悪役貴族に転生した俺は悪逆非道の限りを尽くす

幕間①

皆殺し

─ブォーン！ブォン！ブォン！ブォン！フォーン！フォーンフォーン！ブォ─────ン！

　なんだ？こんな夜中に。何処の馬鹿共がイキッてやがる？最近あまり耳にしなくなったと思った騒音。俺は苛ついていた。屋敷の窓から外を覗くと外が暗いせいで何処をバイク等が集団で走ってるのかが良く分かる。俺は転移を使い奴等の先回りをすることに。

　俺が急に現れた事により先頭を走っていたバイクが俺を避け転倒。続けて走って来たバイクの奴等をまとめて闇の炎でバイクを爆発させる。

─ドゴオォォォン！ドゴオォォォン！ドゴオォォォン！

　後続が次々と止まり、前方で起こった爆発に対して何が起こったのかと唖然としていた。俺は悪魔の剣を片手に構え奴等に向けて駆け出した。

「「ギャあああ！」」「ぐぁ…」「痛っああ！」「は……」「なっ…イギャアアア！」

　すれ違い様に剣を振り、腕を落としたり首を跳ねたり真っ二つにしたりしていく。道路は血に染まり次々と死体が増えていく。

「人殺しだぁー！」

「武器を持って先に殺せぇぇぇ！殺さないと俺達が殺されるぞ！」

「なんだよ！アイツ…人間じゃねぇよ！」

　命の危険に晒された者達が次々と武器を手に俺に襲い掛かって来る。まぁ、武器といっても精々せいぜい定番の鉄パイプやナイフ位だが。

　俺に対して武器を振りかぶって来た奴等は全て武器ごと両断していく。次第に命がまだある奴等の顔は曇り恐怖へと変わっていく。その場から逃げ出す者を現れ始めるがそもそも逃がす訳が無い。キャプチャーを使いながら１人ずつ確実に仕留めていく。後に残ったのは道路に無惨にも広がる大量の血と死体の山だけだった。

　その場にいた全員を警察が駆け付ける迄に始末。俺は屋敷に戻って静かに眠りについた。