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番外編
策士カリン
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「エル様…ここの予算ですがコレくらい、こちらの予算はコレくらいで如何ですか?」
「うん。良いと思うよ…。こっちはこうでここはああして…後はカリンが提案したとおりで」
「はい。はい。では、こちらはどういたしましょうか?」
「ああ…コレか…。確か…これの見積もりは何かに纏めていなかったかなぁ?」
「…そう言われますと…確かに。これは一度…纏めた様な気がしますね?」
「だろ?何だったっけ…」
「私の記憶が確かなら私の執務室で纏めませんでしたか?」
「言われてみるとそんな気がするな。よし、思い出したうちに先に執務室へと足を運びコレから済ませるとしよう…。予定は大丈夫だろ?」
「はい。問題ありません。全て前倒しして処理していますので…」
「カリンのお陰だな」
「いえいえ、エル様の仕事が早いからですよ」
「謙遜しなくていい。カリンのお陰で政務でも何でも捗っているんだから…」
「あ、ありがとうございます」
照れるカリンは可愛いな。普段は真面目でクールな彼女が俺にしか魅せない表情。照れ隠しとばかりに艶のある髪をイジイジ…。うん。こういう仕草もいいよね。
♢
カリンの執務室へと俺達はすぐさま移動。
「相変わらずここは綺麗に整理されてるな」
「いつ必要になるか分かりませんから…当然です。ただ物が増えすぎて部屋を圧迫はしていますが…」
「お目当ての物の場所も?」
「はい…。ただ少々お待ちいただけますか?確かあの辺りにまとめて置いておいた筈ですので…」
カリンが指し示した場所に視線を送ると本棚と本棚の間の更に奥にある本棚が僅かながら見える。俺は入れそうにないが小柄で細いカリンならなんとかいけるようだ。 狭いその本棚の間へと身を捩らせながらカリンが入っていく。
「んっ…しょっ…んっ…も、もう少し…奥っ…んんっ…あんっ……」
少し卑猥に聞こえるのは俺の心が汚れているからだろうか?
「と、取れました!」
ふぅ~~~。どうやら無事に取れたようだ。カリンは身を捩らせながらこちらへと戻って来る。
「エル様…お待たせし…」
“ビリッ…”
そんな音と共に本棚の間から俺の元へとカリンが勢いよく戻って来た。着ていた服は破けて上半身がはだけている。程よい大きさの綺麗な胸が露わになっている。ポッチも綺麗な桜色。
「っ…!?」
カリンもどうやら自分の様子に気が付いたようだ。
「み、見ました?」
慌てて露わになった胸を腕で隠す。なんとまぁ、その仕草の色っぽい事よ…。俺はカリンとの距離を詰める。何度も見ているが綺麗なものは綺麗だからな…。それにしても…
「…カリン」
「…えっ…エル…様?」
距離を詰めると上目遣いで俺を見上げるカリン。
「…図ったな?」
「…テヘッ。バレちゃいました?」
「だってブラしてないし…以前はそれでハメられたからな」
「だって…最近…エル様との時間が取れなくて…寂しくて…」
これはまさに初やつよのぉ~といった所だろうか…。
「夫婦なんだから…そういう時はいつでも言って欲しい。分かったかい、カリン?」
「は…はい…」
俺はカリンを抱き寄せ思ってる事を伝える。やっぱり夫婦って何でも話し合ってやっていかないとな。
「で、では…可愛がって…もらえますか?」
そう言ってカリンは腕で隠していた胸を俺にそっと見せてきた。
勿論。存分に可愛がらせてもらいますとも。カリンを優しく押し倒し…
「エル様…もう…準備出来ていますので…」
「ホントだ。濡れてるけど…もういいの?」
「はい♡」
ハッスルハッスル!!そしてハッスルを重ねる事の~それまたハッスルハッスル!!
後日談としてカリンがまた妊娠したのはこの時のハッスルが要因だろうな…。
「うん。良いと思うよ…。こっちはこうでここはああして…後はカリンが提案したとおりで」
「はい。はい。では、こちらはどういたしましょうか?」
「ああ…コレか…。確か…これの見積もりは何かに纏めていなかったかなぁ?」
「…そう言われますと…確かに。これは一度…纏めた様な気がしますね?」
「だろ?何だったっけ…」
「私の記憶が確かなら私の執務室で纏めませんでしたか?」
「言われてみるとそんな気がするな。よし、思い出したうちに先に執務室へと足を運びコレから済ませるとしよう…。予定は大丈夫だろ?」
「はい。問題ありません。全て前倒しして処理していますので…」
「カリンのお陰だな」
「いえいえ、エル様の仕事が早いからですよ」
「謙遜しなくていい。カリンのお陰で政務でも何でも捗っているんだから…」
「あ、ありがとうございます」
照れるカリンは可愛いな。普段は真面目でクールな彼女が俺にしか魅せない表情。照れ隠しとばかりに艶のある髪をイジイジ…。うん。こういう仕草もいいよね。
♢
カリンの執務室へと俺達はすぐさま移動。
「相変わらずここは綺麗に整理されてるな」
「いつ必要になるか分かりませんから…当然です。ただ物が増えすぎて部屋を圧迫はしていますが…」
「お目当ての物の場所も?」
「はい…。ただ少々お待ちいただけますか?確かあの辺りにまとめて置いておいた筈ですので…」
カリンが指し示した場所に視線を送ると本棚と本棚の間の更に奥にある本棚が僅かながら見える。俺は入れそうにないが小柄で細いカリンならなんとかいけるようだ。 狭いその本棚の間へと身を捩らせながらカリンが入っていく。
「んっ…しょっ…んっ…も、もう少し…奥っ…んんっ…あんっ……」
少し卑猥に聞こえるのは俺の心が汚れているからだろうか?
「と、取れました!」
ふぅ~~~。どうやら無事に取れたようだ。カリンは身を捩らせながらこちらへと戻って来る。
「エル様…お待たせし…」
“ビリッ…”
そんな音と共に本棚の間から俺の元へとカリンが勢いよく戻って来た。着ていた服は破けて上半身がはだけている。程よい大きさの綺麗な胸が露わになっている。ポッチも綺麗な桜色。
「っ…!?」
カリンもどうやら自分の様子に気が付いたようだ。
「み、見ました?」
慌てて露わになった胸を腕で隠す。なんとまぁ、その仕草の色っぽい事よ…。俺はカリンとの距離を詰める。何度も見ているが綺麗なものは綺麗だからな…。それにしても…
「…カリン」
「…えっ…エル…様?」
距離を詰めると上目遣いで俺を見上げるカリン。
「…図ったな?」
「…テヘッ。バレちゃいました?」
「だってブラしてないし…以前はそれでハメられたからな」
「だって…最近…エル様との時間が取れなくて…寂しくて…」
これはまさに初やつよのぉ~といった所だろうか…。
「夫婦なんだから…そういう時はいつでも言って欲しい。分かったかい、カリン?」
「は…はい…」
俺はカリンを抱き寄せ思ってる事を伝える。やっぱり夫婦って何でも話し合ってやっていかないとな。
「で、では…可愛がって…もらえますか?」
そう言ってカリンは腕で隠していた胸を俺にそっと見せてきた。
勿論。存分に可愛がらせてもらいますとも。カリンを優しく押し倒し…
「エル様…もう…準備出来ていますので…」
「ホントだ。濡れてるけど…もういいの?」
「はい♡」
ハッスルハッスル!!そしてハッスルを重ねる事の~それまたハッスルハッスル!!
後日談としてカリンがまた妊娠したのはこの時のハッスルが要因だろうな…。
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