転生者が持っているアイテムボックスって無限大の容量があるだろう。俺はないけどさ。まあ、アイテムボックス自体が割とレアで重宝されるスキルではあるからそれだけで十分なのかもしれないけどさ。普通はマジックバックみたいな超高価なモノ買わないといけないし……。そういえばルナはアイテムボックスは使えるのかな。また試させてみよう。もし使えなかったらマジックバッグを買わないとな。もっと稼がないとだめだな……先は長いみたいだ。
ともあれ、ルナが薪を集めてくれている間に鍋や調味料、皿の準備をしていく。かまどはないから大きな石で簡易的に作る。今、思いついたがこの世界に七輪のようなものはないのだろうか。もしあったら非常に便利だろうから探してみよう。
「集めてきました」
大方、準備が終わって食材を出そうとしていたところでルナが戻ってきた。狭い範囲で集めてきたはずなのに、太い枝から細い枝までたくさん抱えている。これだけあれば十分だ。
「これはすごいな。これだけあれば美味しい夕食になりそうだ。ありがとう」
「へへっ。楽しみです」
うわっ、なんか今すごく悪い笑みを浮かべたな。いやいや、無垢な笑顔だったのかもしれない。うん、そう思うようにしよう。
さて、何を作ろうか。正直、このような環境なので水は貴重だと言いたいところだが幸い魔法のおかげで水には困らない。ルナは肉肉しい料理も食べたいだろうからそれも作るか。どうせあと2,3日二人だけじゃ、食べきれない量の肉があるんだ。多少贅沢な使い方をしても誰も怒らないだろう。
「シチュー作ってステーキを焼くぞ」
「豪快ですね」
「こういうのは豪快にいくのがいいんだよ」
ステーキみたいな料理はプロがやればもっと違うことを言ってくるのだろうけど、俺みたいな素人で場所も良くないというのであれば豪快に焼くのが一番おいしく感じることだろう。
「ルナはステーキ用に肉を切っておいてくれ。量は多くても構わないけど、食べきれる量にしておくんだぞ」
「も、もちろんです」
コイツ、目が泳いでいたな。多分、想像の斜め上を行く量を切り出そうとしていたに違いない。成長期なのかもしれないが、限度というのもあることは覚えておいて欲しいな。
「あんまり大きく切りすぎると中まで火が入らないかもしれないからな。それでもいいのなら大きく切り出しても構わないけど」
「生のお肉は嫌です。ちゃんと焼いてないと……」
「だったら切り出す大きさは考えろよ。何枚かに分けるとかな」
ルナはその手があったかと切り出していた随分と大きな肉を程よく薄くしていった。というか、あの手の平と同じくらいの厚さがあるのにあれでステーキが焼けると思っていたのか。きちんと想像の斜め上だったみたいだ。
ルナが一生懸命、肉を切っている間に俺はシチューを作っている。シチューとはいうが、ただのごった煮だ。アイテムボックスに入れてある適当な野菜と調味料に肉を鍋にぶち込んで煮込むだけの簡単仕様だ。硬いパンもあるがこのシチューに浸せば柔らかくなってそれなりに美味しく食べられる。パンも主食なのでないと腹持ちが悪いのだ。だから適当でも何でもいいから汁物はこういう野営において俺は絶対に汁物を作ることにしている。
「そのシチューというかごった煮、美味しそうですね」
「ルナにまでごった煮認定された。面倒にはなるけどトロミでもつければいいのかな……」
「そんなに落ち込まないでください。とってもいい匂いですよ」
褒めてもくれるならそこまで落ち込むことはないか。そのシチュー改めごった煮の入った鍋を火からおろして別のフライパンのような鍋を火にかけ肉を焼く。ジュージューという音がしてきて、同時に香ばしい香りが立ち込める。魔法の効果で魔物が寄ってくることはないが、魔法を張っていなければ俺たちはあっという間に魔物の餌になりかねないな。いい匂いだ。
ルナの肉は枚数がかなり多かった気がするが、本人が食べられると言っているのだから大丈夫だろう。それにしても食事はいいな。嫌なこと考えていることが一瞬でも頭から離れてくれるんだから。
「さ、できたし食べようか」
テーブルはないのでそこら辺の倒木か、地面に直接座って食べることになる。ルナがいるのなら椅子を買ってもいいな。それくらいならアイテムボックスも圧迫はしないだろう。ものによるだろうけど。
「どうだルナ、ちゃんと焼けているか?」
「あつっ、あふ。あい、ひゃんとやけてます」
喋るか食べるかどっちかにしてくれ。でもまあ焼けているみたいだからよかった。美味しそうに食べてくれている本当に食事は偉大だな。
4
お気に入りに追加
294
あなたにおすすめの小説
【完結】死ぬとレアアイテムを落とす『ドロップ奴隷』としてパーティーに帯同させられ都合よく何度も殺された俺は、『無痛スキル』を獲得し、覚醒する
Saida
ファンタジー
(こちらの不手際で、コメント欄にネタバレ防止のロックがされていない感想がございます。
まだ本編を読まれておられない方でネタバレが気になる方は、コメント欄を先に読まれないようお願い致します。)
少年が育った村では、一人前の大人になるための通過儀礼があった。
それは、神から「スキル」を与えられること。
「神からのお告げ」を夢で受けた少年は、とうとう自分にもその番が回って来たと喜び、教会で成人の儀を、そしてスキル判定を行ってもらう。
少年が授かっていたスキルの名は「レアドロッパー」。
しかしあまりにも珍しいスキルだったらしく、辞典にもそのスキルの詳細が書かれていない。
