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第十八話
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取り敢えず俺達はカフェに入り品物を注文…外にあるカフェテラスへと席に着いた…。初めて会ったし最初から仲良くは出来ないのかも知れないけど何で俺の両隣に座るんだ?
「ねぇねぇ、あそこの人達付き合ってるのかな?」
「修羅場?ハーレム?羨ましいわっ!?」
「あなたには私が居るでしょうがっ!」
「どう考えてもあの人を取り合ってるよね?」
「見るからに年上と年下…どっちを選ぶのやら…?」
「気になるよねぇ~」
ほらっ…周りの奴等に色々言われてるぞっ?
―でも…何も知らないのに何を好き勝手に言ってるんだか…。まず前提として付き合ってないわっ!それに取り合われてもいないわっ!どっちも選ばないし、まして俺にそんな権利などあるかっ!?そもそもこれは先輩に付き合ってだな…。
―というよりもお前等は自分達の事に集中しやがれっ!!
「さて…何であなた迄ここに居るのかしらね?」
こっちはこっちでもう少し仲良くしようぜ?どことなく先輩の言葉に棘を感じる気がする…。
「それは…先輩が…あなたにエッチな事をしないように見張っておくのが私の役目だからです!エッヘン!」
「するかっ!」
美優は何言ってんだ!?見ろっ、周りをっ!!ギョッとしているじゃあないか!?
「エエエ、エッチって…」
「先輩も何を想像しているのかは知りませんけどそんなに顔を赤く染めないで下さい!まずそんな事しませんからねっ!?美優は頼むからこんな所で変な事を言わないでくれっ!」
「想像!?しししし…してないから!?エエエッチな事なんて想像しししししてないからっ!」
「図星つかれて動揺してる」
「してないっ!」
少しでいいから頼むから仲良くしてくれないかな?帰っていいかな?駄目だろうな…。
「はぁ~… 取り敢えず美優、こっちは俺の学校の先輩で庵先輩…。庵先輩、こっちは俺の後輩の美優です」
「…宜しくです」
「…宜しく」
「美優に説明すると色々あって先輩を助けて…今日はそのお礼をという事なんだよ」
「はぁ~ またですか」
「またとはなんだよ?」
「別にぃ~」
(ホントに先輩は…そうやって誰彼構わず助けて…惚れさせて…う~ もぅ!先輩の馬鹿っ!)
「その言い方だと…どうやら助けられたのは私だけじゃあない感じかしら?」
「そうなんですよ~」
(私の時も先輩は…)
「なるほどねぇ~」
(優しいのも格好いいのも分かってたけど…無自覚に惚れさせるタイプかぁ…)
「…この苦労分かってくれます?」
「あ…うん…なんとなく分かるわよ」
「ですよねぇ~ しかも…そのうえかなりの鈍感で…鈍感で…。大事な事なので二回言いました!」
「―だよね?そうなのかと思ってたけどかなり重症なのよね?」
「そう!そうなんですぅ!」
「あなたがここに居座る理由も気付いてもらえないんでしょっ?」
「です、です!先輩話が分かりますね!?」
「そう?」
一言言っていいかな?
「2人とも…ジト目と悪口は止めてくれる?」
何で2人からジト目で見られないといけないんだ?悪口を言われないといけないんだ?意味分からん…。2人ともさっきまで言いあってなかった!?仲良すぎじゃねっ?ホントは仲いいのかっ!?
そんなこんなで2人は連絡先を交換、なにやら意気投合している?ホント俺がここに居る意味ないよねっ?勘弁してくれ…。
「ねぇねぇ、あそこの人達付き合ってるのかな?」
「修羅場?ハーレム?羨ましいわっ!?」
「あなたには私が居るでしょうがっ!」
「どう考えてもあの人を取り合ってるよね?」
「見るからに年上と年下…どっちを選ぶのやら…?」
「気になるよねぇ~」
ほらっ…周りの奴等に色々言われてるぞっ?
―でも…何も知らないのに何を好き勝手に言ってるんだか…。まず前提として付き合ってないわっ!それに取り合われてもいないわっ!どっちも選ばないし、まして俺にそんな権利などあるかっ!?そもそもこれは先輩に付き合ってだな…。
―というよりもお前等は自分達の事に集中しやがれっ!!
「さて…何であなた迄ここに居るのかしらね?」
こっちはこっちでもう少し仲良くしようぜ?どことなく先輩の言葉に棘を感じる気がする…。
「それは…先輩が…あなたにエッチな事をしないように見張っておくのが私の役目だからです!エッヘン!」
「するかっ!」
美優は何言ってんだ!?見ろっ、周りをっ!!ギョッとしているじゃあないか!?
「エエエ、エッチって…」
「先輩も何を想像しているのかは知りませんけどそんなに顔を赤く染めないで下さい!まずそんな事しませんからねっ!?美優は頼むからこんな所で変な事を言わないでくれっ!」
「想像!?しししし…してないから!?エエエッチな事なんて想像しししししてないからっ!」
「図星つかれて動揺してる」
「してないっ!」
少しでいいから頼むから仲良くしてくれないかな?帰っていいかな?駄目だろうな…。
「はぁ~… 取り敢えず美優、こっちは俺の学校の先輩で庵先輩…。庵先輩、こっちは俺の後輩の美優です」
「…宜しくです」
「…宜しく」
「美優に説明すると色々あって先輩を助けて…今日はそのお礼をという事なんだよ」
「はぁ~ またですか」
「またとはなんだよ?」
「別にぃ~」
(ホントに先輩は…そうやって誰彼構わず助けて…惚れさせて…う~ もぅ!先輩の馬鹿っ!)
「その言い方だと…どうやら助けられたのは私だけじゃあない感じかしら?」
「そうなんですよ~」
(私の時も先輩は…)
「なるほどねぇ~」
(優しいのも格好いいのも分かってたけど…無自覚に惚れさせるタイプかぁ…)
「…この苦労分かってくれます?」
「あ…うん…なんとなく分かるわよ」
「ですよねぇ~ しかも…そのうえかなりの鈍感で…鈍感で…。大事な事なので二回言いました!」
「―だよね?そうなのかと思ってたけどかなり重症なのよね?」
「そう!そうなんですぅ!」
「あなたがここに居座る理由も気付いてもらえないんでしょっ?」
「です、です!先輩話が分かりますね!?」
「そう?」
一言言っていいかな?
「2人とも…ジト目と悪口は止めてくれる?」
何で2人からジト目で見られないといけないんだ?悪口を言われないといけないんだ?意味分からん…。2人ともさっきまで言いあってなかった!?仲良すぎじゃねっ?ホントは仲いいのかっ!?
そんなこんなで2人は連絡先を交換、なにやら意気投合している?ホント俺がここに居る意味ないよねっ?勘弁してくれ…。
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