139 / 140
番外編
野菜の日
しおりを挟む
「さぁ~ 安いよ安いよ~っ!!」
今日は八月三十一日。前世では語呂合わせでこの日は野菜の日の日と制定されたらしい。まあ、詳しくは俺も分からないんだけど、色んな日があった方がいいという事で作ったんだ。
そんなわけで…ランスと一緒に本日は八百屋を営んでいる。早い話野菜の日を定着させる為の普及作業みたいなものだな。
「おっ!そこの巨乳ちゃん!今夜はこのナスを旦那のモノに見立てて、その自慢のおっぱいで挟み揚げてみないかい?」
「もう、ランス王ったら…し、仕方ありませんね。ナスを2本…いえ、3本もらうわ」
「はいよ!そのデカぱいと同じく大きいのから選んじゃうからねっ!」
ランスがなにやら馬鹿な事を言いながら野菜を売っているのが…かなり痛いな…。巨乳の女性を見る度にああなってるんだ…。誰か止めてくんねぇ~かな?昔はああじゃなかったんだけどな…。義父上さんの悪影響がランスの骨の髄まで侵しているみたいだ。
「どうしたんだい、エル?さっきから手も口も止まってるよ?野菜の日を国中に浸透させるんだよね?しっかり声出していかないと」
「うるさいわっ!?ランスこそさっきから巨乳の女性にしか声を掛けてねぇーじゃねぇかっ」
「何をそんな当たり前の事を言ってるんだい?巨乳こそ正義だよ?動く度に弾む胸…そこに男なら視線を吸い寄せられるだろうに…」
「…お前だけだから」
そりゃあ少しくらいは本能に吸い寄せられるように見てしまうかも知れないが…断じてお前程じゃないからな?
「しっかりティアの胸を揉んであげてるのかい?いつまでも小さいままな気がするけど…母親のティーネ元王妃なんかを思い出してごらんよ?あんなに今も弾んでるんだよ?」
「お前…人の嫁さんになんて事を言うんだよ!?ティアの魅力はそこじゃないだろ!?それとティアの胸にそんな邪な視線を向けるんじゃないよ」
「流石…愛妻家は言う事が違うね」
ホント誰だよ?こんな風にランスを変えちまったのは…?義父上だけの影響だけじゃない気がするな…。
「まあ、そもそもティアのあんな貧相な胸に邪な視線なんか向けるわけないだろうに…エルは心配性だね?」
「俺はお前が心配だよ」
「ホントホント。エルの言う通りよね。ランスのこれからの方がホント心配だわ」
「そそそそそそ、その声はっ!?」
あ~あ…俺は知らないからな?
「どどど、どうしてここにっ!?」
「エルが居るところに私が居るのは当たり前でしょっ?それにしても…ふふふっ…さっきはそれはそれは面白そうなお話をしていたわよね?」
「さ、さぁ…な、何の事だか…」
「ランス。あなたに見合い話をたくさん持ってきてあげるから…しっかり気張りなさいね?」
「ば、馬鹿なっ!?これ以上はっ!?」
「あらあら…拒否権はないわよ?しかも今度は全員胸がそんなに大きくない女性にしてあげるからね?」
「そ、そんな…恐ろしい事をっ…!?そ、それでも人間かっ!?」
「あっ!エル?さっきはあなたの言葉…嬉しかったわよ?」
「そりゃあティアを愛しているからな」
「も、もう…馬鹿っ♡今夜は寝かせないからね?」
「ずっと…エルとラブってなよ…って…ぎゃぁぁぁぁあ~~~~~~」
その後ランスがどうなったのかは定かではない。勿論生きているけどな?まあ、野菜の日も無事に?定着させる事が出来たのは喜ばしい事だな。
今日は八月三十一日。前世では語呂合わせでこの日は野菜の日の日と制定されたらしい。まあ、詳しくは俺も分からないんだけど、色んな日があった方がいいという事で作ったんだ。
そんなわけで…ランスと一緒に本日は八百屋を営んでいる。早い話野菜の日を定着させる為の普及作業みたいなものだな。
「おっ!そこの巨乳ちゃん!今夜はこのナスを旦那のモノに見立てて、その自慢のおっぱいで挟み揚げてみないかい?」
「もう、ランス王ったら…し、仕方ありませんね。ナスを2本…いえ、3本もらうわ」
「はいよ!そのデカぱいと同じく大きいのから選んじゃうからねっ!」
ランスがなにやら馬鹿な事を言いながら野菜を売っているのが…かなり痛いな…。巨乳の女性を見る度にああなってるんだ…。誰か止めてくんねぇ~かな?昔はああじゃなかったんだけどな…。義父上さんの悪影響がランスの骨の髄まで侵しているみたいだ。
「どうしたんだい、エル?さっきから手も口も止まってるよ?野菜の日を国中に浸透させるんだよね?しっかり声出していかないと」
「うるさいわっ!?ランスこそさっきから巨乳の女性にしか声を掛けてねぇーじゃねぇかっ」
「何をそんな当たり前の事を言ってるんだい?巨乳こそ正義だよ?動く度に弾む胸…そこに男なら視線を吸い寄せられるだろうに…」
「…お前だけだから」
そりゃあ少しくらいは本能に吸い寄せられるように見てしまうかも知れないが…断じてお前程じゃないからな?