レアスキルだったことに喜ぶ少年だったが、彼の親代わりである兄、タスラの表情は暗い。
その夜、タスラはとんでもない話を少年にし始めた。
「お前のそのスキルは、冒険者に向いていない」
「本国からの迎えが来る前に、逃げろ」
村で新たに成人になったものが出ると、教会から本国に手紙が送られ、数日中に迎えが来る。
スキル覚醒した者に冒険者としての資格を与え、ダンジョンを開拓したり、魔物から国を守ったりする仕事を与えるためだ。
少年も子供の頃から、国の一員として務めを果たし、冒険者として名を上げることを夢に見てきた。
しかし信頼する兄は、それを拒み、逃亡する国の反逆者になれという。
当然、少年は納得がいかない。
兄と言い争っていると、家の扉をノックする音が聞こえてくる。
「嘘だろ……成人の儀を行ったのは今日の朝のことだぞ……」
見たことのない剣幕で「隠れろ」とタスラに命令された少年は、しぶしぶ戸棚に身を隠す。
家の扉を蹴破るようにして入ってきたのは、本国から少年を迎えに来た役人。
少年の居場所を尋ねられたタスラは、「ここにはいない」「どこかへ行ってしまった」と繰り返す。
このままでは夢にまで見た冒険者になる資格を失い、逃亡者として国に指名手配を受けることになるのではと少年は恐れ、戸棚から姿を現す。
それを見て役人は、躊躇なく剣を抜き、タスラのことを斬る。
「少年よ、安心しなさい。彼は私たちの仕事を邪魔したから、ちょっと大人しくしておいてもらうだけだ。もちろん後で治療魔法をかけておくし、命まで奪いはしないよ」と役人は、少年に微笑んで言う。
「分かりました」と追従笑いを浮かべた少年の胸には、急速に、悪い予感が膨らむ。
そして彼の予感は当たった。
少年の人生は、地獄の日々に姿を変える。
全ては授かった希少スキル、「レアドロッパー」のせいで。
婚約者が隣国の王子殿下に夢中なので潔く身を引いたら病弱王女の婚約者に選ばれました。
ユウ
ファンタジー
辺境伯爵家の次男シオンは八歳の頃から伯爵令嬢のサンドラと婚約していた。
我儘で少し夢見がちのサンドラは隣国の皇太子殿下に憧れていた。
その為事あるごとに…
「ライルハルト様だったらもっと美しいのに」
「どうして貴方はライルハルト様じゃないの」
隣国の皇太子殿下と比べて罵倒した。
そんな中隣国からライルハルトが留学に来たことで関係は悪化した。
そして社交界では二人が恋仲で悲恋だと噂をされ爪はじきに合うシオンは二人を思って身を引き、騎士団を辞めて国を出ようとするが王命により病弱な第二王女殿下の婚約を望まれる。
生まれつき体が弱く他国に嫁ぐこともできないハズレ姫と呼ばれるリディア王女を献身的に支え続ける中王はシオンを婿養子に望む。
一方サンドラは皇太子殿下に近づくも既に婚約者がいる事に気づき、シオンと復縁を望むのだが…
HOT一位となりました!
皆様ありがとうございます!
学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します
名無し
ファンタジー
毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
美少女に転生して料理して生きてくことになりました。
ゆーぞー
ファンタジー
田中真理子32歳、独身、失業中。
飲めないお酒を飲んでぶったおれた。
気がついたらマリアンヌという12歳の美少女になっていた。
その世界は加護を受けた人間しか料理をすることができない世界だった
小さな大魔法使いの自分探しの旅 親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします
藤なごみ
ファンタジー
※2024年10月下旬に、第2巻刊行予定です
2024年6月中旬に第一巻が発売されます
2024年6月16日出荷、19日販売となります
発売に伴い、題名を「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、元気いっぱいに無自覚チートで街の人を笑顔にします~」→「小さな大魔法使いの自分探しの旅~親に見捨てられたけど、無自覚チートで街の人を笑顔にします~」
中世ヨーロッパに似ているようで少し違う世界。
数少ないですが魔法使いがが存在し、様々な魔導具も生産され、人々の生活を支えています。
また、未開発の土地も多く、数多くの冒険者が活動しています
この世界のとある地域では、シェルフィード王国とタターランド帝国という二つの国が争いを続けています
戦争を行る理由は様ながら長年戦争をしては停戦を繰り返していて、今は辛うじて平和な時が訪れています
そんな世界の田舎で、男の子は産まれました
男の子の両親は浪費家で、親の資産を一気に食いつぶしてしまい、あろうことかお金を得るために両親は行商人に幼い男の子を売ってしまいました
男の子は行商人に連れていかれながら街道を進んでいくが、ここで行商人一行が盗賊に襲われます
そして盗賊により行商人一行が殺害される中、男の子にも命の危険が迫ります
絶体絶命の中、男の子の中に眠っていた力が目覚めて……
この物語は、男の子が各地を旅しながら自分というものを探すものです
各地で出会う人との繋がりを通じて、男の子は少しずつ成長していきます
そして、自分の中にある魔法の力と向かいながら、色々な事を覚えていきます
カクヨム様と小説家になろう様にも投稿しております
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる