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備忘録1 湘南Pホテル編
26 歌姫と親友または悪友
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Pホテルの問題は解決したし、レオの看護も終わって一段落。
次はG県の『鈴鳴村』に着手しないといけないのだけど……。
「何、どうしたの?」
「何か、問題発生?」
それよりも前に対処しないといけない事態に遭遇しているわ。
太陽の光をまぶしたみたいに豪奢な黄金色の長い髪の女の子。
対照的な髪の色をした濡れ羽色のウルフヘアの女の子。
この二人をどうにかしないといけないの。
「それでどうなのよ? ねぇ?」
「そうそう。興味あるのだわ」
興味津々なのは構わないわ。
でも、質問というよりは詰問するように詰め寄ってくるのはなぜかしら?
「あたしはほら、経験者で先輩だからぁ? 何でも言ってみてよ。どーんと大船に乗った気で!」
いいえ、それ、泥船じゃなくて?
と言いたいけれど、下手に言うと次元が一つくらい吹き飛んでもおかしくないのでやめておくわ。
だって、面倒だもの。
ブロンドの子は『イズミンの泉』というチャンネルを運営する人気YoTuber。
『歌姫』であるわたしと相互フォローする関係にあるファミリーの一員であって、腐れ縁の幼馴染みたいなモノね。
認めたくないけど、一応、従姉妹なのだから……。
もっとも現身の話ではなくて、本体の方ねっ!
この子も世界……というよりは日本に馴染みやすく、林檎泉(りんご いずみ)という日本名を名乗っているの。
見た目はわたしと同じで日本人らしい要素なんて一つもないんだけど。
陶器人形(ビスクドール)みたいと言われるのもわたしと同じ。
髪や瞳の色もだけど、肌も抜けるように白いから、「日本人です!」と言い切るには無理があるのよね。
それでもそのキャラでやっていけるのは、小柄で童顔のお陰だわ。
このロリコンどもめっと現れる怪異を期待しているのだけど、今のところ聞かないわね、残念。
「私は君らとは違うから、そういうのはいないんだけど、知識はあるのだわ。任せるのだわ。漫画とアニメで勉強済みなのだわ」
何をもって任せろという自信が生まれてくるのか、謎のメンタリティを発揮している黒髪の子も人気YoTuber。
イズミに対抗意識を燃やしているのか、『ニャオの泉』というチャンネルを運営していて、やはり、こちらも相互フォローしている仲。
見た目はわたし達よりも日本人に近いので猫野五月(ねこの めい)という日本人名を名乗っていてもそんなに違和感はない……はず。
瞳が奇妙な輝きのある黄金色をした人間って、そういないと思うのだけど、そこは気にしてはダメよ?
ロングヘアのわたしやイズミとは対照的なウルフカットでさっぱりとした印象を与える髪型にしていて、背もそこそこ高いからぱっと見は少年ぽく見えるの。
そのお陰なのか、固定ファンは女性が多めかしら?
でも、頭頂部の左右が跳ねていて猫娘みたいで可愛いと評判なのよね。
「どうなの? ついに一線を越えたの? それなら、新しいプレイを教えようか?」
「どういうこと?」
「何々? 詳しく教えるのだわ」
このようにイズミは時として、意味不明なことを言うのだから。
ローティーンにしか、見えないのに何か、不穏なことを言っているみたいなのよね。
もっとも何を言っているのか、さっぱり分からないけど!
頭の上に大きなはてなマークが出るくらい、分からない。
メイは耳年増だから、これ幸いと便乗して、ネタを仕入れようと思っているのね。
彼女は興奮すると癖のある跳ね毛がピョコピョコと口の代わりに動くから、よく分かるわ。
わたしも勝手に髪が動いちゃうから、人のことは言えないけど。
「だから、ついにしたんでしょう?」
「何を? した? え?」
イズミは小柄な割に胸は相当に育っていて、そこもわたしに寄せてきたのかって疑いたくなる点なの。
それで彼女がそんな動きをすると体をちょっと反らしただけでも目立つじゃない?
口ほどに物を言うから、そこは恵まれないメイが「ぐぬぬ」となるのよね。
これもいつもの構図だわ。
ただ、イズミの言っていることは分からない。
これは譲れないけど。
「こういう時、貴女は鈍いのよぉ。だからぁ、アレよ、アレ。夫婦だったらする、アレ」
アレ?
夫婦でするのって、共同作業だから……ライブ配信? それともダンジョン探索?
「そのポーズやめるのだわ」とメイが小さく、抗議していても意に介さないイズミはわざとらしく、これまた定番のポーズを取っている。
わざと胸を強調するように腕を組んで、さらにテーブルの上で休ませるっていうメイにはできないポーズね。
わたしもできるし、実はちょっと楽だったりするけど、それよりもレオにマッサージしてもらう方が効果的だと思うの。
あっ。
つまり、マッサージのことかしら?
ガツンという激しい音がした。
メイがテーブルに勢いよく、頭を打ち付けたみたい。
彼女の額とテーブルが仲良く、こんにちは! をしていて、ピクリとも動かなくなった。
まぁ、これもいつものことだから、気にしないわ。
このやり取りはわたし達が集まった時には日常の一コマだもの。
この風景を配信するだけでも結構、稼げるので定期的に”お茶会配信”と称して、やったりするのよね。
『イズミンの泉』と『ニャオの泉』はよくコラボレーション配信もしているし。
その中でも頻繁にこのやり取りが出てくるから、ボケ・ツッコミの泉とツッコミ・ボケの五月でユニットを組んで、芸人の頂点を決める祭りに参加するべきだと主張するファンがいるくらいなのだから!
「もちろん! だって、夫婦だから」
「もしかして、毎日やってるの? お盛んねぇ?」
「そりゃ、毎日やるものでしょう? その方が効果的じゃない?」
「こ、効果的? どういうことなのだわ」
「でも、レオは怪我していたから、その間はわたしがやってあげたんだけどねっ」
「な、何を? や、やってあげたって、まさかなのだわ」
「口? 胸? それとも、まさか上でやったの?」
「んんん? 何の話なの? マッサージでしょう?」
「そっちぃ!」
「がっくりなのだわ」
お風呂上りにマッサージする話ではなかったの?
何でイズミとメイは派手にコケているのよ。
全く、意味が分からないわ。
「それだけじゃ、ダメよぉ。そんなことで赤ちゃんがやってくるとでも思ってるのぉ?」
「え? そうなの? 手を繋いで一緒に寝たら、やってくるのでしょう? そう聞いたわよ」
「私もそう聞いたのだわ」
「あなた達、どこからそんなの聞いたのよぉ。全く。ダメよぉ、ダメダメェ」
イズミはローティーンにしか、見えないけど実は既婚者でわたしとレオよりも先輩なのだ。
しかも彼女の夫は小柄で童顔な泉とは正反対のタイプなんだもの。
大柄の熊みたいな男で……。
見た目に反してロマンチストなポエマーなのよ!
自作の詩を朗読するYoTuberなのだけど、全く、バズってないわね。
レオはバズらないようにわたしが裏工作しているんだけど、彼のはそうではないわ。
実力でバズってないのよ。
レオはほら、カッコいいから変にバズって、悪い虫が湧いたら困るじゃない?
だから、わたしが予め、そうならないように色々といじっているの。
これも妻の務めよね♪
「リリー、それだけじゃ、ダメ。手を繋ぐだけでは不十分なのぉ。ちゃんと抱いてもらわないと効果が出ないわぁ」
「手を繋ぐだけじゃ、ダメなの? 抱いてもらったら、大丈夫ってこと?」
「うん。大丈夫だから、ちゃんと抱いてもらうのよぉ。いい? 分かったぁ?」
何度も念を押して、『抱く』をイズミは強調してくるわね。
何か、意味があるのかしら。
手を繋いで抱き締めてもらうと赤ちゃんがやってくるのでしょう?
違うの?
次はG県の『鈴鳴村』に着手しないといけないのだけど……。
「何、どうしたの?」
「何か、問題発生?」
それよりも前に対処しないといけない事態に遭遇しているわ。
太陽の光をまぶしたみたいに豪奢な黄金色の長い髪の女の子。
対照的な髪の色をした濡れ羽色のウルフヘアの女の子。
この二人をどうにかしないといけないの。
「それでどうなのよ? ねぇ?」
「そうそう。興味あるのだわ」
興味津々なのは構わないわ。
でも、質問というよりは詰問するように詰め寄ってくるのはなぜかしら?
「あたしはほら、経験者で先輩だからぁ? 何でも言ってみてよ。どーんと大船に乗った気で!」
いいえ、それ、泥船じゃなくて?
と言いたいけれど、下手に言うと次元が一つくらい吹き飛んでもおかしくないのでやめておくわ。
だって、面倒だもの。
ブロンドの子は『イズミンの泉』というチャンネルを運営する人気YoTuber。
『歌姫』であるわたしと相互フォローする関係にあるファミリーの一員であって、腐れ縁の幼馴染みたいなモノね。
認めたくないけど、一応、従姉妹なのだから……。
もっとも現身の話ではなくて、本体の方ねっ!
この子も世界……というよりは日本に馴染みやすく、林檎泉(りんご いずみ)という日本名を名乗っているの。
見た目はわたしと同じで日本人らしい要素なんて一つもないんだけど。
陶器人形(ビスクドール)みたいと言われるのもわたしと同じ。
髪や瞳の色もだけど、肌も抜けるように白いから、「日本人です!」と言い切るには無理があるのよね。
それでもそのキャラでやっていけるのは、小柄で童顔のお陰だわ。
このロリコンどもめっと現れる怪異を期待しているのだけど、今のところ聞かないわね、残念。
「私は君らとは違うから、そういうのはいないんだけど、知識はあるのだわ。任せるのだわ。漫画とアニメで勉強済みなのだわ」
何をもって任せろという自信が生まれてくるのか、謎のメンタリティを発揮している黒髪の子も人気YoTuber。
イズミに対抗意識を燃やしているのか、『ニャオの泉』というチャンネルを運営していて、やはり、こちらも相互フォローしている仲。
見た目はわたし達よりも日本人に近いので猫野五月(ねこの めい)という日本人名を名乗っていてもそんなに違和感はない……はず。
瞳が奇妙な輝きのある黄金色をした人間って、そういないと思うのだけど、そこは気にしてはダメよ?
ロングヘアのわたしやイズミとは対照的なウルフカットでさっぱりとした印象を与える髪型にしていて、背もそこそこ高いからぱっと見は少年ぽく見えるの。
そのお陰なのか、固定ファンは女性が多めかしら?
でも、頭頂部の左右が跳ねていて猫娘みたいで可愛いと評判なのよね。
「どうなの? ついに一線を越えたの? それなら、新しいプレイを教えようか?」
「どういうこと?」
「何々? 詳しく教えるのだわ」
このようにイズミは時として、意味不明なことを言うのだから。
ローティーンにしか、見えないのに何か、不穏なことを言っているみたいなのよね。
もっとも何を言っているのか、さっぱり分からないけど!
頭の上に大きなはてなマークが出るくらい、分からない。
メイは耳年増だから、これ幸いと便乗して、ネタを仕入れようと思っているのね。
彼女は興奮すると癖のある跳ね毛がピョコピョコと口の代わりに動くから、よく分かるわ。
わたしも勝手に髪が動いちゃうから、人のことは言えないけど。
「だから、ついにしたんでしょう?」
「何を? した? え?」
イズミは小柄な割に胸は相当に育っていて、そこもわたしに寄せてきたのかって疑いたくなる点なの。
それで彼女がそんな動きをすると体をちょっと反らしただけでも目立つじゃない?
口ほどに物を言うから、そこは恵まれないメイが「ぐぬぬ」となるのよね。
これもいつもの構図だわ。
ただ、イズミの言っていることは分からない。
これは譲れないけど。
「こういう時、貴女は鈍いのよぉ。だからぁ、アレよ、アレ。夫婦だったらする、アレ」
アレ?
夫婦でするのって、共同作業だから……ライブ配信? それともダンジョン探索?
「そのポーズやめるのだわ」とメイが小さく、抗議していても意に介さないイズミはわざとらしく、これまた定番のポーズを取っている。
わざと胸を強調するように腕を組んで、さらにテーブルの上で休ませるっていうメイにはできないポーズね。
わたしもできるし、実はちょっと楽だったりするけど、それよりもレオにマッサージしてもらう方が効果的だと思うの。
あっ。
つまり、マッサージのことかしら?
ガツンという激しい音がした。
メイがテーブルに勢いよく、頭を打ち付けたみたい。
彼女の額とテーブルが仲良く、こんにちは! をしていて、ピクリとも動かなくなった。
まぁ、これもいつものことだから、気にしないわ。
このやり取りはわたし達が集まった時には日常の一コマだもの。
この風景を配信するだけでも結構、稼げるので定期的に”お茶会配信”と称して、やったりするのよね。
『イズミンの泉』と『ニャオの泉』はよくコラボレーション配信もしているし。
その中でも頻繁にこのやり取りが出てくるから、ボケ・ツッコミの泉とツッコミ・ボケの五月でユニットを組んで、芸人の頂点を決める祭りに参加するべきだと主張するファンがいるくらいなのだから!
「もちろん! だって、夫婦だから」
「もしかして、毎日やってるの? お盛んねぇ?」
「そりゃ、毎日やるものでしょう? その方が効果的じゃない?」
「こ、効果的? どういうことなのだわ」
「でも、レオは怪我していたから、その間はわたしがやってあげたんだけどねっ」
「な、何を? や、やってあげたって、まさかなのだわ」
「口? 胸? それとも、まさか上でやったの?」
「んんん? 何の話なの? マッサージでしょう?」
「そっちぃ!」
「がっくりなのだわ」
お風呂上りにマッサージする話ではなかったの?
何でイズミとメイは派手にコケているのよ。
全く、意味が分からないわ。
「それだけじゃ、ダメよぉ。そんなことで赤ちゃんがやってくるとでも思ってるのぉ?」
「え? そうなの? 手を繋いで一緒に寝たら、やってくるのでしょう? そう聞いたわよ」
「私もそう聞いたのだわ」
「あなた達、どこからそんなの聞いたのよぉ。全く。ダメよぉ、ダメダメェ」
イズミはローティーンにしか、見えないけど実は既婚者でわたしとレオよりも先輩なのだ。
しかも彼女の夫は小柄で童顔な泉とは正反対のタイプなんだもの。
大柄の熊みたいな男で……。
見た目に反してロマンチストなポエマーなのよ!
自作の詩を朗読するYoTuberなのだけど、全く、バズってないわね。
レオはバズらないようにわたしが裏工作しているんだけど、彼のはそうではないわ。
実力でバズってないのよ。
レオはほら、カッコいいから変にバズって、悪い虫が湧いたら困るじゃない?
だから、わたしが予め、そうならないように色々といじっているの。
これも妻の務めよね♪
「リリー、それだけじゃ、ダメ。手を繋ぐだけでは不十分なのぉ。ちゃんと抱いてもらわないと効果が出ないわぁ」
「手を繋ぐだけじゃ、ダメなの? 抱いてもらったら、大丈夫ってこと?」
「うん。大丈夫だから、ちゃんと抱いてもらうのよぉ。いい? 分かったぁ?」
何度も念を押して、『抱く』をイズミは強調してくるわね。
何か、意味があるのかしら。
手を繋いで抱き締めてもらうと赤ちゃんがやってくるのでしょう?
違うの?
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