「しっかりティアの胸を揉んであげてるのかい?いつまでも小さいままな気がするけど…母親のティーネ元王妃なんかを思い出してごらんよ?あんなに今も弾んでるんだよ?」
「お前…人の嫁さんになんて事を言うんだよ!?ティアの魅力はそこじゃないだろ!?それとティアの胸にそんな邪な視線を向けるんじゃないよ」
「流石…愛妻家は言う事が違うね」
ホント誰だよ?こんな風にランスを変えちまったのは…?義父上だけの影響だけじゃない気がするな…。
「まあ、そもそもティアのあんな貧相な胸に邪な視線なんか向けるわけないだろうに…エルは心配性だね?」
「俺はお前が心配だよ」
「ホントホント。エルの言う通りよね。ランスのこれからの方がホント心配だわ」
「そそそそそそ、その声はっ!?」
あ~あ…俺は知らないからな?
「どどど、どうしてここにっ!?」
「エルが居るところに私が居るのは当たり前でしょっ?それにしても…ふふふっ…さっきはそれはそれは面白そうなお話をしていたわよね?」
「さ、さぁ…な、何の事だか…」
「ランス。あなたに見合い話をたくさん持ってきてあげるから…しっかり気張りなさいね?」
「ば、馬鹿なっ!?これ以上はっ!?」
「あらあら…拒否権はないわよ?しかも今度は全員胸がそんなに大きくない女性にしてあげるからね?」
「そ、そんな…恐ろしい事をっ…!?そ、それでも人間かっ!?」
「あっ!エル?さっきはあなたの言葉…嬉しかったわよ?」
「そりゃあティアを愛しているからな」
「も、もう…馬鹿っ♡今夜は寝かせないからね?」
「ずっと…エルとラブってなよ…って…ぎゃぁぁぁぁあ~~~~~~」
その後ランスがどうなったのかは定かではない。勿論生きているけどな?まあ、野菜の日も無事に?定着させる事が出来たのは喜ばしい事だな。
76
お気に入りに追加
1,590
あなたにおすすめの小説
もしも○○だったら~らぶえっちシリーズ
中村 心響
恋愛
もしもシリーズと題しまして、オリジナル作品の二次創作。ファンサービスで書いた"もしも、あのキャラとこのキャラがこうだったら~"など、本編では有り得ない夢の妄想短編ストーリーの総集編となっております。
※ 作品
「男装バレてイケメンに~」
「灼熱の砂丘」
「イケメンはずんどうぽっちゃり…」
こちらの作品を先にお読みください。
各、作品のファン様へ。
こちらの作品は、ノリと悪ふざけで作者が書き散らした、らぶえっちだらけの物語りとなっております。
故に、本作品のイメージが崩れた!とか。
あのキャラにこんなことさせないで!とか。
その他諸々の苦情は一切受け付けておりません。(。ᵕᴗᵕ。)
もう惚れたりしないから
夢川渡
恋愛
恋をしたリーナは仲の良かった幼馴染に嫌がらせをしたり、想い人へ罪を犯してしまう。
恋は盲目
気づいたときにはもう遅かった____
監獄の中で眠りにつき、この世を去ったリーナが次に目覚めた場所は
リーナが恋に落ちたその場面だった。
「もう貴方に惚れたりしない」から
本編完結済
番外編更新中
所詮は他人事と言われたので他人になります!婚約者も親友も見捨てることにした私は好きに生きます!
ユウ
恋愛
辺境伯爵令嬢のリーゼロッテは幼馴染と婚約者に悩まされてきた。
幼馴染で親友であるアグネスは侯爵令嬢であり王太子殿下の婚約者ということもあり幼少期から王命によりサポートを頼まれていた。
婚約者である伯爵家の令息は従妹であるアグネスを大事にするあまり、婚約者であるサリオンも優先するのはアグネスだった。
王太子妃になるアグネスを優先することを了承ていたし、大事な友人と婚約者を愛していたし、尊敬もしていた。
しかしその関係に亀裂が生じたのは一人の女子生徒によるものだった。
貴族でもない平民の少女が特待生としてに入り王太子殿下と懇意だったことでアグネスはきつく当たり、婚約者も同調したのだが、相手は平民の少女。
遠回しに二人を注意するも‥
「所詮あなたは他人だもの!」
「部外者がしゃしゃりでるな!」
十年以上も尽くしてきた二人の心のない言葉に愛想を尽かしたのだ。
「所詮私は他人でしかないので本当の赤の他人になりましょう」
関係を断ったリーゼロッテは国を出て隣国で生きていくことを決めたのだが…
一方リーゼロッテが学園から姿を消したことで二人は王家からも責められ、孤立してしまうのだった。
なんとか学園に連れ戻そうと試みるのだが…
【R18】清掃員加藤望、社長の弱みを握りに来ました!
Bu-cha
恋愛
ずっと好きだった初恋の相手、社長の弱みを握る為に頑張ります!!にゃんっ♥
財閥の分家の家に代々遣える“秘書”という立場の“家”に生まれた加藤望。
”秘書“としての適正がない”ダメ秘書“の望が12月25日の朝、愛している人から連れてこられた場所は初恋の男の人の家だった。
財閥の本家の長男からの指示、”星野青(じょう)の弱みを握ってくる“という仕事。
財閥が青さんの会社を吸収する為に私を任命した・・・!!
青さんの弱みを握る為、“ダメ秘書”は今日から頑張ります!!
関連物語
『お嬢様は“いけないコト”がしたい』
『“純”の純愛ではない“愛”の鍵』連載中
『雪の上に犬と猿。たまに男と女。』
エブリスタさんにて恋愛トレンドランキング最高11位
『好き好き大好きの嘘』
エブリスタさんにて恋愛トレンドランキング最高36位
『約束したでしょ?忘れちゃった?』
エブリスタさんにて恋愛トレンドランキング最高30位
※表紙イラスト Bu-cha作
ドン引きするくらいエッチなわたしに年下の彼ができました
中七七三
恋愛
わたしっておかしいの?
小さいころからエッチなことが大好きだった。
そして、小学校のときに起こしてしまった事件。
「アナタ! 女の子なのになにしてるの!」
その母親の言葉が大人になっても頭から離れない。
エッチじゃいけないの?
でも、エッチは大好きなのに。
それでも……
わたしは、男の人と付き合えない――
だって、男の人がドン引きするぐらい
エッチだったから。
嫌われるのが怖いから。
死にたがり(愛されたがり)の悪役令息
たまも。
BL
⚠️自○表現あり⚠️
タイトルに⚠️マーク→暴力・自○表現強
タイトルに※マーク→R18
死にたがりがなろう系BLアニメの世界の悪役令息に成り代わり、悪役令息を演じきって断罪されようとする話。
出てくる攻めは大体ヤンデレ。
受けも攻めも色々拗らせてます。
初めての小説なので拙いところもありますが、読んでいただけると大変嬉しいです(*ˊᵕˋ*)
よろしくお願い致します。
噂好きのローレッタ
水谷繭
恋愛
公爵令嬢リディアの婚約者は、レフィオル王国の第一王子アデルバート殿下だ。しかし、彼はリディアに冷たく、最近は小動物のように愛らしい男爵令嬢フィオナのほうばかり気にかけている。
ついには殿下とフィオナがつき合っているのではないかという噂まで耳にしたリディアは、婚約解消を申し出ることに。しかし、アデルバートは全く納得していないようで……。
※二部以降雰囲気が変わるので、ご注意ください。少し後味悪いかもしれません(主人公はハピエンです)
※小説家になろうにも掲載しています
◆表紙画像はGirly Dropさんからお借りしました
(旧題:婚約者は愛らしい男爵令嬢さんのほうがお好きなようなので、婚約解消を申し出てみました)
悪役令息の従者に転職しました
*
BL
暗殺者なのに無様な失敗で死にそうになった俺をたすけてくれたのは、BLゲームで、どのルートでも殺されて悲惨な最期を迎える悪役令息でした。
依頼人には死んだことにして、悪役令息の従者に転職しました!
スパダリ(本人の希望)な従者と、ちっちゃくて可愛い悪役令息の、溺愛無双なお話です。
ハードな境遇も利用して元気にほのぼのコメディです! たぶん!(笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる